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第78回ライスボウル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
第78回ライスボウル
Rice Bowl 78
Rice Bowl 78 by GA technologies
1 2 3 4
PI
FF
開催日 2025年1月3日
スタジアム 東京ドーム
開催地 東京都文京区
テレビ放送
ネットワーク NHK BS
 < 第77回 ライスボウル 第79回 > 

第78回ライスボウル(Rice Bowl 78 by GA technologies)は、2024年シーズンXリーグのチャンピオンを決めるアメリカンフットボールの試合。2025年1月3日に東京ドームで開催される。特別協賛はGA technologies

パナソニック インパルス富士通フロンティアーズが出場、4年連続の対戦となる。キックオフは日本時間15時(UTC+9[1]

出場チーム

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パナソニック インパルス富士通フロンティアーズが対戦する78回目のライスボウル。両チームが決勝で対戦するのは4年連続7回目で、過去の対戦成績はインパルスが2勝、フロンティアーズが4勝である。4年連続同一カードでの開催はXリーグ史上初であり、ライスボウルがXリーグ決勝戦となった2021年シーズン以降、すべて同じ対戦カードとなっている。

インパルスは4年連続19回目の決勝進出で、自身が持つ最多出場回数を19回に伸ばした。対するフロンティアーズは12年連続16回目の出場であり、こちらも自身の持つ11年連続出場の記録を更新した。勝利すれば、インパルスは2015年の第29回ジャパンXボウル以来9年ぶり8度目、フロンティアーズは昨年の第77回ライスボウル以来4年連続9度目のXリーグ優勝となり、オービックの持つ最多優勝記録に並ぶ。

インパルス勝利 引き分け フロンティアーズ勝利
シーズン 大会 勝者 スコア 敗者
2007 第21回ジャパンXボウル 松下電工インパルス
33–13
富士通フロンティアーズ
2015 第29回ジャパンXボウル パナソニック インパルス
24–21
富士通フロンティアーズ
2019 第33回ジャパンXボウル 富士通フロンティアーズ
28–26
パナソニック インパルス
2021 第75回ライスボウル 富士通フロンティアーズ
24–18
パナソニック インパルス
2022 第76回ライスボウル 富士通フロンティアーズ
29–21
パナソニック インパルス
2023 第77回ライスボウル 富士通フロンティアーズ
16–10
パナソニック インパルス

パナソニック インパルス

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パナソニックを母体とする実業団チーム。1988年シーズンに初めて社会人決勝戦進出し、1990年シーズンに初の社会人優勝を果たした。その後は、創部20年目にあたる1994年、1995年、創部30年目の2004年、2007年、2008年、2015年シーズンの計7回の社会人優勝を果たしている。Xリーグ決勝進出は今年を含めて19回であり、リーグ最多である。

レギュラーシーズン

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今季からのリーグ編成により、インパルスはWEST地区に所属。開幕戦のPLEIADES福岡SUNS戦を63-7で快勝。第2節のSEKISUIチャレンジャーズ戦ではQBギャレット・サフロンからWR亀山暉へのTDで先制点を許すも、DBワイズマンモーゼス海人のパントブロックTD、QB荒木優也からWR鈴木崇与へのTDで逆転。終了間際、チャレンジャーズにQBギャレットからWRブギー・ナイトへのTDを決められるも、エクストラ・ポイントのキック失敗により14-13で辛勝した。第3節のエレコム神戸ファイニーズ戦を27-10で勝ち、地区内全勝でシーズンを折り返した。第4節富士フイルム海老名Minerva AFC戦に55-0で勝利、第5節東京ガスクリエイターズ戦に27-13で勝利、第6節ノジマ相模原ライズ戦に38-6で勝利し、シーズン6戦全勝を飾った。

RBT クオーターファイナル

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RBT QF インパルスvsファイニーズ 試合概要
1 2 34Total
パナソニック インパルス 7 3 01424
エレコム神戸ファイニーズ 0 0 000
  • 開催日: 11月24日
  • 試合開始: 15:00(JST

レギュラーシーズンを終え、勝ち点18で富士通フロンティアーズと並び、得失点差により2位でプレーオフに進出。クオーターファイナルは、同じくWEST地区のエレコム神戸ファイニーズ(7位)との対戦となった。

試合序盤からインパルスが優勢に立ち、第1QにQB荒木優也からWR當間義昭への39ヤードパスなどでゴール前まで迫ると、RB立川玄明が中央を走りタッチダウン、7点を先制した。同じく第1Qに、ファイニーズのQBデイビッド・ピンデルのパスをDB清家大志がインターセプト。その後の攻撃でWR桑田理介へのパスなどでレッドゾーンに迫り、K佐伯眞太郎のフィールドゴールで3点を追加、10-0とした。ファイニーズは前半終了間際にエンドゾーンへ迫り、K谷川堅斗がフィールドゴールを狙うも、これをLBジャボリー・ウィリアムスがブロックし、インパルスは前半を無失点で終えた。

後半、守備ではファイニーズのWR内田大喜へのパスなどを通されるもタッチダウンを許さず、攻撃ではWR鈴木崇与へのパスなどで前進し、RBミッチェル・ビクタージャモ―のタッチダウンで追加点を決め、17-0とした。その後RB立川玄明のタッチダウンで引き離すと、守備でCBジョシュア・コックスの好プレーなどが光り、エンドゾーンを死守して無失点のまま試合を終えた。

RBT セミファイナル

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RBT SF インパルスvsシーガルス 試合概要
1 2 34Total
パナソニック インパルス 0 7 31424
オービックシーガルス 5 0 005
  • 開催日: 12月14日
  • 試合開始: 15:00(JST

第1Q、オービックのRB西村七斗のランでゴール前まで迫られるも、オービックWR渡邊ジャマールがファンブルしたボールをDB土井康平がリカバー。しかしその直後の攻撃で、エンドゾーン内でのQBサックにより、セーフティで2点を失点する。同じく第1QにオービックのK山崎丈路のフィールドゴールで追加点を決められ、5-0で第1Qを終えた。しかし、DLジャボリーウィリアムズとDL清水友哉のQBサックでシーガルスの攻撃をつぶすと、RB立川玄明のロングゲインでエンドゾーン前4ヤードまで迫り、同じくRB立川がタッチダウンを奪ってインパルスが逆転した。

後半、K佐伯眞太郎のフィールドゴールで3点を追加し10-5とすると、第4QにRBミッチェル・ビクタージャモ―へのパスが決まりタッチダウン、17-5と点差を広げた。その後、シーガルスのQBタイラー・クルカがファンブルしたボールをDL小村谷泰誠がリカバーしゴール前でインパルスの攻撃となり、RB立川玄明が中央を走り、試合を決める3つ目の追加点を決めた。

富士通フロンティアーズ

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富士通を母体とする実業団チーム。2013年シーズンから12年連続の決勝進出であり、過去10年で最も勢いのあるチームの一つである。チーム創設以来中堅チームとして決勝へ進出する機会は少なかったが、2009年シーズンからの14年間では、決勝進出13回、優勝8回と圧倒的な成績を誇り、オービックと同率のリーグ4連覇の記録も保持する強豪チームである。

両チームの戦績

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パナソニックの戦績
日付 相手 結果 勝敗
レギュラーシーズン
1 9/1 PLEIADES福岡SUNS 63-7 1-0
2 9/16 SEKISUIチャレンジャーズ 14-13 2-0
3 10/29 エレコム神戸ファイニーズ 27-10 3-0
4 10/12 富士フイルム海老名Minerva AFC 55-0 4-0
5 10/26 東京ガスクリエイターズ 27-13 5-0
6 11/10 ノジマ相模原ライズ 38-6 6-0
プレーオフ(WEST 1位)
QF 11/24 エレコム神戸ファイニーズ 24-0
SF 12/14 オービックシーガルス 24-5
 勝利   敗戦 
過去3年の戦績
結果 順位 勝敗
2021 ライスボウル敗退 1位 7-0
2022 ライスボウル敗退 A1位 5-0
2023 ライスボウル敗退 A1位 5-0
QF:クオーターファイナル
SF:セミファイナル
富士通の戦績
日付 相手 結果 勝敗
レギュラーシーズン
1 8/31 富士フイルム海老名Minerva AFC 36–7 1–0
2 9/16 オリエンタルバイオシルバースター 58–3 2–0
3 9/29 ノジマ相模原ライズ 31–13 3–0
4 10/13 オール三菱ライオンズ 59–0 4–0
5 10/27 SEKISUIチャレンジャーズ 35–7 5–0
6 11/9 IBM BIG BLUE 63–14 6–0
プレーオフ(CENTRAL 1位)
QF 11/24 IBM BIG BLUE 49-14
SF 12/15 SEKISUIチャレンジャーズ 52-21
 勝利   敗戦 
過去3年の戦績
結果 順位 勝敗
2021 ライスボウル制覇 2位 6-1
2022 ライスボウル制覇 B1位 5-0
2023 ライスボウル制覇 B1位 5-0
QF:クオーターファイナル
SF:セミファイナル

シーズン・トーナメント

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総合順位

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X1 Super
順位 チーム 地区 Div All 勝ち点
1 富士通 C 6 0 0 3-0 6-0 18
2 パナソニック W 6 0 0 3-0 6-0 18
3 オービック E 5 1 0 2-1 5-1 15
4 SEKISUI E 4 2 0 2-1 4-2 12
5 東京ガス E 3 2 1 2-1 3-2-1 10
6 ノジマ相模原 C 3 2 1 2-1 3-2-1 10
7 エレコム神戸 E 3 3 0 1-2 3-3 9
8 IBM E 2 3 1 2-1 2-3-1 7
9 OrientalBio C 2 4 0 1-2 2-4 6
10 富士フイルム C 0 5 1 0-3 0-5-1 1
11 オール三菱 E 0 6 0 0-3 0-6 0
12 PLEIADES福岡 W 0 6 0 0-3 0-6 0

プレーオフ

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クオーターファイナル セミファイナル 第78回ライスボウル
         
1 富士通 49
8 IBM 14
1 富士通 52
4 SEKISUI 21
5 東京ガス 0
4 SEKISUI 21
1 富士通
2 パナソニック
3 オービック 20
6 ノジマ相模原 14
3 オービック 5
2 パナソニック 24
7 エレコム神戸 0
2 パナソニック 24

脚注

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関連項目

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