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神田愛山

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

神田 愛山(かんだ あいざん、Aizan Kanda)は、講釈師名跡。当代は二代目。


二代目 神田かんだ 愛山あいざん
KANDA Aizan the 2nd
二代目 神田(かんだ) 愛山(あいざん) KANDA Aizan the 2nd
本名 佐藤 清高
生年月日 (1953-11-26) 1953年11月26日(70歳)
出身地 日本の旗 日本栃木県佐野市
師匠 二代目神田山陽
名跡 1. 神田一陽
(1974年 - 1987年)
2. 二代目神田愛山
(1987年 - )
活動期間 1974年 -
所属 日本講談協会
公式サイト 神田愛山の講談読み物帳
受賞歴
1981年 本牧亭講談奨励賞
備考
日本講談協会理事

二代目 神田 愛山(かんだ あいざん、1953年11月26日 - )は、日本の講談師。本名は佐藤 清高。栃木県出身。日本講談協会所属。同協会常任理事。

来歴

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栃木県佐野市生まれ。駒澤大学中退。大学時代には落語研究会に所属。落語家を目指すが口調が講談向きだと進められ講談師になる。

1974年二代目神田山陽に入門し、神田一陽を名乗る。1977年、二つ目に昇進。アルコール中毒で破門。数年後アル中を断ち切り破門を解かれて復帰。

1987年、真打昇進、二代目神田愛山を襲名。

得意ネタは「清水次郎長伝」「徳川天一坊」「双蝶々廓日記」[2]等一席物を多く演じる。また新作を多く生み出し、文芸講談まで幅広い。アルコールに耽溺した過去の経験から「アル中講談」や健康に関する講演活動も行なう。

2021年10月29日より神田伯山 (6代目)と『相伝の会』と銘打ち、愛山が口演したネタを次回、伯山がネタおろしし、講談の読み物を伝授するシリーズを開始する[3][4][5][6][7]

芸歴

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  • 1974年 - 二代目神田山陽に入門し、神田一陽を名乗る。
  • 1977年 - 二つ目昇進。アルコール中毒で師匠から破門を受ける。数年後、断酒に成功し破門を解かれて復帰。
  • 1987年 - 真打昇進し二代目神田愛山を襲名。

人物

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  • トムとジェリーがお気に入りで、トレーナーや帽子などのグッズを身に着ける[8]
  • 猫のぬいぐるみが好き[9]

受賞

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著書

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共著

CD

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  • 「徳川天一坊(大団円)天一坊召し取り」[14]
  • 「(赤穂義士銘々伝)勝田新左衛門」「(露地野裏人作)初夢の女」 など
以上は自主制作。通販はなく、主催会および「らくごカフェ」のみにて販売。

出演

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関連項目

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出典

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  • 日本講談協会「神田 愛山」プロフィール
  1. ^ コトバンク. “神田 愛山とは”. 2022年6月21日閲覧。
  2. ^ ラジオデイズ. “アーティストプロフィール”. 2022年6月21日閲覧。
  3. ^ 東京新聞. “「愛山から伯山に 読み物を伝授へ」2021.9”. 2022年6月21日閲覧。
  4. ^ 朝日新聞. “「師の古典講談、次代へ 神田愛山・宝井琴梅」2022.4”. 2022年6月21日閲覧。
  5. ^ ステージナタリー. “「神田愛山が神田伯山に講談の読み物を伝授!相伝の会」2021.10”. 2022年6月21日閲覧。
  6. ^ あうるすぽっと. “「神田愛山→神田伯山『相伝の会』222」”. 2022年6月21日閲覧。
  7. ^ 神田伯山. “「神田愛山→神田伯山『相伝の会』開催のお知らせ」”. 2022年6月21日閲覧。
  8. ^ 講談師 一龍斎貞寿. “「神田愛山好感度向上委員会より活動報告。」2021.12.20”. 2022年6月21日閲覧。
  9. ^ 講談師 一龍斎貞寿. “「神田愛山好感度向上委員会よりご報告」2022.1.20”. 2022年6月21日閲覧。
  10. ^ あうるすぽっと. “「神田愛山→神田伯山『相伝の会』234」”. 2022年6月21日閲覧。
  11. ^ 紀伊國屋書店. “著書『酒とバカの日々 - アル中からの脱出』1989”. 2022年6月21日閲覧。
  12. ^ 国立国会図書館. “著書『どうしようもないわたし…の酒―愛山アル中講談ネタ下ろし』1992”. 2022年6月21日閲覧。
  13. ^ サイバー創研. “「ベラ 〜私小説掌編集 - 神田愛山」”. 2022年6月21日閲覧。
  14. ^ 神田愛山の講談読み物帳. “愛山自主制作CD情報 (36)”. 2022年6月21日閲覧。
  15. ^ 神田愛山 講談集”. ソニー・ミュージックレーベルズ. 2024年5月22日閲覧。
  16. ^ 一龍斎貞寿. “『愛山先生好感度向上委員会より』2019.11.15twitter”. 2022年6月21日閲覧。

 

外部リンク

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