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蒼樹うめ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
蒼樹 うめ
生誕 ????8月3日
日本の旗 日本兵庫県
国籍 日本の旗 日本
職業 漫画家イラストレーター
活動期間 2004年 -
ジャンル 4コマ漫画
代表作
公式サイト 蒼樹うめ 公式サイト
『 apricot+ 』
(日本語)
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蒼樹 うめ(あおき うめ、8月3日[2] - )は、日本漫画家イラストレーター同人作家女性兵庫県出身、福岡県育ち[3]武蔵野美術大学造形学部デザイン情報学科出身[4]。主に4コマ漫画を執筆。

名の由来についてはとらのあなのインタビューで漠然と答えている。「うめ先生」の他に「うめてんてー」や「ウメス」と呼ばれている。別名義として「Magica Quartet[5]がある[6]

ねこねこソフトの公式サイトでは、同ブランドによる作品『サナララ』で原画を担当した“双子の姉”の「藤宮アプリ」がいるとしていた[7]

経歴

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兵庫県で生まれ、3〜4歳の頃まで大阪府豊中市で、小学5年生まで福岡県で過ごし、その後東京に移り住んでいる[8]

小学2年生の頃から漫画に興味を持ち始め、小学3年生の頃には漫画家を志していた。中学生の頃に同人活動を開始、中学3年生のときに初めての同人誌を5冊作り、近くの小さい即売会で発表、売れた3冊のうち2冊は友人達に買ってもらったと本人は語っている。その後も同人活動を続け、高校時代にコミックマーケットで発表した本は700冊売れるようになるなど、人気同人作家となっていった[8]

高校3年生の時に漫画の専門学校を志していたものの、もっと広い世界を見たいということで美大進学へと進路を変え浪人を決意、1年浪人の後に武蔵野美術大学のデザイン情報科へ進学した。

大学進学後、デザインなどを学びながら、漫画の創作活動にも取り組む。在学中、知人がPCゲームブランド(ねこねこソフト)を設立したときに説明書のイラストを頼まれ[9]、同社のWeb4コマや広報イラストの仕事を受け持つようになる。その後まんがタイムきららの編集部がスカウト、まんがタイムきららキャラットにて代表作『ひだまりスケッチ』の連載を開始し、同作は数回のアニメ化もされている。

その後ドラゴンエイジピュアで『てつなぎこおに。』、まんがタイムきららカリノで『マドの向こう側』を連載しているほか、2011年には、テレビアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』のキャラクター原案を担当している。

2015年10月には自身初の個展を上野の森美術館で開催した[10]

人物

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丸っこい顔のタレ目キャラを得意とし、またギャグ顔として顔を上下に潰し、頬の下とアゴがほぼ一直線になり、目が縦長で小さくなる「へちょ顔」が特徴。

代表作『ひだまりスケッチ』が2007年にテレビアニメ化された時には、自身も「うめ先生」役として出演[11]、キャラクターソングも担当した。また、Webラジオ『ひだまりラジオ』第6回にゲスト出演し、続く第2シリーズ『ひだまりラジオ×365』には準レギュラーとして番組内コーナー「屋根の上のウメス」に出演している。ただし、同番組内での肩書きは漫画家や声優ではなく、「マルチタレント」や「神」とされている。2013年3月3日、日本武道館で行われた同作品のイベント「超ひだまつり in 日本武道館」において、ソロ曲を歌った。日本武道館で歌を披露した漫画家としては『テニスの王子様』の作者、許斐剛に次ぐ2人目である。

主な作品

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漫画

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デザイン

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  • 魔法少女まどか☆マギカ(キャラクター原案) - 第1-2話〈BD/DVD第1巻収録版〉・第9話〈BD/DVD第5巻収録版〉エンディングイラスト、第12話エンドカードイラスト、BD/DVD付属ブックレット4コマ漫画も担当。
    • 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編] 始まりの物語(キャラクター原案)
    • 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [後編] 永遠の物語(キャラクター原案)
    • 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語(キャラクター原案)
    • 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉(キャラクター原案[12]
    • マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝(キャラクター原案) - 期間限定イベント「アラカルトバレンタイン〜みんなの気持ちの届け方〜」『環いろは編』『二葉さな編』『十咎ももこ編』シナリオ、テレビアニメ版第1期第13話エンドカードイラストも担当。
  • リスアニ! TV番組キャラクター「アニーちゃん・リス」キャラクターデザイン
  • きららファンタジア(キャラクターデザイン、監修)

イラスト

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アニメ

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以下は原作・原案以外の作品

その他

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同人活動

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apricot+」という同人サークルを主宰。

以前はMATSUDA98との合同サークル「梅松」の他に、「postpigieon」というサークルで活動していた。

また、コミックマーケット75(2008年12月)ではカタログの表紙イラスト(冊子版・CD版両方共)を、同82(2012年8月)では森林保護募金の案内ポスターのイラストを、それぞれ担当している。

上記以外の活動

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声の出演

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  • アニメ
    • ひだまりスケッチ(うめ先生)
    • ひだまりスケッチ特別編(うめ先生、美術教師)
    • ひだまりスケッチ×365(うめ先生)
    • ひだまりスケッチ×365 特別編(うめ先生)
    • ひだまりスケッチ×☆☆☆(うめ先生)
    • ひだまりスケッチ×☆☆☆ 特別編(うめ先生)
    • ひだまりスケッチ×SP(うめ先生)
    • ひだまりスケッチ×ハニカム(うめ先生)[13]
  • ドラマCD
    • ひだまりスケッチ×365 ドラマCD(うめ先生)

音楽

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  • とびきりスイッチ(『ひだまりスケッチ キャラクターミニアルバム ひだキャラ』内収録、2007年9月5日)
  • TVアニメ『ひだまりスケッチ×365』キャラクターソング Vol.7 うめ先生(2009年1月21日)
  • HIDAMARILAND GO LAND(2009年3月25日)
  • らぼらぼとりっぷ。(2024年12月14日)

ラジオ

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  • ひだまりラジオ(第6回ゲスト)
  • ひだまりラジオ×365(「屋根の上のウメス」コーナーレギュラー、第12回ゲスト)
  • YAGアニメラボ(第1回・第6回・第51回(2010年3月28日)電話出演、第2回スタジオゲスト)
  • ひだまり楽屋裏ジオランティスウェブラジオ:2009年8月22日)
  • ひだまりらじお×☆☆☆(「季刊 屋根の上のウメス」コーナーレギュラー、第1回ゲスト)
  • ひだまりラジオ×SP(第2回ゲスト)
  • ひだまりラジオ×ハニカム(第1回、第8回、第12回ゲスト)
  • ひだまりラジオ×365 リメイク
  • ひだまりラジオ×ハニカム リメイク(第2回ゲスト)

その他

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参考文献

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  • 蒼樹うめ『ひだまりスケッチブック 「ひだまりスケッチ」ビジュアルファンブック』、芳文社2007年
  • 蒼樹うめ・原作 まんがタイムきらら・編『ひだまりスケッチアルバム -TVアニメ公式ガイドブック-』、芳文社2008年
  • 蒼樹うめ監修 産経新聞社 クリエンタ編集 『蒼樹うめ展』 産経新聞社、2015年

脚注

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  1. ^ Magica Quartetの一員として。
  2. ^ apricot+ 2011年12月6日閲覧。
  3. ^ 「ひだまりスケッチ」単行本・カバーの著者紹介より。
  4. ^ 卒業したかは不明。
  5. ^ “アニメ質問状:「魔法少女まどか☆マギカ」 新たな切り口の魔法少女に「賭けでした」”. まんたんウェブ (毎日新聞デジタル). (2011年4月21日). オリジナルの2011年4月24日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110424114740/http://mantan-web.jp/2011/04/21/20110418dog00m200052000c.html 
  6. ^ ただし、新房昭之・虚淵玄・シャフトとの共同ペンネームとしてである。
  7. ^ Webだよ。ねこねこソフト内諸葛謹第107回 - ウェイバックマシン(2005年1月27日アーカイブ分)。
  8. ^ a b 蒼樹うめ、漫画家デビュー秘話を語る 「小2で興味、中3で同人誌」「無謀に美大、落選どころか…就活で開眼」 19日から初“凱旋”展「落書き即興、破壊…」,産経新聞,2016年3月17日
  9. ^ 蒼樹うめ(インタビュアー:平岩真輔)「蒼樹うめインタビュー」『ワコムhttp://tablet.wacom.co.jp/article/drawing-with-wacom102014年11月16日閲覧 
  10. ^ 蒼樹うめさん初の個展、上野の森美術館で今秋開催,ITmedia,2015年1月9日
  11. ^ アニメ製作スタッフと話しているうちに、いつのまにかうめ先生役を担当することになったという(アニメDVD第1期第1巻のオーディオコメンタリーより)。しかし、レギュラー声優たちからも演技に対して高い評価を受けており、同作のレギュラー声優たちとも親しくなった。なお、第1期特別編後篇では美術教師役も担当している。
  12. ^ 新作映画『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 〈ワルプルギスの廻天〉』制作決定!!”. PR TIMES. 株式会社アニプレックス (2021年4月25日). 2021年5月15日閲覧。
  13. ^ メガミマガジン2012年6月号より。

外部リンク

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公式サイト
関連サイト
過去ログ