東国東郡
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人口1,503人、面積6.99km²、人口密度215人/km²。(2024年11月1日、推計人口)
以下の1村を含む。
- 姫島村(ひめしまむら)
郡域
1878年(明治11年)に行政区画として発足した当時の郡域は、上記1村のほか、下記の区域にあたる。
歴史
郡発足までの沿革
知行 | 村数 | 村名 | |
---|---|---|---|
幕府領 | 熊本藩預地 | 9村 | 鬼籠村[1]、西中村、東中村、上岐部村、中岐部村、下岐部村、岩戸寺村[2]、堅来村、深江村 |
旗本領 | 14村 | 櫛来村、伊美浦村、嶺村[3]、浜村、大熊毛村、小熊毛村、向田村、中野村、小俣村、恒清村、糸永村、矢川村、山浦村、諸田村[4] | |
藩領 | 豊後杵築藩[5] | 80村 2浦 |
西方寺村[6]、竹田津村、竹田津浦、櫛海村[7]、野田村、千灯村[8]、赤根村、姫島、来浦村、長野村、浜村、中村、大恩寺村、藁蓑村[9]、富来村[10]、浜崎村、寺山村[11]、富来浦、柳迫村[12]、成仏村、下成仏村、見地村、中田村、川原村、北江村、吉木[13]、田深村、今在家村、興導寺村、原村、赤松村、岩屋村(来崎郷)、横手村、安国寺村、小原村、上小原村、治郎丸村、綱井村、池ノ内村、重藤村、古市村、今市村、糸原村、三井寺村、志和利村、小城村、内田村、成吉村、手野村、麻田村、挾間村、丸小野村[14]、吉広村、久末村、両子村、富永村、弁分村、杉山村、岩屋村(安岐郷)、成久村、中園村、瀬戸田村、下原村、古城村[15]、西本村、横城村、塩屋村、奈多村、狩宿村、山口村、下山口村、大添村、菅尾村、守江村、篠原村、草場村、藤野川村、大内山村、灘手村、鍋倉村、野辺村、東鴨川村 |
肥前島原藩 | 3村 | 馬場村、掛樋村、吉松村 | |
幕府領・藩領 | 熊本藩預地・杵築藩 | 1村 | 新涯村[16] |
旗本領・島原藩 | 1村 | 油留木村[17] |
- 慶応4年
- 明治4年
- 明治初年、以下の合併が行われる。(102村2浦)
- 来浦村 ← 来浦村、長野村
- 明治8年(1875年)3月 - 以下の村浦の合併が行われる。(77村1浦)
- 竹田津村 ← 竹田津村、竹田津浦
- 野田村 ← 野田村、新涯村
- 中村 ← 西中村、東中村
- 岐部村 ← 上岐部村、中岐部村、下岐部村
- 伊美村 ← 伊美浦村、嶺村、浜村
- 鶴川村 ← 今在家村、興導寺村
- 小原村 ← 小原村、上小原村
- 古市村 ← 古市村、今市村
- 明治村 ← 中野村、小俣村、諸田村
- 朝来村 ← 久末村、弁分村
- 富清村 ← 恒清村、富永村
- 糸永村 ← 糸永村、杉山村
- 掛樋村 ← 掛樋村、油留木村
- 下原村 ← 下原村、古城村
- 守江村 ← 守江村、灘手村、鍋倉村、野辺村
- 大内村 ← 菅尾村、篠原村、草場村、藤野川村、大内山村
- 岩屋村(安岐郷)が速見郡岩谷村、東鴨川村が同郡鴨川村のそれぞれ一部となる。
郡発足以降の沿革
- 明治17年(1884年) - 堅来村が改称して東堅来村となる。
- 明治22年(1889年)4月1日 - 町村制の施行により、以下の町村が発足。特記以外は現・国東市。(21村)
- 竹田津村 ← 西方寺村、竹田津村、鬼籠村、櫛海村
- 上伊美村 ← 赤根村、千灯村、野田村
- 伊美村 ← 中村、伊美村、櫛来村
- 姫島村(姫島が単独村制。現存)
- 熊毛村 ← 岐部村、小熊毛村、大熊毛村、向田村
- 来浦村 ← 岩戸寺村、来浦村、浜村
- 富来村 ← 深江村、東堅来村、富来浦、浜崎村、富来村、大恩寺村
- 上国崎村 ← 成仏村、下成仏村、見地村、中田村
- 豊崎村 ← 横手村、赤松村、岩屋村、原村
- 国崎村 ← 川原村、北江村、田深村、安国寺村、鶴川村
- 小原村(単独村制)
- 旭日村 ← 治郎丸村、綱井村、重藤村、池ノ内村
- 武蔵村 ← 内田村、古市村、糸原村、小城村、三井寺村、成吉村、志和利村
- 中武蔵村 ← 手野村、吉広村、麻田村、狭間村、丸小野村
- 西武蔵村 ← 両子村、富清村、糸永村
- 朝来村 ← 明治村、朝来村、矢川村
- 西安岐村 ← 掛樋村、山浦村、吉松村、瀬戸田村、成久村、中園村
- 安岐村 ← 馬場村、下原村、塩屋村
- 南安岐村 ← 西本村、下山口村、山口村、大添村
- 奈狩江村 ← 横城村、奈多村、狩宿村、守江村(現・杵築市)
- 大内村(単独村制。現・杵築市)
- 明治24年(1891年)4月1日 - 郡制を施行。
- 明治27年(1894年)11月16日 - 国崎村が町制施行・改称して国東町となる。(1町20村)
- 明治30年(1897年)3月16日(3町18村)
- 明治31年(1898年)5月10日 - 武蔵村が町制施行して武蔵町となる。(4町17村)
- 明治34年(1901年)4月1日 - 国東町・小原村が合併し、改めて国東町が発足。(4町16村)
- 大正2年(1913年)1月1日 - 竹田津村が町制施行して竹田津町となる。(5町15村)
- 大正10年(1921年)4月1日 - 来浦村が町制施行して来浦町となる。(6町14村)
- 大正12年(1923年)4月1日
- 西安岐村が町制施行して西安岐町となる。(7町13村)
- 郡会が廃止。郡役所は存続。
- 大正15年(1926年)7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
- 昭和8年(1933年)4月1日 - 大内村が速見郡杵築町と合併し、改めて速見郡杵築町が発足。(7町12村)
- 昭和15年(1940年)12月23日 - 伊美村・上伊美村が合併し、改めて伊美村が発足。(7町11村)
- 昭和17年(1942年)7月1日 - 「東国東地方事務所」が国東町に設置され、本郡を管轄。
- 昭和26年(1951年)1月1日 - 伊美村が町制施行して伊美町となる。(8町10村)
- 昭和29年(1954年)3月31日(5町3村)
- 来浦町・富来町・上国崎村・豊崎村・国東町全域および旭日村の一部(綱井・重藤・治郎丸)が合併し、改めて国東町が発足。
- 武蔵町・中武蔵村全域および旭日村の残部(池ノ内)が合併し、改めて武蔵町が発足。
- 西武蔵村・朝来村・西安岐町・南安岐村・安岐町全域および奈狩江村の一部(大字横城のうち荒巻)が合併し、改めて安岐町が発足。
- 昭和30年(1955年)4月1日(5町1村)
- 昭和35年(1960年)3月31日 - 国見町・竹田津町が合併し、改めて国見町が発足。(4町1村)
- 平成18年(2006年)3月31日 - 国見町・国東町・武蔵町・安岐町が合併して国東市が発足し、郡より離脱。(1村)
変遷表
自治体の変遷
明治以前 | 明治初年 - 明治22年 | 明治22年 4月1日 町村制施行 |
明治22年 - 昭和19年 | 昭和20年 - 昭和29年 | 昭和30年 - 昭和34年 | 昭和35年 - 昭和64年 | 平成元年 - 現在 | 現在 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
姫島 | 姫島 | 姫島村 | 姫島村 | 姫島村 | 姫島村 | 姫島村 | 姫島村 | 姫島村 | |
西中村 | 明治8年 中村 |
伊美村 | 伊美村 | 昭和26年1月1日 町制 伊美町 |
昭和30年4月1日 国見町 |
昭和35年3月31日 国見町 |
平成18年3月31日 国東市 |
国東市 | |
東中村 | |||||||||
伊美浦村 | 明治8年 伊美村 | ||||||||
嶺村 | |||||||||
浜村 | |||||||||
櫛来村 | 櫛来村 | ||||||||
赤根村 | 赤根村 | 上伊美村 | 昭和15年12月23日 伊美村に編入 | ||||||
千灯村 | 千灯村 | ||||||||
野田村 | 明治8年 野田村 | ||||||||
新涯村 | |||||||||
上岐部村 | 明治8年 岐部村 |
熊毛村 | 熊毛村 | 熊毛村 | |||||
中岐部村 | |||||||||
下岐部村 | |||||||||
小熊毛村 | 小熊毛村 | ||||||||
大熊毛村 | 大熊毛村 | ||||||||
向田村 | 向田村 | ||||||||
西方寺村 | 西方寺村 | 竹田津村 | 大正2年1月1日 町制 竹田津町 |
竹田津町 | 竹田津町 | ||||
竹田津村 | 明治8年 竹田津村 | ||||||||
竹田津浦 | |||||||||
鬼籠村 | 鬼籠村 | ||||||||
櫛海村 | 櫛海村 | ||||||||
川原村 | 川原村 | 国崎村 | 明治27年11月16日 町制改称 国東町 |
昭和29年3月31日 国東町 |
国東町 | 国東町 | |||
北江村 | 明治4年 北江村 | ||||||||
中村 | |||||||||
田深村 | 田深村 | ||||||||
安国寺村 | 安国寺村 | ||||||||
今在家村 | 明治8年 鶴川村 | ||||||||
興導寺村 | |||||||||
小原村 | 明治8年 小原村 |
小原村 | 明治34年4月1日 国東町に編入 | ||||||
上小原村 | |||||||||
深江村 | 深江村 | 富来村 | 明治30年3月9日 町制 富来町 | ||||||
富来村 | 富来村 | ||||||||
富来浦 | 明治4年 富来浦 | ||||||||
柳迫村 | |||||||||
浜崎村 | 明治4年 浜崎村 | ||||||||
寺山村 | |||||||||
大恩寺村 | 明治4年 大恩寺村 | ||||||||
藁蓑村 | |||||||||
堅来村 | 明治17年 改称 東堅来村 | ||||||||
岩戸寺村 | 岩戸寺村 | 来浦村 | 大正10年4月1日 町制 来浦町 | ||||||
来浦村 | 明治初年 来浦村 | ||||||||
長野村 | |||||||||
浜村 | 浜村 | ||||||||
横手村 | 横手村 | 豊崎村 | 豊崎村 | ||||||
赤松村 | 赤松村 | ||||||||
岩屋村 | 岩屋村 | ||||||||
原村 | 原村 | ||||||||
成仏村 | 成仏村 | 上国崎村 | 上国崎村 | ||||||
下成仏村 | 下成仏村 | ||||||||
見地村 | 見地村 | ||||||||
中田村 | 中田村 | ||||||||
治郎丸村 | 治郎丸村 | 旭日村 | 旭日村 | ||||||
綱井村 | 綱井村 | ||||||||
重藤村 | 重藤村 | ||||||||
池ノ内村 | 池ノ内村 | 昭和29年3月31日 武蔵町 |
武蔵町 | 武蔵町 | |||||
内田村 | 内田村 | 武蔵村 | 明治31年5月3日 町制 武蔵町 | ||||||
古市村 | 明治8年 古市村 | ||||||||
今市村 | |||||||||
糸原村 | 糸原村 | ||||||||
小城村 | 小城村 | ||||||||
三井寺村 | 三井寺村 | ||||||||
成吉村 | 成吉村 | ||||||||
志和利村 | 志和利村 | ||||||||
手野村 | 手野村 | 中武蔵村 | 中武蔵村 | ||||||
吉広村 | 吉広村 | ||||||||
麻田村 | 麻田村 | ||||||||
挾間村 | 挾間村 | ||||||||
丸小野村 | 丸小野村 | ||||||||
馬場村 | 馬場村 | 安岐村 | 明治30年3月9日 町制 安岐町 |
昭和29年3月31日 安岐町 |
安岐町 | 安岐町 | |||
古城村 | 明治8年 下原村 | ||||||||
下原村 | |||||||||
塩屋村 | 塩屋村 | ||||||||
掛樋村 | 明治8年 掛樋村 |
西安岐村 | 大正12年4月1日 町制 西安岐町 | ||||||
油留木村 | |||||||||
山浦村 | 山浦村 | ||||||||
吉松村 | 吉松村 | ||||||||
瀬戸田村 | 瀬戸田村 | ||||||||
成久村 | 成久村 | ||||||||
中園村 | 中園村 | ||||||||
西本村 | 西本村 | 南安岐村 | 南安岐村 | ||||||
下山口村 | 下山口村 | ||||||||
山口村 | 山口村 | ||||||||
大添村 | 大添村 | ||||||||
両子村 | 両子村 | 西武蔵村 | 西武蔵村 | ||||||
恒清村 | 明治8年 富清村 | ||||||||
富永村 | |||||||||
杉山村 | 明治8年 糸永村 | ||||||||
糸永村 | |||||||||
中野村 | 明治8年 明治村 |
朝来村 | 朝来村 | ||||||
小俣村 | |||||||||
諸田村 | |||||||||
久末村 | 明治8年 朝来村 | ||||||||
弁分村 | |||||||||
矢川村 | 矢川村 | ||||||||
横城村 | 一部 | 横城村 | 奈狩江村 | 奈狩江村 | |||||
一部 | 奈狩江村 | 昭和30年4月1日 杵築市の一部 |
杵築市の一部 | 平成17年10月1日 杵築市の一部 |
杵築市 | ||||
奈多村 | 奈多村 | ||||||||
狩宿村 | 狩宿村 | ||||||||
守江村 | 明治8年 守江村 | ||||||||
灘手村 | |||||||||
鍋倉村 | |||||||||
野辺村 | |||||||||
菅尾村 | 明治8年 大内村 |
大内村 | 昭和8年4月1日 速見郡 杵築町の一部 |
杵築町の一部 | |||||
篠原村 | |||||||||
草場村 | |||||||||
藤野川村 | |||||||||
大内山村 |
行政
- 歴代郡長
代 | 氏名 | 就任年月日 | 退任年月日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 明治11年(1878年)11月1日 | |||
大正15年(1926年)6月30日 | 郡役所廃止により、廃官 |
脚注
- ^ 記載は鬼篭村。
- ^ 岩戸寺村・岩戸寺村ノ内葛原分に分かれて記載。
- ^ 記載は峯村。
- ^ 「旧高旧領取調帳データベース」には記載なし。
- ^ 右記のほか福田村が記載されているが詳細不明。
- ^ 記載は竹田津村ノ内西方寺分。
- ^ 記載は野田村ノ内櫛海分。
- ^ 記載は千燈村。
- ^ 記載は大恩寺村ノ内藁蓑文珠仙分。
- ^ 記載は富来浦(661石余)。
- ^ 記載は浜崎村之内寺山分。
- ^ 記載は富来浦ノ内柳迫村。
- ^ 記載は北江村ノ内吉木分。
- ^ 記載は挾間村之内丸小野分。
- ^ 記載は下原村之内古城分。
- ^ 新涯村(幕府領)・野田村ノ内新涯分(杵築藩領)に分かれて記載。
- ^ 油留木村(旗本領)・掛樋村之内油留木分(島原藩領)に分かれて記載。
- ^ 末広利人「日田県管地化の実体 : 佐伯藩預所の場合」『大分縣地方史』第105号、大分県地方史研究会、1982年3月、20-37頁、NAID 120004878384。
参考文献
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典』 44 大分県、角川書店、1980年11月1日。ISBN 4040014405。
- 旧高旧領取調帳データベース
関連項目
先代 国東郡 |
行政区の変遷 1878年 - |
次代 (現存) |