野村美紀子
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野村 美紀子(のむら みきこ、1940年10月1日 - )は、日本の翻訳家。
人物・来歴
[編集]東京生まれ。東京大学大学院宗教学専攻修士課程修了。 ドイツ語の学術書を中心に翻訳する。 当初はユング派のものが多くその主著『変容の象徴』を全訳、その後悪魔学、ドイツ現代史などを中心に仕事をしている[1]。
翻訳
[編集]- 『メルヘンと女性心理』(M.-L.フォン・フランツ、秋山さと子共訳、海鳴社) 1979.1
- 『ユングの人間論』(カール・グスタフ・ユング、秋山さと子共訳、思索社) 1980.5
- 『ヨブへの答え』(C・G・ユング、ヨルダン社) 1981.3
- 『ユングの象徴論』(カール・グスタフ・ユング、思索社) 1981.11
- 『1985年 続ジョージ・オーウェル「1984年」』(ジェルジ・ダロス、柘植書房) 1984.10
- 『芸術と創造的無意識』(エーリッヒ・ノイマン、氏原寛共訳、創元社、ユング心理学選書) 1984.5
- 『変容の象徴 精神分裂病の前駆症状』(ユング、筑摩書房) 1985.2、のち学芸文庫
- 『ハンス・アイスラー 人と音楽』(アルブレヒト・ベッツ、浅野利昭共訳、晶文社) 1985.2
- 『子どもと悪 絵を描く集団治療』(クリスティアーネ・ルッツ、晶文社) 1985.10
- 『ユングと聖書』(W・G・ロリンズ、教文館) 1986.3
- 『悪魔との対話』(L・コワコフスキ、筑摩書房) 1986.4
- 『ダヤン / ゆりの花蔭に』(ミルチャ・エリアーデ、筑摩書房) 1986.9
- 『魂の言葉としての夢 ユング心理学の夢分析』(ハンス・ディークマン、紀伊国屋書店) 1988.8
- 『フルトヴェングラーを讃えて 巨匠の今日的意味』(ゴットフリート・クラウス編、音楽之友社) 1989.1
- 『三人の「科学者」と「神」 情報時代に「生の意味」を問う』(ロバート・ライト、どうぶつ社) 1990.10
- 『ヴァンパイアと屍体 死と埋葬のフォークロア』(ポール・バーバー、工作舎) 1991.7 ISBN 978-4-87502-542-9
- 『フィガロの誕生 モーツァルトとフランス革命』(イヴァン・ナーゲル、音楽之友社) 1992.3
- 『五つの感覚 イタロ・カルヴィーノ追想』(F・ゴンサレス=クルッシ、工作舎) 1993.10 ISBN 978-4-87502-224-4
- 『ベンヤミンの黒い鞄 亡命の記録』(リーザ・フィトコ、晶文社) 1993.6
- 『僕は銃と鉄条網に囲まれて育った ホロコーストを生き残った子どもの記録』(トマス・ジーヴ、どうぶつ社) 1993.5
- 『ビスマルク 生粋のプロイセン人・帝国創建の父』(エルンスト・エンゲルベルク、海鳴社) 1996.3
- 『大衆の装飾』(ジークフリート・クラカウアー、船戸満之共訳、法政大学出版局、叢書・ウニベルシタス) 1996.3
- 『世界の没落』(ゲルハルト・マルセル・マルティーン、青土社) 1996.12
- 『異端の歴史』(D・クリスティ=マレイ、教文館) 1997.10
- 『マルクス論』(エルンスト・ブロッホ、船戸満之共訳、作品社) 1998.4
- 『誤解されたイエス』(R・ハイリゲンタール、教文館) 1998.6
- 『西暦はどのようにして生まれたのか』(H・マイアー、教文館) 1999.9
- 『シャーマニズムと想像力 ディドロ、モーツァルト、ゲーテへの衝撃』(グローリア・フラハティ、工作舎) 2005.8 ISBN 978-4-87502-387-6
J・B・ラッセル
[編集]- 『悪魔 古代から原始キリスト教まで』(J・B・ラッセル、教文館) 1984.5
- 『サタン 初期キリスト教の伝統』(J・B・ラッセル、教文館) 1987.4
- 『魔術の歴史』(J・B・ラッセル、筑摩書房) 1987.8
- 『ルシファー 中世の悪魔』(J・B・ラッセル、教文館) 1989.2
- 『メフィストフェレス 近代世界の悪魔』(J・B・ラッセル、教文館) 1991.4
- 『天国の歴史 歌う沈黙』(J・B・ラッセル、教文館) 1998.12
脚注
[編集]- ^ 『現代日本人名録』