藤沢大坂町
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ふじさわおおさかまち 藤沢大坂町 | |
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廃止日 | 1908年4月1日 |
廃止理由 |
新設合併 藤沢大坂町、鵠沼村、明治村→藤沢町 |
現在の自治体 | 藤沢市 |
廃止時点のデータ | |
国 | 日本 |
地方 | 関東地方 |
都道府県 | 神奈川県 |
郡 | 高座郡 |
市町村コード | なし(導入前に廃止) |
総人口 |
6,632人 (1907年) |
隣接自治体 |
高座郡鵠沼村、明治村、六会村 鎌倉郡俣野村、玉縄村、村岡村 |
藤沢大坂町役場 | |
所在地 | 神奈川県高座郡藤沢大坂町字大久保町御殿辺2020番地 |
座標 | 北緯35度20分55秒 東経139度29分01秒 / 北緯35.348611度 東経139.483611度座標: 北緯35度20分55秒 東経139度29分01秒 / 北緯35.348611度 東経139.483611度 |
ウィキプロジェクト |
藤沢大坂町(ふじさわおおさかまち)は、神奈川県の中央南部、高座郡に属していた町。
地理
[編集]- 河川:境川
歴史
[編集]町名は、藤沢駅大久保町と藤沢駅坂戸町の合成地名である。なお、地名としての「藤沢駅」は鉄道駅でなく藤沢宿の名残りで、後の「町」に相当する意味合いである。
- 1887年(明治20年)7月11日 - 藤沢駅(当時は路線名なし)が開業。
- 1888年(明治21年) - 藤沢駅大久保町と藤沢駅坂戸町が合併して藤沢大坂町となる。大字は編成せず。
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行[1]、藤沢大坂町が一町で独立[2]。
- 1891年(明治24年) - 内田製糸所設立。
- 1895年(明治28年) - 宮台製糸場設立。
- 4月1日 - 線路名称が設定され、藤沢駅は東海道線の駅となる。
- 1899年(明治32年)3月16日 - 相模共栄銀行(後に、(旧)関東銀行、関東興信銀行を経て、横浜銀行へ合併)設立。
- 1900年(明治33年) - 藤沢精米合資会社・藤沢大坂町農会設立。
- 1902年(明治35年) - 高座郡農事試験場設立。
- 1903年(明治36年) - 羽生製糸場設立。
- 1905年(明治38年) - 田中製糸場設立。
- 1907年(明治40年)10月1日 - 鎌倉郡藤沢大富町を編入合併。大字なしの地域のほかに2大字を編成する。
- 1908年(明治41年)4月1日 - 藤沢大坂町、鵠沼村および明治村を廃止し、その区域をもって高座郡藤沢町(現在の藤沢市)とする[3]。藤沢町役場は、藤沢大坂町役場(元藤沢大坂町2020番地[4])がそのまま使われた(後に移転)。
- 1908年(明治41年)10月1日 - 元藤沢大坂町の区域に大字名を藤澤と付して施行する[5]。
- 現在は、藤沢市の藤沢および善行地区が該当する。
経済
[編集]産業
[編集]- 商工業
- 今井治兵衛(米穀、肥料商)[6]
- 豊元屋・新出喜八(米穀、肥料、西洋小間物商、精米製粉業)[6]
- 三河屋・竹下福太郎(米穀、肥料商)[6]
- 小林和吉(米穀、肥料商)[6]
- 駿河屋・外岡豊蔵(米穀、肥料商)[6]
- 高梨・高梨吉治郎(米穀、肥料商)[6]
- 高田屋・山本松五郎(米穀、肥料商)[6]
- ふくしま・福島市蔵(煙草、米穀、肥料商)[6]
- 大野屋・小島萬蔵(米穀、荒物、質屋業)[6]
- 中徳・中村徳治郎(貸座敷業)[6]
- 大磯屋・猪飼勝治郎(貸座敷業)[6]
- 大磯屋・猪飼勝治郎(酒類、売薬商)[6]
- 鎌倉屋・平野松兵衛(和漢洋薬品販売)[6]
- 綿屋・岩橋善兵衛(古着、質商)[6]
- 片濱屋・片濱屋龜五郎(旅館)[6]
- 龜屋・橋本四平(貸座敷業)[6]
- 土屋・林元治郎(材木、太鼓商)[6]
- 稲元屋・堀内忠道(呉服、太物、下駄商)[6]
- 大澤・大澤利七(材木商)[6]
- 紀伊國屋・和田文七(陶器、漆器、荒物傘、蝋燭商)[6]
- 豊元屋・川上九兵衛(紙、畳表、荒物、砂糖、書籍商)[6]
- 煙草屋・梶荘右衛門(網、麻、油商、麻糸製造業)[6]
- 駿河屋・酒井嘉七(綿類、糸類、畳表販売)[6]
- 米山工場・米山留吉(諸機械、汽缶製造)[6]
- 稲元屋・寺田三郎兵衛(呉服、太物商)[6]
- 田村・田村安兵衛(呉服、太物商)[6]
- 田村・田村次衛(呉服、太物商)[6]
- 日野屋・櫻本喜兵衛(清酒醸造業)[6]
- 牧野屋・平野藤右衛門(清酒醸造業)[6]
- 北泉・北畠忠兵衛(銅鉄鋳物製造業)[6]
- 萬屋・宮崎兼次郎(乾物鰹節商)[6]
- 小林房次郎(荒物商)[6]
- 企業
- 農業
- 中野仲蔵[6]
地域
[編集]施設
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健康[編集]
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交通
[編集]鉄道路線
[編集]- 藤沢駅(東海道線)
道路
[編集]- 國道2號(旧東海道、現在の神奈川県道30号戸塚茅ヶ崎線、国道467号、神奈川県道43号藤沢厚木線。かつての藤沢宿が所在。)
出身・ゆかりのある人物
[編集]- 平野友輔 (医師・衆議院議員)
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
[編集]- 小栗判官墓
脚注
[編集]- ^ 1889年(明治22年)3月11日神奈川県令第10号『市制町村制施行ノ件 (明治22年神奈川県令第10号)』。ウィキソースより閲覧。
- ^ 1989年(明治22年)3月31日神奈川県令第9号「町村分合改稱」別冊
- ^ 藤沢市のあゆみ
- ^ 1908年(明治41年)3月31日神奈川県告示第84号「藤澤町役場位置」
- ^ 『神奈川県公報』第1337号57ページ「大字名附設」、1908年(明治41年)9月22日
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap 『神奈川文庫 第五集 百家明鑑』227-232頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2017年12月18日閲覧。
- ^ a b 『日本全国諸会社役員録 明治35年』神奈川県 上編355、370 - 371頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2022年1月27日閲覧。
参考文献
[編集]- 小幡宗海編『神奈川文庫 第五集 百家明鑑』神奈川文庫事務所、1900年。
- 商業興信所編『日本全国諸会社役員録 明治35年』商業興信所、1893 - 1911年。
関連項目
[編集]六会村 | 俣野村 | |||
明治村 | 玉縄村 | |||
藤沢大坂町 | ||||
鵠沼村 | 村岡村 |