コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

蔦島 (大分県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
蔦島
蔦島
所在地 日本の旗 日本大分県大分市
面積 0.04 km²
プロジェクト 地形
テンプレートを表示

蔦島(つたしま、つたじま)は、大分県大分市(旧佐賀関町)の佐賀関半島の沖合に存在する無人島である。全島が日豊海岸国定公園に指定されている。

地勢

[編集]
蔦島 (大分県)の空中写真。2007年撮影。
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。

佐賀関半島の南東側、豊後水道に開口する臼杵湾の湾口近くに位置し、海を挟んで幸ノ浦漁港(佐賀関漁港東隣)や白ヶ浜海水浴場のほぼ正面に位置する。現在は無人島であり、などはない。

最高点は64.4mで、三等三角点が設置されている[1]。面積は0.04km2。東側には長く突き出た半島があり、南北に小さな砂浜があるほかは、結晶片岩からなる高さ20-40mの海食崖で、中央部には海岸段丘がある[2][3]

歴史

[編集]

島中にツタが繁茂していたことからこの名が付いたと言われ、蔦洲蘿洲とも書き、前の島とも呼ばれる[3]

太宰管内志』や『豊後国志』にも記述があり、古川古松軒の『西遊雑記』では種々の小型の貝が打ち上げられて名産となっている旨が記されている[2]

交通

[編集]

本土との間に定期航路はない。

参考文献

[編集]
  • 角川日本地名大辞典編纂委員会編『角川日本地名大辞典 44 大分県』角川書店、1980年1月

脚注

[編集]
  1. ^ 蔦島と黒島・三ツ子島 - 公益社団法人日本山岳会東九州支部、2012年2月20日
  2. ^ a b 『日本の島ガイド SHIMADAS(シマダス)』第2版、2004年7月、財団法人日本離島センター、ISBN 4931230229
  3. ^ a b 矢野彌生「海部の地理 7 : 臼杵と佐賀関」『佐伯史談』第160巻、佐伯史談会、1992年6月、33-42頁、CRID 1050001337653735808NAID 120002740542 

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]
  • 蔦島 大分市ロケーションオフィス


座標: 北緯33度14分14.8秒 東経131度53分37.3秒 / 北緯33.237444度 東経131.893694度 / 33.237444; 131.893694