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鈴木越雄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

鈴木 越雄(すずき えつお、1915年大正4年)9月11日 - 1985年昭和60年)10月20日)は、日本の囲碁棋士久保松勝喜代名誉九段門下、日本棋院関西棋院に所属、九段。旧名憲章。中央重視の棋風で知られる。

1931年入段。 1949年第5期本因坊戦で、五段級予選、六・七段級予選を勝抜いて挑戦者決定リーグ入り。中央を重視する特異な棋風で注目された。1950年、関西棋院独立に参加。その後越雄に改名。1962年、第2期名人戦リーグ入り(七段)。1969年八段。1985年死去、追贈九段。

主な実績

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棋風

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中央を重視する棋風で知られ、一手目を5の9(辺のの斜め上)に打つなど意表を突く布石作戦を採ることがままあった。自ら自分の碁を「素人碁」と称し、「自分だけの碁を創りたいものだ」と語っていた。中でも1956年、当時全盛の呉清源に先で対し、小目肩ツキという思い切った打ち方で8目勝ちを収めた碁は有名である。

  • 1956年11月13・14日 呉九段対新進戦(鈴木先番)

高目の2連打から、黒5と小目に肩ツキするという思い切った中央布石。


以下黒29まで大模様を構築、呉に完勝した。

参考文献

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