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石山寺駅

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石山駅 (京阪)から転送)
石山寺駅
駅舎(2024年10月)
いしやまでら
Ishiyamadera
(0.7 km) 唐橋前 OT02
地図
所在地 滋賀県大津市螢谷5番13号
北緯34度58分1.45秒 東経135度54分12.17秒 / 北緯34.9670694度 東経135.9033806度 / 34.9670694; 135.9033806座標: 北緯34度58分1.45秒 東経135度54分12.17秒 / 北緯34.9670694度 東経135.9033806度 / 34.9670694; 135.9033806
駅番号 OT  01[1]
所属事業者 京阪電気鉄道
所属路線 石山坂本線
キロ程 0.0 km(石山寺起点)
駅構造 地上駅
ホーム 3面2線
乗車人員
-統計年度-
1,232人/日(降車客含まず)
-2019年[要出典]-
乗降人員
-統計年度-
2,175人/日
-2019年[要出典]-
開業年月日 1914年大正3年)6月4日[2][3]
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石山寺駅(いしやまでらえき)は、滋賀県大津市螢谷にある[3]京阪電気鉄道石山坂本線停留場[4]駅番号OT01[1]

歴史

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  • 1914年大正3年)
    • 2月15日:大津電車軌道が唐橋前駅から延伸された際の終点として、螢谷駅(ほたるだにえき)が開業[5][6][7]
    • 6月4日:螢谷駅からの延伸に伴い[8]、石山寺駅開業[2][3][7]
      • なお、当停留場の開業日は文献によって混在しており、螢谷駅開業日の2月とするものと石山寺駅開業日の6月とするものがある。
  • 1927年昭和2年)1月21日太湖汽船との合併に伴い、琵琶湖鉄道汽船の停留場となる[8]
  • 1929年(昭和4年)4月11日:琵琶湖鉄道汽船が京阪電気鉄道に吸収合併[8]。同社の停留場となる。
  • 1937年(昭和12年)8月20日:螢谷駅が廃止[7]、当停留場に統合[9]
  • 1943年(昭和18年)10月1日:阪神急行電鉄との合併に伴い、京阪神急行電鉄(現・阪急電鉄)の停留場となる[10]
  • 1949年(昭和23年)12月1日:京阪神急行電鉄の会社分離に伴い、京阪電気鉄道が設立[10]。同社の駅となる。
  • 1950年(昭和25年)10月1日:石山蛍谷駅(いしやまほたるだにえき)に改称[6][7]
  • 1953年(昭和28年)4月1日石山寺駅(いしやまでらえき)に再改称[6][7]
  • 1991年平成3年):駅舎改築竣工[3]
  • 2003年(平成15年)10月4日:駅員終日配置を一部時間帯配置に変更[6]

停留場構造

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ホーム(2019年3月)
駅名標(2024年10月)

頭端式ホーム3面2線[3][9][11]を有する地上駅である[12]。2線とも車両両側をホームに挟まれる構成となっている(京阪では鋼索線を除くと唯一)[3][12]、外側のホームは降車専用、内側のホームは乗車専用ホームとして運用される[3][9]。2番線に停車する電車は混雑時に限り外側ホーム降車専用として使用する(通常は2番線を乗降車両用として使用)[5]

駅舎はホームより低い部分の頭端部に位置するため、ホームへはスロープが設置されている[5][12]

改札口は1ヶ所のみで、自動改札化されている(ただし、スルッとKANSAI共通磁気カードには対応しておらず、企画乗車券を通すこともできない)が、早朝と夜間は無人となる[13]

のりば

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のりば 路線 行先 ホーム
1番のりば降車専用ホーム (単式)
1・2 石山坂本線 びわ湖浜大津坂本比叡山口方面[14] (島式)
2番のりば降車専用ホーム (単式)
付記事項

停留場周辺

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駅前ロータリー(2020年5月)

東側を国道422号が並行し、それに沿って瀬田川が流れる。国道沿いに下ると石山寺・石山公園[注 1][15]・平津峠を経て南郷洗堰(瀬田川洗堰)に至る。駅北西側は住宅地となっているが、細い路地が入り組んでいる。その路地を西へ抜けると石山高校に至る。

石山坂本線は駅北側で名神高速道路東海道新幹線と立体交差して唐橋前駅へ向かうが、この立体交差の付近には住友活機園という邸宅がある。石山坂本線の東側を並行する道路沿いには民家が多く建つが、マンションなどの集合住宅も建っている。瀬田川沿いにはボート部の合宿所や艇庫が所々に建つ。

バス路線

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停留場のすぐ隣に「京阪石山寺」バス停があり、京阪バスの路線が発着する。なお、平日の朝と夕方は甲賀市コミュニティバスの路線も発着する。

京阪石山寺
運行事業者 系統または路線名・行先 備考
京阪バス 1石山駅 / 石山団地
2:石山駅 / 新浜
454:石山駅 / 大石小学校
11大津市民病院
14大津駅
52:石山駅 / 南郷二丁目東 / 新浜
55:石山駅 / びわこ池田墓園
2:平日朝と深夜のみ運行。本数わずか。
1114:平日朝に1便ずつ運行
54:平日朝と夕方のみ運行。本数わずか。
55:土曜・休日のみ。本数わずか。
甲賀市コミュニティバス 朝宮線信楽駅 平日のみ運行(※朝と夕方に1便ずつ)

その他

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京阪で最後まで残ったフラップ式の行先案内機(2018年3月撤去)
  • 当駅には反転フラップ式発車標が設置されていたが、2018年3月に撤去された。なお、反転フラップ式発車標は京阪線に限ると最後まで残存していたものであった。

隣の停留場

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京阪電気鉄道
石山坂本線
石山寺駅 (OT01) - 唐橋前駅 (OT02)

脚注

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注釈

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  1. ^ 石山寺と平津峠の間にある市営公園。テニスコート(1面)を併設。

出典

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  1. ^ a b 平凡社 2021, p. 35.
  2. ^ a b JTB 2015, p. 66.
  3. ^ a b c d e f g 鼠入昌史『終着駅巡礼』イカロス出版、2016年12月25日、83頁。ISBN 978-4-8022-0259-6 
  4. ^ 京阪電気鉄道、9/25ダイヤ変更 - 快速急行を設定「ライナー」増発”. マイナビニュース (2021年7月8日). 2022年2月11日閲覧。
  5. ^ a b c 川島 2009, p. 54.
  6. ^ a b c d 寺田 2013, p. 277.
  7. ^ a b c d e 今尾恵介 (監修)『日本鉄道旅行地図帳 9号 関西2』新潮社、2009年1月19日、32頁。ISBN 978-4-10-790027-2 
  8. ^ a b c 寺田 2013, p. 276.
  9. ^ a b c d e JTB 2015, p. 67.
  10. ^ a b 寺田 2013, p. 275.
  11. ^ 川島 2009, p. 12.
  12. ^ a b c d PHP研究所 2014, p. 91.
  13. ^ 京阪大津線 駅係員配置時間
  14. ^ a b 石山寺駅|駅構内図”. 京阪電気鉄道. 2022年9月19日閲覧。
  15. ^ 石山公園 - 大津市”. 大津市 (2022年7月25日). 2022年11月26日閲覧。
  16. ^ a b c 平凡社 2021, p. 33.
  17. ^ “御巣鷹悼む、石山寺「夢の桜」 植樹から35年、今年も”. 朝日新聞デジタル. (2021年3月11日). オリジナルの2021年3月12日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210312223706/https://www.asahi.com/articles/ASP3B6Q74P3BPTJB006.html 2022年2月11日閲覧。 
  18. ^ PHP研究所 2014, p. 90.

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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