南弟子屈駅
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南弟子屈駅 | |
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駅舎(2017年5月) | |
みなみてしかが Minami-Teshikaga | |
◄B62 磯分内 (6.5 km) (8.2 km) 摩周 B64► | |
所在地 | 北海道川上郡弟子屈町熊牛原野144 |
駅番号 | ○B63 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■釧網本線 |
キロ程 | 62.3 km(網走起点) |
電報略号 | ミテ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1929年(昭和4年)8月15日[1] |
廃止年月日 | 2020年(令和2年)3月14日[2] |
備考 | 無人駅 |
南弟子屈駅(みなみてしかがえき)は、北海道川上郡弟子屈町字熊牛原野にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)釧網本線の駅(廃駅)。電報略号はミテ。事務管理コードは▲111608[3]。駅番号はB63。
歴史
[編集]- 1929年(昭和4年)8月15日:鉄道省釧網線標茶駅 - 弟子屈駅(→摩周駅)間開業に伴い開業[4]。一般駅[1]。
- 1960年(昭和35年)10月25日:貨物取扱い廃止[5]。
- 1968年(昭和43年)4月1日:業務委託化[6]。
- 1984年(昭和59年)
- 1986年(昭和61年)10月13日:駅舎改築に伴い、既存駅舎の公開入札を実施[8]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR北海道に継承[1]。
- 1992年(平成4年)4月1日:簡易委託廃止、完全無人化。
- 2019年(令和元年)9月6日:JR北海道が南弟子屈地区の住民に対し、当駅の廃止の検討について説明会を実施[9]。
- 2020年(令和2年)
駅名の由来
[編集]→「熊牛」の由来については「熊牛原野」を参照
開業時点で所在地名の「クマウシ(熊牛)」がすでに河西鉄道(当時、十勝鉄道を経て1951年廃止)で用いられていたため、弟子屈駅(現・摩周駅)の南方に所在することから「南弟子屈」とした[14]。
駅構造
[編集]地上駅で、1面1線の単式ホームを有していた。摩周駅管理の無人駅。かつては貨物ホームや側線を有していた[15]。
駅舎は車掌車が転用されていた。1929年(昭和4年)の開業時から使用されてきた旧駅舎は1986年(昭和61年)10月、駅舎の取り壊しを条件に公開入札が行われ、弟子屈町の建設会社社長によって落札・解体された[8]。また、廃止時の駅舎は郷土資料として活用するため、2020年(令和2年)6月に駅舎が移設された[13]。
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塗り替え前の駅舎(2004年2月)
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ホーム(2017年5月)
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駅名標(2017年5月)
利用状況
[編集]乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。
また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
年度 | 乗車人員 | 出典 | 備考 | ||
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年間 | 1日平均 | JR調査 | |||
1978年(昭和53年) | 25 | [16] | |||
2016年(平成28年) | 1.0 | [JR北 2] | |||
2017年(平成29年) | 1.0 | [JR北 3] | |||
2018年(平成30年) | 1.2 | [JR北 4] | |||
2019年(令和元年) | 1.6 | [JR北 5] |
駅周辺
[編集]駅前には倉庫、ガソリンスタンド(ENEOS)、商店、住宅が数軒あるのみで、広大な牧場地帯である。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、924頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b 『2020年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2019年12月13日。オリジナルの2019年12月13日時点におけるアーカイブ 。2019年12月13日閲覧。
- ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、246頁。doi:10.11501/1873236 。2023年4月2日閲覧。
- ^ 大蔵省印刷局(編)「鉄道省告示 第149号」『官報』第783号、国立国会図書館デジタルコレクション、1929年8月8日。
- ^ 『鉄道百年の歩み』 p. 95
- ^ 『鉄道百年の歩み』 p. 101
- ^ a b 『鉄道百年の歩み』 p. 113
- ^ a b “古いといえど駅舎1万円ちょい 釧網本線美留和駅と南弟子屈駅 落札した坪井さん「復元し保存を」”. 北海道新聞. (1986年10月14日)
- ^ “釧網線・南弟子屈駅の廃止検討 JR、6日に住民説明会”. 北海道新聞. (2019年9月3日). オリジナルの2019年9月3日時点におけるアーカイブ。 2019年9月3日閲覧。
- ^ “寂しいけどありがとう 白糠・古瀬駅、南弟子屈駅が最後の営業 ファンら別れ惜しむ”. 北海道新聞. (2020年3月14日). オリジナルの2020年3月27日時点におけるアーカイブ。 2020年3月26日閲覧。
- ^ 『低気圧通過に伴う列車への影響について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2020年3月12日。オリジナルの2020年3月17日時点におけるアーカイブ 。2020年3月17日閲覧。
- ^ 今井潤「揺れる鉄路 白糠・古瀬駅、南弟子屈駅 最後の営業 鉄道ファンら別れ惜しむ」『北海道新聞』2020年(令和2年)3月14日付15面(釧路・根室)。
- ^ a b “開成建設工業に駅舎移設で感謝状”. 釧路新聞社電子版. 2020年7月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月14日閲覧。
- ^ 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、162頁。ASIN B000J9RBUY。
- ^ 『北海道 釧網本線』 p. 85
- ^ 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、912頁。doi:10.11501/12065814 。
- ^ 下り順に記載。路線は磯分内駅方の東釧路駅が起点。
JR北海道
[編集]- ^ a b “アクションプラン 第1期計画2年 報告書 (令和2年度) 釧網線”. 北海道旅客鉄道 (2021年8月). 2022年10月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月1日閲覧。
- ^ 「釧網線(東釧路・網走間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)』、北海道旅客鉄道、2017年12月8日。オリジナルの2017年12月9日時点におけるアーカイブ 。2017年12月10日閲覧。
- ^ 「釧網線(東釧路・網走間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために)』、北海道旅客鉄道株式会社、3頁、2018年7月2日。オリジナルの2018年8月19日時点におけるアーカイブ 。2018年8月19日閲覧。
- ^ “釧網線(東釧路・網走間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
- ^ “釧網線(東釧路・網走間)” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 輸送密度200人以上2,000人未満の線区(「黄色」8線区). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月2日閲覧。
参考文献
[編集]- グループ169.1『北海道 釧網本線』(1999年)
- 北海道旅客鉄道釧路支社『JR釧路支社 鉄道百年の歩み』(2001年)
- 本久公洋『北海道鉄道駅大図鑑』 北海道新聞社(2008年) ISBN 978-4-89453-464-3
関連項目
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