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高薄豊次郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

高薄 豊次郎(たかすすき とよじろう、1901年明治34年)4月25日[1][2] - 1984年昭和59年)8月17日[2])は、日本の政治家室蘭市長(2期)。

経歴

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北海道庁立小樽商業学校(現・北海道小樽商業高等学校)卒[注 1]。卒業後の1921年雨竜郡納内村(現・深川市)書記補、1924年同書記、1925年収入役となり[1]1933年空知郡三笠山村(現・三笠市)書記、1936年空知郡岩見沢町(現・岩見沢市)書記、同主事、1941年根室郡根室町(現・根室市助役を経て、1945年根室郡歯舞村長となる[1]

戦後は1947年根室商工会常務理事、同事務局長[1]1949年室蘭市役所に入り、総務部長、1953年助役となる[1]。助役時代は「名助役」と謳われた[1]

1963年の市長選挙に立候補し、現職の熊谷綾雄を破った[3]1967年に再選[3]。市長時代は所得倍増計画と国土総合開発計画実現に移され、室蘭市は新産業都市に指定された[1]。外港の築設、陣屋工業地帯の造成、工業用水の確保、第二国道の建設などが進められた[1]。また、白鳥台ニュータウンや水元団地の建設、上下水道と道路工事の着工、住居表示の実施、中央卸売市場の開設など市勢は発展を遂げた[1]

1971年の市長選挙では選挙中に事故に遭い[3]、会社社長の長谷川正治に敗れた[3]。1984年死去。

脚注

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注釈

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  1. ^ 『日本歴代の市長』第1巻 699頁には「小樽区立商業学校修了」と記載。

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i 『日本の歴代市長』第1巻、69頁。
  2. ^ a b 『全国歴代知事・市長総覧』、16頁。
  3. ^ a b c d 『新室蘭市史』第2巻、175頁。

参考文献

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  • 『新室蘭市史』第2巻、室蘭市史編さん委員会編、1981年。
  • 歴代知事編纂会編『日本の歴代市長』第1巻、歴代知事編纂会、1983年。
  • 『全国歴代知事・市長総覧』日外アソシエーツ、2022年。