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第26回都市対抗野球大会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

第26回都市対抗野球大会(だい26かいとしたいこうやきゅうたいかい)は、1955年8月1日から8月10日まで後楽園球場で開かれた都市対抗野球大会である。

概要

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  • 経済復興と軌を一にして予選に参加するチームは右肩上がりに増えていった。前回大会は記念大会ということで臨時で本大会出場チームを25チームとしていたが、この大会も25チームが本大会に出場できることとなった。
  • この大会の優勝チームを中心として、アメリカミルウォーキーで開かれる第1回世界野球大会に派遣される全日本チームが編成された[1]
  • この大会を制したのは大阪市全鐘紡。東京倶楽部に並び、大会史上最多の4回目の優勝となった。予選で敗退した日本生命からの補強選手がうまくかみ合って、5試合を勝ち抜いた。牧野直隆総監督、大槻守治監督はそれぞれ3回目の優勝監督となった。
  • この大会から、10年連続で本大会に出場した選手を表彰する制度がスタートした。受賞第1号は吉村英次郎内野手(日本石油)。

出場チーム

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大会

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1回戦

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  • 第1試合(8月1日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
八幡製鉄 0 0 0 1 4 1 0 3 0 9
松下電器 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

勝:福島 敗:荒砂 本:伊原、石橋(以上八幡)

  • 第2試合(8月1日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
富士鉄釜石 0 0 0 2 0 0 0 0 0 2
日本石油 0 2 2 0 1 0 1 0 X 6

勝:野村 敗:小林 本:重台(日石)

  • 第3試合(8月1日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
日立製作所 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
東洋高圧大牟田 0 0 0 0 0 0 1 0 X 1

勝:瀬川 敗:原精 本:寺田(大牟田)

  • 第4試合(8月2日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
全鐘紡 0 2 1 0 2 0 1 1 3 10
日本コロムビア 0 1 0 0 0 3 0 0 1 5

勝:西川 敗:五井 本:山下(全鐘紡)

  • 第5試合(8月2日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
大分鉄道管理局 0 0 2 0 0 0 2 0 1 5
川崎重工 2 0 0 0 1 0 2 0 1x 6

勝:北山 敗:黒田 本:西井2(川崎重)

  • 第6試合(8月2日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
鐘淵化学 1 1 0 0 0 0 0 3 0 5
東洋高圧砂川 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1

勝:山本治 敗:佐藤

  • 第7試合(8月3日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
小樽野球協会 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
岡山鉄道管理局 0 0 0 0 1 0 0 0 X 1

勝:太田 敗:越石

  • 第8試合(8月3日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
東洋レーヨン 0 0 0 3 0 0 0 0 0 3
住友金属 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

勝:佐竹 敗:河合

  • 第9試合(8月3日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
大昭和製紙 0 0 0 0 0 3 3 0 1 7
専売公社千葉 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1

勝:山本 敗:小宮 本:北川(大昭和)
※大昭和製紙・山本光一投手は大会史上初の毎回奪三振を記録

2回戦

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  • 第1試合(8月4日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
八幡製鉄 4 0 0 0 0 0 5 6 0 15
電電富山 0 2 0 0 0 2 0 0 0 4

勝:福島 敗:田子

  • 第2試合(8月4日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
大丸 0 0 0 0 0 0 3 0 0 3
日本石油 2 3 0 1 3 0 0 2 X 11

勝:黒田 敗:小竹

  • 第3試合(8月4日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
東洋高圧大牟田 2 1 0 1 0 0 4 0 1 9
琴平電鉄 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

勝:村上 敗:大島 本:春田(大牟田)

  • 第4試合(8月4日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
全鐘紡 5 2 1 0 0 0 0 2 0 10
名古屋鉄道管理局 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

勝:松本繁 敗:上田 本:大津(全鐘紡)

  • 第5試合(8月5日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
東洋紡富田 0 0 0 1 1 0 0 0 3 5
川崎重工 0 0 0 0 4 0 0 0 0 4

勝:服部 敗:高橋

  • 第6試合(8月5日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
鐘淵化学 4 0 0 0 0 0 0 0 1 5
東京ガス 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1

勝:山本治 敗:本田 本:尾西(鐘淵)

  • 第7試合(8月5日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
岡山鉄道管理局 0 0 1 0 0 0 2 0 0 3
熊谷組 0 4 0 0 0 0 0 0 X 4

勝:河内 敗:山田

  • 第8試合(8月5日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
東洋レーヨン 0 0 2 0 0 0 0 0 0 2
大昭和製紙 1 0 0 0 0 0 0 1 2x 4

勝:荒岡 敗:佐竹 本:板倉(大昭和=逆転サヨナラ

準々決勝

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  • 第1試合(8月6日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
八幡製鉄 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
日本石油 0 0 0 1 0 0 0 0 X 1

勝:野村 敗:福島

  • 第2試合(8月7日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
全鐘紡 0 2 1 0 0 2 0 0 1 6
東洋高圧大牟田 0 0 0 0 0 0 1 1 3 5

勝:松本繁 敗:瀬川 本:小淵(大牟田)

  • 第3試合(8月7日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
東洋紡富田 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1
鐘淵化学 1 0 0 2 5 1 0 0 X 9

勝:山本治 敗:藤井

  • 第4試合(8月8日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
大昭和製紙 0 0 0 0 0 1 2 0 1 4
熊谷組 1 0 0 0 1 0 0 0 1 3

勝:荒岡 敗:大沢

準決勝

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  • 第1試合(8月9日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
全鐘紡 1 1 0 0 0 0 2 0 0 4
日本石油 0 0 1 1 0 0 0 0 0 2

勝:西川 敗:野村

  • 第2試合(8月9日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
大昭和製紙 0 0 2 0 0 1 0 0 1 4
鐘淵化学 1 0 0 0 1 1 1 3 X 7

勝:山本治 敗:山本 本:手塚(大昭和)

3位決定戦

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  • 3位決定戦(8月10日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
大昭和製紙 0 0 0 1 0 2 0 0 0 3
日本石油 1 0 0 1 0 0 0 0 0 2

勝:山本 敗:鈴木義 本:宮原(日石)

決勝

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1 2 3 4 5 6 7 8 9
全鐘紡 0 0 2 1 0 0 0 0 2 5
鐘淵化学 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1

勝:松本繁 敗:山本治 本:増田(鐘淵)
(全鐘紡は3年ぶり4回目の優勝)

表彰選手

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  • 橋戸賞 松本豊遊撃手(全鐘紡)
  • 久慈賞 山本治投手(鐘淵化学)
  • 首位打者 小淵泰輔三塁手(東洋高圧大牟田)※打率.800(10打数8安打)は大会新記録
  • 10年連続出場表彰選手
吉村英次郎内野手(日本石油)

脚注

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  1. ^ 沿革”. 日本野球連盟公式サイト. 2023年2月5日閲覧。

外部リンク

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