玉名駅
玉名駅[* 1] | |
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北口(2006年10月) | |
たまな Tamana | |
◄大野下 (4.5 km) (4.2 km) 肥後伊倉► | |
所在地 | 熊本県玉名市中1046 |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 | ■鹿児島本線 |
キロ程 | 168.6 km(門司港起点) |
電報略号 | タマ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- |
2,065人/日(降車客含まず) -2021年- |
開業年月日 | 1891年(明治24年)4月1日[1] |
備考 | |
玉名駅(たまなえき)は、熊本県玉名市中にある、九州旅客鉄道(JR九州)鹿児島本線の駅である。
全定期旅客列車が停車する。1日に数本始発・終着列車が設定されている。
玉名市の中心駅であるが、九州新幹線開通により広域輸送の役割は新玉名駅に移行したため、現在当駅を発着する優等列車は無く、現在では熊本県内第7位の乗降客数である。九州新幹線開通前は、当駅にも特急「リレーつばめ」と「有明」が停車していた。
歴史
[編集]- 1891年(明治24年)
- 1907年(明治40年)7月1日:九州鉄道(初代)が国有化され帝国鉄道庁が所管[1]。
- 1956年(昭和31年)4月10日:玉名駅に駅名改称[1]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:専用線発着車扱貨物を除く貨物取扱廃止[1]。
- 1985年(昭和60年)3月14日:荷物扱い廃止[1]。
- 1986年(昭和61年)3月3日:専用線発着車扱貨物取扱廃止[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR九州の駅となる[1]。
- 2011年(平成23年)3月12日:九州新幹線開通、優等列車は深夜・早朝の「有明」1往復を除き廃止された。この「有明」も2014年(平成26年)3月15日限りで廃止されている。
- 2012年(平成24年)12月1日:交通系ICカードSUGOCA対応[3]。
- 2023年(令和5年)10月1日:駅営業形態をJR九州サービスサポートによる業務委託駅から[4]、九州旅客鉄道本体による直営駅へ変更[5]。
駅構造
[編集]単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線を有する地上駅。互いのホームは跨線橋で連絡している。現駅舎は2代目で1960年(昭和35年)10月築である。
直営駅であるが駅長の配置はない。みどりの窓口が設置されている[2]。
2012年12月1日よりSUGOCAが利用可能となったが、自動改札機設置は行われず、現在はIC読取機のみ設置している。
かつては車扱貨物取扱も行っていたため、構内は比較的広い。1956年10月まで駅南側に存在した高瀬火力発電所への専用線をルーツに駅の近隣に九州電力玉名事業所、協同組合飼料、南側に九州プラスチック工業、電気化学工業玉名工場、天水町農協倉庫、西側に日本セメント玉名サービスステーションなど多数の専用線が存在していたが1984年2月ダイヤ改正までに大半が廃止された。末期は鹿児島本線と駅西側に並行する形で存在した日本セメント玉名サービスステーション(後に閉鎖)と東側(熊本側)から南側にスイッチバックする形で線路が伸びていた九州プラスチック工業の2つの専用線が原料や製品等の貨物輸送を行っていたが、これらも1986年3月ダイヤ改正で全てトラック輸送に切替えられて廃止された。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
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1 | ■鹿児島本線 | 下り | 熊本・八代/肥後大津方面 | |
2 | 折り返し・貨物待避・SL人吉はこのホームから発車。 | |||
上り | 大牟田・久留米・博多方面 | |||
3 |
- 一部列車は、豊肥本線水前寺・肥後大津方面へ直通。
-
構内(2006年10月)
-
蓮華院誕生寺の大梵鐘を描いた駅名標(2006年10月)
駅構内にある施設
[編集]- コッペパン専門店 こっぺりあ ダ・ラーハ(コッペパン)
九州新幹線開業前は、駅構内に「玉名駅旅行センター」・「駅レンタカー営業所」があったが、開業により新玉名駅に移転した。
利用状況
[編集]2016年以降の1日平均乗車人員の推移は以下の通り[6]。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
増加率 |
---|---|---|
2016年 | 2,770 | |
2017年 | 2,679 | -3.3% |
2018年 | 2,632 | -1.8% |
2019年 | 2,548 | -3.3% |
2020年 | 1,971 | -22.6% |
2021年 | 2,065 | |
2022年 | 2,085 |
駅周辺
[編集]当駅は玉名市中心部に位置し、ビジネスホテルやオフィス、商店が点在する。また、駅前には産交バス玉名駅前バス乗り場があり、市内各方面や桜町BT方面等の路線が利用可能。玉名市内には多くの学校があるため、朝・夕の通学時間帯は多くの学生が当駅で乗降している。
商業
[編集]学校
[編集]- 九州看護福祉大学
- 熊本県立玉名高等学校・附属中学校
- 熊本県立北稜高等学校
- 熊本県立玉名工業高等学校
- 玉名女子高等学校
- 専修大学熊本玉名高等学校
- 玉名市立玉名町小学校
- 玉名市立玉名中学校
- 玉名市立築山小学校
公共・病院
[編集]- 玉名市役所
- 玉名郵便局
- 市営桃田運動公園
観光
[編集]その他
[編集]バス路線
[編集]のりば | 運行事業者 | 系統・行先 |
---|---|---|
1 | 産交バス | 1:玉名市役所 A3-2:熊本桜町バスターミナル 4・44:九州看護福祉大学 16:寺尾病院 31・33:南関上町 37:菊水ロマン館 52・54:山鹿バスセンター 新玉名駅・九州看護福祉大学 玉名市街地循環バス(左回り) |
2 | 1・21:バスセンター 玉名市街地循環バス(右回り) |
新玉名駅との連絡
[編集]産交バスのダイヤによっては当駅停車列車と新玉名駅停車列車との連絡が上手く行かず、その場合には玉名市運営の乗合タクシー「いだてんタクシー」で移動可能。玉名市役所に利用登録申請→利用登録証発行→乗車前に電話で予約の流れで、玉名市民以外でも利用可能[7]。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、683頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b 玉名駅 - JR九州.2021年12月10日閲覧
- ^ 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2012年12月4日)
- ^ “北九州事業所”. JR九州サービスサポート. 2021年12月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月25日閲覧。
- ^ “鉄道駅業務”. JR九州サービスサポート. 2023年10月2日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2020年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2021年9月4日閲覧。
- ^ “乗合タクシーの運行について”. 2024年11月9日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 玉名駅(駅情報) - 九州旅客鉄道