松橋駅
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松橋駅 | |
---|---|
東口(2017年1月) | |
まつばせ Matsubase | |
◄宇土 (4.8 km) (6.2 km) 小川► | |
所在地 | 熊本県宇城市不知火町御領710[1][2] |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 | ■鹿児島本線 |
キロ程 | 212.3 km(門司港起点) |
電報略号 | マツ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 1面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
1,504人/日(降車客含まず) -2022年- |
開業年月日 | 1895年(明治28年)1月28日[1][3] |
備考 | 直営駅 |
松橋駅(まつばせえき)は、熊本県宇城市不知火町御領にある、九州旅客鉄道(JR九州)鹿児島本線の駅である[1]。
歴史
[編集]年表
[編集]- 1895年(明治28年)1月28日:九州鉄道(初代)の駅として開設[3]。
- 1907年(明治40年)7月1日:九州鉄道(初代)が国有化され帝国鉄道庁が所管[3]。
- 1934年(昭和9年)6月1日:当駅を経由する省営バス佐俣線が開通。
- 1945年(昭和20年)7月27日:空襲により駅構内に停車中の列車が機銃掃射を受け24名が死亡。
- 1969年(昭和44年)12月20日:国鉄バス佐俣線廃止。
- 1976年(昭和51年)10月25日:貨物取扱廃止[3]。
- 1985年(昭和60年)3月14日:荷物扱い廃止[3]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承[3]。
- 2004年(平成16年)3月13日:特急「九州横断特急」運転開始。
- 2012年(平成24年)12月1日:交通系ICカードSUGOCA対応[4]。
- 2015年(平成27年)
- 2016年(平成28年)
- 2017年(平成29年)3月:西口広場整備完了。
- 2021年(令和3年)11月19日:東口広場、第2期整備完了[9]。
- 2023年(令和5年)10月1日:駅営業形態をJR九州サービスサポートによる業務委託駅から[10]、九州旅客鉄道本体による直営駅へ変更[11]。
駅名の由来
[編集]- 開業時の地名・松橋町が由来、駅所在地は隣村であった不知火村だった。
- 古くは「松葉の瀬戸」や「松馳」と読まれていた。
- 「松橋駅」の近くにある宇土半島は元々は島であり、不知火海と有明海は海峡で繋がっていた。この海峡は古くから「松葉の瀬戸」と言われ、いつしか「まつばせ」になり「松馳」と記された。この地が大野川を徒渉したところで後に橋が架かり、今の「松橋」に改名したという。「松橋」を「まつはし」と呼ばないのにはこのような歴史があるためである。
駅構造
[編集]島式ホーム1面2線を有する地上駅で橋上駅舎を備える。東口と西口は自由通路で結ばれている。西口広場は2017年3月に整備完了した。
JR九州が運営する直営駅であるが、駅長の配置はない。
宇城市の中心駅であり、かつては宇土半島への観光地として賑わっており優等列車の停車駅で、一部特急列車や急行「えびの」「くまがわ」が停車していた。九州新幹線開業後は特急「九州横断特急」が早朝上り1本、夜間下り1本が停車していたが、2016年3月26日ダイヤ改正で特急列車が全て廃止され、2017年3月4日ダイヤ改正から運行を開始した特急列車も全列車通過となったため、普通列車のみの停車駅となった[7]。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■鹿児島本線 | 下り | 新八代・八代方面 |
2 | 上り | 熊本・玉名・大牟田方面 |
- 過去ののりばについて
- 2015年6月28日までは、駅舎から1番線(八代方面)・2番線(特急往来時期の待避線)・3番線(熊本方面)の2面3線だった。
-
構内(現在は島式ホームのみ運用)
利用状況
[編集]- 1日平均乗降人員の推移は以下の通り。
乗降人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
2005 | 3,574 |
2006 | 3,567 |
2007 | 3,474 |
2008 | 3,498 |
2009 | 3,336 |
2010 | 3,352 |
2016年からの1日平均乗車人員の推移は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
増加率 | 出典 |
---|---|---|---|
2016年 | 1,764 | [12] | |
2017年 | 1,758 | -0.3% | [13] |
2018年 | 1,736 | -1.1% | [14] |
2019年 | 1,724 | -0.7% | [15] |
2020年 | 1,340 | -22.3% | [16] |
2021年 | 1,426 | 6.4% | [17] |
2022年 | 1,504 | 5.5% | [18] |
駅周辺
[編集]西側は田畑と住宅が混在しているが、駅舎のある東側は松橋市街地を形成している。また、駅前には松橋駅前バス停がある。
- 宇城市役所
- 宇城市役所不知火支所
- 不知火美術館
- 不知火体育館
- 塚原平古墳
- 圓光寺
- 松橋神社
- 熊本県立松橋高等学校
- マルショク松橋駅前店
- 松橋郵便局
- 国道266号
- 熊本県道14号八代鏡宇土線
- 熊本県道181号松橋停車場線
- ウキウキロード - 広域農道
バス路線
[編集]- 松橋駅前
- 松橋駅通り
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d 『週刊 JR全駅・全車両基地』 33号 熊本駅・嘉例川駅・大畑駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年3月31日、24頁。
- ^ “熊本支店内各駅”. JR九州鉄道営業. 2016年4月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年10月30日閲覧。
- ^ a b c d e f 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、685頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2012年12月4日)
- ^ “松橋駅周辺整備工事に関するお知らせ”. 宇城市. 2016年9月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月17日閲覧。
- ^ “のりば変更のお知らせ”. 九州旅客鉄道 (2015年6月). 2015年6月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月17日閲覧。
- ^ a b “平成 28 年春ダイヤ改正” (PDF). 九州旅客鉄道 (2015年12月18日). 2022年6月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年12月19日閲覧。
- ^ 宮上良二: “JR松橋駅の新駅舎完成 地域の東西つなぐ「自由通路」も”. 西日本新聞経済電子版. 西日本新聞社. 2016年10月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月17日閲覧。
- ^ “THE UKI NEWS LETTER 東口駅前広場の工事が完了 JR松橋駅周辺が使いやすく便利になりました”. 令和4年広報うき「ウキカラ」1月号. 宇城市. pp. 22-23. 2022年12月17日閲覧。
- ^ “北九州事業所”. JR九州サービスサポート. 2021年12月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月25日閲覧。
- ^ “鉄道駅業務”. JR九州サービスサポート. 2023年10月2日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(平成28年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2017年8月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月1日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2017年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2019年7月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月1日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2018年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2020年3月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月1日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2019年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2020年8月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月1日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2020年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2021年8月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月1日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2021年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2022年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月1日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2022年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2024年3月1日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 松橋駅(駅情報) - 九州旅客鉄道