「摩周駅」の版間の差分
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現駅舎は1990年(平成2年)に現駅名への改称と同時に改築されたもので、木造平屋建てである<ref name=":0" />。総工費は8,300万円であり、うち4,500万円は弟子屈町が負担した<ref name=":0" />。外観は「北欧風<ref name=":0" />」であり、三角屋根で[[摩周岳]]の山並みを模している<ref name=":023" />。 |
現駅舎は1990年(平成2年)に現駅名への改称と同時に改築されたもので、木造平屋建てである<ref name=":0" />。総工費は8,300万円であり、うち4,500万円は弟子屈町が負担した<ref name=":0" />。外観は「北欧風<ref name=":0" />」であり、三角屋根で[[摩周岳]]の山並みを模している<ref name=":023" />。 |
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社員配置駅、[[みどりの窓口]]設置。釧網本線の運行管理も当駅で行っており、[[夜間滞泊]]も設定されている。駅舎内には地域の商店が[[キヨスク]]の代わりとして出店し、観光案内所も設けられている<ref name=":023" />。 |
社員配置駅、[[みどりの窓口]]設置。釧網本線の運行管理も当駅で行っており、[[夜間滞泊]]も設定されている。駅舎内には地域の商店が[[Kiosk (JRグループ)|キヨスク]]の代わりとして出店し、観光案内所も設けられている<ref name=":023" />。 |
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=== のりば === |
=== のりば === |
2024年3月20日 (水) 22:57時点における版
摩周駅[* 1] | |
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駅舎(2018年5月) | |
ましゅう Mashū | |
◄B62 磯分内 (8.7 km) (14.7 km) 美留和 B65► | |
所在地 | 北海道川上郡弟子屈町朝日1丁目7-26 |
駅番号 | ○B64 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■釧網本線 |
キロ程 | 70.5 km(東釧路起点) |
電報略号 | マユ[1] |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線 |
乗降人員 -統計年度- |
102人/日 -2018年- |
開業年月日 | 1929年(昭和4年)8月15日[2] |
備考 | |
摩周駅(ましゅうえき)は、北海道川上郡弟子屈町朝日1丁目7-26にある、北海道旅客鉄道(JR北海道)釧網本線の駅である。駅番号はB64。事務管理コードは▲111609[3]。
歴史
- 1929年(昭和4年)8月15日:鉄道省釧網本線標茶駅 - 弟子屈駅(→摩周駅)間開業にともない弟子屈駅として開業[4][5]。一般駅[2]。浜釧路機関庫弟子屈駐泊所及び人力転車台設置[6]。
- 1936年(昭和11年)9月:駅舎改築[7]。
- 1937年(昭和12年)10月30日:弟子屈駐泊所が釧路機関区標茶支区扱いとなる[7]。
- 1968年(昭和43年)4月1日:業務委託化[8]。直営駅に戻った時期は不明。
- 1982年(昭和57年)9月10日:貨物取扱い廃止[9]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物取扱い廃止[10]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR北海道に継承[2]。
- 1990年(平成2年)11月20日:摩周駅に改称。駅舎改築[11][12][5][13][1]。
駅名の由来
旧駅名は所在自治体名から名づけられていたが、「全国的に知名度の高い『摩周湖』を生かしたネーミングにしたい[5]」「知名度の高い町内の摩周湖から名を取り観光客増を[12]」との目論見から弟子屈町がJR北海道に要望し[12]、現駅名に改称された。
駅構造
2面3線の単式ホーム・島式ホームがある地上駅。かつては貨物ホームや多くの側線を有していた[14]。ホーム間の移動は跨線橋で連絡する。
現駅舎は1990年(平成2年)に現駅名への改称と同時に改築されたもので、木造平屋建てである[12]。総工費は8,300万円であり、うち4,500万円は弟子屈町が負担した[12]。外観は「北欧風[12]」であり、三角屋根で摩周岳の山並みを模している[5]。
社員配置駅、みどりの窓口設置。釧網本線の運行管理も当駅で行っており、夜間滞泊も設定されている。駅舎内には地域の商店がキヨスクの代わりとして出店し、観光案内所も設けられている[5]。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■釧網本線 | 上り | 網走方面 |
2・3 | 下り | 釧路方面 |
-
改札口(2018年5月)
-
ホーム(2018年5月)
-
跨線橋(2018年5月)
-
駅名標(2018年5月)
-
駅横の足湯(2004年9月)
駅弁
- 摩周の豚丼
- 摩周の牛丼
- 摩周のジンギスカン丼
- 冬期は注文販売となり、5分程度待つこととなる。
1983年頃まではしいたけを使った駅弁が販売されていた[15]。
利用状況
乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。
また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
年度 | 乗車人員 | 出典 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|
年間 | 1日平均 | JR調査 | |||
2016年(平成28年) | 28.0 | [JR北 1] | |||
2017年(平成29年) | 26.4 | [JR北 2] | |||
2018年(平成30年) | 31.6 | [JR北 3] | |||
2019年(令和元年) | 35.8 | [JR北 4] | |||
2020年(令和 | 2年)37.8 | [JR北 5] | |||
2021年(令和 | 3年)42.8 | [JR北 6] | |||
2022年(令和 | 4年)49.8 | [JR北 7] |
駅周辺
弟子屈町の中心駅になっており街なみがつづく。商店街には土産物店も並んでいる。駅前広場中央には摩周湖をイメージしたモニュメントが設置されており、夏期夜間は「摩周湖ブルー」にライトアップされる[16]。駅横には源泉掛け流しの足湯「ぽっぽゆ」があるほか、駅舎内には飲用の温泉が引かれている[16]。
- 北海道道717号札友内弟子屈停車場線、北海道道53号釧路鶴居弟子屈線
- 国道243号・国道241号・国道391号
- 道の駅摩周温泉
- 弟子屈町役場
- 弟子屈警察署
- 弟子屈郵便局
- 釧路信用金庫弟子屈支店
- 北洋銀行弟子屈支店
- 摩周湖農業協同組合(JA摩周湖)
- 摩周温泉
- 阿寒バス「摩周駅前」バス停[17]
その他
映画『遥かなる山の呼び声』(主演 高倉健 倍賞千恵子 山田洋次監督 1980年3月15日公開)のクライマックスシーンで、網走刑務所に送られる前の田島耕作(高倉)に逢いに来た、風見民子(倍賞)と虻田太郎(ハナ肇)が乗り込んだ列車の車窓から見える駅でもある。
隣の駅
脚注
出典
- ^ a b 宮脇俊三、原田勝正 著、二見康生 編『北海道630駅』小学館〈JR・私鉄各駅停車〉、1993年6月20日、149頁。ISBN 4-09-395401-1。
- ^ a b c 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、924頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、246頁。doi:10.11501/1873236 。2023年4月2日閲覧。
- ^ 大蔵省印刷局(編)「鉄道省告示 第149号」『官報』第783号、国立国会図書館デジタルコレクション、1929年8月8日。
- ^ a b c d e 太田幸夫 (2004-02-29). 北海道の駅 878ものがたり ~駅名のルーツ探求~ (1 ed.). 札幌市: 富士コンテム. pp. 129-130. ISBN 4-89391-549-5
- ^ 『鉄道百年の歩み』 p. 85
- ^ a b 『鉄道百年の歩み』 p. 87
- ^ 『鉄道百年の歩み』 p. 101
- ^ 『鉄道百年の歩み』 pp. 111 - 112
- ^ 『鉄道百年の歩み』 p. 113
- ^ “「摩周駅」よろしく 旧名「弟子屈」改め”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1990年11月21日)
- ^ a b c d e f 「「摩周駅」で観光客増へ」『地方議会人 : 議員研修誌』第21巻第8号、中央文化社、1991年1月、68頁、doi:10.11501/2764390、2023年1月18日閲覧。
- ^ 『鉄道百年の歩み』 p. 125
- ^ 『北海道 釧網本線』 p. 84
- ^ 相賀徹夫 編著,宮脇俊三・原田勝正 共編(1983)『国鉄全線 各駅停車 - 1 北海道690駅』小学館
- ^ a b 『北海道鉄道駅大図鑑』 p. 301
- ^ “摩周駅前”. NAVITIME. 2019年11月14日閲覧。
JR北海道
- ^ 「釧網線(東釧路・網走間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)』、北海道旅客鉄道、2017年12月8日。オリジナルの2017年12月9日時点におけるアーカイブ 。2017年12月10日閲覧。
- ^ 「釧網線(東釧路・網走間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために)』、北海道旅客鉄道株式会社、3頁、2018年7月2日。オリジナルの2018年8月19日時点におけるアーカイブ 。2018年8月19日閲覧。
- ^ “釧網線(東釧路・網走間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
- ^ “釧網線(東釧路・網走間)” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 輸送密度200人以上2,000人未満の線区(「黄色」8線区). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月2日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月3日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2023年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月10日閲覧。
参考文献
- グループ169.1『北海道 釧網本線』(1999年)
- 北海道旅客鉄道釧路支社『JR釧路支社 鉄道百年の歩み』(2001年)
- 本久公洋『北海道鉄道駅大図鑑』 北海道新聞社(2008年) ISBN 978-4-89453-464-3
関連項目
外部リンク
- 摩周|駅の情報検索(時刻表・バリアフリー)|鉄道・きっぷ|JR北海道- Hokkaido Railway Company