瓜南直子
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瓜南 直子(かなん なおこ、1955年8月15日 - 2012年6月4日)は、日本の画家[1]。
生涯
[編集]石川県穴水町に生まれ、2歳のときに家族とともに東京へ移り、東京芸術大学に学んだ[1]。1980年、東京芸術大学美術学部工芸科(鍛金専攻)卒業[2]。
30代以降は鎌倉市に定住し[1]、有元利夫の影響を受けて日本画を基調とした絵画の制作を行なうようになった[3]。
芥川賞作家の藤沢周、詩人の城戸朱理、文芸評論家の富岡幸一郎など地元鎌倉の文化人などと交流し、2012年1月に死去した日本画家の小泉淳作からは画材を遺贈されていた[1]。上田篤を理事長とするNPO法人である「観○光(かんひかり)」の会員でもあった[4]。
漬け物づくりや料理を趣味とし、自ら「漬物道楽」と称していた[5]。
関連書籍
[編集]絵本作品
[編集]- (たかどのほうこ 作、瓜南直子 絵)ねこが見た話、福音館書店、1998年
- (富安陽子 作、瓜南直子 絵)ぼっこ、偕成社(偕成社ワンダーランド)、1998年
- (澤田徳子 作、瓜南直子 絵)あやしが丘のおばけらんど、文研出版(文研ブックランド、 2001年
- (高楼方子 作、瓜南直子 絵)もちつもたれつの館のまき、日本標準(あおぞら文庫)、 2003年
作品集・遺稿集
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d “日本画家・瓜南直子 絵画を生きた56年の人生 作品集とエッセー刊行”. 読売新聞・東京朝刊・神奈川: p. 32. (2014年6月3日) - ヨミダス歴史館にて閲覧:この記事の内容は、加筆されて石川県版にも掲載された。“穴水出身の日本画家 瓜南直子 独特の世界観 三回忌に作品集とエッセー”. 読売新聞・東京朝刊・石川: p. 33. (2014年6月18日) - ヨミダス歴史館にて閲覧
- ^ “瓜南 直子(NAOKO KANAN)”. 神保町画廊. 2014年7月1日閲覧。
- ^ 伴清一郎. “絵師・瓜南直子のあしあと ’00 / ’09 ーちいさな追悼展ー”. 柴田悦子画廊. 2014年7月1日閲覧。
- ^ ウェブサイトでは「物故会員」として名が残されている。:“観○光(かんひかり)について”. 観○光. 2014年7月1日閲覧。
- ^ 瓜南直子 (@kanan_naoko) - X(旧Twitter)
- ^ “寝目物語(瓜南直子著) 2001年8月31日発行”. アートインデックス. 2014年7月1日閲覧。:初出は『月刊美術』誌の連載。