西八代郡
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人口13,669人、面積75.18km²、人口密度182人/km²。(2024年10月1日、推計人口)。
以下の1町を含む。
- 市川三郷町(いちかわみさとちょう)
郡域
1878年(明治11年)に発足した当時の郡域は、上記1町のほか、以下の区域にあたる。当初は富士川の左岸が本郡、右岸が南巨摩郡であったが、合併を経るごとに徐々に南巨摩郡に編入され、大幅に縮小した。
歴史
郡発足までの沿革
知行 | 村数 | 村名 | |
---|---|---|---|
幕府領 | 市川代官所 | 78村 | ●上野村、○大塚村、畑熊村、垈村、下芦川村、梯村、古関村、精進村、本栖村、●市川大門村、印沢村、●高田村、●下大鳥居村、黒沢村、熊沢村、○八ノ尻村、○山家村、落居村、葛籠沢村、宮原村、岩下村、五八村、寺所村、嶺村、久保村、大山村、柴草村、大磯小磯村、根子村、●瀬戸村、羽鹿島村、楠甫村、岩間村、鴨狩津向村、三沢村、樋田村、切房木村、車田村、○道村、水船村、古関村、中倉村、釜額村、下田原村、上田原村、○宮木村、○一色村、○市之瀬村、北川村、岩欠村、杉山村、大炊平村、清沢村、○常葉村、上野平村、波高島村、桃ヶ窪村、下部村、湯奥村、上八木沢村、下八木沢村、帯金村、大垈村、椿草里村、大崩村、丸滝村、角打村、和田村、樋上村、大嶋村、内船村、上佐野村、井出村、十島村、下佐野村、折門村、八坂村、三帳村 |
田安徳川家 | 2村 | 中山村、高萩村 |
- 慶応4年
- 明治2年
- 明治3年
- 明治7年(1874年)から明治8年(1875年)にかけて下記の町村の統合が行われる。カッコ内は統合時期。(35村)
- 九一色村 ← 古関村、梯村、精進村、本栖村、折門村、八坂村、下芦川村、三帳村、高萩村、垈村、中山村、畑熊村(明治7年11月)
- 三保村 ← 嶺村、久保村、大山村(明治7年10月)
- 豊和村 ← 下大鳥居村、黒沢村(明治8年1月)
- 河頭村 ← 熊沢村、五八村、寺所村、岩下村(明治8年6月)
- 共和村 ← 下田原村、宮木村、上田原村、一色村(明治8年6月)
- 富里村 ← 北川村、市之瀬村、杉山村、岩欠村、大炊平村、清沢村、常葉村、上野平村、波高島村、桃ヶ窪村、下部村、湯奥村(明治8年4月)
- 大河内村 ← 上八木沢村、下八木沢村、帯金村、大垈村、椿草里村、丸滝村、大崩村、角打村、和田村、樋上村、大嶋村(明治7年1月)
- 栄村 ← 内船村、井出村、十島村、上佐野村、下佐野村(明治7年10月31日)
郡発足後の沿革
- 明治22年(1889年)7月1日 - 町村制の施行により、以下の町村が発足。[ ]は改めて再編された町村。(22村)
- 上九一色村[九一色村のうち古関・梯・精進・本栖](現・甲府市、南都留郡富士河口湖町)
- 下九一色村[九一色村のうち折門・八坂・下芦川・三帳・高萩・垈・中山・畑熊](現・市川三郷町、南巨摩郡身延町)
- 大塚村、上野村、高田村[高田村・印沢村]、市川大門村(現・市川三郷町)
- 山保村[山家村・三保村](現・市川三郷町、南巨摩郡身延町)
- 豊和村(現・市川三郷町、南巨摩郡富士川町)
- 八之尻村[八ノ尻村](現・市川三郷町)
- 羽鹿島村(現・南巨摩郡富士川町)
- 落居村[河頭村・落居村]、岩間村、楠甫村、鴨狩津向村、宮原村、葛籠沢村(現・市川三郷町)
- 久那土村[三沢村・樋田村・車田村・切房木村・道村・水船村・柴草村]、古関村[大磯小磯村・瀬戸村・根子村・古関村・釜額村・中倉村]、共和村、富里村[富里村および大河内村のうち川向]、大河内村[川向を除く](現・南巨摩郡身延町)
- 栄村(現・南巨摩郡南部町)
- 明治24年(1891年)8月1日 - 郡制を施行。
- 明治33年(1900年)4月24日 - 市川大門村が町制施行して市川大門町となる。(1町21村)
- 大正12年(1923年)3月31日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
- 大正15年(1926年)6月30日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
- 昭和17年(1942年)7月1日 - 豊和村・八之尻村・羽鹿島村が合併して大同村が発足。(1町19村)
- 昭和26年(1951年)4月1日 - 岩間村・楠甫村・宮原村・葛籠沢村・鴨狩津向村・落居村が合併して六郷村が発足。(1町14村)
- 昭和29年(1954年)
- 昭和30年(1955年)
- 昭和31年(1956年)9月30日(4町1村)
- 大同村の一部(下大鳥居・八之尻および黒沢の一部)が市川大門町、残部(羽鹿島および黒沢の一部)が南巨摩郡鰍沢町に分割編入。
- 下部町・久那土村・古関村・共和村が合併し、改めて下部町が発足。
- 昭和33年(1958年)
- 平成16年(2004年)9月13日 - 下部町が南巨摩郡身延町・中富町と合併し、改めて南巨摩郡身延町が発足。(3町1村)
- 平成17年(2005年)10月1日 - 市川大門町・三珠町・六郷町が合併して市川三郷町が発足。(1町1村)
- 平成18年(2006年)3月1日 - 上九一色村の一部(梯・古関)が甲府市、残部(精進・本栖・富士ヶ嶺)が南都留郡富士河口湖町に分割編入。(1町)
変遷表
自治体の変遷
明治22年7月1日 | 明治22年 - 昭和28年 | 昭和29年 - 昭和30年 | 昭和31年 - 平成15年 | 平成16年 - 現在 | 現在 |
---|---|---|---|---|---|
岩間村 | 昭和26年4月1日 六郷村 |
昭和29年4月1日 町制施行 |
六郷町 | 平成17年10月1日 市川三郷町 |
市川三郷町 |
楠甫村 | |||||
宮原村 | |||||
葛籠沢村 | |||||
鴨狩津向村 | |||||
落居村 | |||||
市川大門村 | 明治34年4月24日 町制施行 |
市川大門町 | 市川大門町 | ||
高田村 | 高田村 | 昭和29年5月15日 市川大門町に編入 | |||
山保村 | 山保村 | 昭和30年4月1日 市川大門町に分割編入 | |||
昭和30年4月1日 久那土村に分割編入 |
昭和31年9月30日 下部町 |
平成16年9月13日 南巨摩郡 身延町 |
南巨摩郡 身延町 | ||
久那土村 | 久那土村 | 久那土村 | |||
富里村 | 富里村 | 昭和29年4月1日 町制改称 下部町 | |||
共和村 | 共和村 | 共和村 | |||
古関村 | 古関村 | 古関村 | |||
下九一色村 | 下九一色村 | 昭和29年11月3日 古関村に編入 | |||
昭和29年11月3日 三珠町 |
三珠町 | 平成17年10月1日 市川三郷町 |
市川三郷町 | ||
大塚村 | 大塚村 | 昭和29年11月3日 三珠町 | |||
上野村 | 上野村 | ||||
豊和村 | 昭和17年7月1日 大同村 |
大同村 | 昭和31年9月30日 市川大門町に分割編入 | ||
八之尻村 | |||||
羽鹿島村 | 昭和31年9月30日 南巨摩郡 鰍沢町に分割編入 |
平成22年3月8日 南巨摩郡 富士川町 |
南巨摩郡 富士川町 | ||
上九一色村 | 上九一色村 | 上九一色村 | 上九一色村 | 平成18年3月1日 甲府市に分割編入 |
甲府市 |
平成18年3月1日 南都留郡 富士河口湖町に分割編入 |
南都留郡 富士河口湖町 | ||||
大河内村 | 大河内村 | 昭和30年2月11日 南巨摩郡 身延町 |
南巨摩郡 身延町 |
南巨摩郡 身延町 |
南巨摩郡 身延町 |
栄村 | 栄村 | 昭和30年4月1日 南巨摩郡 南部町 |
南巨摩郡 南部町 |
南巨摩郡 南部町 |
南巨摩郡 南部町 |
行政
- 歴代郡長
代 | 氏名 | 就任年月日 | 退任年月日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 明治11年(1878年)12月19日 | |||
大正15年(1926年)6月30日 | 郡役所廃止により、廃官 |
脚注
参考文献
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典』 19 山梨県、角川書店、1984年9月1日。ISBN 4040011902。
- 旧高旧領取調帳データベース
関連項目
先代 八代郡 |
行政区の変遷 1878年 - |
次代 (現存) |