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第18回社会人野球日本選手権大会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

第18回社会人野球日本選手権大会(だい18かいしゃかいじんやきゅうにほんせんしゅけんたいかい)は、1991年平成3年)10月10日から10月19日にかけてグリーンスタジアム神戸で開かれた社会人野球日本選手権大会である。

概要

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  • 初出場チームはなく、なじみの顔ぶれが神戸に集結した。
  • この夏の都市対抗を強打で制した東芝に注目が集まったが2回戦で敗退した。都市対抗に比べて出場回数が少なかった日本石油が快進撃を続けて秋を初めて制した。地元・大阪ガスはエース・西岡洋が奮闘を見せた。

出場チーム

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代表枠 チーム 出場回数
北海道 大昭和製紙北海道 5年連続12回目
北海道 新日本製鐵室蘭 2年ぶり10回目
東北 岩手銀行 9年ぶり3回目
東北 JT 4年連続7回目
関東 本田技研 2年ぶり7回目
関東 NTT関東 2年連続5回目
関東 日産自動車 2年連続5回目
関東 東芝 4年連続8回目
関東 日本石油 5年連続7回目
北信越 NTT信越 2年ぶり8回目
北信越 NTT北陸 2年連続3回目
東海 河合楽器 2年連続9回目
東海 トヨタ自動車 2年ぶり2回目
代表枠 チーム 出場回数
東海 西濃運輸 3年連続8回目
近畿 三菱自動車京都 5年ぶり4回目
近畿 日本新薬 8年ぶり2回目
近畿 日本生命 3年連続13回目
近畿 大阪ガス 2年ぶり3回目
近畿 川崎製鉄神戸 2年連続6回目
近畿 神戸製鋼 2年ぶり12回目
中国 川崎製鉄水島 6年ぶり2回目
中国 NTT中国 4年連続6回目
四国 NTT四国 9年連続11回目
四国 四国銀行 8年連続11回目
九州 新日本製鐵八幡 2年連続7回目
九州 三菱重工長崎 7年ぶり2回目

大会

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1回戦

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1 2 3 4 5 6 7 8 9
東芝 1 0 1 0 0 0 1 0 0 3
日本生命 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

勝:杉山 敗:杉浦 本:西村(東芝)

  • 第2試合(10月10日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
岩手銀行 0 0 1 1 0 0 0 0 0 2
NTT関東 2 0 0 0 3 0 0 2 X 7

勝:宮本 敗:鈴木治 本:長井、宍倉(以上関東)

  • 第3試合(10月10日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
川崎製鉄水島 1 0 0 0 0 3 0 1 0 5
大阪ガス 4 3 0 0 1 0 0 0 X 8

勝:西岡 敗:山原 本:湯川(大ガス)

1 2 3 4 5 6 7 8 9
三菱重工長崎 3 0 0 3 0 0 0 1 3 10
新日本製鐵室蘭 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

勝:上園 敗:別府 本:洲加本(長崎)

  • 第5試合(10月11日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
NTT北陸 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
本田技研 1 0 3 1 1 0 1 0 X 7

勝:佐藤 敗:赤羽根 本:山口(本田)

  • 第6試合(10月11日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
河合楽器 0 2 0 0 0 2 0 0 2 6
日産自動車 0 0 1 2 0 0 0 0 2 5

勝:出羽 敗:久保 本:鈴木(河合)

1 2 3 4 5 6 7 8 9
日本石油 0 0 4 0 0 1 3 0 0 8
大昭和製紙北海道 0 0 4 0 0 0 0 0 0 4

勝:野村 敗:渡部 本:相田、徳永(以上日石)

  • 第8試合(10月13日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
トヨタ自動車 1 0 3 0 0 1 0 0 1 6
神戸製鋼 1 3 0 4 2 1 0 0 X 11

勝:大寺 敗:永井 本:石野(トヨタ)

  • 第9試合(10月13日)-7回コールド
1 2 3 4 5 6 7
三菱自動車京都 3 1 0 5 0 1 1 11
四国銀行 0 0 0 0 1 0 0 1

勝:伊藤智 敗:浜田 本:上野山2、森上(以上京都)、宮本雄(四銀)

  • 第10試合(10月13日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
川崎製鉄神戸 0 1 1 0 0 1 0 0 0 3
新日本製鐵八幡 0 1 0 0 0 0 0 1 0 2

勝:豊田 敗:愛甲

2回戦

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1 2 3 4 5 6 7 8 9
東芝 0 0 2 0 0 0 0 0 0 2
西濃運輸 0 0 0 0 1 1 0 2 X 4

勝:松田 敗:木村 本:持田(西濃)

  • 第2試合(10月14日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
大阪ガス 1 1 2 0 0 0 0 1 6 11
NTT関東 0 0 0 2 0 0 0 0 0 2

勝:西岡 敗:秋沢 本:松田、樋口(以上大ガス)、野寺(関東)、上、折原(以上大ガス)

  • 第3試合(10月14日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
三菱重工長崎 0 0 0 4 0 0 1 0 0 5
NTT四国 1 1 0 0 0 0 1 0 1 2

勝:上園 敗:西山 本:満薗、原田(以上長崎)、三好(四国)

  • 第4試合(10月14日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
日本新薬 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1
本田技研 3 0 0 0 0 0 0 2 X 5

勝:佐藤 敗:遠野

1 2 3 4 5 6 7 8 9
河合楽器 0 0 0 0 0 0 1 0 1 2
NTT信越 1 0 0 0 0 0 2 0 X 3

勝:村井 敗:竹之内 本:高橋(信越)

  • 第6試合(10月15日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
JT 0 0 1 1 2 0 0 0 0 4
川崎製鉄神戸 1 0 0 1 0 0 0 1 0 3

勝:石村 敗:豊田 本:上村(神戸)、菅原(JT)、川中(神戸)、原野(JT)

  • 第7試合(10月15日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
日本石油 0 4 3 0 0 0 0 2 0 9
神戸製鋼 0 1 0 0 2 0 0 3 0 6

勝:高橋 敗:坂本 本:戸崎(神鋼)

  • 第8試合(10月15日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
三菱自動車京都 0 0 0 1 1 0 2 0 0 4
NTT中国 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1

勝:田渕 敗:石川 本:森上(京都)

準々決勝

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1 2 3 4 5 6 7 8 9
西濃運輸 0 0 0 1 0 0 0 1 0 2
大阪ガス 2 0 1 1 0 0 0 0 X 4

勝:成本 敗:松田

  • 第2試合(10月16日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
三菱重工長崎 3 0 0 0 0 0 1 0 0 4
本田技研 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1

勝:上園 敗:栗原 本:小島(長崎)

  • 第3試合(10月16日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
JT 0 0 1 0 2 2 0 0 0 5
NTT信越 1 0 0 0 0 0 2 0 0 3

勝:及川弘 敗:佃 本:鎌田、高橋(以上JT)、青山(信越)

  • 第4試合(10月16日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
日本石油 0 0 2 2 1 0 1 1 2 9
三菱自動車京都 0 1 0 1 1 0 0 2 3 8

勝:鈴木 敗:伊藤智 本:岩崎(京都)、村上(日石)、上野山(京都)、徳永(日石)

準決勝

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1 2 3 4 5 6 7 8 9
三菱重工長崎 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
大阪ガス 0 0 3 0 0 0 1 1 X 5

勝:西岡 敗:上園

  • 第2試合(10月18日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
日本石油 0 0 1 4 3 1 0 0 1 10
JT 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1

勝:高橋 敗:石村 本:徳永(日石)、原野(JT)

決勝

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1 2 3 4 5 6 7 8 9
日本石油 2 0 0 0 0 0 0 2 0 4
大阪ガス 2 0 0 0 0 1 0 0 0 3

勝:鈴木 敗:西岡
(日本石油は初優勝)

表彰選手等

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  • 最高殊勲選手賞 鈴木健(投手:日本石油)
  • 敢闘賞 西岡洋(投手:大阪ガス)
  • 打撃賞 徳永耕治(内野手:日本石油)
  • 首位打者賞 湯川素哉(外野手:大阪ガス) 21打数13安打 .619
  • 大会優秀選手
    • 投手
    鈴木健(日本石油)
    高橋憲幸(日本石油)
    上園達二(三菱重工長崎)
    佐藤剛(本田技研)
    西岡洋(大阪ガス)
    • 捕手
    森上弘之(三菱自動車京都)
    上和秀(大阪ガス)
    • 一塁手
    徳永耕治(日本石油)
    岩崎武千法(三菱自動車京都)
    • 二塁手
    西正文(大阪ガス)
    平田望(日本石油)
    • 三塁手
    若林重喜(日本石油)
    • 遊撃手
    竹村誠(大阪ガス)
    • 外野手
    高林孝行(日本石油)
    上野山達夫(三菱自動車京都)
    湯川素哉(大阪ガス)
    村上竜太郎(三菱重工長崎)
    • 指名打者
    山口高誉(本田技研)

同大会の記録

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  • 1イニングチーム最多三塁打 2(タイ記録)
三菱自動車京都が1回戦・対四国銀行戦で記録。
  • 1イニングチーム最多犠打 3(タイ記録)
河合楽器が1回戦・対日産自動車戦で記録。