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釈迦院 (胎蔵曼荼羅)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
胎蔵曼荼羅

釈迦院(しゃかいん)は両界曼荼羅の一つ胎蔵曼荼羅の中央上部(蓮華部院遍知院金剛手院の上)に位置する区画(院)。

釈迦を含む歴史上の釈迦の弟子、釈迦の徳を示す仏尊などが配される院。現実的な救済、教化を表している。

主尊の釈迦如来(釈尊)を中央に、釈迦の四侍尊(虚空蔵菩薩・観自在菩薩・無能勝金剛・無能勝妃)の他、 遍知眼、毫相、五仏頂、三仏頂など、計39の諸菩薩・釈迦弟子によって構成される。

左側 上9尊・下8尊
如来捨
にょらいしゃ
如来喜
にょらいき
舎利弗
しゃりほつ
迦葉波
かしょうは
須菩提
しゅぼだい
大目犍連
だいもくけんれん
多摩羅香辟支仏
たまらこうびゃくしぶつ
栴檀香辟支仏
せんだんこうびゃくしぶつ
如来爍乞底
にょらいしゃきち
如来慈
にょらいじ
如来愍
にょらいみん
如来悲
にょらいひ
無量声仏頂
むりょうしょうぶっちょう
光聚仏頂
こうじゅぶっちょう
大転輪仏頂
だいてんりんぶっちょう
如来毫相
にょらいごうそう
一切如来宝
いっさいにょらいほう
中央 5尊
虚空蔵菩薩
こくうぞうぼさつ
観自在菩薩
かんじざいぼさつ
釈迦牟尼
しゃかむに
無能勝妃
むのうしょうひ
無能勝金剛
むのうしょうこんごう
右側 上9尊・下8尊
如来牙
にょらいげ
輪輻辟支仏
りんぶくびゃくしぶつ
宝輻辟支仏
ほうぶくびゃくしぶつ
拘絺羅
くちら
阿難
あなん
迦旃延
かせんねん
憂波利
うはり
智拘絺羅
ちくちら
供養雲海
くよううんかい
白傘蓋仏頂
びゃくさんがいぶっちょう
勝仏頂転輪
しょうぶっちょうてんりん
最勝仏頂転輪
さいしょうぶっちょうてんりん
高仏頂
こうぶっちょう
摧砕仏頂
さいさいぶっちょう
如来舌
にょらいぜつ
如来語
にょらいご
如来笑
にょらいしょう

参考文献

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