長洲駅
長洲駅 | |
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駅舎南口(2017年1月) | |
ながす Nagasu | |
◄南荒尾 (4.6 km) (4.7 km) 大野下► | |
熊本県玉名郡長洲町大字高浜1482[1][2] | |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 | ■鹿児島本線 |
キロ程 | 159.4 km(門司港起点) |
電報略号 | カス |
駅構造 | 地上駅(橋上駅)[1] |
ホーム | 2面3線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
556人/日(降車客含まず) -2021年- |
開業年月日 | 1891年(明治24年)4月1日[1] |
備考 | 簡易委託駅 |
長洲駅 配線図 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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長洲駅(ながすえき)は、熊本県玉名郡長洲町大字高浜にある、九州旅客鉄道(JR九州)鹿児島本線の駅である[1]。
歴史
[編集]年表
[編集]- 1891年(明治24年)4月1日:九州鉄道(初代)により開設[1]。
- 1907年(明治40年)7月1日:九州鉄道(初代)が国有化され帝国鉄道庁が所管[3]。
- 1962年(昭和37年)10月1日:貨物取廃止[3]。
- 1982年(昭和57年)9月:熊本県内初の橋上駅舎に改築[4]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[3]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承[3]。
- 1989年(平成元年)3月11日:みどりの窓口を設置[5]。
- 2012年(平成24年)12月1日:読取機を設置し、交通系ICカードSUGOCAに対応[6]。
- 2018年(平成30年)3月17日:特急「有明」が廃止[7]。
- 2022年(令和4年)
駅名の由来
[編集]開業時の地名(玉名郡長洲町)が由来。開業以来地名が変わっていない。
「長洲」の歴史は古く、1160年(永暦元年)、扇崎より三人の開拓僧が移り住んだのが始まりといわれている。当時は「長渚」「千鳥ヶ浜」「泣洲の浜」などと呼ばれていたが、その地形が「有明海に面した潮汐差の大きくて細長い洲」であったことから戦国時代頃には今の「長洲」になったと言われる。
元々は漁業中心の港町であったが、肥後藩主であった加藤清正や細川綱利による干拓事業によって今のような水田が作られた。
駅構造
[編集]単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線を有する地上駅。橋上駅舎を有する。大きな金魚のオブジェが、それぞれのプラットホームに1台ずつ設置(計2台)されている。
長洲町が駅業務を受託する簡易委託駅であり、シルバーセンターの人が配置されている。2012年12月1日よりSUGOCAが利用可能となるが、自動改札機の設置は行われず、ICの取機(SUGOCA簡易カードリーダー)のみ設置されている。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
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1・2 | ■鹿児島本線 | 下り | 玉名・熊本・八代方面 | 2番のりばは待避・始発用 |
2・3 | 上り | 大牟田・久留米・博多方面 |
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改札のSUGOCA簡易カードリーダー
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ホーム(2006年10月)
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3mほどある金魚のオブジェ
停車列車
[編集]現在では当駅を含む区間を通る定期旅客列車は普通列車のみとなっているため、当駅も普通列車のみ停車する。朝の下り1本のみ、当駅始発の普通列車が設定されている。
九州新幹線全通までは特急「有明」が停車しており、博多駅・熊本駅方面のいずれも概ね1時間に1本の特急が停車していた。2011年3月12日に九州新幹線が開業したため「有明」は朝夕夜間のみの運行となったのち、2014年3月15日ダイヤ改正では熊本駅発着の「有明」が廃止された[12]。その後もしばらく当駅発着(博多駅 - 長洲駅間)の「有明」は運行が続けられたが、2018年3月17日ダイヤ改正で「有明」は大牟田駅始発1本のみに削減され、大牟田 - 当駅間も定期運行の優等列車設定が無くなった[7](後に大牟田始発の有明も廃止)。
利用状況
[編集]2016年からの1日平均乗車人員の推移は下記の通り[13]。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
増加率 |
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2016年 | 735 | |
2017年 | 759 | 3.3% |
2018年 | 720 | -5.1% |
2019年 | 720 | 0.0% |
2020年 | 525 | -27.1% |
駅周辺
[編集]- 北口
- 南口
- 清里郵便局
- 長洲町役場
- 金魚と鯉の郷広場
- ジャパン マリンユナイテッド有明事業所 - 日立造船有明工場が隣接する。
- 長洲港 - 有明フェリーターミナルとは2.2km以上離れており、タクシーでも10分程を要する[1]。
過去には産交バスが駅前に発着していた[14](玉名、荒尾方面)。2020年9月末で廃止となり[15]予約制タクシーに移行した[16]。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 当初は3月11日にみどりの窓口の営業を終了する予定だったが、雇用契約の関係により3月12日から3月31日までの間は、JR九州グループの社員が派遣され窓口・案内業務などが行われた
出典
[編集]- ^ a b c d e f g 『週刊 JR全駅・全車両基地』 33号 熊本駅・嘉例川駅・大畑駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年3月31日、22頁。
- ^ “熊本支店内各駅”. JR九州鉄道営業. 2016年4月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年10月30日閲覧。
- ^ a b c d 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、682-683頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ “長洲駅装い新たにオープン”. 交通新聞 (交通協力会): p. 2. (1982年9月17日)
- ^ “10駅に「みどりの窓口」設置へ JR九州”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1989年3月5日)
- ^ 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2012年12月4日)
- ^ a b “平成30年3月にダイヤを見直します(熊本エリア)” (PDF). 九州旅客鉄道 (2017年12月15日). 2017年12月15日閲覧。
- ^ 『駅体制の見直しについて』(PDF)(プレスリリース)九州旅客鉄道、2021年12月23日。オリジナルの2021年12月23日時点におけるアーカイブ 。2021年12月24日閲覧。
- ^ 『自治体等との駅業務委託契約に向けた協議状況について』(PDF)(プレスリリース)九州旅客鉄道、2022年3月12日 。2022年3月17日閲覧。
- ^ “無人化の長洲駅 4月から“有人”に 町が予算「安心安全を」”. 熊本日日新聞. (2022年3月11日). オリジナルの2022年4月9日時点におけるアーカイブ。 2022年4月9日閲覧。
- ^ “無人となったJRの駅に町が人員を配置 熊本・長洲町”. 熊本朝日放送. (2022年4月2日). オリジナルの2022年4月2日時点におけるアーカイブ。 2022年4月9日閲覧。
- ^ 『平成26年春ダイヤ改正』(PDF)(プレスリリース)九州旅客鉄道、2013年12月20日。オリジナルの2014年11月9日時点におけるアーカイブ 。2013年12月26日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2020年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2021年9月4日閲覧。
- ^ “バス停の新設・名称変更・移設・廃止”. 九州産交バス. 2021年1月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月10日閲覧。
- ^ “【2020年10月1日】路線バスダイヤ改正のご案内”. 九州産交バス (2020年9月29日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月19日閲覧。
- ^ “きんぎょタクシー利用案内”. 長洲町(熊本県) (2022年9月1日). 2022年12月15日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 長洲駅(駅情報) - 九州旅客鉄道