コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

霞村 (東京都)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
かすみむら
霞村
廃止日 1951年4月1日
廃止理由 新設合併
青梅町霞村調布村青梅市
現在の自治体 青梅市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 関東地方
都道府県 東京都
西多摩郡
市町村コード なし(導入前に廃止)
面積 16.19[1] km2.
総人口 10,403
(1950年10月1日)
隣接自治体 【東京都】
青梅町調布村小曽木村
西多摩村瑞穂町
埼玉県
飯能町金子村
霞村役場
所在地 東京都西多摩郡霞村
座標 北緯35度47分17秒 東経139度16分30秒 / 北緯35.78817度 東経139.275度 / 35.78817; 139.275 (霞村)座標: 北緯35度47分17秒 東経139度16分30秒 / 北緯35.78817度 東経139.275度 / 35.78817; 139.275 (霞村)
ウィキプロジェクト
テンプレートを表示

霞村(かすみむら)は東京都の西部、西多摩郡に属していた

地理

[編集]

現在の青梅市の東部に位置する。

歴史

[編集]

村名の由来は、霞川によるとも、また霞下・霞ヶ関などの小字が多いことから名づけたともいう。

村域の変遷

[編集]

変遷表

1868年
以前
明治7年 明治22年
4月1日
昭和26年
4月1日
現在
今井村 霞村 青梅市 青梅市
藤橋村
新町村
木野下村
今寺村
谷野村
大門村
塩船村
吹上村
野上村
上師岡村 師岡村
下師岡村
根ヶ布村

大字

[編集]
  • 今井(いまい)
    • ※今井村時代からの旧大字(昭和48年完全廃止)としては以下の地名があり、現在も自治会等の区分として使われている[2][3]
    • 天神平・山根・城ノ腰・椎木沢・三郡坂・倭林・痩畝・七国峠・柳田 - 今井一丁目
    • 原今井・堀の内・七日市場・馬場崎 - 今井二丁目
    • 水窪 - 今井三丁目
    • 物見塚 - 今井三・五丁目
    • 上の台・焼塚 - 今井四丁目
    • 大久保 - 今井四・五丁目
    • 大達久保・はけ下・樽ノ口 - 今井五丁目
  • 藤橋(ふじはし)
  • 新町(しんまち)
  • 木野下(きのした)
  • 今寺(いまでら)
  • 谷野(やの)
  • 大門(だいもん)
  • 塩船(しおぶね)
  • 吹上(ふきあげ)
  • 野上(のがみ)
  • 師岡(もろおか)
  • 根ヶ布(ねかぶ)

行政

[編集]
歴代村長
歴代助役
  • 吉沢与八 1889年6月 - 1893年7月[4]
  • 秋葉貞次郎 1893年4月 - 1897年4月[4]
  • 川鍋丈助 1897年6月 - 1921年8月[4]
  • 関塚金太郎 1921年11月 - 1925年11月[5]
  • 百瀬真澄 1925年12月 - 1926年8月[5]
  • 野崎彦太郎 1926年8月 - 1930年8月[5]
  • 吉永太一 1926年7月 - 1947年4月[5]
  • 五十嵐與作 1943年4月 - 1944年7月[5]
  • 吉沢賢吾 1947年6月 - 1951年3月[5]

経済

[編集]

産業

[編集]
農業

『大日本篤農家名鑑』によれば、霞村の篤農家は「福岡禎三、宮川豊作、下田庄吉、山下半次郎、濱中八百太郎、野村伴蔵」などがいた[6]

人口・世帯

[編集]

人口

[編集]

総数 [単位: 人]

1913年(大正2年) 6,622[7]
1920年(大正9年) 6,261[8]
1925年(大正14年) 6,578[9]
1930年(昭和5年) 6,812[10]
1935年(昭和10年) 7,035[11]
1940年(昭和15年) 7,294[12]
1947年(昭和22年) 9,862[13]
1950年(昭和25年) 10,403[14]

世帯

[編集]

総数 [単位: 世帯]

1913年(大正2年) 900[7]
1920年(大正9年) 1,117[8]
1925年(大正14年) 1,182[9]
1930年(昭和5年) 1,214[10]
1935年(昭和10年) 1,268[11]
1940年(昭和15年) 1,320[12]

脚注

[編集]
  1. ^ 東京府市町村勢要覧. 昭和16年刊行 p.3 - 国立国会図書館デジタルコレクション
  2. ^ 『増補改訂 青梅市史 下巻』p.46
  3. ^ 『旧新町字 旧新地番 対照表 昭和54年4月1日施行(昭和52年2月5日現在地番)』
  4. ^ a b c d e f 『増補改訂 青梅市史 下巻』p.1219
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 『増補改訂 青梅市史 下巻』p.1220
  6. ^ 『大日本篤農家名鑑』281頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2022年3月26日閲覧。
  7. ^ a b 東京府西多摩郡第一囘郡勢一斑 p.36 - 国立国会図書館デジタルコレクション
  8. ^ a b 国勢調査速報. 世帯及人口 p.33 - 国立国会図書館デジタルコレクション
  9. ^ a b 国勢調査報告. 大正14年 第3巻 p.12 - 国立国会図書館デジタルコレクション
  10. ^ a b 東京府市町村勢要覧. 昭和6年9月刊 p.25 - 国立国会図書館デジタルコレクション
  11. ^ a b 東京府市町村勢要覧. 昭和11年12月刊 p.15 - 国立国会図書館デジタルコレクション
  12. ^ a b 東京府市町村勢要覧. 昭和16年刊行 p.15 - 国立国会図書館デジタルコレクション
  13. ^ 臨時国勢調査結果報告. 昭和22年 第2 p.35 - 国立国会図書館デジタルコレクション
  14. ^ 官報. 1951年02月10日 p.5 - 国立国会図書館デジタルコレクション

参考文献

[編集]
  • 大日本篤農家名鑑編纂所編『大日本篤農家名鑑』大日本篤農家名鑑編纂所、1910年。
  • 東京都西多摩郡役所『東京府西多摩郡第一囘郡勢一斑』、東京都西多摩郡役所、1914年11月。
  • 臨時国勢調査局『国勢調査速報. 世帯及人口』、帝国地方行政学会、1920-1921年。
  • 内閣統計局『国勢調査報告. 大正14年 第3巻』、内閣統計局、1926年。
  • 東京府知事官房調査課『東京府市町村勢要覧. 昭和6年9月刊』、東京府、1931年。
  • 東京府総務部調査課『東京府市町村勢要覧. 昭和11年12月刊』、東京府総務部調査課、1936年。
  • 東京府総務部調査課『東京府市町村勢要覧. 昭和16年刊行』、東京府総務部調査課、1941-1942年。
  • 総理庁統計局『臨時国勢調査結果報告. 昭和22年 第2』、1948年。
  • 大蔵省印刷局『官報. 1951年02月10日』、日本マイクロ写真、1951年。
  • 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 13 東京都』、角川書店、1978年、ISBN 4040011309
  • 東京都青梅市『旧新町字 旧新地番 対照表 昭和54年4月1日施行(昭和52年2月5日現在地番)』1979年。 
  • 青梅市史編さん委員会『増補改訂 青梅市史 下巻』1995年10月20日。 
  • 日本加除出版株式会社編集部『全国市町村名変遷総覧』、日本加除出版、2006年、ISBN 4817813180

関連項目

[編集]