コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

今泉駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
白川信号場から転送)
今泉駅
駅舎(2009年7月)
いまいずみ
Imaizumi
地図
所在地 山形県長井市今泉番外地[1]
北緯38度3分24.8秒 東経140度2分38.5秒 / 北緯38.056889度 東経140.044028度 / 38.056889; 140.044028座標: 北緯38度3分24.8秒 東経140度2分38.5秒 / 北緯38.056889度 東経140.044028度 / 38.056889; 140.044028
所属事業者
電報略号 イイ
駅構造 地上駅
ホーム 2面4線
乗車人員
-統計年度-
(JR東日本)-2023年-
131人/日(降車客含まず)
(山形交通)-2022年-
119人/日(降車客含まず)
開業年月日 1914年大正3年)11月15日[1][2]
乗入路線 2 路線
所属路線 米坂線(JR東日本)
キロ程 23.0 km(米沢起点)
犬川 (3.6 km)
(4.3 km) 萩生[* 1]
所属路線 山形鉄道フラワー長井線
キロ程 12.2 km(赤湯起点)
西大塚 (1.9 km)
(2.7 km) 時庭
備考
  1. ^ この間に東北本部新潟支社境界あり(当駅から犬川寄りは東北本部管内)。
テンプレートを表示

今泉駅(いまいずみえき)は、山形県長井市今泉[1]にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・山形鉄道の駅である。

概要

[編集]

JR東日本の米坂線と、山形鉄道のフラワー長井線が乗り入れ、共同使用駅となっている。山形鉄道は駅業務をすべてJR東日本に委託しているため、山形鉄道の係員は配置されていない。

共同使用駅として改札と構内を共用していながら、入場券はみどりの窓口ではJR東日本が、自動券売機では山形鉄道がそれぞれ発行しているため、JR東日本発行分は150円で2時間以内の時間制限があり、山形鉄道発行分は140円で時間制限がないという、効力の異なるものになる。

フラワー長井線は元々は長井線として、米坂線ともども日本国有鉄道(→JR東日本)の路線となっていたため、当駅は国鉄(→JR)の単独駅であった。しかし長井線は、国鉄時代の1986年(昭和61年)に第3次特定地方交通線に指定されたため、1988年(昭和63年)に山形鉄道に転換され、現在のJRと山形鉄道の共同使用駅となった。

米坂線は当駅を境に、管轄が東北本部新潟支社とに分かれているが、当駅は東北本部の管轄となっている(支社境界は当駅と萩生駅の間の26キロメートルポストに置かれる)。

歴史

[編集]

駅構造

[編集]

島式ホーム2面4線を有する地上駅である。駅舎(東側)と両ホームは跨線橋で連絡している。木造駅舎を有する。

山形統括センターの直営駅である。米坂線内のJR東日本東北本部管轄駅(米沢 - 当駅間)の途中駅では唯一の直営駅である。米沢 - 当駅間のCTC運行管理は当駅で行っている(呼称は今泉指令)。輸送業務は在勤の副長が泊まり勤務で行っている。営業担当の駅員は日勤となっているが、冬期間は泊まり勤務となる。要員不足時は山形統括センター(米沢駅)から助勤要員が派遣される。以前は中郡駅 - 犬川駅の各駅を管理下に置いていた。

駅舎にはみどりの窓口、山形鉄道の自動券売機、JRの乗車駅証明書発行機のほか、トイレなどがある。

米坂線とフラワー長井線は当駅で合流し、再び分岐する。駅南方(米沢・赤湯方面)では両線はすぐ分岐するが、駅北方(坂町・荒砥方面)は、2kmほど単線を共有しており、白川を渡った所に分岐が設けられている。分岐点はかつて白川信号場と称していたが、1984年(昭和59年)に当駅構内に編入され、分岐点までが当駅の構内である。そのため、当駅を発着するフラワー長井線の出発現示・分岐点のポイント転換などの信号扱いはその都度、荒砥指令と打ち合わせの上で当駅で行う。

なお、JRと山形鉄道の相互間でレールが直接接続しているのは当駅のみであり、JRの検測車が山形鉄道を測定する場合は当駅の米坂線ホームを経て入線する(もう一方の接続駅である赤湯駅は、山形新幹線運転開始に伴い軌間が異なってしまったため、現在レールはそれぞれ独立している)。

のりば

[編集]
番線 路線 方向 行先 備考
1 フラワー長井線 上り 宮内赤湯方面  
2 下り 長井荒砥方面  
3 米坂線 上り 羽前小松米沢方面[6] 当駅始発は4番線
4 下り 小国坂町方面[6]  

利用状況

[編集]
  • JR東日本 - 2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員131人である[JR 1]
  • 山形鉄道 - 2022年度(令和4年度)の1日平均乗車人員は119人である[山形 1]

2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。なお、この統計には乗り換え客を含む。

1日平均乗車人員推移
年度 JR東日本 山形鉄道 出典
定期外 定期 合計 JR 山形県
2000年(平成12年)     439 288 [JR 2] [山形 2]
2001年(平成13年)     408 269 [JR 3]
2002年(平成14年)     401 265 [JR 4] [山形 3]
2003年(平成15年)     385 250 [JR 5]
2004年(平成16年)     375 253 [JR 6] [山形 4]
2005年(平成17年)     350 236 [JR 7]
2006年(平成18年)     288 224 [JR 8] [山形 5]
2007年(平成19年)     292 219 [JR 9] [山形 6]
2008年(平成20年)     258 214 [JR 10]
2009年(平成21年)     251 207 [JR 11] [山形 7]
2010年(平成22年)     248 212 [JR 12]
2011年(平成23年)     249 210 [JR 13] [山形 8]
2012年(平成24年) 22 212 235 202 [JR 14]
2013年(平成25年) 23 203 226 184 [JR 15] [山形 9]
2014年(平成26年) 23 178 201 176 [JR 16]
2015年(平成27年) 25 191 217 170 [JR 17] [山形 10]
2016年(平成28年) 22 196 218 168 [JR 18]
2017年(平成29年) 21 203 225 166 [JR 19] [山形 11]
2018年(平成30年) 21 208 230 166 [JR 20] [山形 12]
2019年(令和元年) 17 184 202 151 [JR 21]
2020年(令和02年) 9 136 146 105 [JR 22] [山形 13]
2021年(令和03年) 10 122 132 120 [JR 23]
2022年(令和04年) 10 113 124 119 [JR 24] [山形 1]
2023年(令和05年) 10 121 131   [JR 1]

駅周辺

[編集]

隣の駅

[編集]
東日本旅客鉄道(JR東日本)
米坂線
快速「べにばな」・普通
犬川駅 - 今泉駅 - 萩生駅
山形鉄道
フラワー長井線
西大塚駅 - 今泉駅 - 時庭駅

脚注

[編集]

記事本文

[編集]
  1. ^ a b c d 駅の情報(今泉駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2024年8月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月13日閲覧。
  2. ^ a b c d 停車場変遷大事典、545頁
  3. ^ 停車場変遷大事典、542頁
  4. ^ 停車場変遷大事典、543頁
  5. ^ Suicaエリア外もチケットレスで! 東北エリアから「えきねっとQチケ」がはじまります』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2024年7月11日。オリジナルの2024年7月11日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240711051550/https://www.jreast.co.jp/press/2024/20240711_ho02.pdf2024年8月8日閲覧 
  6. ^ a b JR東日本:駅構内図・バリアフリー情報(今泉駅)”. 東日本旅客鉄道. 2024年8月9日閲覧。

利用状況

[編集]
JR東日本
  1. ^ a b 各駅の乗車人員(2023年度)”. 東日本旅客鉄道. 2024年7月22日閲覧。
  2. ^ 各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月23日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月23日閲覧。
  4. ^ 各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月23日閲覧。
  5. ^ 各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月23日閲覧。
  6. ^ 各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月23日閲覧。
  7. ^ 各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月23日閲覧。
  8. ^ 各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月23日閲覧。
  9. ^ 各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月23日閲覧。
  10. ^ 各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月23日閲覧。
  11. ^ 各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月23日閲覧。
  12. ^ 各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月23日閲覧。
  13. ^ 各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月23日閲覧。
  14. ^ 各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月23日閲覧。
  15. ^ 各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月23日閲覧。
  16. ^ 各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月23日閲覧。
  17. ^ 各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月23日閲覧。
  18. ^ 各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月23日閲覧。
  19. ^ 各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月23日閲覧。
  20. ^ 各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月24日閲覧。
  21. ^ 各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月18日閲覧。
  22. ^ 各駅の乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月30日閲覧。
  23. ^ 各駅の乗車人員(2021年度)”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月13日閲覧。
  24. ^ 各駅の乗車人員(2022年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月12日閲覧。
山形県統計年鑑
  1. ^ a b 第10章 運輸・通信” (PDF). 山形県統計年鑑(令和4年). 山形県. p. 206 (2024年4月30日). 2024年8月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月9日閲覧。
  2. ^ 第10章 運輸・通信” (XLS). 山形県統計年鑑(平成10年~平成19年). 山形県 (2020年10月12日). 2023年7月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月12日閲覧。
  3. ^ 第10章 運輸・通信” (XLS). 山形県統計年鑑(平成10年~平成19年). 山形県 (2020年10月12日). 2023年7月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月12日閲覧。
  4. ^ 第10章 運輸・通信” (XLS). 山形県統計年鑑(平成10年~平成19年). 山形県 (2020年10月12日). 2023年7月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月12日閲覧。
  5. ^ 第10章 運輸・通信” (XLS). 山形県統計年鑑(平成10年~平成19年). 山形県 (2020年10月12日). 2023年7月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月12日閲覧。
  6. ^ 第10章 運輸・通信” (PDF). 山形県統計年鑑(平成20年~平成24年). 山形県 (2020年10月12日). 2019年2月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月12日閲覧。
  7. ^ 第10章 運輸・通信” (PDF). 山形県統計年鑑(平成20年~平成24年). 山形県. p. 208 (2020年10月12日). 2019年2月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月12日閲覧。
  8. ^ 第10章 運輸・通信” (PDF). 山形県統計年鑑(平成20年~平成24年). 山形県. p. 206 (2020年10月12日). 2019年2月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月12日閲覧。
  9. ^ 第10章 運輸・通信” (PDF). 山形県統計年鑑(平成25年~平成29年). 山形県. p. 230 (2022年5月6日). 2019年2月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月12日閲覧。
  10. ^ 第10章 運輸・通信” (PDF). 山形県統計年鑑(平成25年~平成29年). 山形県. p. 230 (2022年5月6日). 2019年2月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月12日閲覧。
  11. ^ 第10章 運輸・通信” (PDF). 山形県統計年鑑(平成25年~平成29年). 山形県. p. 230 (2022年5月6日). 2023年7月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月12日閲覧。
  12. ^ 第10章 運輸・通信” (PDF). 山形県統計年鑑(平成30年~令和元年). 山形県. p. 230 (2022年5月6日). 2023年7月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月12日閲覧。
  13. ^ 第10章 運輸・通信” (PDF). 山形県統計年鑑(令和2~3年). 山形県. p. 226 (2023年4月26日). 2023年7月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月12日閲覧。

参考文献

[編集]
  • 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日。ISBN 978-4-533-02980-6 

関連項目

[編集]
今泉駅が登場する文学作品

外部リンク

[編集]