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第67次長期滞在

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ISS第67次長期滞在
告知ポスター
任務種別ISS長期滞在
運用者NASA / ロスコスモス
任務期間2年 7ヶ月 28日
長期滞在
宇宙ステーション国際宇宙ステーション
開始2022年3月30日 07:21:03 UTC
終了2022年9月29日 07:34 UTC
到着スペースX Crew-3
ソユーズMS-21
スペースX Crew-4
乗員
乗員数7-11
乗員
EVA5回
EVA期間33時間12分

第67次長期滞在ミッションパッチ

第67次長期滞在クルーのポートレイト
長期滞在ではないアクシアム ミッション1のクルー(中央列右の4人)と第67次長期滞在のクルー

第67次長期滞在は67回目の国際宇宙ステーションへの長期滞在。この長期滞在は2022年3月30日のソユーズMS-19の出発とともに開始され[1]NASAトーマス・マーシュバーン英語版宇宙飛行士がISSの船長を引き継いだ[2][3]。当初、この長期滞在では2022年3月18日にソユーズMS-21で打ち上げられたロスコスモスの宇宙飛行士オレッグ・アルテミエフ英語版デニス・マトベエフ英語版セルゲイ・コルサコフ英語版とともに、マーシュバーンとスペースX Crew-3のクルーであるラジャ・チャリ英語版マティアス・マウラー英語版ケイラ・バロン英語版が第66次長期滞在から移行したメンバーで始まった[4]。しかしながら、2022年のロシアのウクライナ侵攻とそれに関連するロシアへの制裁の影響で継続的な国際協力が疑問視されている[5]

第67次長期滞在の期間中に宇宙ステーションには、2022年4月9日に3人の宇宙旅行者が元NASAの宇宙飛行士マイケル・ロペス=アレグリアとともに参加した宇宙観光ミッションであるアクシオム ミッション1のクルーが訪れている。この4人は2022年4月25日にISSから出発した。

Crew-3は4月下旬にステーションを離れ[6]NASAチェル・リンドグレン英語版ロバート・ハインズ英語版ジェシカ・ワトキンス英語版各飛行士およびESAサマンサ・クリストフォレッティ飛行士をステーションへと運ぶスペースX Crew-4と交代する予定だったが[7]、Crew-3のステーション離脱は2022年5月5日まで遅延した[8][9]

帰還の前にステーションの指揮権はマーシュバーンからオレッグ・アルテミエフに引き継がれた。

クルー

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フライト 飛行士 第1期
(2022年3月30日 - 4月27日)
第2期
(2022年4月27日 - 5月5日)
第3期
(2022年5月5日 - 9月21日)
第4期
(2022年9月21日 - 29日)
ソユーズMS-21 ロシアの旗オレッグ・アルテミエフ英語版ロスコスモス
3回目
フライトエンジニア 船長
ロシアの旗デニス・マトベエフ英語版ロスコスモス
1回目
フライトエンジニア
ロシアの旗セルゲイ・コルサコフ英語版ロスコスモス
1回目の宇宙飛行
フライトエンジニア
スペースX Crew-3 アメリカ合衆国の旗トーマス・マーシュバーン英語版[2]NASA
3回目の宇宙飛行
船長 帰還後
アメリカ合衆国の旗ラジャ・チャリ英語版NASA
1回目の宇宙飛行
フライトエンジニア 帰還後
アメリカ合衆国の旗ケイラ・バロン英語版NASA
1回目の宇宙飛行
フライトエンジニア 帰還後
ドイツの旗マティアス・マウラー英語版ESA
1回目位の宇宙飛行
フライトエンジニア 帰還後
スペースX Crew-4 アメリカ合衆国の旗 チェル・リンドグレン英語版NASA
2回目のの宇宙飛行
搭乗前 フライトエンジニア
アメリカ合衆国の旗ロバート・ハインズ英語版NASA
1回目の宇宙飛行
搭乗前 フライトエンジニア
イタリアの旗サマンサ・クリストフォレッティESA
2回目の宇宙飛行
搭乗前 フライトエンジニア
アメリカ合衆国の旗ジェシカ・ワトキンス英語版NASA
1回目の宇宙飛行
搭乗前 フライトエンジニア
ソユーズMS-22 ロシアの旗セルゲイ・プロコピエフ英語版ロスコスモス
2回目の宇宙飛行
搭乗前 フライトエンジニア
ロシアの旗ドミトリー・ペテリン英語版ロスコスモス
1回目の宇宙飛行
搭乗前 フライトエンジニア
フランシスコ・ルビオ英語版
1回目の宇宙飛行
搭乗前 フライトエンジニア

脚注

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注釈

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  1. ^ スペースX Crew-3のヨーロッパ部分はコズミック・キスと呼ばれ、マティアス・マウラーが率いた

出典

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  1. ^ Soyuz MS-19 Landing”. 2022年6月26日閲覧。
  2. ^ a b Flight crew assignments”. forum.nasaspaceflight.com. 2022年6月26日閲覧。
  3. ^ NASA to Provide Live Coverage of Record-Setting US Astronaut Return” (24 March 2022). 2022年6月26日閲覧。
  4. ^ Новости. Утверждены экипажи МКС на 2022-2024 годы”. www.roscosmos.ru. 2022年6月26日閲覧。
  5. ^ Witze, Alexandra (11 March 2022). “Russia's invasion of Ukraine is redrawing the geopolitics of space” (英語). Nature. doi:10.1038/d41586-022-00727-x. PMID 35277688. https://www.nature.com/articles/d41586-022-00727-x 2022-06-2613 March 2022閲覧。. 
  6. ^ CREW-3 MISSION - SpaceX - Updates”. www.spacex.com. 2021年11月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月26日閲覧。
  7. ^ Potter, Sean (November 16, 2021). “NASA Assigns Astronaut Jessica Watkins to NASA's SpaceX Crew-4 Mission”. NASA. 2022年6月26日閲覧。
  8. ^ Kanayama, Lee (27 April 2022). “Crew Dragon Freedom makes its first docking at the ISS on the Crew-4 mission”. NASASpaceFlight.com. https://www.nasaspaceflight.com/2022/04/dragon-freedom-docks-crew-4/ 3 May 2022閲覧. "This handover is expected to be complete by May 4, when Endurance is slated to depart the ISS, however this timeline will be contingent on recovery weather conditions." 
  9. ^ Kelvey, Jon (2 May 2022). “Nasa’s Crew-3 astronauts set to return to Earth this week” (英語). The Independent. https://www.independent.co.uk/space/nasa-crew3-return-earth-b2069979.html 3 May 2022閲覧. "Nasa’s head of human spaceflight Kathy Lueders said the space agency aims to have the Crew-3 astronauts undock from the ISS in their Crew Dragon spacecraft around pm EDT on Wednesday 4 May, with a splashdown off the Florida coast to follow on 5 May."