福田アジオ
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人物情報 | |
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生誕 |
1941年2月10日(83歳) 大日本帝国・三重県四日市市 |
居住 | 大日本帝国 → 日本 |
国籍 | 大日本帝国 → 日本 |
学問 | |
時代 | 昭和時代後期 - |
活動地域 | 日本 |
研究分野 |
歴史学 民俗学 柳田國男 |
研究機関 |
武蔵大学 国立歴史民俗博物館 新潟大学 柳田國男記念伊那民俗学研究所 |
福田 アジオ(ふくた あじお、1941年(昭和16年)2月10日 - )は、日本の歴史学者・民俗学者。国立歴史民俗博物館名誉教授、元・神奈川大学外国語学部・大学院歴史民俗資料学研究科教授。柳田國男研究者。三重県四日市市出身[1]。
2010年(平成22年)には、東京大学東洋文化研究所でシンポジウム「《討論》福田アジオを乗り越える―私たちは『二〇世紀民俗学』から飛躍できるのか?―」が開催された。
経歴
[編集]- 1963年(昭和38年) - 東京教育大学文学部史学科卒業
- 1971年(昭和46年) - 東京教育大学大学院文学研究科修士課程修了
- 1977年(昭和52年) - 武蔵大学助教授・教授( - 1984年(昭和59年))
- 1984年(昭和59年) - 国立歴史民俗博物館教授( - 1993年(平成5年))
- 1993年(平成5年) - 新潟大学教授( - 1998年(平成10年))
- 1998年(平成10年) - 神奈川大学教授 ( - 2011年(平成23年))、同大学「非文字資料研究センター」センター長( - 2010年(平成22年)3月)
- 2012年(平成24年) - 柳田國男記念伊那民俗学研究所所長( - 2017年(平成29年))
著書
[編集]単著
[編集]- 『日本村落の民俗的構造』(弘文堂、1982年)
- 『日本民俗学方法序説 柳田国男と民俗学』(弘文堂、1984年)
- 『時間の民俗学・空間の民俗学』(木耳社、1989年)
- 『可能性としてのムラ社会 労働と情報の民俗学』(青弓社、1990年)
- 『柳田国男の民俗学』(吉川弘文館、1992年、歴史文化セレクション、2007年 ISBN 9784642063395 )
- 『番と衆 日本社会の東と西』(吉川弘文館、1997年、歴史文化ライブラリー、1997年)オンデマンド版 2017年 ISBN 9784642754255
- 『民俗学者柳田国男』(御茶の水書房、2000年)
- 『近世村落と現代民俗』(吉川弘文館、2002年)オンデマンド版 2024年、ISBN 9784642773638
- 『戦う村の民俗誌』(歴史民俗博物館振興会、2003年)
- 『寺・墓・先祖の民俗学』(大河書房、2004年)
- 『歴史探索の手法―岩船地蔵を追って』(ちくま新書、2006年)
- 『日本の民俗学 「野」の学問の二〇〇年』(吉川弘文館 2009年)ISBN 9784642080248
- 『日本民俗学の開拓者たち』(山川出版社 日本史リブレット 2009年)
- 『名所図会を手にして東海道』(御茶の水書房 神奈川大学評論ブックレット 2011年)
- 『現代日本の民俗学 ポスト柳田の五〇年』(吉川弘文館、2013年)ISBN 9784642080989
- 『民俗学のこれまでとこれから』(岩田書院、2014年)
- 『歴史と日本民俗学 課題と方法』(吉川弘文館、2016年)、オンデマンド版 2024年 ISBN 9784642782005
- 『民俗学入門』(柳田國男記念伊那民俗学研究所、2016年)
- 『柳田国男入門』(柳田國男記念伊那民俗学研究所、2017年)
- 『民俗学に学んで六〇年 純粋培養民俗学徒の悪戦苦闘』(大河書房、2018年)
- 『種明かししない柳田国男 日本民俗学のために』(吉川弘文館、2023年)ISBN 9784642082075
編著
[編集]- (野口武徳)『約束』(弘文堂、1977年)
- (宮田登)『日本民俗学概論』(吉川弘文館、1983年)ISBN 9784642071949
- 上野和男,高桑守史,宮田登共編『新版 民俗調査ハンドブック』(吉川弘文館、1987年) ISBN 9784642072687
- 新谷尚紀、湯川洋司、神田より子、中込睦子、渡邊欣雄共編『日本民俗大辞典』上・下(吉川弘文館、1999年・2000年)上 ISBN 9784642013321 下 ISBN 9784642013338
- 『柳田国男の世界―北小浦民俗誌を読む』(吉川弘文館、2001年)ISBN 9784642075435
- 『日本の民俗学者―人と学問』(御茶の水書房、2002年)
- 『北小浦の民俗―柳田国男の世界を歩く』(吉川弘文館、2002年)ISBN 9784642075497
- 『精選 日本民俗辞典』(新谷尚紀、湯川洋司、神田より子、中込睦子、渡邊欣雄共編(吉川弘文館、2006年)ISBN 9784642014328
- 『結衆・結社の日本史』(結社の世界史 編 山川出版社 2006年)
- 『図説日本民俗学』(古家信平,上野和男,倉石忠彦、高桑守史共編 吉川弘文館 2009年)ISBN 9784642080279
- 『知っておきたい日本の年中行事事典』(菊池健策、山崎祐子、常光徹、福原敏男共著 吉川弘文館 2012年)ISBN 9784642080682
- 『図解案内日本の民俗』(内山大介,小林光一郎、鈴木英恵、萩谷良太、吉村風共編 吉川弘文館 2012年)ISBN 9784642080613
- 『「二〇世紀民俗学」を乗り越える 私たちは福田アジオとの討論から何を学ぶか?』(菅豊、塚原伸治共著 岩田書院 2012年)
- 『知って役立つ民俗学 現代社会への40の扉』(責任編集、ミネルヴァ書房、2015年)
- 『はじめて学ぶ民俗学』(市川秀之、中野紀和、篠原徹、常光徹共編、ミネルヴァ書房、2015年)
脚注
[編集]- ^ “706夜『番と衆』福田アジオ”. 松岡正剛の千夜千冊 (2003年2月4日). 2020年10月19日閲覧。
外部リンク
[編集]- 福田アジオ「近代日本の植民地と民俗学」 - 日本研究・京都会議 1994年(平成6年) II国際日本文化研究センター/国際交流基金, 1996年(平成8年)3月25日
- 福田アジオ「村落景観の民俗的意味 -東西日本論序説」 - 第50集 故土田直鎮館長献呈論文集、国立歴史民俗博物館、1993年(平成5年)2月