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神戸市会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
神戸市会[1]
紋章もしくはロゴ
種類
種類
構成
定数65
院内勢力
市政与党(35)
  自由民主党(16)
  公明党(12)
  こうべ未来(7)

市政野党(26)

  日本維新の会(15)
  日本共産党(9)
  つなぐ(2)

無所属(4)

  無所属(4)
選挙
中選挙区制
議事堂
ウェブサイト
神戸市会
脚注
  1. ^ 条例(神戸市議会基本条例)など公的に「神戸市議会」を用いているものもある。

神戸市会(こうべしかい)は、兵庫県県庁所在地である神戸市議会

1889年明治22年)の市制施行に伴って議決機関として「神戸市会」を設置した経緯から、地方自治法改正により市会を「市議会」と改称した後も「市会」と称している(大阪市横浜市名古屋市京都市も同様)。

概要

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施設

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市会は神戸市役所の25階-30階にある。本会議場は29階。

会派

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市会では同じ主義主張を持った議員が集まり、会派を結成している。

市政与党は、自由民主党、公明党、こうべ未来(立憲民主党と国民民主党の統一会派)の3会派。

市政野党は、日本維新の会、日本共産党、つなぐ(新社会党と神戸志民党の統一会派)の3会派。

会派名 議員数 所属党派 女性議員数 女性議員の比率(%)
自由民主党 16 自由民主党 4 25
日本維新の会 15 兵庫維新の会 3 20
公明党 12 公明党 4 33.33
日本共産党 9 日本共産党 4 44.44
こうべ未来 7 立憲民主党6・国民民主党1 1 14.29
つなぐ 2 新社会党1・神戸志民党1 0 0
無所属 1 自由民主党 0 0
3 無所属 1 33.33
65 17 26.15

議員名

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自由民主党

坊恭寿、村野誠一、坊池正、平井真千子、山口由美、河南忠和、しらくに高太郎、山下てんせい、五島大亮、植中雅子、岡田ゆうじ、吉田健吾、上畠寛弘、平野達司、大野陽平、浅井美佳

日本維新の会

大井としひろ、高橋としえ、住本かずのり、外海開三、三木しんじろう、黒田武志、山本のりかず、ながさわ淳一、さとうまちこ、つじやすひろ、川口まさる、原直樹、なんのゆうこ、のまち圭一、岩谷しげなり

公明党

吉田謙治、壬生潤、菅野吉記、堂下豊史、髙瀬勝也、徳山敏子、門田まゆみ、宮田公子、細谷典功、坂口有希子、萩原泰三、岩佐けんや

日本共産党

松本のり子、森本真、大かわら鈴子、西ただす、赤田かつのり、味口としゆき、朝倉えつ子、森田たき子、前田あきら

こうべ未来

川内清尚、よこはた和幸、伊藤めぐみ、諫山大介、やのこうじ、かじ幸夫、木戸さだかず

つなぐ

あわはら富夫、香川真二

無所属

平野章三、松本しゅうじ、上原みなみ、村上立真 (2023年6月15日現在[1]

選挙区・定数

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神戸市会の選挙制度は、各行政区を選挙区とする中選挙区制単記非移譲式)である。

選挙区 定数
東灘区 9
灘区 6
中央区 6
兵庫区 5
北区 9
長田区 4
須磨区 7
垂水区 9
西区 10
65

議員報酬

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議員の報酬については「神戸市市会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例」によって定められている。

  • 議長 - 月額114万円
  • 副議長 - 月額104万円
  • 委員長 - 月額96万円
  • 副委員長 - 月額94万5000円
  • 議員 - 月額93万円

沿革

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  • 2023年
    • 6月14日 - 全国市議会議長会は、東京都内で定期総会を開き、第65代会長に坊恭寿・神戸市会議長を選任した[2]。神戸市会議長の会長就任は1956年以来67年ぶりとなった[2]

不祥事

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  • 2017年
    • 4月28日 - 神戸市会の会派「自民党神戸」が架空の市民意識調査などで政務活動費を不正流用していた事件で、兵庫県警が28日、詐欺と虚偽公文書作成・同行使などの疑いで、岡島亮介市議(当時会派の幹事長)、梅田幸広市議(当時会計責任者)、竹重栄二市議、大野一・元市議(2015年8月死去)ら4人を書類送検した[3]
    • 7月27日 - 神戸地検は27日、岡島亮介市議、竹重栄二市議、梅田幸広市議ら3人を詐欺罪在宅起訴した。3人はおおむね起訴内容を認めた[4]。起訴状によると、詐取額は3人で計約2300万円に上る[4]
    • 8月18日 - 竹重栄二市議が辞職[5]
    • 8月23日 - 梅田幸広市議が辞職[5]
    • 8月28日 - 市政報告ビラを架空発注し、政務活動費で印刷代を申請したとされる自民党の橋本健市議が辞職の意向を示した[6]。共産党市議団は橋本市議を詐欺罪などで告訴するよう久元喜造市長に申し入れ書を提出[6]。岡島亮介市議が辞職[5]。起訴された3人全員が辞職した。
    • 8月29日 - 橋本健市議が辞職[5]
    • 9月6日 - 自民党市議団の安達和彦団長らが6日、記者会見で橋本健元市議についての調査結果を明らかにした[7]。自民党市議団などの調査に対し橋本健元市議は不正に政活費計約715万円を受け取っていたことを認め、政活費の不正を「全て認める」と回答し、9月中に返還する意向を示したという[7]。詐取した政活費について橋本は「事務所の家賃の支払い、東京への交通費や宿泊費などの政治活動に充てていた」と説明した[7]
    • 12月25日 - 詐欺罪で在宅起訴された元市議の岡島亮介、竹重栄二、梅田幸広の3被告の初公判が神戸地裁で開かれた[8]。3人はいずれも「間違いない」と起訴内容を認めた[8]
  • 2018年
    • 2月19日 - 神戸地検特別刑事部は橋本健元市議を詐欺罪で在宅起訴した[9]。起訴状によると、印刷業者名義の架空の領収書を提出するなどして2011年から2014年度の政活費計約690万円をだまし取ったとしている[9]。元市議3人の判決公判が神戸地裁で開かれ、小倉哲浩裁判長は岡島亮介に懲役2年6月、執行猶予4年(求刑懲役3年)を言い渡した[10]。また竹重栄二、梅田幸広両被告は、いずれも懲役1年6月、執行猶予4年(同1年6月)とした[10]

出身者

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首長
国会議員(現職)
国会議員(前職)
国会議員(元職)
前職・元職

脚注

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  1. ^ 神戸市会 会派
  2. ^ a b 全国市議会議長会長、67年ぶりに神戸市会議長 6期目の坊恭寿氏、任期は2年”. 神戸新聞NEXT (2023年6月14日). 2024年3月5日閲覧。
  3. ^ 書類送検の神戸市議は4人 政活費不正流用疑い. 神戸新聞NEXT (神戸新聞社). (2017年4月29日)。
  4. ^ a b “神戸市議1人は辞意 政活費詐取事件”. 産経WEST (産経新聞社). (2017年7月28日). http://www.sankei.com/west/news/170728/wst1707280097-n1.html 2017年8月29日閲覧。 
  5. ^ a b c d 新着情報、神戸市会公式サイト。
  6. ^ a b “辞意の橋本健・神戸市議へ説明責任求める声 市議会各派 刑事告訴も”. 産経WEST (産経新聞社). (2017年8月28日). https://www.sankei.com/article/20170829-KUB74DZR5ZKKNODCOCHMJFDYOU/ 2017年8月29日閲覧。 
  7. ^ a b c “SPEED辞職の橋本元神戸市議、政活費不正「全て認める」…地検に出頭 所属会派団長が明らかに”. 産経WEST (産経新聞社). (2017年9月6日). http://www.sankei.com/west/news/170906/wst1709060080-n1.html 2017年9月8日閲覧。 
  8. ^ a b “スナック飲食や借金返済に政治活動費を流用 元神戸市議の3被告、起訴内容を認める”. 産経WEST (産経新聞社). (2017年12月25日). http://www.sankei.com/west/news/171225/wst1712250074-n1.html 2018年3月14日閲覧。 
  9. ^ a b “橋本元神戸市議を在宅起訴 政活費約690万円詐取”. 日本経済新聞電子版 (日本経済新聞社). (2018年2月19日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27093870Z10C18A2AC8Z00/ 2018年3月1日閲覧。 
  10. ^ a b “政活費不正流用、元市議3人に有罪「制度の信頼を大きく損ねた」神戸地裁”. 産経WEST (産経新聞社). (2018年2月19日). https://www.sankei.com/article/20180219-XFSAPTEPTJP27AWAUBC3VWKS3I/ 2018年3月6日閲覧。 

関連項目

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外部リンク

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