第三世界の曙
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『第三世界の曙』 | ||||
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エレクトリック・ライト・オーケストラ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1973年4月-5月 | |||
ジャンル | シンフォニック・ロック/プログレッシブ・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | ワーナー・ブラザース(UK)/ ユナイテッド・アーティスツ(US) | |||
プロデュース | ジェフ・リン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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エレクトリック・ライト・オーケストラ アルバム 年表 | ||||
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第三世界の曙(だいさんせかいのあけぼの;英: On the Third Day)は、1973年に発表されたエレクトリック・ライト・オーケストラのスタジオ・アルバム。
概要
[編集]演奏時間が長いプログレッシブ・ロックが収録された前作『ELO2』に対し、今作には比較的短く、前作よりもポップな音作りの曲が収録されている。
発売当初はメンバーの意向に反して、「海賊の衣装をまとったメンバーが並んでヘソを出している」というジャケットが用いられていたが、リマスター盤の発売以降はオリジナルの「ジェフ・リンが宇宙から地球を見下ろしている」という縦開きのジャケットに戻された。
T・レックスのマーク・ボランがこのアルバムに参加しており、その演奏は「いとしのベル」「暗黒の夢魔」及びボーナストラックの「Everyone's Born to Die」で聞く事ができる。
収録曲
[編集]特筆のない曲は全てジェフ・リンの作品。 なお、「ショウダウン」はUK盤及び再発盤のみの収録で、当時すでにシングルとして発売されていた。
A面
- "母なる大海の裂けし時 / 宇宙の帝王 - Ocean Breakup/King of the Universe" – 4:07
- A面に収録されている4曲は「母なる大海の裂けし時」とそのリプライズに挟まれた一続きのメドレーになっており、コンサートでも一続きになって演奏されていた。
- "青い鳥は絶えたのか? - Bluebird Is Dead" – 4:24
- "絶望のスーザン - Oh No Not Susan" – 3:07
- 歌詞に「f*cking」という単語が使われているが、気づかれずにラジオで頻繁に放送された。
- "新世界の曙 / 母なる大海の裂けし時 - New World Rising/Ocean Breakup (Reprise)" – 4:05
- 暗い歌詞を持つ曲で構成されたA面の中では、ずば抜けて明るい曲調と歌詞を持つ曲。最後に「母なる大海の裂けし時」が連結されており、メドレーとしての統一感を出している。
- "ショウダウン - Showdown" – 4:24
- シングルカットされイギリスで12位。チェロやバイオリンのサウンドを大きくフィーチャーしたサザンロック調のアレンジ。
- 初期ELOの代表曲であり、コンサートの定番曲となっている。
B面
- "大いなる夜明け - Daybreaker" – 3:51
- "いとしのベル - Ma-Ma-Ma Belle" – 3:56
- マーク・ボラン参加。シングルカットされた。
- "暗黒の夢魔 - Dreaming of 4000" – 5:04
- マーク・ボラン参加。シングルカットされる予定だった。
- "山の大王の広間にて - In the Hall of the Mountain King" – 6:37
- エドヴァルド・グリーグによるクラシック曲のカヴァー。
リマスター盤のボーナストラック
「Interludes」を除く全てのトラックにマーク・ボランが参加している。
- "Auntie (Ma-Ma-Ma Belle)" (Take 1) – 1:19
- "Auntie (Ma-Ma-Ma Belle)" (Take 2) – 4:05
- "Mambo (Dreaming of 4000)" (Take 1) – 5:05
- "Everyone's Born to Die" – 3:43
- "Interludes" – 3:40
演奏者
[編集]- ジェフ・リン - ヴォーカル、ギター
- ベヴ・ベヴァン - ドラム、パーカッション
- リチャード・タンディー - ピアノ、モーグ、クラビネット、エレクトリックピアノ
- マイク・デ・アルバカーキ - ベース、コーラス
- マーク・ボラン - ギター
- マイク・エドワーズ - チェロ
- ウィル・ギブソン - バイオリン
- ミック・カミンスキー - バイオリン
- コリン・ウォーカー - チェロ