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藁算

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

藁算(わらざん)は、琉球王国の時代に結び目のあるを使用した記録保持のシステムである。

紐の結び目の形で数を表現する結縄の代表例である。琉球諸島では文字の使用を許されなかった庶民の間の記録法としてスーチューマカイダ文字などと並んで慣習的に使用されていた。スーチューマやカイダ文字は比較的上層の人々が用いたのに対して、一般庶民は、藁あるいはイグサの結び方によって数量を表す方法を用いた。藁やイグサの他には、アダン気根ビロウソテツススキなどが利用された[1]。また、地域によって用途や形状に差異が見られ、呼称もワラザン、バラザン、パラザン、ワラザイ、ワラサニなど多岐にわたる[1]。尚真王が即位した年(1477年から1637年までの間に成立したと見られる[2]

結縄の例として、南米のインカ帝国キープも同様のものである。

参考文献

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書籍

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  • 泉靖一『インカ帝国: 砂漠と高山の文明』岩波書店岩波新書〉、1959年6月20日。ASIN 400413062XISBN 400413062X 
  • 木村靖二岸本美緒小松久男 編『詳説世界史研究』山川出版社、2017年12月3日。ASIN 4634030888ISBN 978-4-634-03088-6 

論文

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出典

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外部リンク

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