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イーヴィル・ウーマン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「イーヴィル・ウーマン」
エレクトリック・ライト・オーケストラシングル
初出アルバム『フェイス・ザ・ミュージック
B面 10538 序曲 (Live Version)
リリース
規格 7インチ・シングル
録音 ミュンヘン、ミュージックランド・スタジオ(1975年)
ジャンル ブルー・アイド・ソウル
時間
レーベル ジェット・レコード(イギリスの旗
ユナイテッド・アーティスツ・レコードアメリカ合衆国の旗
作詞・作曲 ジェフ・リン
プロデュース ジェフ・リン
チャート最高順位
エレクトリック・ライト・オーケストラ シングル 年表
ボーイ・ブルーの帰還
(1975年)
イーヴィル・ウーマン
(1976年)
ストレンジ・マジック
(1976年)
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イーヴィル・ウーマン」 (Evil Woman) は、エレクトリック・ライト・オーケストラ1975年に発表した楽曲。シンフォニー風の楽曲に代わって、全盛期ELOにとって、1973年の「ショウ・ダウン」に次ぐソウル/R&Bサウンドを導入した曲である。1976年にヒットした。

解説

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ブルーアイド・ソウル、ディスコ風の編曲となっている。タイトル及び歌詞の「悪女」が誰を意識したものなのかは不明[注 1]

アルバム「フェイス・ザ・ミュージック」の他の収録曲は既にバンド録音が済んでいたが、もう一曲ほどアルバムに必要だと考えたジェフが、彼にとっても異例の速さで書き上げた。このような作曲背景と裏腹に、結果的にシングルカットされ、英米共にヒットした。これはグループにとって初の快挙である。

コンサートでは毎回のように取り上げられ、盛り上げ役として多くは二曲目に演奏される[注 2]。また、第57回グラミー賞授賞式では、この曲のショートバージョンとミスター・ブルー・スカイがメドレーで披露された[注 3]

詳細

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  • * 2012年10月に、ジェフ・リンがELO時代の曲をセルフカバーした『Mr. Blue Sky: The Very Best of Electric Light Orchestra』を発表、オリジナルの女声コーラスは彼の娘のローラが担当した。[1]
  • 歌詞中の「There's a hole in my head where the rain comes in(頭に雨漏りの穴がある)」は、ザ・ビートルズの楽曲「フィクシング・ア・ホール」へのオマージュと見られている。
  • 同アルバムに収録されている「ナイトライダー」のストリングスパート(3:15-3:19)が逆再生されて、クライマックス(2:40-2:44[注 4])に挿入されている。ジェフ曰く、「ぴったりハマった時は驚いた」。アルバムフェイス・ザ・ミュージックには多くの逆回転音源が使われており、これもその一環だったと思われる。この曲はオリジナルではフェードアウトして終わるが、コンサートでは発表当時から21世紀までこの部分をリフレインして終わっている。
  • 2006年に発売されたベスト盤「All Over the World: The Very Best of Electric Light Orchestra」の二曲目[注 5]に収録された。

脚注

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注釈

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  1. ^ 誰かを意識していることを示唆するジェフのコメントはある。
  2. ^ 1981-82年のTime ツアーでは、冒頭三曲がメドレーのため四番目に演奏された。
  3. ^ この時、観客席にいたポール・マッカートニーは、立ち上がって手拍子している所をカメラに収められている。
  4. ^ シングルバージョンの場合。
  5. ^ ただし日本版は「トワイライト」が一曲目に追加されており、三曲目になっている。

出典

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外部リンク

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