第33師団 (日本軍)
表示
第33師団 | |
---|---|
1942年、イェナンジョンで油田を占拠中の第33師団の兵士 | |
創設 | 1939年(昭和14年)2月7日 |
廃止 | 1945年(昭和20年) |
所属政体 | 大日本帝国 |
所属組織 | 大日本帝国陸軍 |
部隊編制単位 | 師団 |
兵種/任務 | 歩兵 |
所在地 | 中支-タイ-ビルマ-タイ |
編成地 | 仙台 |
通称号/略称 | 弓 |
補充担任 | 第14師管・宇都宮師管・宇都宮師管区 |
最終上級単位 | 緬甸方面軍 |
最終位置 | タイ ナコーンナーヨック |
戦歴 |
日中-太平洋戦争 (ビルマの戦い (1941-1942年)) (インパール作戦) |
第33師団(だいさんじゅうさんしだん)は、大日本帝国陸軍の師団の一つ。
沿革
[編集]編成経緯・大陸戦線
[編集]日中戦争開戦後、占領地の警備や治安維持を目的として1939年(昭和14年)2月7日に新設された師団の一つ。宮城県仙台市で編成された。通称号の「弓」で知られる。
編成後、ただちに中国戦線に投入、第11軍戦闘序列に編入され湖北省に在って、ほかの治安師団と同様に1939年夏以降に行われたさまざまな治安作戦に参加し、その後1941年(昭和16年)4月に華北に転用され山西省に駐屯した。
この節の加筆が望まれています。 |
ビルマ攻略戦
[編集]太平洋戦争開戦後、第15軍戦闘序列に編入されビルマ攻略戦に参加、1942年(昭和17年)1月にバンコクからビルマに向かう、5月末には第15軍によりビルマのほぼ全域が占領された(第一次アキャブ作戦)。
この節の加筆が望まれています。 |
1944年(昭和19年)3月には、師団は第15師団・第31師団とともにインパール作戦に参加した。
この節の加筆が望まれています。 |
インパール作戦以後
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
師団概要
[編集]歴代師団長
[編集]- 甘粕重太郎 中将:1939年(昭和14年)3月9日 - 1941年(昭和16年)1月20日
- 桜井省三 中将:1941年(昭和16年)1月20日 - 1943年(昭和18年)3月11日
- 柳田元三 中将:1943年(昭和18年)3月11日 - 1944年(昭和19年)5月16日
- (心得)田中信男 少将:1944年(昭和19年)5月16日 - 6月27日
- 田中信男 中将:1944年(昭和19年)6月27日 - 終戦
参謀長
[編集]- 外立岩治 歩兵大佐:1939年(昭和14年)3月9日 - 1939年8月1日[1]
- 小堀金城 砲兵大佐:1939年(昭和14年)8月1日 - 1940年12月2日[2]
- 村田孝生 大佐:1940年(昭和15年)12月2日 - 1943年6月10日[3]
- 田中鉄次郎 大佐:1943年(昭和18年)6月10日 - 1944年9月9日[4]
- 倉橋武雄 大佐:1944年(昭和19年)9月9日 - 終戦[5]
最終所属部隊
[編集]- 歩兵第213連隊(水戸):河原右丙大佐
- 歩兵第214連隊(宇都宮):林正直大佐
- 歩兵第215連隊(高崎):柄田節大佐
- 山砲兵第33連隊:龍福松中佐
- 工兵第33連隊:八木茂大佐
- 輜重兵第33連隊:松木熊吉中佐
- 第33師団通信隊:宮嶋清市少佐
- 第33師団兵器勤務隊:五十嵐善一郎大尉
- 第33師団衛生隊:久世清蔵中佐
- 第33師団第1野戦病院:阿部順一軍医少佐
- 第33師団第2野戦病院:土井茂軍医少佐
- 第33師団防疫給水部:石橋嘉久蔵軍医大尉
- 第33師団病馬廠:高橋威彦獣医少佐
インパール作戦時
[編集]師団幹部
[編集]隷下部隊
[編集]- 歩兵第213連隊(右突進隊)(連隊長:温井親光(大佐))
- 歩兵第214連隊(中突進隊)(連隊長:作間喬宜(大佐))
- 歩兵第215連隊(左突進隊)(連隊長:笹原政彦(大佐))
- 山砲第33連隊(連隊長:福家政男(大佐))
- 工兵第33連隊(連隊長:八木茂(大佐))
- 輜重兵第33連隊(連隊長:松木熊吉(中佐))
- 通信隊
- 衛生隊
- 歩兵第151連隊(連隊長:橋本熊五郎(大佐))(原隊:第53師団(安))(配属部隊、以下同)
- 歩兵第67連隊第1大隊(大隊長:瀬古三郎(大尉))(原隊:第15師団)
- 歩兵第154連隊第2大隊(大隊長:岩崎勝治(大尉))(原隊:第54師団(兵))
- 独立速射砲第14大隊(大隊長:川道乙巳(中佐))
- 戦車第14連隊(上田信夫(大佐)→井瀬清助(大佐))
- 野砲兵第54連隊第1中隊(中隊長:星子友宏(大尉))
- 野戦重砲兵第3連隊(連隊長:光井一雄(大佐))
- 野戦重砲兵第18連隊(連隊長:真山勝(大佐))
- 独立工兵第4連隊(連隊長:田口音吉(中佐))
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 外山操・森松俊夫編著『帝国陸軍編制総覧』芙蓉書房出版、1987年。
- 秦郁彦編『日本陸海軍総合事典』第2版、東京大学出版会、2005年。
- 福川秀樹『日本陸軍将官辞典』芙蓉書房出版、2001年。
- 外山操編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。