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行成薫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

行成 薫(ゆきなり かおる、1979年8月10日[1] - )は、日本小説家

経歴・人物

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宮城県仙台市出身[2]東北学院大学教養学部を卒業する[3]2012年に『名も無き世界のエンドロール』(応募時のタイトルは「マチルダ」)で第25回小説すばる新人賞を受賞[4]2013年に単行本として発表された。仕事をする傍ら小説を執筆する[3]。「執筆を始めた当初は、新人賞に応募することは考えていなかった。受賞の連絡を受けたときは、嬉しく思う反面、肩にのしかかるプレッシャーを感じた」との旨を述べている[3]。趣味は料理[3]。好きな作家として藤沢周平伊坂幸太郎を挙げている[3]

2021年には『名も無き世界のエンドロール』が映画化[5]。映画版のその後を描くWebドラマ『Re:名も無き世界のエンドロール 〜Half a year later〜』では、原案を書き下ろした[6]

文学賞受賞・候補歴

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太字が受賞したもの

作品リスト

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単著

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  • 名も無き世界のエンドロール(2013年3月 集英社 / 2015年2月 集英社文庫
    • 収録作品:名も無き世界のエンドロール / ポケット(文庫本のみ)
  • バイバイ・バディ(2016年8月 講談社 / 2020年3月 講談社文庫
  • ヒーローの選択(2016年11月 講談社 / 2019年3月 講談社文庫)
  • 僕らだって扉くらい開けられる(2017年11月 集英社 / 2021年1月 集英社文庫)
    • 収録作品:テレキネシスの使い方 / パラライザー金田 / パイロキネシスはピッツァを焼けるか / ドキドキ・サイコメトリー / 目は口ほどにものを言う / 僕らだって扉くらい開けられる
  • 廃園日和(2018年4月 講談社)
    • 【改題】さよなら日和(2023年8月 講談社文庫)
  • ストロング・スタイル(2018年8月 文藝春秋
  • 怪盗インビジブル(2018年11月 講談社)
  • 本日のメニューは。(2019年10月 集英社文庫)
    • 収録作品:四分間出前大作戦 / おむすび狂詩曲 / 闘え!マンプク食堂 / 或る洋食屋の一日 / ロコ・モーション
  • KILLTASK(2020年7月 KADOKAWA
  • 彩無き世界のノスタルジア(2020年12月 集英社 / 2023年10月 集英社文庫) - 『名も無き世界のエンドロール』の続編
  • 稲荷町グルメロード(2021年4月 ハルキ文庫)
  • 明日、世界がこのままだったら(2021年9月 集英社)
  • 稲荷町グルメロード(2) Summer has come(2022年2月 ハルキ文庫)
  • できたてごはんを君に。(2022年12月 集英社文庫)
  • ジンが願いをかなえてくれない(2024年5月 光文社)
    • 収録作品:ジンが願いをかなえてくれない / 子供部屋おじさんはハグがしたい / 屋上からは跳ぶしかない / ユキはひそかにときめきたい / 妻への言葉が見つからない / パパは野球が下手すぎる

ノベライズ

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アンソロジー

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「」内が行成薫の作品

  • Story for you(2021年3月 講談社)「三丁目ヒーローズ」

単著未収録作品

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  • 真夏の雪(集英社『小説すばる』2013年12月号)
  • ユリイカ(A)(文藝春秋『オール讀物』2015年7月号)
  • 神様とスイッチ(集英社『小説すばる』2015年12月号)
  • 呪いの女・矢内愛(光村図書出版飛ぶ教室 第53号』2018年春)
  • 失敗の神様(光村図書出版『飛ぶ教室 第58号』2019年夏)
  • MASTERMIND(講談社『小説現代』2020年12月)

映像化作品

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映画

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Webドラマ

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脚注

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  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.469
  2. ^ 明日、世界がこのままだったら”. 集英社 文芸ステーション. 集英社. 2024年6月21日閲覧。
  3. ^ a b c d e 行成 薫|公募ガイド”. 公募ガイド社. 2016年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年12月1日閲覧。
  4. ^ 名も無き世界のエンドロール/行成薫/著 本・コミック : オンライン書店e-hon
  5. ^ a b 岩田剛典と新田真剣佑のたくらみとは?「名も無き世界のエンドロール」特報公開」『映画ナタリー』ナターシャ、2020年9月17日。2021年2月6日閲覧。
  6. ^ a b 松井愛莉&金子ノブアキが登場、岩田剛典主演『名も無き世界のエンドロール』オリジナルドラマ配信へ」『CinemaCafe.net』イード、2020年12月18日。2021年2月6日閲覧。
  7. ^ 【宮崎本大賞受賞】行成薫『本日のメニューは。』』(プレスリリース)集英社、2021年3月8日https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000211.000011454.html2021年11月3日閲覧 
  8. ^ 希望を失った岩田剛典が松井愛莉と出会う「Re:名も無き世界のエンドロール」新映像」『映画ナタリー』ナターシャ、2021年2月2日。2021年2月6日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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