オリンピックチャンネル
| オリンピックチャンネル | |
|---|---|
 | |
| 開局日 | 2016年8月21日 |
| 所有者 | 国際オリンピック委員会 |
| 映像方式 | HDTV (1080i 16:9) |
| スローガン | Where The Games Never End |
| 言語 | 英語、アラビア語、イタリア語、韓国語、スペイン語、ドイツ語、日本語、ヒンディー語、フランス語、ポルトガル語、ロシア語[1] |
| 本社 | スペイン、マドリード[2] |
| ウェブサイト | Olympic Channel |
オリンピックチャンネル（Olympic Channel）は、インターネットテレビ局。2016年8月21日に、リオデジャネイロオリンピック閉幕にあわせて開局した。
概要
[編集]2014年12月にモナコで行われた第127次国際オリンピック委員会（IOC）総会において採択された「オリンピック・アジェンダ2020」[3]に基づいて開設された[4]。スペインのOlympic Channel Services S.L.により運営される[2][5]。
若者にオリンピックをアピールすることや、既存のメディアでは比較的メジャーな競技のみが扱われていることへの対策を目的としているとされる[6]。過去の大会映像、ドキュメンタリー等のオリジナル番組、オリンピック以外のスポーツイベント等を配信している。オリジナル番組等は、公式ウェブサイト、モバイルアプリのほか、Amazon Fire TV、Android TV、Apple TV、Roku等で配信されている。
創設パートナー企業として、ブリヂストン[7][8]、トヨタ[9]、アリババグループ[10]が協賛している。
パートナー放送局
[編集]各地の放送局等と提携して、地域版のチャンネルを立ち上げたり、各放送局・配信サービスにコンテンツを提供している場合がある。
日本
[編集]日本放送協会（NHK）と日本民間放送連盟（民放連）及び民放連加盟各社で構成されるジャパンコンソーシアムと協力している[11]。
北米地域
[編集]アメリカでは、NBCスポーツと米国オリンピック委員会の合弁事業であるNBCオリンピックスの提携により、2017年7月15日からケーブルテレビチャンネルとして運営されている[12][13][14][15]。NBCは、2022年9月に同チャンネルを閉鎖すると発表した[16]。
カナダでは、CBCテレビジョンと提携し、2020年7月23日からストリーミングサービス「CBC Gem」での提供を行っている[17]。
欧州地域
[編集]ユーロスポーツと提携し、欧州各国へのコンテンツの提供を行っている[18]。スイス及びリヒテンシュタインでは、スイスコムと提携し、2019年から配信している[19]。
オーストラリア
[編集]セブン・ネットワークが運営するVOD・ストリーミングサービスの7plusと提携し、2019年から配信している[20]
中国
[編集]中央広播電視総台と提携し、2021年10月からCCTV-16奥林匹克として放送されている[21]。
カタールのBeINメディア・グループと提携し、2017年から配信している[22][23]
中南米地域
[編集]ブラジルのグルーポ・グローボと提携し、2018年8月から同社の系列の無料テレビ、有料テレビ、配信サービス等でコンテンツを提供している[24]。また、メキシコのClaro Sportsと連携し、2019年からアルゼンチン、ボリビア、チリ、コロンビア、コスタリカ、ドミニカ共和国、エクアドル、エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラス、メキシコ、ニカラグア、パナマ、パラグアイ、ペルー、ウルグアイ、ベネズエラにおいて配信している[25]
受賞歴
[編集]2021年のウェビー賞では、「What Moves Me」が、The Webby Award 及び The Webby People's Voice Awardを受賞し[26]、「Mariah: A Boxer's Dream」及び「Inspired by sport」が The Webby Awardを受賞した[27][28][29]。2024年のウェビー賞では、「Ornella: knocking down social prejudices pursuing her Olympic dream」がThe Webby Awardを受賞した[30]。
2023年の第44回スポーツ・エミー賞の長編ドキュメンタリー部門に、Netflixと共同制作した「リディームチーム: 王座奪還への道」が選ばれた[31]。
関連項目
[編集]- オリンピック放送機構（OBS）
外部リンク
[編集]脚注
[編集]- ^ “Olympic Channel commemorates three-year anniversary with growth across multiple platforms”. 国際オリンピック委員会 (2019年8月22日). 2024年7月28日閲覧。
- ^ a b オリンピックチャンネルの企業情報
- ^ “オリンピック・アジェンダ2020 20+20 提言” (2014年11月18日). 2024年7月27日閲覧。
- ^ “オリンピック・アジェンダ2020+5”. 日本オリンピック委員会. 2024年7月27日閲覧。
- ^ オリンピックチャンネルのトップページ
- ^ “アジェンダ2020を読み解く - スポーツアカデミー2014 第8回”. 笹川スポーツ財団. 2024-0-24閲覧。
- ^ “ブリヂストン、オリンピック・チャンネルの創業のパートナーに”. オートモーティブ・ジョブズ (2016年8月20日). 2024年7月27日閲覧。
- ^ “Bridgestone Named First Founding Partner of Olympic Channel”. 国際オリンピック委員会 (2016年8月15日). 2024年7月28日閲覧。
- ^ “Worldwide TOP Partner Toyota becomes Founding Partner of Olympic Channel”. 国際オリンピック委員会 (2016年8月16日). 2024年7月28日閲覧。
- ^ “国際オリンピック委員会とアリババグループが歴史的な長期パートナーシップを締結、アリババは2028年までワールドワイド・オリンピック・パートナーに”. Business Wire (2017年1月24日). 2024年7月28日閲覧。
- ^ “Olympic Channel and Japan Consortium Announce Strategic Distribution Partnership”. 国際オリンピック委員会 (2018年3月1日). 2024年7月28日閲覧。
- ^ Lieberman, David (2015年11月16日). “NBC Sports Group Picks Up Events That Aired On Universal Sports Network” (英語). Deadline 2017年7月14日閲覧。
- ^ Hipes, Patrick (2015年10月22日). “Universal Sports Network Being Shuttered By NBCU” (英語). Deadline 2017年7月14日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “NBCUniversal Sets Olympic Channel Launch Date” (英語). The Hollywood Reporter 2017年7月14日閲覧。
- ^ “Olympic Channel TV network set to launch”. NBCSports.com (15 December 2016). May 11, 2017閲覧。
- ^ John Ourand (2022年7月1日). “NBC shutting down Olympic Channel in September” 2024年7月28日閲覧。
- ^ “CBC AND OLYMPIC CHANNEL PARTNER TO BRING 24-HOUR DIGITAL LIVESTREAM TO CBC GEM IN CANADA”. CBC Media Centre (2020年7月23日). 2024年7月28日閲覧。
- ^ “Olympic flame to burn brighter all year-round with new Discovery Communications and Olympic Channel partnership in Europe”. 国際オリンピック委員会 (2017年7月28日). 2024年7月28日閲覧。
- ^ Heather McLean (2019年10月31日). “Olympic Channel launches on Swisscom TV in Switzerland and Liechtenstein”. SVG Europe 2024年7月28日閲覧。
- ^ Mike Rowbottom (2019年7月19日). “Olympic Channel launches on 7plus in Australia” (英語). insidethegames.biz 2024年7月28日閲覧。
- ^ “世界初のオリンピックチャンネルが誕生”. AFPBB News (2021年10月13日). 2024年7月28日閲覧。
- ^ Sam Carp (2017年9月4日). “Olympic Channel announces BeIN tie-up” (英語). SportsPro 2024年7月28日閲覧。
- ^ “Olympic Channel and beIN MEDIA GROUP Announce Partnership”. 国際オリンピック委員会 (2017年9月4日). 2024年7月28日閲覧。
- ^ “Olympic Channel and Grupo Globo Announce Strategic Distribution Partnership in Brazil”. 国際オリンピック委員会 (2018年5月9日). 2024年7月28日閲覧。
- ^ Daniel Etchells (2019年1月24日). “Olympic Channel and Claro Sports announce strategic distribution partnership in Latin America” (英語). insidethegames.biz 2024年7月28日閲覧。
- ^ “What Moves Me”. The Webby Awards. 2024年7月28日閲覧。
- ^ “Mariah: A Boxer's Dream”. The Webby Awards. 2024年7月28日閲覧。
- ^ “Inspired by sport”. The Webby Awards. 2024年7月28日閲覧。
- ^ “The Olympic Channel recognised by The Webby Awards for excellence in digital storytelling through sport”. 国際オリンピック委員会 (2021年5月21日). 2024年7月28日閲覧。
- ^ “Ornella: knocking down social prejudices pursuing her Olympic dream”. The Webby Awards. 2024年7月28日閲覧。
- ^ “The Redeem Team documentary wins Sports Emmy Award”. 国際オリンピック委員会 (2023年5月23日). 2024年7月28日閲覧。
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