「金田一少年の事件簿 (堂本剛のテレビドラマ)」の版間の差分
編集の要約なし |
|||
100行目: | 100行目: | ||
| 副次的外部リンク名 = <!--既定値は「公式ウェブサイト2」--> |
| 副次的外部リンク名 = <!--既定値は「公式ウェブサイト2」--> |
||
<!--「番組年表」ヘッダ-->| 前作 = |
<!--「番組年表」ヘッダ-->| 前作 = |
||
| |
| 次作 = |
||
| 関連番組 = <!--脚注--> |
| 関連番組 = <!--脚注--> |
||
| 特記事項 = |
| 特記事項 = |
2023年5月31日 (水) 11:04時点における版
金田一少年の事件簿 | |
---|---|
ジャンル | テレビドラマ |
原作 |
天樹征丸 金成陽三郎 さとうふみや |
脚本 |
深沢正樹(単発・S1・2) 大石哲也(S1・2) 加藤学生(S1) 田子明弘(S1・2) 成田はじめ(S1・SP) |
演出 |
堤幸彦 雨宮望(S1) 佐藤東弥(S1・2) 倉田貴也(S1) 金田和樹(S2) |
出演者 |
堂本剛 ともさかりえ 古尾谷雅人 |
ナレーター | ともさかりえ |
音楽 | 見岳章 |
国・地域 | 日本 |
言語 | 日本語 |
製作 | |
チーフ・プロデューサー | 小杉善信 |
プロデューサー |
櫨山裕子 蒔田光治(単発・S1・SP) |
製作 | 日本テレビ |
放送 | |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
学園七不思議殺人事件(単発) | |
放送期間 | 1995年4月8日 |
放送時間 | 土曜 21:00 - 22:54 |
放送分 | 114分 |
回数 | 1 |
第1シリーズ | |
エンディング | 堂本剛「ひとりじゃない」 |
放送期間 | 1995年7月15日 - 9月16日 |
放送時間 | 土曜 21:00 - 21:54 |
放送枠 | 土曜グランド劇場 |
放送分 | 54分 |
回数 | 8 |
雪夜叉伝説殺人事件(SP) | |
エンディング | 堂本剛「ひとりじゃない」 |
放送期間 | 1995年12月30日 |
放送時間 | 土曜 21:00 - 22:54 |
放送分 | 114分 |
回数 | 1 |
第2シリーズ | |
エンディング | KinKi Kids「Kissからはじまるミステリー」 |
放送期間 | 1996年7月13日 - 9月14日 |
放送時間 | 土曜 21:00 - 21:54 |
放送枠 | 土曜グランド劇場 |
放送分 | 54分 |
回数 | 9 |
『金田一少年の事件簿』(きんだいちしょうねんのじけんぼ)は、同名漫画『金田一少年の事件簿』を原作とした日本のテレビドラマ。
概要
連続ドラマ第1・2シリーズ「金田一少年の事件簿」、単発ドラマ「学園七不思議殺人事件」、「雪夜叉伝説殺人事件」(スペシャル)、劇場版「上海魚人伝説」の5作品が制作された。
演出家・堤幸彦の出世作である。美雪役のともさかは、第1シリーズ第2話「悲恋湖殺人事件」に別役でも出演しており、一人二役を演じている。
主要人物
- 金田一一(きんだいち はじめ)
- 演 - 堂本剛(KinKi Kids)
- 主人公。クレジット表記はドラマ版が「金田一 はじめ」、劇場版のみ「金田一 一」。
- 有名な私立探偵であった「金田一耕助」の孫。不動高校2年生。ミステリー研究会所属。
- 勉強が苦手だが、本当はIQ180の天才。基本的な性格は原作に準じており、普段は言動態度共にだらしがないか恍けているが、推理をしている時や犯人を追いつめる時は普段と一変して精悍な表情と態度に変貌する。
- 考えている時に首の後ろをかく癖がある[注 1]。また、祖父の金田一耕助の形見である自転車で通学している場面がある。
- 本作ではスペシャル版の「学園七不思議殺人事件」で転校生として登場し、12年ぶりに美雪と再会を果たした設定になっている。
- 原作の後ろで結んだロングヘアとは違い、ドラマは数年に渡って撮影されたため話によって髪型のマイナーチェンジはあるものの、基本的には黒髪の短髪にもみあげをかっちり固めた髪型が特長である。
- 前後編形式の後編に該当するエピソードではナレーションを美雪に変わって彼が担当する。
- 「金田一少年の殺人」のアイキャッチは、容疑者の一人として登場。
- 七瀬美雪(ななせ みゆき)
- 演 - ともさかりえ
- 不動高校2年生。ミステリー研究会所属。
- 凛とした大人の性格を持ち、かつ文武両道の美少女として全校生徒の憧れの的であり、本人も学校では淑やかに振る舞っている。しかし、本来はお祭り好きの姉御肌タイプで、本性を知られている一とははめを外して遊ぶことが多い。再会当初は一を「金田一くん」[注 2]と呼んでいたが、連続放送1話となる「異人館村殺人事件」以降は、原作同様に「はじめちゃん」と呼ぶようになる。
- 原作はグラマーな体型の設定だが、ドラマ版はスレンダー設定である。
- ナレーションは、一部の話以外はほぼ彼女が担当している[注 3]。
- 剣持勇(けんもち いさむ)
- 演 - 古尾谷雅人
- 警部。原作と同様に警視庁勤務と設定されているが、前述のように他レギュラー陣の居住地が神奈川県内となっていることもあり、所属機関に関わる描写は曖昧になっている[注 4]。
- 一とは強い信頼関係を持ち、大人として一を支える存在。
- 直情型の熱血漢である原作とは大きく異なった性格になっており、落ち着いた性格で頭脳も明晰になっている。「蝋人形城殺人事件」では、後述の明智健悟の代役として登場。明智が原作と異なる性格設定となった為、彼の代わりに活躍する場面も多い。当初は一とは「金田一くん」、「剣持警部」と呼び合っていたが、「首無し村殺人事件」のラストから原作通りに「はじめ」、「オッサン」に変わった。
- 真壁誠(まかべ まこと)
- 演 - 佐野瑞樹(当時ジャニーズJr.)
- 不動高校2年生。ミステリー研究会所属
- 原作と設定が大きく変更された一人で、原作では一の先輩だが本作のドラマでは同級生。
- 嫌みっぽくプライドが高い性格は原作と変わらないが、陰湿さはなく一との関係が良好であったり、「雪夜叉伝説殺人事件」では明智のパートナーになったり、人懐っこい性格などの変更点が加えられている。眼鏡をかけているが、「墓場島殺人事件」でインテリのように見せるための伊達眼鏡という事が明らかになる。本作の主要人物以外の中では事件に巻き込まれる要因で目立っており、「怪盗紳士の殺人」では弟の実も登場する。「学園七不思議殺人事件」ではある行動が原因で容疑者にされてしまうが、金田一に助けられた。「首吊り学園殺人事件」では千家貴司、「墓場島殺人事件」では岡崎浩司郎と陣馬剛史の代役として登場。
- 「墓場島殺人事件」のアイキャッチでは容疑者の一人として登場した。
- 佐木竜太(さき りゅうた)
- 演 - 原知宏(当時ジャニーズJr.)
- 不動高校1年生。ミステリー研究会所属。ビデオおたく。所構わずビデオカメラを回しているが、その奇行のおかげで事件が解決に向かうきっかけの一つとなったことがある。
- 原作とは違い、眼鏡はかけていない。また、「異人館ホテル殺人事件」には登場せず、犯人には襲われないため生存[注 5]。
- 鷹島友代(たかしま ともよ)
- 演 - 三浦理恵子
- 不動高校2年生。ミステリー研究会所属。
- 真壁同様、原作と設定が大きく変更された一人。
- 「学園七不思議殺人事件」では原作同様根暗な性格をしていて真壁の言いなりになっていたが、事件後は真壁と力関係が逆転し、プライドが高く目的のためなら手段を選ばない性格になった。「オペラ座館殺人事件」では早乙女涼子、「墓場島殺人事件」では森下麗美の代役[注 6]として登場。
- 速水玲香(はやみ れいか)
- 演 - 中山エミリ
- アイドル歌手。
- 「雪夜叉伝説殺人事件」の一件以来、一に好意を持っており気にかけている。原作同様プライドが高い努力家で、美雪とも一を巡って対立する。
- 明智健悟(あけち けんご)
- 演 - 池内万作
- 警視。
- 原作の嫌みな性格がより強調されており、一たちとの仲も険悪になっている。また「蝋人形城殺人事件」には登場しないなど出番が少なく、活躍の機会も減らされている。
- いつき陽介(いつき ようすけ)
- 演 - 利重剛
- フリーライター。「金田一少年の殺人」では一たちに協力する。
- 向井猛夫(むかい たけお)
- 演 - 立川政市
- 剣持の部下。ドラマオリジナルキャラクター。熱くなりやすい性格で金田一に突っかかる事が多い。「異人館村殺人事件」の俵田孝太郎、「オペラ座館殺人事件」の初登場時の剣持など[注 7]原作では一に対して否定的な立場の刑事の代役を務める事が多い。
学園七不思議殺人事件(単発ドラマ)
本シリーズのパイロット版。日本テレビ系で1995年4月8日 21:00 - 22:54に放送された。
ゲスト
- 桜樹マリ子(さくらぎ マリこ)[注 8]
- 演 - 高橋玲奈
- 不動高校3年生。ミステリー研究会会長
- 尾之上貴裕(おのうえ たかひろ)
- 演 - 須藤公一
- 不動高校2年生。ミステリー研究会会員
- 羽田太(はだ ふとし)[注 9]
- 演 - 羽賀研二
- 不動高校体育教師。
- 雨宮良造(あめみや りょうぞう)[注 10]
- 演 - 河原さぶ
- 不動高校用務員。
- 浅野令子(あさの れいこ)[注 9]
- 演 - 田中美奈子
- ミステリー研究会顧問で不動高校物理教師。一のクラスの担任。
- 青山ちひろ(あおやま ちひろ)
- 演 - 田中規子
- 不動高校生徒。10年前に姿を消したが、学校側は単なる家出と判断していた。
- 的場勇一郎(まとば ゆういちろう)
- 演 - 細川俊之
- 不動高校化学教師。アニメ版では浅野が登場しない為、的場は物理教師でミステリー研究会顧問という設定になっている。
- 三谷教頭(みたに)
- 演 - 上田耕一
- 不動高校教頭。
スタッフ
- 原作 - 天樹征丸、金成陽三郎 / 漫画 - さとうふみや『金田一少年の事件簿』
- 脚本 - 深沢正樹
- 音楽 - 見岳章
- 演出 - 堤幸彦
- 選曲 - 志田博英(OCBプロ)
- 効果 - 小川広美(東洋音響)
- ロケ協力 - 東横学園女子短期大学
- 企画協力 - 樹林伸、都丸尚史 / 八木廣、菅原章
- チーフプロデューサー - 小杉善信(NTV)
- プロデューサー - 櫨山裕子(NTV)、蒔田光治(東宝)
連続ドラマ(第1シリーズ)
日本テレビ系で1995年7月15日 - 9月16日、毎週土曜21:00 - 21:54 [注 11]に放送された[注 12]。平均視聴率は23.9%(クール1位)を記録。
第6話までは1話完結型。第1話「異人館村殺人事件」は封印作品(欠番)となっている(詳細は後述)。
ゲスト
異人館村殺人事件
舞台が原作ではダビデの星を象った六角村だったが、ドラマでは十字架を象った十文字村に変更され、館の数も四つになっている。死体消失のトリックの都合で欠番。
- 時田若葉(ときた わかば)
- 演 - 遊井亮子
- 不動高校2年生。
- 一のクラスメイト。小田切との交際が発覚した事で父に実家へ連れ戻されてしまう。
- 小田切進(おだぎり すすむ)/ 神崎竜一(かんざき りゅういち)[注 13]
- 演 - 東根作寿英
- 不動高校英語教師。
- 風祭淳也(かざまつり じゅんや)
- 演 - 岡田眞澄
- 「風見鶏の館」主人。右肩から左腕のないミイラを所持している。
- 冬木三子(ふゆき みつこ)[注 14]
- 演 - 白川和子
- 「白い館」[注 15]主人。ヘロイン中毒者。左脇から右腕のないミイラを所持している。
- 時田十三(ときた じゅうぞう)
- 演 - 三谷昇
- 「時計の館」主人。若葉の父。過去のある事件で負った火傷の痕を隠すために覆面をかぶっている。頭部のないミイラを所持している。
- 兜礼二(かぶと れいじ)
- 演 - 綾田俊樹
- 「鎧の館」主人。下半身のないミイラを所持している。
- 兜霧子(かぶと きりこ)
- 演 - 松原朋子
- 兜礼二の娘。村にやって来た一達に館の配置など、村についての詳しい情報を教える。
- 神崎詩織(かんざき しおり)[注 16]
- 演 - 寺田千穂
- 真犯人の実母。
- 時田家使用人
- 演 - 金成陽三郎、杉崎浩一
- 牧師
- 演 - デニス・ファルト
- 牧師の妻
- 演 - シイラ・ドネル
- 村と各館に安置されたミイラの秘密と真相に深く関わる夫婦。
悲恋湖殺人事件
- 遠野英治(とおの えいじ)
- 演 - 大沢健
- 不動高校3年生。
- 香山三郎(かやま さぶろう)
- 演 - 三角八朗
- 不動産会社社長。
- 香山聖子(かやま せいこ)
- 演 - 水島かおり
- 香山三郎の妻。
- 小林星二(こばやし せいじ)
- 演 - 山崎一
- 画家。天才と呼ばれていたが、三年前を境に死体の絵しか描かなくなった。
- 甲田征作(こうだ せいさく)
- 演 - 峰岸徹
- 医師。重傷を負った美雪の手当をする。
- 九条章太郎(くじょう しょうたろう)
- 演 - 畠山久
- ツアーコンダクター。
- 橘川茂(きつかわ しげる)
- 演 - 小林賢二
- 一たちの同級生。美雪に条件付きでツアーの招待券を売る。
- 小泉螢子(こいずみ けいこ)
- 演 - ともさかりえ(2役)
- 故人。オリエンタル号沈没事件の犠牲者。
- 事件の真相とツアーに参加したある人物と深く関係している。
オペラ座館殺人事件
- 有森裕(ありもり ゆう)[注 17]
- 演 - 小橋賢児
- 不動高校2年生。演劇部所属で裏方を担当する。
- 布施光彦(ふせ みつひこ)
- 演 - 秋山純(当時ジャニーズJr.)
- 不動高校2年生で演劇部部長。
- 日高織絵(ひだか おりえ)
- 演 - 多田亜沙美
- 不動高校2年生。演劇部所属。
- 桐生春美(きりゅう はるみ)
- 演 - 高原遊
- 不動高校2年生。演劇部所属。
- 月島冬子(つきしま ふゆこ)
- 演 - 園田亜希子
- 不動高校3年生。黒沢の愛弟子。
- 故人。演劇部所属だったが、本編の前に顔に大火傷を負い、その後見舞いに訪れた部員達の眼の前で自ら命を絶ってしまう。
- 黒沢和馬(くろさわ かずま)
- 演 - 夏八木勲
- 「オペラ座館」オーナー。
- オペラ座館従業員
- 演 - モロ師岡、楠美津香
秘宝島殺人事件
- 美作大介(みまさか だいすけ)
- 演 - チャーリィ湯谷
- 秘宝島オーナー。財宝探しのツアーを主催する。
- 美作碧(みまさか みどり)/ 佐伯航一郎(さえき こういちろう)
- 演 - 山口香緒里(航一郎の少年期 - ジョン・マクダモット)
- 美作大介の娘。父からツアー参加者の世話をする役目を任されている。
- 岩田英作(いわた えいさく)
- 演 - 高城淳一
- 美作家執事。
- クリス・アインシュタイン
- 演 - 金子信昭
- ツアー参加者。アメリカからやって来たIQ180の天才少年。
- ある参加者に容疑の目を向けさせたり、一を罠に誘うなど腹黒い性格だったが、真犯人に罪を着せられる。
- 柿本麻人(かきもと あさと)
- 演 - 長江英和
- ツアー参加者。
- 八十島隆造(やそじま りゅうぞう)
- 演 - 鶴田忍
- ツアー参加者。
- 矢萩久義(やはぎ ひさよし)
- 演 - 清水綋治
- ツアー参加者で医師[注 18]。
- 佐伯京介(さえき きょうすけ)
- 演 - 伊藤幸純
- 佐伯航一郎の父親。教授。
- 故人。かつて一部のツアー参加者と考古学会を主催していた。十年前に島で財宝を探す際、崖から転落して命を落とした。
- 佐伯航一郎の伯父
- 演 - 邱太郎
- アルバイト先の雇い主の女性
- 演 - キャサリン・ロビンソン
首吊り学園殺人事件
原作では予備校(進学塾)「四ノ倉学園」が舞台だったが、ドラマでは不動高校の成績優秀者を集めた特別クラスが舞台となっている。
- 小野弓子(おの ゆみこ)[注 19]
- 演 - 石野真子
- 不動高校数学教師。特別クラスの担任。
- 一にある事件の真相究明を依頼する。
- 古谷直樹(ふるや なおき)
- 演 - 大地
- 不動高校生徒。特別クラスのクラス委員。
- 室井矢一(むろい やいち)
- 演 - 佐藤広純
- 不動高校生徒。
- 仁藤伸幸(にとう のぶゆき)
- 演 - 松山幸次
- 不動高校生徒。
- 吉村理沙(よしむら りさ)[注 20]
- 演 - 小橋めぐみ
- 不動高校生徒。
- 久米裕一郎(くめ ゆういちろう)
- 演 - 二瓶鮫一
- 不動高校校長。
- 阿久津國夫(あくつ くにお)
- 演 - 野添義弘
- 不動高校国語教師。
- 深町充(ふかまち みつる)
- 演 - ヨースケ
- 故人。不動高校生徒。
- 本編の半年前に、いじめを苦に自殺したとされている。
首無し村殺人事件
原作は「飛騨からくり屋敷殺人事件」というタイトルで舞台は岐阜県だったが、本作では宮城県が舞台となっているためタイトルが変更されている。
- 巽紫乃(たつみ しの)
- 演 - 真行寺君枝
- 巽家未亡人。剣持の知り合い。
- 巽征丸(たつみ せいまる)
- 演 - 阿久津健太郎
- 紫乃の連れ子。
- 巽龍之介(たつみ りゅうのすけ)
- 演 - 山本太郎
- 巽家長男。
- 巽もえぎ(たつみ もえぎ)
- 演 - 大村彩子
- 巽家長女。
- 仙田猿彦(せんだ さるひこ)
- 演 - 小倉久寛
- 巽家使用人。
- 地元の刑事
- 演 - 加藤満
- 宮城県警刑事。
- ウメ[注 21]
- 演 - 花原照子
- 柊兼春の子孫。巽家使用人。
- 巽綾子(たつみ あやこ)
- 演 - 川崎愛
- 故人。龍之介ともえぎの母。
- 紫乃の母
- 演 - 山本与志恵
- 柊 兼春(ひいらぎ かねはる)
- 演 - 野仲功
- 関ヶ原の戦いで敗走する際に、巽家の祖先の者を始めとする家臣の裏切りに遭って命を落とした武将。
蝋人形城殺人事件
- 多岐川かほる(たきがわ かほる)/ 保科ゆかり(ほしな ゆかり)
- 演 - 黒田福美
- 推理作家。本名はドラマオリジナル。
- 坂東九三郎(ばんどう くさぶろう)
- 演 - 片桐竜次
- 探偵社社長。
- 当麻恵(とうま めぐみ)
- 演 - 阿知波悟美
- 推理小説評論家。
- 山田隆明(やまだ たかあき)[注 22]
- 演 - 赤星昇一郎
- 弁護士。
- リチャード・アンダーソン
- 演 - ロナルド・ハルトン
- 犯罪心理学者。
- マリア・フリードリヒ
- 演 - ビアンカ・アレン
- ドイツ警察監察医。
- 銭形ケンタロウ(ぜにがた ケンタロウ)[注 23]
- 演 - 内野聖陽
- 私立探偵。銭形平次の6代目子孫。口癖は「ご先祖様の名のもとに」。
- 真木目ひとみ(まきめ ひとみ)[注 24]
- 演 - 芳本美代子
- 日本人初のロス市警心理分析官。吸血鬼伝説にも詳しい。
- 南山駿三(みなみやま しゅんぞう)
- 演 - 又野誠治
- 執事。
- 保科ゆかり(ほしな ゆかり)
- 演 - 干潟智子
- 回想に登場するドラマオリジナルキャラクター。
- 狭山恭次(さやま きょうじ)
- 演 - 遠城啓輔
- 本件と27年前に起こったある事件の真相に深く関係する人物
スタッフ
- 原作 - 天樹征丸、金成陽三郎 / 漫画 - さとうふみや『金田一少年の事件簿』
- 脚本 - 深沢正樹、大石哲也、加藤学生、田子明弘、成田はじめ
- 音楽 - 見岳章
- 演出 - 堤幸彦、雨宮望、佐藤東弥、倉田貴也
- 主題歌 - 堂本剛「ひとりじゃない」(ジャニーズ・エンタテイメント)
- 撮影 - 唐沢悟
- 照明 - 野村博行
- 音声 - 増井譲二
- V・E - 吉岡辰沖
- 編集 - 伊藤信行
- MA - 大森良憲
- 選曲 - 志田博英、笠松広司(オーシービープロ)
- 効果 - 小川広美(東洋音響)
- CG - 北山裕道
- 技術協力 - NTV映像センター
- カーアクション - スーパードライバーズ
- ファイティングコーディネイト - 佐々木修平
- 企画協力 - 樹林伸、都丸尚史 / 八木廣、菅原章
- チーフプロデューサー - 小杉善信(NTV)
- プロデューサー - 櫨山裕子(NTV)、蒔田光治(東宝)
欠番「異人館村殺人事件」
連続ドラマ第1話「異人館村殺人事件」は、島田荘司の小説『占星術殺人事件』からのトリックの流用が指摘され、問題になった。もっとも、著作権上において「アイデアに該当する『トリック』は保護されない」ため、本来は許可を得る必要性がない。島田の作品を編集出版している講談社としての『特例的な対処』であると考えられる。
後にトリックの使用許可を得るも、島田は「読者が色々と言っているのは耳に入っているが、自分としては今のところ行動を起こすつもりはない。ただし、『占星術殺人事件』に関しては、類例のないトリックであると自負しており、トリックの価値を護るために映像化などの二次使用はこれまでお断りしてきた。ゆえにトリックを流用するテレビ企画があるなら絶対にやめて欲しい」と発言しており、テレビドラマ版の「異人館村殺人事件」は欠番扱いとされた。
その後に発売、レンタルされたVHS(ディレクターズカット)は途中から、DVDは当初から収録されていない。現在では、DVDで『金田一少年の事件簿 学園七不思議殺人事件』の映像特典(「ひとりじゃない」フルコーラス)中に第1シリーズのハイライトとして、他の話と共に「異人館村殺人事件」の映像の一部が使用されているのみであり、視聴するには放送時の録画テープ、もしくは初期に発売、レンタルされたVHS(ディレクターズカット)でなければならない状況である。
原作漫画においても、後に発売された文庫版や公式キャラクターブックなどでは「占星術殺人事件のトリックを用いています」と明記されている。テレビアニメ版『金田一少年の事件簿』では、「首吊り学園殺人事件」と共にアニメ化されなかった。スピンオフ作品『犯人たちの事件簿』においても七人目のミイラ(ドラマ版では五人目のミイラ)はFILEシリーズにおいて唯一未登場の犯人となっている。
雪夜叉伝説殺人事件(スペシャル)
日本テレビ系で1995年12月30日21:00 - 22:54に放送された。
終盤には次クール放送の連続ドラマ『銀狼怪奇ファイル』の主人公・不破耕助(堂本光一)が登場。この作品と第2シリーズ第7話で、はじめと不破耕助が親友であるという設定が存在する。また、劇中に同じ日本テレビの情報番組『ザ・ワイド』が登場し、司会の草野仁と飯星景子、ゲストコメンテーターとして織田無道が本人役で出演した。
1995年12月23日に、放送前特別番組として「完全攻略マニュアル」で第1シリーズの総集編などが放送された。同日、「イヴイヴに贈る! 金田一少年からメリークリスマス」も放送された。
ゲスト
- 加納りえ(かのう りえ)
- 演 - 東てる美
- 女優。
- 後に関係者から様々な形で嫌われていることが明らかになる。
- 大門優作(だいもん ゆうさく)
- 演 - 湯江健幸
- アクション俳優。
- 比留田裕子(ひるた ひろこ)[注 25]
- 演 - 藤真利子
- ディレクター。
- 高田洋一(たかだ よういち)[注 26]
- 演 - 加藤善博
- 音響係。
- 明石道夫(あかし みちお)
- 演 - 中西良太
- 撮影係。
- 綾辻真理(あやつじ まり)[注 27]
- 演 - 黒沢あすか(幼少期 - 藤原まゆか)
- タイムキーパー。
- 江川松夫(えがわ まつお)
- 演 - 遠山俊也
- AD。
- 氷室一聖(ひむろ いっせい) / 水沼 正三(みずぬま しょうぞう)[注 28]
- 演 - 大河内浩
- 画家。番組収録のために自身の山荘を使用させる。
- 過去にバス転落事故で顔を負傷したらしく、それ以降はマスクで顔を隠すようになった。極端に人を嫌うため、普段から滅多に姿を見せない。
- 村の老人
- 演 - 谷村昌彦
- かつて村で起きた事故に関する過去を持ち、慰霊碑の前で祈りを捧げる場面がある。
- 綾辻の母親
- 演 - 三輝みきこ
- レポーター
- 演 - 磯野貴理子
スタッフ
- 原作 - 天樹征丸、金成陽三郎 / 漫画 - さとうふみや『金田一少年の事件簿』
- 脚本 - 成田はじめ
- 音楽 - 見岳章
- 演出 - 堤幸彦
- 主題歌 - 堂本剛「ひとりじゃない」(ジャニーズ・エンタテイメント)
- 選曲 - 志田博英(OCBプロ)
- 効果 - 小川広美(東洋音響)
- 企画協力 - 樹林伸、都丸尚史 / 八木廣、菅原章
- チーフプロデューサー - 小杉善信(NTV)
- プロデューサー - 櫨山裕子(NTV)、蒔田光治(東宝)
連続ドラマ(第2シリーズ)
第1シリーズと同じキャスト、スタッフの続編。メインキャストは堂本剛(KinKi Kids)、ともさかりえ、古尾谷雅人。
日本テレビ系で1996年7月13日 - 9月14日、毎週土曜21:00 - 21:54に放送された[注 30]。平均視聴率22.4%(クール1位)を記録し、第1シリーズに続き20%を超えた。
第7話「異人館ホテル殺人事件」では、はじめが入院してしまい、代わりに美雪が推理を披露している。さらに、ゲストキャストに堂本光一(KinKi Kids)主演の連続ドラマ『銀狼怪奇ファイル』ゆかりの天神学園の生徒(三宅健、秋山純、松山幸次)が登場する。なお、秋山と松山は第1期で別役で登場している。また、実写作品の続編でキャスト変更を行っていないドラマとしては珍しく、原作同様に登場人物が加齢していない。
今シリーズでは、CM明けに容疑者リストが表示されるようになっており、死亡者には「DEAD」の文字が表示される(CMが明ける度に「DEAD」と記された被害者以外の人物たちの表情が変化していく、「あそび」的要素も含まれている)。ただし、「DEAD」の文字表示には例外もある。
多忙によるスケジュールの都合から「怪盗紳士の殺人」以降の回から堂本とともさかの共演シーンが極端に少なくなり、最終回も終盤まで共演シーンが無かった。その代わりの策として「墓場島殺人事件」以外の回で電話などで会話するシーンが多くなる(墓場島殺人事件では舞台が無人島の為、連絡手段がなく前編冒頭と後編終盤以外では共演シーンどころか会話シーンすら無かった)。
ゲスト
悪魔組曲殺人事件
- 御堂周一郎(みどう しゅういちろう)
- 演 - 寺田稔
- 作曲家。故人。
- 亡くなる前に作った楽曲の第三の詩を探し当てて見つけた者に権利を譲ると言い遺していた。
- 御堂優歌(みどう ゆか)
- 演 - 松本恵
- 御堂周一郎の孫娘。ミステリアスな雰囲気を出している。
- 紅亜理沙(くれない ありさ)[注 31]
- 演 - 国生さゆり
- バイオリニスト。師である御堂からは時価八千万のバイオリンを譲り受けた。
- 一達と同じ列車に乗り合わせていたため、故障による緊急停車に巻き込まれ、決められた時間に遅れてしまう。
- 田村英明(たむら ひであき)[注 9]
- 演 - 松澤一之
- 音楽プロデューサー。
- 夏岡猛彦(なつおか たけひこ)
- 演 - 町田康
- 指揮者。
- 小沢竜二郎(おざわ りゅうじろう)[注 32]
- 演 - 多田木亮佑
- 作曲家。亜理沙と同様の形で時間に遅れる。
- 風倉百合恵(かぜくら ゆりえ)
- 演 - 石井苗子
- オペラ歌手。
- 中川(なかがわ)
- 演 - 矢崎文也
- 故障した列車の車掌。
タロット山荘殺人事件
原作では冬山が舞台だったが、ドラマでは撮影、放送時期の関係から夏山になっている。
- 速水雄一郎(はやみ ゆういちろう)
- 演 - 長谷川初範
- 山荘のオーナーで玲香の父。
- 小城拓也(こじょう たくや)
- 演 - 沢向要士
- 玲香のマネージャー。
- 伊丹吾郎(いたみ ごろう)
- 演 - 谷村好一
- 芸能レポーター。速水オーナーの歩き方を見て何かに気付く。
- 北条アンヌ(ほうじょう アンヌ)
- 演 - 井上彩名
- 芸能レポーター。
- 滝下間太郎(たきした またろう)[注 33]
- 演 - 河崎健男 (キリングセンス)
- 玲香のファン。医大生。
- 辻健二(つじ けんじ)
- 演 - 竹下宏太郎
- 宿泊客。遭難寸前の状態から山荘に迷い込んできた。タロット占いが得意。
- 赤間光彦(あかま みつひこ)
- 演 - 不破万作
- 赤間プロダクション社長。
- 諏訪正子(すわ まさこ)
- 演 - 水沢アキ
- 山荘従業員。
金田一少年の殺人
原作での怪人名は「見えざる敵」だったが、ドラマ版では怪人名は無い。話の展開上、一が容疑者リストに含まれており、彼が「死亡」した直後のCM明けでは「DEAD」付きの顔が殊更大きく強調された。
- 橘五柳(たちばな ごりゅう)
- 演 - 麿赤児
- ノンフィクション作家。
- 自身の誕生日パーティーの中で、新作を出版する権利を賭けたゲームを行う。
- 赤帆紺(あかほ こん)[注 34]
- 演 - 梅垣義明
- 編集プロダクション社長。
- 物部真理(もののべ まり)[注 35]
- 演 - 加藤貴子
- タレント。パーティーの進行役を務める。
- 野中ともみ(のなか ともみ)
- 演 - MIE
- 作家。
- 針生聖典(はりう きよのり)
- 演 - 佐竹雅昭
- カメラマン。警察から逃走した一の手助けをする。
- 鴨下あきら(かもした あきら)
- 演 - 市川勉
- 神田川出版編集者。いつきの知人で一にゲームの助っ人を依頼する。
- 都築哲雄(つづく てつお)[注 36]
- 演 - 山下真司
- TVディレクター。いつきが駆け出しだった頃の先輩。
- 都築瑞穂(つづく みずほ)[注 37]
- 演 - 鈴木杏
- 都築哲雄の娘。
- お菊(おきく)
- 演 - 牧よし子
- 橘家の家政婦。耳が遠く、そのため真犯人のアリバイ工作に利用される。
怪盗紳士の殺人
後番組「FiVE」(1997年)の第7 - 9話で、本事件で登場する「海津里美の絵」が使われる。
また「FiVE」には和泉さくら役の遠藤久美子と美雪役のともさかりえが出演している。
5代目シリーズの第5話では本事件に登場した「我が愛する娘の肖像画」が映るカットが存在する。
- 和泉さくら(いずみ さくら)
- 演 - 遠藤久美子
- 蒲生剛三の生き別れた実の娘。一に淡い恋心を抱いていた。
- 真壁実(まかべ みのる)[注 9]
- 演 - 遠藤司(当時ジャニーズJr.)
- 真壁誠の弟。
- 蒲生剛三(がもう ごうぞう)
- 演 - 深水三章
- 日本を代表する画家。
- 海津里美(かいづ さとみ)
- 演 - 日野美歌
- 蒲生の秘書。
- 小宮山吾郎(こみやま ごろう)
- 演 - 徳井優
- 蒲生家執事。
- 和久田春彦(わくた はるひこ)
- 演 - 相島一之
- 蒲生剛三の甥。
- 蒲生の娘を名乗って現れたさくらに対し、あからさまに嫌味な態度を示す。
- 永久保存版では、この事件の時に一によってある罪を暴かれたため逆恨みし、一を殺害しようとした犯人として他の関係者とともに再登場した。
- 醍醐真紀(だいご まき)
- 演 - 児島未散
- 美術雑誌記者。後半にある理由から容疑者リストから外れる[注 38]。
- 岸一成(きし いっせい)
- 演 - 横山輝一
- 蒲生の屋敷に迷い込んで来たフリーター。
- 「美術には疎い」と言っていたが、実は美大出身のデザイナー。
- 吉良勘治郎(きら かんじろう)
- 演 - 江藤漢
- 画家。若い頃は蒲生と並んで評価されていたが、現在は飲んだくれている。
- 過去のある経緯から、蒲生に対して憎しみを抱いている。
- 和泉宣彦(いずみ のぶひこ)
- 演 - 中島陽典
- 真犯人と事件の真相に関係する人物。
- 怪盗紳士
- 演 - 児島未散
- 有名な絵画ばかりを狙い、作品だけでなく絵のモチーフまで盗んでしまう正体不明の怪盗。
- 蒲生の絵を次のターゲットに定める。
異人館ホテル殺人事件
原作では舞台が函館市で怪人名が「赤髭のサンタクロース」だったが、本作では季節が夏であるため、舞台が横浜市になり怪人名が「冥界の道化師」に変更された。
- 兵頭鳴美(ひょうどう なるみ)[注 39] / 北見蓮子(きたみ れんこ)
- 演 - 篠倉伸子
- 神奈川県警警視。現場で指揮を執る。
- 東大を卒業後、5年で今の地位まで上り詰めたと言われている。
- 俵田孝太郎(たわらだ こうたろう)
- 演 - 白井晃
- 神奈川県警刑事。剣持の大学時代の後輩[注 40]。
- 文月花蓮(ふみづき かれん)
- 演 - 美香
- 女優。本名は北見花江(きたみ はなえ)。
- スプーンを独特の握り方で使用する癖がある。
- 虹川幸雄(にじかわ ゆきお)
- 演 - 小林尚臣
- 脚本家。
- ホテルの中でも曰く付きの「真っ赤に染められた部屋」に宿泊させられる。
- 榎戸あきら(えのきど あきら)
- 演 - 高川裕也
- 俳優。万代からは「芝居のタイミングが悪い」と怒鳴られていた。
- 市川玉三郎(いちかわ たまさぶろう)
- 演 - みのすけ
- 俳優。
- 辺見魔子(へんみ まこ)
- 演 - 真勢かおり
- 女優。
- 万代鈴江(ばんだい すずえ)
- 演 - 鰐淵晴子
- 劇団「アフロディア」団長。
- 高圧的な性格。劇団員を「三文役者」と呼んでおり、特に花蓮にはつらく当たっている。
- カメラに映されることを極端に嫌っている。
- 薬師寺力(やくしじ つとむ)
- 演 - 三宅健(当時V6)
- 天神学園新聞部員。
- 土門竜太郎(どもん りゅうたろう)
- 演 - 秋山純(当時ジャニーズJr.)
- 天神学園新聞部員。
- 一に脅迫状の調査を依頼するが、代わりにやって来た美雪を一と勘違いしてしまう。
- 木ノ内太(きのうち ふとし)
- 演 - 松山幸次
- 天神学園新聞部員。
- 万代にカメラを叩き落とされたり、部屋を荒らされ財布を盗まれたりと散々な目に遭う。
- 雪村剛三(ゆきむら ごうぞう)
- 演 - 河原崎建三
- 異人館ホテル支配人。
- 竜太郎の伯父[注 41]。
墓場島殺人事件
- 森下麗美(もりした れいみ)
- 演 - 建みさと
- 不動高校2年生。真壁に恋心を抱いている。
- 岩野渉(いわの しょう)
- 演 - ケイン・コスギ
- 大学4年生。岩野チームのリーダー。
- アメリカ育ちの日系人。
- 檜山達之(ひやま たつゆき)
- 演 - 金子賢
- 大学1年生。岩野チームのメンバー。
- 難波昌平(なんば しょうへい)
- 演 - 村松亮太郎
- 大学3年生。岩野チームのメンバー。
- 萩元哲範(はぎもと てつのり)
- 演 - NARUKO
- 大学3年生。岩野チームのメンバー。
- 米村(よねむら)
- 演 - 正名僕蔵
- 米村チームのリーダー。
- 眼鏡が無ければ何も見えないほどに、視力が悪い。
- 河野(こうの)
- 演 - 有吉崇匡
- 米村チームのメンバー。
- 井坂(いさか)
- 演 - 増田英治
- 米村チームのメンバー。
- 守屋(もりや)
- 演 - 松上順也
- 米村チームのメンバー。
- 観光会社の男
- 演 - 神戸浩
- 一達に接触し格安の無人島探検ツアーと称して墓場島に案内した。
スタッフ
- 原作 - 天樹征丸、金成陽三郎 / 漫画 - さとうふみや『金田一少年の事件簿』
- 脚本 - 深沢正樹、田子明弘、大石哲也
- 音楽 - 見岳章
- 演出 - 堤幸彦、佐藤東弥、金田和樹
- 主題歌 - KinKi Kids「Kissからはじまるミステリー」(ジャニーズ・エンタテイメント)
- 美術デザイン - 大竹潤一郎、有尾達郎、高野雅裕
- 企画協力 - 樹林伸、都丸尚史 / 菅原章
- 協力プロデューサー - 蒔田光治
- チーフプロデューサー - 小杉善信
- プロデューサー - 櫨山裕子
特別番組
- 生放送! いよいよ始まる金田一少年の事件簿
- 1996年7月13日放送。日本テレビや一部地方局のみで放送。
- 合体版!! 金田一少年のグッドラック
- 1996年8月放送。
- 金田一はじめの証言! 実はあれは○○だ?!
- 1996年9月放送。
- これで見納め?! 金田一少年の事件簿 永久保存版 はじめちゃんが殺害された! 〜金田一はじめの葬儀実況中継!! その時何かが…〜
- 1996年9月21日21:30 - 23:24放送。(放送予定は21:00 - 22:54だったがプロ野球中継延長のため30分遅れの放送に)視聴率28.5%。
- テレビドラマオリジナルの特別篇を加えた、第1シリーズ・第2シリーズの総集編。
- 金田一はじめが何者かに撲殺され、その葬式ではじめの軌跡を振り返るという形の総集編となっている。最後にはじめは一命を取り留めていた事がわかり、はじめの殺害を企んだ犯人を推理する。ソフト化は実現していない。
- はじめの決め台詞・「ジッチャンの名にかけて!」が誕生したいきさつが明らかにされている。
- 司会進行の永井美奈子(当時日本テレビアナウンサー)のほか、メインキャスト(七瀬美雪、剣持勇)、準レギュラーキャスト(明智健悟、いつき陽介、真壁誠、佐木竜太、速水玲香、鷹島友代、向井猛夫、怪盗紳士)と過去のゲストキャスト(雨宮良造、大門優作、綾辻真理、御堂優歌、紅亜理沙、速水雄一郎、滝下間太郎、辻健二、都築瑞穂、小宮山吾郎、和久田春彦、兵頭鳴美、雪村剛三)が出演。
- お笑い金田一少年の事件簿
- 1997年4月12日21:00 - 22:24放送。視聴率15.8%
- バラエティ番組に見せかけた、テレビドラマオリジナルの特別篇。途中までは普通のバラエティ番組として進行するが、その本番中に殺人事件が発生したのを機に、出演者がドラマのキャラクターに変身して事件の推理を行う。また、放送最後では、当時の麹町の日本テレビ前からの生放送に切り替わり、堂本剛・ともさかりえ・古尾谷雅人の3人が、劇場版映画の公開決定を発表した。VHS化やDVD化は実現していない。
劇場版 金田一少年の事件簿 上海魚人伝説
金田一少年の事件簿 上海魚人伝説 | |
---|---|
監督 | 堤幸彦 |
脚本 | 田子明弘 |
原作 | 天樹征丸 |
製作 |
漆戸靖治 宮原照夫 早川恒夫 |
出演者 |
堂本剛 ともさかりえ 古尾谷雅人 佐野瑞樹 原知宏 立川政市 修健 水川あさみ 陳子強 内田莉紗 中尾彬 |
音楽 | 見岳章 |
主題歌 | 堂本剛「ひとりじゃない」とKinKi Kids「Kissからはじまるミステリー」のメドレー |
製作会社 |
日本テレビ放送網 講談社 バップ 電通 |
配給 | 東宝 |
公開 | 1997年12月13日 |
上映時間 | 116分 |
製作国 | 日本 |
配給収入 | 14億円 |
全シリーズ唯一の映画化作品として1997年12月13日に公開された。1997年11月5日に刊行されたノベライズ版『上海魚人伝説殺人事件』を原作としている。堤幸彦監督作品。配給収入は14億円[1]。第16回ゴールデングロス賞優秀銀賞を受賞。
第1・2シリーズ(初代金田一シリーズ)の完結篇となっており、ラストではじめと美雪が想いを伝え合う。全シリーズ通して、唯一完結が描かれた作品である。
実際に上海で撮影されているが、「中国の警察が日本の探偵に負けてしまう」という内容が問題となり、中国での上映が禁止された。香港や台湾では公開されている(『金田一少年の事件簿公式ガイドブックファイナル ラストエピソード』より)。
五代目(道枝版)の放送に伴いCS放送局『日テレプラス』での放送やHuluでの配信が行われ、2022年8月17日に本作のDVD / Blu-rayが発売された。
ゲスト
- 楊蕾麗(ヤン・レイリー))/ 小林麗美(こばやし れいみ)[注 43]
- 演 - 水川あさみ(幼少期 - 内田莉紗)
- 楊雑技団団員。美雪の文通相手。
- 楊小龍(ヤン・シャオロン)
- 演 - 陳子強
- 楊雑技団団員。蕾麗の兄。当初は一を嫌っていたが、この事件をきっかけに親友となる。
- 藤堂壮介(とうどう そうすけ)
- 演 - 中尾彬
- 雑技団プロデューサー。
- マルチナ[注 44]
- 演 - アダ・マウロ
- 楊雑技団団員。
- 西村志保(にしむら しほ)
- 演 - 佐貫真希子
- 幸田裕司(こうだ ゆうじ)
- 演 - 橋本さとし
- 石達民(スー・タアミン)
- 演 - 黄以勒
- 周友良(チャン・ユーリャン)
- 演 - 顔希賢
- 李波児(リー・ポール)
- 演 - 修健
- 上海公安の刑事。
- 楊達仁(ヤン・ターレン)[注 45]
- 演 - 何子嵐
- 楊雑技団団長。蕾麗・小龍の父親。
- 葉四蘭(ヨウ・スーラン)[注 46]
- 演 - 翠玲
- 雑技団に伝わる悲劇のスター。
- 小林哲治(こばやし てつじ)
- 演 - 保積ぺぺ
スタッフ
- 原作 - 天樹征丸、金成陽三郎 / 漫画 - さとうふみや『金田一少年の事件簿』
- 脚本 - 田子明弘
- 音楽 - 見岳章
- 監督 - 堤幸彦
- エンディングテーマ
- 第1シリーズ - 堂本剛「ひとりじゃない」(ジャニーズ・エンタテイメント)
- 第2シリーズ - KinKi Kids「Kissからはじまるミステリー」(ジャニーズ・エンタテイメント)
- 劇中でエンディングテーマが使用されている。
- 音楽プロデューサー - 志田博英
- 選曲 - 笠松広司、仲西匡
- CGディレクター - 原田大三郎
- 助監督 - 佐藤隆之、麻生学、仰木豊、石井晋一、神徳幸治、木村ひさし、池上純哉
- 魚人遊戯振付 - フレッド・デイビス、青山玉男
- 魚人遊戯フラッグ指導 - 松堂えりか
- 製作 - 漆戸靖治(日本テレビ放送網)、宮原照夫(講談社)、早川恒夫(バップ)
- プロデューサー - 櫨山裕子、奥田誠治
- 上海ユニット統括 - 丁長生
- アソシエイトプロデューサー - 長坂信人、蒔田光治
- ハイビジョン技術協力 - ソニーPCL
- 製作協力 - オフィスクレッシェンド、日本テレビアート、東方明珠国際交流公司
- 製作 - 日本テレビ放送網、バップ、講談社、電通
放送日程
放送回 放送日 話数 サブタイトル 脚本 演出 視聴率 SP 1995年4月 8日学園七不思議殺人事件 深沢正樹 堤幸彦 16.7% 第1シリーズ 1 1995年7月15日 ファイル1 異人館村殺人事件 深沢正樹 堤幸彦 23.6% 2 7月22日 ファイル2 悲恋湖殺人事件 加藤学生 23.2% 3 7月29日 ファイル3 オペラ座館殺人事件 田子明弘 雨宮望 23.6% 4 8月 5日ファイル4 秘宝島殺人事件 大石哲也 佐藤東弥 21.2% 5 8月19日 ファイル5 首吊り学園殺人事件 深沢正樹 倉田貴也 24.3% 6 9月 2日ファイル6 首無し村殺人事件 成田はじめ 佐藤東弥 20.0% 7 9月 9日ファイル7 蝋人形城殺人事件 深沢正樹 堤幸彦 22.2% 8 9月16日 ファイル7 蝋人形城殺人事件 完結編 29.9% 平均視聴率 23.9%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ) SP 1995年12月30日 雪夜叉伝説殺人事件 成田はじめ 堤幸彦 23.7% 第2シリーズ 1 1996年7月13日 ファイル10 悪魔組曲殺人事件 深沢正樹 堤幸彦 20.5% 2 7月20日 ファイル11 タロット山荘殺人事件 田子明弘 佐藤東弥 20.4% 3 7月27日 ファイル11 タロット山荘殺人事件 完結編 22.3% 4 8月 3日ファイル12 金田一少年の殺人 大石哲也 金田和樹 22.2% 5 8月10日 ファイル13 怪盗紳士の殺人 田子明弘 堤幸彦 21.3% 6 8月17日 ファイル13 怪盗紳士の殺人 完結編 22.6% 7 8月31日 ファイル14 異人館ホテル殺人事件 大石哲也 佐藤東弥 19.5% 8 9月 7日ファイル15 墓場島殺人事件 深沢正樹 25.2% 9 9月14日 ファイル15 墓場島殺人事件 完結編 27.8% 平均視聴率 22.4%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ) SP 1996年9月21日 金田一少年の事件簿 永久保存版 堤幸彦 28.5% SP 1997年4月12日 お笑い金田一少年の事件簿 15.8%
受賞歴
- first season(1995年7月 - 9月)
- 第6回ザテレビジョンドラマアカデミー賞
- ザテレビジョン特別賞(美術スタッフ)
- 第6回ザテレビジョンドラマアカデミー賞
- second season(1996年7月 - 9月)
- 第10回ザテレビジョンドラマアカデミー賞
- 撮影賞
- 第10回ザテレビジョンドラマアカデミー賞
- 映画版(1998年)
- 第16回ゴールデングロス賞 優秀銀賞 (『劇場版 金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』)
映像ソフト
バップより映像ソフトが発売され、VHSとDVD(VHSは現在廃盤)がリリースされた。劇場版「金田一少年の事件簿 上海魚人伝説」はVHSのみで発売されていたが、2022年にDVD・Blu-ray化された。
- 第1シリーズ
- ※放送時に前編と後編に分かれていた話では、前編のエンディングと後編のオープニングがカットされている(メニューでは前編と後編が表示される)。
- ※VOL.2のVHS版パッケージにおいて、第3話と第4話のストーリー解説および写真が入れ違っている。
商品名 収録内容 金田一少年の事件簿 学園七不思議殺人事件 学園七不思議殺人事件 金田一少年の事件簿 VOL.1 ディレクターズカット 異人館村殺人事件(第1話)(初盤ビデオのみ収録)、悲恋湖殺人事件(第2話) 金田一少年の事件簿 VOL.2 ディレクターズカット オペラ座館殺人事件(第3話)、秘宝島殺人事件(第4話) 金田一少年の事件簿 VOL.3 ディレクターズカット 首吊り学園殺人事件(第5話)、首無し村殺人事件(第6話) 金田一少年の事件簿 VOL.4 ディレクターズカット 蝋人形城殺人事件(第7話 - 第8話) 金田一少年の事件簿 雪夜叉伝説殺人事件 雪夜叉伝説殺人事件
- 第2シリーズ
商品名 収録内容 金田一少年の事件簿 悪魔組曲殺人事件 悪魔組曲殺人事件(第1話) 金田一少年の事件簿 タロット山荘殺人事件 タロット山荘殺人事件(第2話 - 第3話) 金田一少年の事件簿 金田一少年の殺人 金田一少年の殺人(第4話) 金田一少年の事件簿 怪盗紳士の殺人 怪盗紳士の殺人(第5話 - 第6話) 金田一少年の事件簿 異人館ホテル殺人事件 異人館ホテル殺人事件(第7話) 金田一少年の事件簿 墓場島殺人事件 墓場島殺人事件(第8話 - 第9話)
- 劇場版
商品名 収録内容 金田一少年の事件簿 上海魚人伝説 上海魚人伝説(劇場版)
オリジナル・サウンドトラック
- 金田一少年の事件簿 サウンドファイル / 見岳章(1996年8月25日)
脚注
注釈
- ^ 祖父の耕助も推理中に頭をかく癖がある為、ドラマ版のこの癖は、金田一耕助のオマージュである可能性が高いと言われている。原作でも推理に行き詰まると頭をかく癖があり、5代目シリーズでも同様の癖が見られる。
- ^ 歴代シリーズを通じてこの呼び方をしたのは現時点で堂本版の「学園七不思議殺人事件」のみとなっている。以降のシリーズは初登場の段階で原作通り「はじめちゃん」と呼んでいる。
- ^ 以降のシリーズにおいても美雪のナレーションから始まる体制が定番となっている。
- ^ 神奈川県警のパトカーを伴って臨場する場面や、「神奈川県警不動中央警察署」と表記された所轄署に出入りする場面などがある。
- ^ アニメ版は原作同様登場し、犯人に襲われるが原作とは違い生存している。
- ^ ドラマ版の森下は平嶋千絵の代役となっており、原作における彼女の役割を鷹島が継承する形となった。
- ^ ただし、いずれの事件も剣持も捜査を担当しているので役目が異なる部分もある。
- ^ 原作での下の名前はるい子。改名した理由は連載当時、名前が実在したAV女優と酷似している事を編集部に指摘する電話があったためと公式ガイドブックに記述されている。ただし、五代目シリーズで再ドラマ化した際は原作通り「桜樹るい子」として登場している。
- ^ a b c d ドラマオリジナルの登場人物。
- ^ 原作での苗字は立花。五代目シリーズで再ドラマ化した際は原作通り「立花良造」として登場。
- ^ 最終話は21:00 - 22:24に拡大。
- ^ 1995年8月26日は24時間テレビ 「愛は地球を救う」のため放送休止。
- ^ 原作での名前は「六星竜一」。
- ^ 原作における草薙三子。
- ^ 原作における「ツタの館」。
- ^ 原作での名前は「六星詩織」。
- ^ 原作における有森裕二。
- ^ 原作における火村康平の役割も担当している。
- ^ 原作における浅野遙子。
- ^ 原作における森宇多子。
- ^ 冬木倫太郎が未登場のため、原作での冬木ウメとは別人。
- ^ オリジナルキャラクター。原作での坂東の性格に近い。
- ^ 原作でのエドワード・コロンボに相当。
- ^ 原作での真木目仁に相当。
- ^ 原作での比留田雅志に相当するが、立ち位置は響史郎となっている。
- ^ 原作での響史郎に相当するが、立ち位置は比留田雅志となっている。
- ^ 原作での名前は「綾辻真理奈」。
- ^ 原作での名前は「水沼貴雄」。
- ^ 以上3名は劇中に登場する『ザ・ワイド』番組内で出演。
- ^ 1996年8月24日は24時間テレビ 「愛は地球を救う」のため放送休止。
- ^ 原作での名前の読みは「くれ」。
- ^ 原作におけるマイケル・ヘンリー。
- ^ 原作に登場する結城英作の代役も兼ねている。
- ^ 原作での苗字は「大村」。ゲームの解答と、ある物の隠し場所が原作から変更されたため。五代目シリーズで再ドラマ化された際は原作通り「大村紺」として登場した。
- ^ オリジナルキャラクター。役割は原作の桂横平と同じ。
- ^ 原作での名前の読みは「つづき」。五代目シリーズで再ドラマ化された際は読みが原作通りとなった。
- ^ 原作での名前の読みは「つづき」。五代目シリーズで再ドラマ化された際は未登場のため、別の登場人物が代役となった。
- ^ これはシリーズで唯一の死亡以外で外れたパターンである。
- ^ 原作の苗字は「不破(ふわ)」(同時期に放映された『銀狼怪奇ファイル』に配慮したものと思われる)。
- ^ 上述の「異人館村殺人事件」に登場しなかったため、本件が初対面となる。
- ^ ドラマオリジナルの設定。
- ^ この内、ラサール石井、ダチョウ倶楽部の上島竜兵、光石研は後のシリーズにそれぞれ出演している。
- ^ 原作での名前は「楊麗俐(ヤン・レイリー)」 、本名は「小林千恵(こばやし ちえ)」。
- ^ 原作の唐人美(タオ・レンメイ)の役割を担当する。
- ^ 原作での名前は「楊王(ヤン・ワン)。
- ^ 原作での名前は「王美魚(ワン・メイユウ)」。
出典
- ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)576頁
関連項目
外部リンク
日本テレビ系 土曜グランド劇場 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
家なき子2
(1995年4月15日 - 7月8日) |
金田一少年の事件簿 第1シリーズ
(1995年7月15日 - 9月16日) |
ザ・シェフ
(1995年10月21日 - 12月16日) |
透明人間
(1996年4月13日 - 7月6日) |
金田一少年の事件簿 第2シリーズ
(1996年7月13日 - 9月14日) |
聖龍伝説
(1996年10月19日 - 12月21日) |