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長谷川涼香

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

長谷川涼香
東京辰巳国際水泳場
(2020年2月16日撮影)
選手情報
フルネーム 長谷川涼香
国籍 日本の旗 日本
泳法 バタフライ
所属 東京ドーム
生年月日 (2000-01-25) 2000年1月25日(24歳)
生誕地 東京都北区
身長 166cm
体重 56kg
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リオ五輪本番会場での練習風景

長谷川 涼香(はせがわ すずか、2000年1月25日 - )は、東京都北区出身の競泳バタフライの選手。身長166cm。東京ドームに所属[1]

経歴

水泳のコーチだった父親の影響で0歳で浴槽に投げ込まれ、2歳前には1mの高さからプールに飛び込むなどして水に慣れ親しむと、3歳の時には本格的に水泳を習い始めた。5歳になると全ての泳法をマスターするまでになった[2]。中学入学直前に出場したジュニアオリンピック春季大会の100mバタフライで優勝した[3]北区立田端中学校1年の時にはジュニアオリンピック夏季大会の50mと100mバタフライで優勝を飾った。ジュニアオリンピック春季大会では100mと200mバタフライで優勝した[4]。2年の時には全国中学校水泳競技大会の100mバタフライで優勝した。ジュニアオリンピック春季大会では200mバタフライで優勝した[5]。3年の時には全国中学校水泳競技大会の100mバタフライで優勝すると、200mバタフライでも2分08秒87の中学新記録で2冠を達成した[6]ジュニアパンパシフィック選手権国体の100mバタフライでも優勝した[7]。オーストラリアで開催された国別対抗戦スーパーシリーズでは200mバタフライで2分07秒89の中学新記録を樹立して2位に入った[8]

淑徳巣鴨高校に入学すると、1年の時にはインターハイの100mバタフライで優勝、200mバタフライでは2位だった。国体では2連覇を果たした[9]。なお、長谷川の高校の1年後輩となる池江璃花子とは各種大会でこれまで競い合ってきた[1]。高校2年の時には日本選手権の100mバタフライでは3位にとどまったものの、200mバタフライでは派遣標準記録を突破する2分06秒92で世界チャンピオンの星奈津美に続く2位となり、2016年リオデジャネイロオリンピック代表に選出された。長谷川はこの際に「やっと緊張感から解放されて、楽になりました」「1年後輩の璃花子が先に五輪を決めたのを見ていたので、自分も行けるのはすごくうれしいですし、五輪では星さんにしっかりついていきたいです」と語った[2][10][11]。7月には国体の東京都代表選考会に出場すると、今季世界3位となる2分6秒00の好記録で優勝を飾り、オリンピックのメダル候補に躍り出た[12]。しかし、8月のリオデジャネイロオリンピックでは決勝に進めず9位に終わった[13]。オリンピック直後に出場したインターハイでは100mと200mバタフライで2冠を達成した[14]

2017年、高校3年となってすぐの日本選手権(日本ガイシホール)では、200mバタフライで2分6秒29のタイムを出して初の優勝を飾った[15]世界選手権の200mバタフライでは6位だった[16]世界ジュニアでは200mバタフライで2位となった[17]。10月3日には日本大学スポーツ科学部でAO入試試験に合格した[18]

東京オリンピックでは競泳女子200mバタフライ準決勝に出場し、2分09秒42のタイムで全体の9位となり決勝進出はならなかった[19]

人物

競馬ファンだった父親が、G1馬のサイレンススズカより名前を拝借した。また、元オリンピック競泳選手の千葉すずの名からもあやかっている。「バカになりたくないです」と、勉強時間は練習時間と同じ2時間を充てている。朝6時から勉強に取り組むこともあるらしい。一方、アイドルグループの[注釈 1]の大ファンで、試合前には必ず嵐の曲を口ずさんでリラックスすることを心がけている[1][2]

主な戦績

自己ベスト

長水路
  • 100mバタフライ 57秒49[20]
  • 200mバタフライ 2分5秒62[20]

脚注

注釈

  1. ^ 櫻井翔とは同じ誕生日(1月25日)にあたる。

出典

  1. ^ a b c 長谷川アラカルト 名前の由来は千葉すず&サイレンススズカ スポーツニッポン 2016年4月8日
  2. ^ a b c 16歳長谷川 2位で夢切符「緊張感から解放されて楽になりました」 スポーツニッポン 2016年4月8日
  3. ^ 競泳リザルト2011
  4. ^ 競泳リザルト2012
  5. ^ 競泳リザルト2013
  6. ^ 【競泳・飛込】第54回全国中学校水泳競技大会 第3日目
  7. ^ 競泳リザルト2014
  8. ^ 水泳強化合宿 15歳の長谷川涼香に注目 日刊スポーツ 2015年2月11日
  9. ^ 競泳リザルト2015
  10. ^ 女子200mバタフライ 星と長谷川が五輪代表に (NHK) - ウェイバックマシン(2016年4月11日アーカイブ分)
  11. ^ 池江璃花子が筆頭。リオでの活躍に期待大の新世代スイマーたち スポルティーバ 2016年4月11日付
  12. ^ 長谷川涼香が一気メダル候補 今季日本最高マーク 日刊スポーツ 2016年7月10日
  13. ^ 璃花子の先輩、16歳の長谷川涼香は決勝進出ならず/競泳
  14. ^ リオ五輪代表・長谷川涼香 インターハイでバタフライ連覇
  15. ^ “17歳長谷川涼香が初優勝、引退星さんハッパで気合”. ニッカンスポーツ・コム. 日刊スポーツ新聞社. (2017年4月16日). https://www.nikkansports.com/sports/news/1808596.html 2017年4月16日閲覧。 
  16. ^ 17歳長谷川、女子200バタで6位「いい経験できた」/競泳
  17. ^ 長谷川涼香が2位 競泳世界ジュニア選手権女子200バタ
  18. ^ サンケイスポーツ(2017年10月3日)
  19. ^ “長谷川涼香、全体9位で決勝進出ならず「この舞台で泳げたことをこれからの経験に」女子200バタ”. Sponichi Annex. https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2021/07/28/kiji/20210728s00008000263000c.html 2021年7月28日閲覧。 
  20. ^ a b 競泳・長谷川涼香「ヨッシャ」金メダル相当のタイムで自己ベスト 女子200mバタ

外部リンク