猪熊浅麻呂
表示
猪熊 浅麻呂(いのくま あさまろ、1870年6月19日(明治3年5月21日) - 1945年(昭和20年)5月1日)は明治から昭和時代前期の有職故実研究家。
経略
[編集]京都府生まれ。猪熊夏樹の長男。父と飯田武郷に国学を、叔父の北小路随光や山科言縄らに有職故実を学ぶ。京都帝大講師などを経て、1912年(大正元年)に香川県白鳥神社社司、1914年(大正3年)に京都帝室博物館嘱託を務める。神社祭典などの考証・保存につとめた。また、有職故実の研究家として登極令制定や大正・昭和の即位大典の考証、賀茂神社の賀茂祭、石清水八幡宮の石清水祭、春日大社の春日祭の三勅祭の指導保存などに当たった[1][2]。
子に猪熊兼幹、猪熊兼繁、孫に猪熊兼年、猪熊兼勝、曾孫に猪熊兼樹。
著作
[編集]- 旧儀装飾十六式図譜(1903年)