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竹迫司登

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
竹迫 司登
基本情報
階級 ミドル級
身長 177cm
リーチ 184cm
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (1991-07-15) 1991年7月15日(33歳)
出身地 大阪府寝屋川市
スタイル オーソドックス[1]
プロボクシング戦績
総試合数 20
勝ち 17
KO勝ち 15
敗け 2
引き分け 1
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竹迫 司登(たけさこ かずと、1991年7月15日[2] - )は、日本プロボクサー大阪府寝屋川市出身。第61代日本ミドル級王者。第53・54代OPBF東洋太平洋ミドル級王者。ワールドスポーツボクシングジム所属。

来歴

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小学生の頃から石田順裕の指導を受けてボクシングを始めた[3]

茨木工科高校卒業後、龍谷大学に入る。なお龍谷大学時代、国体近畿予選で村田諒太と対戦経験がある[4]

2015年7月14日、後楽園ホールで開催された「DANGAN133」にて横田知之とスーパーウェルター級5回戦を戦い、2回1分55秒TKO勝ちを収めデビュー戦を白星で飾った[5]

2015年9月29日、後楽園ホールで開催された「DANGAN-B級トーナメント」にてエルフェロス・ベガ(コロンビア)とスーパーウェルター級5回戦を戦い、初回32秒TKO勝ちを収めて大会MVPを獲得した[6]

2016年4月22日、後楽園ホールでティアンデーン・チャイヨンジム(タイ)とスーパーウェルター級6回戦を戦い、初回1分27秒KO勝ちを収めた[7]

2016年8月13日、草加市文化会館ホールで大橋功弥と70.8kg契約8回戦を戦い、3回9秒TKO勝ちを収めた[8]

2016年11月11日、後楽園ホールで安京俊(韓国)とミドル級8回戦を戦い、3回1分3秒TKO勝ちを収めた[9]

2017年4月25日、後楽園ホールで開催された「DANGAN180」にてシンデット・シットサイトーン(タイ)とミドル級8回戦を戦い、2回2分15秒KO勝ちを収めた[10]

2017年11月4日、後楽園ホールで開催された「ダイナミックグローブ」にて福本祥馬と日本王座最強挑戦者決定戦ミドル級8回戦を戦い、初回1分30秒TKO勝ちを収めて西田光への挑戦権を獲得した[11]

2018年3月3日、カルッツ川崎で開催された「ホープフルファイトvol.27」にて日本王者西田光に挑戦し、初回1分32秒TKO勝ちを収めて日本王座獲得に成功した[12]

2018年5月30日、日本プロボクシング協会により第39回チャンピオンカーニバルMVPに選ばれた[13]

2018年6月2日、後楽園ホールで開催された「574回ダイナミックグローブ」にてチャイワット・ムアンポンと73キロ契約10回戦を行い、7回2分44秒TKO勝ちを収めた[14]

2018年11月3日、後楽園ホールで開催された「578回ダイヤモンドグローブ」にて元日本同級王者で日本ミドル級3位の佐々木左之介と対戦し、2回2分11秒TKO勝ちを収め初防衛に成功した[15]

2019年3月2日、後楽園ホールで同級1位の指名挑戦者である加藤収二と対戦し、10回1-1(94-96、95-95、96-94)の引き分けとなり、連続KOはストップしたが、2度目の防衛に成功した[16]

2019年8月3日、後楽園ホールで加藤と再戦し、8回終了TKO勝ちを収め、3度目の防衛に成功した[17]

2020年1月18日、後楽園ホールでOPBF東洋太平洋ミドル級王者の細川チャーリー忍に挑戦し、12回3-0(119-109×2、120-108)で判定勝ちを収め、王座を獲得した[18]。竹迫にとって、プロ転向後初めての判定勝ちとなった。

2021年5月19日、後楽園ホールで日本ミドル級1位の指名挑戦者の国本陸と対戦し、初回2分46秒KO勝ちを収め、4度目の防衛に成功した[19]

2021年12月22日付で日本王座返上した[20]

2022年9月3日、後楽園ホールで元OPBF東洋太平洋スーパーウェルター級王者のラーチャシー・シットサイトーンと対戦し、3回1分57秒TKO勝ちを収めた[21]

2023年4月15日、韓国・仁川のパラダイスシティで開催されたTBプロモーション興行にてJBC非公認のWBOインターナショナルミドル級タイトルマッチとしてWBO世界同級4位およびWBOインターナショナル同級王者のメイリン・ヌルスルタノフに挑戦し、8回2分33秒TKO負けを喫しインターナショナル王座獲得に失敗[22]、プロ初黒星と同時にJBCの規定によりOPBF王座を剥奪された[23]

2023年10月7日、後楽園ホールでOPBF東洋太平洋ミドル級王座決定戦としてOPBF東洋太平洋同級10位のマ・ウーヒョンと対戦し、10回53秒TKO勝ちを収め、前回の敗戦で剥奪されたOPBF王座の返り咲きに成功した。

2024年4月15日、韓国・仁川のパラダイスシティで開催されたTBプロモーション興行のOPBF東洋太平洋ミドル級タイトルマッチでテイジ・プラタップ・シンと対戦するも、12回1-2の判定負けを喫し王座から陥落した。

2024年7月15日、大和アリーナプライズファイターミドル級トーナメント準々決勝としてマーク・ディキンソンと対戦し、10回3-0(96-94、97-93、98-92)の判定勝ちを収め再起に成功したと同時に準決勝進出を果たした。

獲得タイトル

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  • 第61代日本ミドル級王座(防衛4=返上)
  • 第53代OPBF東洋太平洋ミドル級王座(防衛1=剥奪)
  • 第54代OPBF東洋太平洋ミドル級王座(防衛0)

戦績

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  • アマチュア - 41戦30勝11敗[24]
  • プロ - 20戦17勝(15KO)2敗1分
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2015年7月14日 2R 2:55 TKO 横田知之(中野サイトウ) 日本の旗 日本 プロデビュー戦
2 2015年9月29日 1R 1:32 TKO エルフェロス・ベガ(平石)  コロンビア B級トーナメント決勝戦
トーナメント優勝
3 2016年4月22日 1R 1:27 KO ティアンデーン・チャイヨンジム タイ王国の旗 タイ
4 2016年8月13日 3R 0:09 TKO 大橋功弥(京拳) 日本の旗 日本
5 2016年11月11日 3R 1:03 TKO 安京俊 大韓民国の旗 韓国
6 2017年4月25日 2R 2:15 KO シンデット・シットサイトーン タイ王国の旗 タイ
7 2017年11月4日 1R 1:30 TKO 福本祥馬 (角海老宝石) 日本の旗 日本 A級トーナメント決勝戦
トーナメント優勝
8 2018年3月3日 1R 1:32 TKO 西田光(川崎新田) 日本の旗 日本 日本ミドル級タイトルマッチ
9 2018年6月2日 7R 2:44 TKO チャイワット・ムアンポン タイ王国の旗 タイ
10 2018年11月3日 2R 2:11 TKO 佐々木左之介(ワタナベ) 日本の旗 日本 日本王座防衛1
11 2019年3月2日 10R 判定1-1 加藤収二(中野サイトウ) 日本の旗 日本 日本王座防衛2
12 2019年8月3日 8R終了 TKO 加藤収二(中野サイトウ) 日本の旗 日本 日本王座防衛3
13 2020年1月18日 12R 判定3-0 細川チャーリー忍金子 日本の旗 日本 OPBF東洋太平洋ミドル級タイトルマッチ
14 2021年5月1日 1R 2:46 KO 国本陸六島 日本の旗 日本 日本王座防衛4→王座返上
15 2022年9月3日 3R 1:57 TKO ラーチャシー・シットサイトーン タイ王国の旗 タイ
16 2022年11月5日 3R 2:51 KO 柳敬模 大韓民国の旗 韓国 OPBF防衛1
17 2023年4月15日 8R 2:33 TKO メイリン・ヌルスルタノフ カザフスタンの旗 カザフスタン WBOインターナショナル・ミドル級タイトルマッチ→OPBF剥奪
18 2023年10月7日 10R 0:53 TKO マ・ウーヒョン 大韓民国の旗 韓国 OPBF東洋太平洋ミドル級王座決定戦
19 2024年5月11日 12R 判定1-2 テイジ・プラタップ・シン オーストラリアの旗 オーストラリア OPBF陥落
20 2024年7月15日 10R 判定3-0 マーク・ディキンソン イギリスの旗 イギリス プライズファイターミドル級トーナメント準々決勝
21 2024年12月15日 国本陸(六島) 日本の旗 日本 WBOアジアパシフィックミドル級タイトルマッチ
試合前
テンプレート

脚注

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  1. ^ BoxRecレーティング 【国内/男子】ミドル級 (72.57 kg以下) BOXINGアンテナ
  2. ^ 福本祥馬最強挑戦者決定戦へ! エビ☆ログ 角海老ボクシングジム公式ブログ 2017年10月27日
  3. ^ <ボクシング>村田と戦った男がTKOデビュー The Page 2015年7月14日
  4. ^ 竹迫司登 タイトル初挑戦でTKO勝ち わずか92秒で仕留める スポニチ 2018年3月3日
  5. ^ 龍谷大出身の竹迫司登がTKOでB級デビュー Boxing News(ボクシングニュース) 2015年7月14日
  6. ^ DANGAN-B級トーナメント、竹迫司登がMVP獲得 Boxing News(ボクシングニュース) 2015年9月29日
  7. ^ 2016年4月試合結果 日本ボクシングコミッション
  8. ^ 2016年8月試合結果 日本ボクシングコミッション
  9. ^ 小関桃が圧倒V17、日向野知恵に4回TKO勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2016年11月11日
  10. ^ 京口紘人がOPBFミニマム級V1、連続KOはストップ Boxing News(ボクシングニュース) 2017年4月25日
  11. ^ 日本王座挑戦へ 竹迫が1回KO勝ち、石本は2-1判定 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年11月4日
  12. ^ 竹迫司登が圧巻の初回TKO勝ち、日本ミドル級新王者 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年3月3日
  13. ^ カーニバルMVPは竹迫、技能賞は久我、敢闘賞に細川 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年5月30日
  14. ^ 竹迫司登が圧巻の初回TKO勝ち、日本ミドル級新王者 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年6月2日
  15. ^ 竹迫司登が初防衛「組み立てが」10連続KOも反省 日刊スポーツ 2018年11月3日
  16. ^ 竹迫司登が薄氷のドロー防衛 加藤収二は金星逃す Boxing News(ボクシングニュース)2019年3月2日
  17. ^ 竹迫司登が8回TKO勝ち 因縁リマッチは激戦 日本ミドル級戦 加藤収二はまたも及ばず Boxing News(ボクシングニュース)2019年8月3日
  18. ^ 竹迫司登がOPBF王座獲得でミドル級2冠王者 キャリア初判定勝ちに「悔しいです!」 Boxing News(ボクシングニュース)2020年1月18日
  19. ^ 竹迫司登の強打爆発、初回KO勝ちで日本ミドル級王座V4 Boxing News(ボクシングニュース)2021年5月19日
  20. ^ 日本ミドル級王者・竹迫司登が王座返上、東洋太平洋王座は保持のまま スポーツ報知 2021年12月23日
  21. ^ 16ヵ月ぶりのOPBFミドル級王者 竹迫司登、二ワットを3回TKO Boxing News(ボクシングニュース)2022年9月3日
  22. ^ 竹迫司登無念、世界4位ヌルスルタノフに奮闘も8回TKO敗 Boxing News(ボクシングニュース)2023年4月15日
  23. ^ 竹迫司登による投稿” (2023年12月31日). 2024年12月6日閲覧。
  24. ^ 関西MVPの竹迫がデビュー ボクシングモバイル 2015年7月15日

関連項目

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外部リンク

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前王者
西田光
第61代日本ミドル級王者

2018年3月3日 - 2021年12月22日(返上)

空位
次タイトル獲得者
国本陸
前王者
細川チャーリー忍
第53代OPBF東洋太平洋ミドル級王者

2020年1月18日 - 2023年4月15日(剥奪)

空位
次タイトル獲得者
竹迫司登
空位
前タイトル保持者
竹迫司登
第54代OPBF東洋太平洋ミドル級王者

2023年10月7日 - 2024年5月11日

次王者
テイジ・プラタップ・シン