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「Ripple (支払いシステム)」の版間の差分

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== 特徴 ==
== 特徴 ==
=== XRP ===
{{Quote box|width=30em|我々が[[XRP]]を分配する目的は、ネットワークに信頼、実用性、流動性を構築するような行動にインセンティブを与えることです。もし私たちがこれらの目標を念頭に[[XRP]]を分配したら、そのうち私たちが市場に注入する追加供給を相殺して上回る[[XRP]]の需要増が期待できると思っています。別の言い方をすると、他の通貨と[[XRP]]との交換レートを安定化あるいは増価するような結果が期待できる分配戦略を実行するつもりだということです。|Ripple Labs Inc.<ref name="XRP Portal">{{cite web|title = XRPポータル|url = https://ripple.com/xrp-portal/|publisher = Ripple Labs Inc.|accessdate = 2016-2-25}}</ref>}}
[[XRP]]はリップル・ネットワークのネイティブな通貨である。XRPは[[ドル]]や[[ユーロ]]とは違い、リップル内にのみ存在する生来の電子的な資産である。'''1000億XRP'''がリップル・レジャー内にプログラムされており、リップル・プロトコルのルールでそれ以上は発行されることがない。XRPはリップル内で唯一の資産となる通貨である。リップル内の他の全ての通貨は残高として存在しており、これは[[ゲートウェイ]]の[[負債]]であることを意味する。この資産と負債の違いが、数学に基づいた通貨の一つの革命的な性質である。なぜならXRPは負債ではなく資産であるため、ユーザーは第三者の[[カウンターパーティー]]リスクを負うことを承諾することなく、[[USD]]残高を送金する代わりにXRPで価値の交換を行うことができる。<ref name="Ripple for Market Makers">{{cite web|title = Ripple for Market Makers|url = https://ripple.com/solutions/ripple-for-market-makers/|publisher = Ripple Labs Inc.|accessdate = 2016-2-24}}</ref>

==== ブリッジ通貨としてのXRP ====
XRPは、特定のタイミングで2通貨間の直接的な取引がない場合(例えば2つのマイナーな[[通貨]]ペアによる取引の際)に、ブリッジ通貨として機能する。ネットワーク内での[[両替]]において、XRPは他の通貨と自由に交換することができ、その市場価格はドル、ユーロ、[[円 (通貨)|円]]、[[ビットコイン]]などに対して変動する。他の通貨と異なるのは、XRPによる取引は銀行口座を必要とせず、サービス手数料もかからないという点である。取引先のリスクもなく、運用コストが増えることもない。<ref name="ripple vision">{{cite web|title = リップルでネットワーク効果を生み出す|url = https://ripple.com/files/ripple_vision_jp.pdf|publisher = Ripple Labs Inc.|accessdate = 2016-2-25}}</ref> リップルの設計の焦点は、代替通貨としてのXRPに重点を置くことではなく、[[外国為替|両替]]と分散型[[即時グロス決済]]である。Ripple Labs Inc. は、2015年4月にオートブリッジと呼ばれる新しい機能をリップルに追加した。これにより、マーケットメーカーはマイナーな通貨ペアの取引を、より簡単に行うことが可能になった。この機能は更にネットワークに流動性とより良い[[FXレート]]をもたらすことを目標としている。<ref name="XRP Portal"/>

==== スパム対策としてのXRP ====
リップル・ネットワークにアクセスするには、微小な額ながらもいくらかのXRPが必要となる。これらは[[トランザクション]]に対する手数料と永続性を維持するための[[担保]]として利用される。この設計の目的は、攻撃者をすばやく破産させ、ネットワークがスムーズに機能し続けるようにすることである。Rippleネットワークに対する攻撃はすぐに高価になるが、一般ユーザーにとっての費用は実質上「無料」のままであり続けるようになっている。<ref name="Ripple for Market Makers"/>

==== XRPの最小単位と発行上限 ====
XRPの最小単位は1 XRPの100万分の1(0.000001)で、この最小単位を"'''drop'''"と呼ぶ。つまり 1 XRP = 1,000,000 drops である。'''1000億'''というXRPの発行上限は人的要因により決定された。drops の64[[ビット]]の精度のうち1ビットをXRPフォーマットを表すフラグ、1ビットを符号、3ビットを未使用領域として合計5ビットがフラグとして割り当てられている。1000億XRPは100,000,000,000,000,000 dropsであり、これは64ビットから前述の5ビットを差し引いた59ビットの符号無し整数(unsigned integer)に収まる。<ref name="Ripple credits">{{cite web|title = Ripple credits|url = https://wiki.ripple.com/Ripple_credits|publisher = Ripple Labs Inc.|accessdate = 2016-2-25}}</ref>

* 100,000,000,000,000,000 = 10^17 = 10^11 * 10^6
* 576,460,752,303,423,488 = 2^59

=== ゲートウェイ ===
[[File:Trust Lines.jpg|thumb|right|350px|Ripple Admin Consoleでのトラストラインとリップリングの設定]]
[[ゲートウェイ]]は顧客から通貨の預金を引き受け、代わりにRippleネットワークの残高を発行するビジネスである。これは伝統的な[[銀行]]の役割にとても似ている。Rippleネットワーク上でXRP以外の通貨による残高を保有するにはゲートウェイに接続する必要があり、これを「トラストラインの確立」と呼ぶ。XRPには発行者が存在しないため、XRPの残高の場合はゲートウェイに接続する必要はない。<ref name="Ripple matome">{{cite web|title = Ripple総合まとめ|url = http://info.2ch.net/index.php/Ripple%E7%B7%8F%E5%90%88%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81|publisher = 2ch.net|accessdate = 2016-2-24}}</ref>

=== IOU ===
[[IOU]]はゲートウェイが顧客から引き受けた預金に対して発行される借用証書である。(語源は英語のI owe you.<ref name="DiamondOnline-2014-04-03">{{Cite web |author=野口悠紀雄 |coauthors= |date=2014-04-03 |url=http://diamond.jp/articles/-/51115 |title=大きな可能性を秘める「リップル」と「イーサリアム」――ビットコインに続くもの |accessdate=2016-03-17 }}</ref>) ゲートウェイから顧客に発行されるIOUの残高は、基本的に顧客から引き受けた預金の残高に基づく。リップルのユーザー同士は、ゲートウェイから発行されたIOUで支払いを行うことができる。この場合に必要なのは、IOUを保持するために支払いを行うユーザーが互いに共通のゲートウェイをトラストすることだけで、直接お互いをトラストする必要はない。また、Gold Bullion Internationalが発行するXAUのように、IOUは通貨以外の資産の価値記録にも利用することができる。 <ref name="Ripple matome"/>

=== アドレス ===
リップルの残高はアドレスに対応づけられて格納される。アドレスは[[公開鍵暗号]]ペア(公開鍵と秘密鍵)として生成され、公開鍵側をリップルアドレス、秘密鍵側をシークレットキーと呼ぶ。

==== リップルアドレス ====
リップルアドレスは‘r’から始まるアルファニューメリックストリング(文字数字の列)で、ウォレット(財布)を特定するための公開されたアドレスとして利用される。また、リップルアドレスを用いて取引履歴や残高の確認を行うことが可能である。

==== シークレットキー ====
シークレットキーは、リップルアドレスと同様にアルファニューメリックストリング(文字数字の列)である。シークレットキーはリップルアドレスと似ているが ‘r’ の代わりに’s’から始まる。シークレットキーを保持している限り、いつでもアカウント内にある残高にアクセスすることができる。これはもし他の方法でアクセスが出来ない場合、バックアップ方法として重要なことである。他のアクセス方法がない場合(例えば、電話が[[二要素認証]]のテキストを受信できない時)、シークレットキーがないとロックアウトされて自分のアカウントを使用することができなくなる。シークレットキーは如何なる状況でも自分のアカウントにアクセスできる唯一の方法である。 <ref name="Ripple matome"/>

=== パスファインディング ===
[[File:Path Finding Algorithm.jpg|thumb|right|350px|リップルのパスファインディング・アルゴリズム]]
リップルのパスファインディング・アルゴリズムは、リップル・ネットワークを横断する2通貨間の最も安いパスを探索する。ここで言う『最も安い』が意味するのは、支払いの送金者にとって最小の [[Bid|BID]]/ASK コストを負うパスである。利用者が USD から EUR へ送金・支払いを行いたい場合、これは直接 USD から EUR へのワンホップのパスになるか、または、USD → CAD → XRP → EUR のようなマルチホップのパスになる。リップルはマルチホップパスを単一の[[トランザクション]]として処理する。<ref name="Ripple for Market Makers"/> パスファインディングは、利用者にとって最も安い交換コストを探し出すようにデザインされている。

=== オートブリッジ ===
[[File:Offer Autobridging.jpg|thumb|right|350px|オートブリッジとオファーオートブリッジ]]
オートブリッジは、流動性と生来のブリッジ通貨としての[[XRP]]の利用促進を容易にするために、XRPを介して複数のオーダーブックの橋渡しを行う。例えば 1JPY=1XRP と 0.01USD=1XRP の注文が同時に出された場合、オートブリッジは2つのオーダーブックを合成し、1JPY=0.01USD の取引を可能にする。これによってリップルでは様々な通貨ペアの取引が可能になる。また、リップルは更にオファーオートブリッジという機能により、IOUを直接掛け合わせたオーダーブックとオートブリッジにより生成されたオーダーブックを合成して、一つのオーダーブックを生成する。<ref name="Introducing Offer Autobridging">{{cite web|title = Introducing: Offer Autobridging|url = https://ripple.com/uncategorized/introducing-offer-autobridging/|publisher = Ripple Labs Inc.|accessdate = 2016-2-24}}</ref>

=== リップリング ===
リップリングは、複数のゲートウェイをトラストして同じ単位のIOU(例えばUSD.snapswapとUSD.bitstamp)を保持している場合に、片方のIOUが他方のIOUに自動的に置き換わることを許可する機能である。リップリングをONにしたIOUは、同じ単位の他のIOUに自動的に交換される可能性がある。<ref name="Ripple matome"/>

=== リップルコネクト ===
=== リップルコネクト ===
[[Ripple Connect|リップルコネクト]]は、金融機関の内部システムとリップル・コンセンサス・レジャー (RCL) を接続するための、リップル社のクロスカレンシー決済ソリューションのコンポーネントである。リップルコネクトを利用することで、銀行は国際決済を行うことが可能になる。さらにリップルコネクトは、決済が実行される前に KYC(Know Your Customer:顧客の本人確認情報)やその他のコンプライアンス情報、手数料、決済にかかる概算時間を交換する手段を銀行に提供する。<ref name="Ripple Connect Product Overview">{{cite web|url=https://ripple.com/knowledge_center/ripple-connect-product-overview/|title=Ripple Connect: Product Overview|publisher=Ripple Labs Inc.|accessdate=2016-03-14}}</ref>
[[Ripple Connect|リップルコネクト]]は、金融機関の内部システムとリップル・コンセンサス・レジャー (RCL) を接続するための、リップル社のクロスカレンシー決済ソリューションのコンポーネントである。リップルコネクトを利用することで、銀行は国際決済を行うことが可能になる。さらにリップルコネクトは、決済が実行される前に KYC(Know Your Customer:顧客の本人確認情報)やその他のコンプライアンス情報、手数料、決済にかかる概算時間を交換する手段を銀行に提供する。<ref name="Ripple Connect Product Overview">{{cite web|url=https://ripple.com/knowledge_center/ripple-connect-product-overview/|title=Ripple Connect: Product Overview|publisher=Ripple Labs Inc.|accessdate=2016-03-14}}</ref>
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** 6月 - [[米ニューヨーク州金融サービス局]](NYDFS)が Ripple Labs Inc. に[[ビットライセンス]]を承認<ref name="finextra 2016-06-13">{{cite web|url=https://www.finextra.com/pressarticle/64842/ripple-receives-bitlicense|title=Ripple receives BitLicense|publisher=Finextra Research|accessdate=2016-06-14}}</ref><ref name="Reuters 2016-06-13">{{Cite news |title=New York approves Ripple Lab's application for bitcoin license |newspaper=Reuters |date=2016-06-13 |author=Thomson Reuters |url=http://www.reuters.com/article/us-usa-new-york-digital-idUSKCN0YZ25V |accessdate=2016-06-14}}</ref>
** 6月 - [[米ニューヨーク州金融サービス局]](NYDFS)が Ripple Labs Inc. に[[ビットライセンス]]を承認<ref name="finextra 2016-06-13">{{cite web|url=https://www.finextra.com/pressarticle/64842/ripple-receives-bitlicense|title=Ripple receives BitLicense|publisher=Finextra Research|accessdate=2016-06-14}}</ref><ref name="Reuters 2016-06-13">{{Cite news |title=New York approves Ripple Lab's application for bitcoin license |newspaper=Reuters |date=2016-06-13 |author=Thomson Reuters |url=http://www.reuters.com/article/us-usa-new-york-digital-idUSKCN0YZ25V |accessdate=2016-06-14}}</ref>
** 6月 - Ripple Labs Inc. が[[ルクセンブルク]]オフィスを開設<ref name="Ripple Luxembourg Office">{{cite web|url=https://ripple.com/insights/ripple-continues-global-growth-new-luxembourg-office-support-protocol-neutrality/|title=Ripple Continues Global Growth with New Luxembourg Office to Support Protocol Neutrality|publisher=Ripple Labs Inc.|accessdate=2016-07-03}}</ref>
** 6月 - Ripple Labs Inc. が[[ルクセンブルク]]オフィスを開設<ref name="Ripple Luxembourg Office">{{cite web|url=https://ripple.com/insights/ripple-continues-global-growth-new-luxembourg-office-support-protocol-neutrality/|title=Ripple Continues Global Growth with New Luxembourg Office to Support Protocol Neutrality|publisher=Ripple Labs Inc.|accessdate=2016-07-03}}</ref>
** 6月 - [[ATB Financial]], [[SAP]]{{要曖昧さ回避|date=2021年8月}}, [[Accenture]] が [[Payments Panorama 2016 ]] でリップルを利用した銀行間送金のデモを実施<ref name="Banking Technology 2016-06-27">{{cite web|url=http://www.bankingtech.com/520452/canada-to-germany-ripple-bank-transfer-breakthrough-for-banking-industry/|title=Canada to Germany Ripple bank transfer breakthrough for banking industry|publisher=BankingTech.com|accessdate=2016-07-03}}</ref><ref name="Financial Times 2016-06-22">{{cite web|url=https://next.ft.com/content/541414c0-3834-11e6-a780-b48ed7b6126f|title=Banks claim blockchain breakthrough in money transfer|publisher=Financial Times|accessdate=2016-07-03}}</ref><ref name="CNBC 2016-06-22">{{cite web|url=http://www.cnbc.com/2016/06/22/banks-trial-ripple-blockchain-to-make-international-money-transfers-like-sending-an-imessage.html|title=Banks trial Ripple blockchain to make money transfers 'like sending an iMessage'|publisher=CNBC|accessdate=2016-07-03}}</ref><ref name="Fortune 2016-06-23">{{cite web|url=http://fortune.com/2016/06/23/ripple-blockchain-banks/|title=More Banks Are Trying Out Blockchains For Fund Transfers|publisher=Fortune|accessdate=2016-07-03}}</ref>
** 6月 - [[ATB Financial]], [[SAP]]{{要曖昧さ回避|date=2021年8月}}, [[Accenture]] が [[Payments Panorama 2016 ]] でリップルを利用した銀行間送金のデモを実施<ref name="Banking Technology 2016-06-27">{{cite web|url=http://www.bankingtech.com/520452/canada-to-germany-ripple-bank-transfer-breakthrough-for-banking-industry/|title=Canada to Germany Ripple bank transfer breakthrough for banking industry|publisher=BankingTech.com|accessdate=2016-07-03}}</ref><ref name="Financial Times 2016-06-22">{{cite web|url=https://next.ft.com/content/541414c0-3834-11e6-a780-b48ed7b6126f|title=Banks claim blockchain breakthrough in money transfer|publisher=Financial Times|accessdate=2016-07-03}}</ref><ref name="CNBC 2016-06-22">{{cite web|url=http://www.cnbc.com/2016/06/22/banks-trial-ripple-blockchain-to-make-international-money-transfers-like-sending-an-imessage.html|title=Banks trial Ripple blockchain to make money transfers 'like sending an iMessage'|publisher=CNBC|accessdate=2016-07-03}}</ref><ref name="Fortune 2016-06-23">{{cite web|url=http://fortune.com/2016/06/23/ripple-blockchain-banks/|title=More Banks Are Trying Out Blockchains For Fund Transfers|publisher=Fortune|accessdate=2016-07-03}}</ref>
** 6月 - [[UniCredit]] がリップルの採用を表明<ref name="Banking Technology 2016-06-27"/><ref name="Financial Times 2016-06-22"/><ref name="CNBC 2016-06-22"/><ref name="Fortune 2016-06-23"/>
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** 6月 - [[UBS]] がリップルの採用を表明<ref name="Banking Technology 2016-06-27"/><ref name="Financial Times 2016-06-22"/><ref name="CNBC 2016-06-22"/><ref name="Fortune 2016-06-23"/>
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2023年2月19日 (日) 05:43時点における版

Ripple
作者 Arthur Britto, David Schwartz, Ryan Fugger
開発元 Ripple Labs Inc.
初版 2012
最新版
0.30.1-hf1 / 2016年2月12日 (8年前) (2016-02-12)[1]
リポジトリ ウィキデータを編集
対応OS Linux, FreeBSD, macOS, Windows
サポート状況 開発中
種別 即時グロス決済, 外国為替, 送金
ライセンス ISCライセンス[2]
公式サイト Ripple.com
テンプレートを表示

リップルRipple)とは、Ripple Labs Inc. によって開発が行われている分散型台帳技術を利用した即時グロス決済システム、 外国為替送金ネットワークである。コンセンサス・レジャーとXRPと呼ばれるネイティブ通貨を用いるオープンソースインターネット・プロトコルは、リップル・トランザクション・プロトコルRTXP)またはリップル・プロトコルと呼ばれる。

概要

リップルRipple)の開発は、2004年カナダのウェブ開発者である Ryan Fugger により開始された。[3] 後にビットコイン技術を応用して Arthur Britto、David Schwartz等によって開発されたコンセンサス・レジャーが統合された。プロジェクトの指揮権は Ryan Fugger から Ripple Labs Inc.(旧OpenCoin Inc.)に譲渡され、リップル・トランザクション・プロトコル(RTXP)として開発が継続されている。 リップルはビットコインと同様に分散型台帳技術を利用するが、二重支払いの検知をプルーフ・オブ・ワーク・システムではなく、独自に開発されたコンセンサス・システムによって行う。これによりビットコインの致命的な弱点であるスケーラビリティ消費電力といった問題を克服し、ビットコインでは平均10分程度かかっていた決済をリップルでは数秒[4]行うことができる。

また、World Wide Web Consortium によって標準化が進められているインターレジャー・プロトコルの開発が Ripple Labs Inc. によって行われており、将来的にリップルに統合される予定である。インターレジャー・プロトコルは Ripple Labs Inc. から発表され、リファレンス実装が2015年11月に同社から公開された。[5][6]

特徴

リップルコネクト

リップルコネクトは、金融機関の内部システムとリップル・コンセンサス・レジャー (RCL) を接続するための、リップル社のクロスカレンシー決済ソリューションのコンポーネントである。リップルコネクトを利用することで、銀行は国際決済を行うことが可能になる。さらにリップルコネクトは、決済が実行される前に KYC(Know Your Customer:顧客の本人確認情報)やその他のコンプライアンス情報、手数料、決済にかかる概算時間を交換する手段を銀行に提供する。[7]

リップルストリーム

リップルストリームは、リップル社の FX 市場を構築するソリューションのコンポーネントであり、FIX のような業界標準ツールを利用する FX トレーディングデスクを実現し、リップル・コンセンサス・レジャー (RCL) 上での FX 市場の構築を容易にするためのオーダーブック管理システムである。リップルストリームは、クロスカレンシー決済を実現するために外国為替取引を提供する RCL 上で、売り/買い注文を実行するトレーディングデスクのためのインターフェースを提供する。リップルストリームは、銀行の FIX やウェブサービスAPIを利用した既存のトレーディングインターフェースを統合するために開発された。銀行のトレーディング・クライアントの統合に .NET ライブラリを利用することもできる。[8]

評価

デビュー以来、Rippleプロトコルは金融および大衆向けの報道機関で注目を浴びるようになった。Rippleは、The Nielsen Company、Bank of England Quarterly Bulletin、NACHA、およびKPMGの業界記事で取り上げられ、銀行業界の国際化に対するRippleの影響を調査する多くの記事にも取り上げられた。セキュリティなどの問題に関しては、2015年4月にAmerican Bankerが「銀行の観点からすれば、Rippleシステムのような分散型台帳には、ビットコインのような暗号通貨に比べて多くの利点がある」と主張した。[9] また、ボストン連邦準備銀行は「Rippleなどの分散ネットワークの採用により、銀行業界がより高速な処理を実現し、グローバルな支払いとコルレス銀行のサービスの効率を向上させることができる」と主張した。[要出典]2013年には決済ネットワークとしてのRippleについて、ケン・カーソン氏がEsquire誌で「大手金融サービスブランドは、レコード会社がかつてNapsterを扱ったように、Rippleを扱うべきだ」と述べた。[要出典]2015年8月、Rippleは世界経済フォーラムからテクノロジーパイオニア賞(Technology Pioneer)を受賞した。[10] New York Times所属のウェブサイトDealbookは2013年に「Rippleは仮想通貨が通常達成できなかったこと、すなわち金融システムの主要プレーヤーの関与を獲得している」と述べた。 [11]

歴史

開発初期(2004~11年)

  • 2004年
    • Ryan FuggerRipplepay(Ripple payment protocol)を考案[12][13]
    • Ryan Fuggerが『Money as IOUs in Social Trust Networks & A Proposal for a Decentralized Currency Network Protocol』を発表[14]
  • 2011年
    • 3月 - Jed McCalebMt.Gox創業者)がビットコイン技術を応用した『コンセンサス・アルゴリズム』を考案[15]
    • 3月 - Arthur Britto, David Schwartz, Jed McCaleb, Stefan Thomasがコンセンサス・レジャーの実装を開始[23]

OpenCoin Inc. の設立(2012~13年)

Ripple Labs Inc. と銀行市場へのシフト(2013~15年)

映像外部リンク

Ripple - Real Time Cross Border Transactions

2015年6月 - FRB が Ripple Labs Inc. の Ryan Zagone を Faster Payments Task Force の運営委員に選出[29]
映像外部リンク

Technology Pioneer 2015 - Chris Larsen (Ripple Labs)

2015年8月 - Ripple Labs Inc. が世界経済フォーラムでテクノロジー・パイオニア賞を受賞[30]

Ripple Labs から Ripple へ(2015~16年)

映像外部リンク

CGI's Ripple-enabled Intelligent Gateway

2016年4月 - CGI が Ripple Connect を統合した Intelligent Gateway を発表[79]

出典・脚注

  1. ^ 公式ソースコード”. Github. 2016年2月24日閲覧。
  2. ^ a b Buterin, Vitalik (2013年9月26日). “Ripple is officially open source”. Bitcoin Magazine (Coin Publishing Ltd.). http://bitcoinmagazine.com/7275/ripple-is-officially-open-source/ 2016年2月25日閲覧。 
  3. ^ Peck, Morgan (2013年1月14日). “Ripple Could Help or Harm Bitcoin”. IEEE Spectrum. Institute of Electrical and Electronics Engineers. 2016年2月25日閲覧。
  4. ^ 日本経済新聞 (2014年12月14日). “全通貨が対象、2日かかる決済も5秒で”. 日本経済新聞. http://www.nikkei.com/article/DGXMZO80788070R11C14A2000000/ 2016年3月1日閲覧。 
  5. ^ Implementing the Interledger Protocol in Ripple”. Ripple Labs Inc.. 2016年2月24日閲覧。
  6. ^ Ripple 2015: A Year in Review”. Ripple Labs Inc.. 2016年2月24日閲覧。
  7. ^ Ripple Connect: Product Overview”. Ripple Labs Inc.. 2016年3月14日閲覧。
  8. ^ Ripple Stream: Product Overview”. Ripple Labs Inc.. 2016年3月14日閲覧。
  9. ^ Banks Can Cherry-Pick the Best Bits from Bitcoin: Report”. americanbanker.com. 2022年5月31日閲覧。
  10. ^ リップル(Ripple)が世界経済フォーラムでテクノロジーパイオニア賞を受賞”. kucoin.com. 2022年5月31日閲覧。
  11. ^ The Rush to Coin Virtual Money With Real Value”. dealbook.nytimes.com. 2022年5月31日閲覧。
  12. ^ Buterin, Vitalik (2013年2月26日). “Introducing Ripple”. Bitcoin Magazine. http://bitcoinmagazine.com/3506/introducing-ripple/ 2016年2月25日閲覧。 
  13. ^ Deng, Xiaotie; Graham, Fan Chung, ed (2007-11-29). Internet and Network Economics: Third International Workshop, WINE 2007, Proceedings. Germany: Springer. p. 268. ISBN 978-3-540-77104-3. https://books.google.co.jp/books?id=thhpjLxjT88C&pg=PA268&redir_esc=y&hl=ja 
  14. ^ Money as IOUs in Social Trust Networks & A Proposal for a Decentralized Currency Network Protocol”. Ryan Fugger. 2016年2月25日閲覧。
  15. ^ a b c d e Reutzel, Bailey. “Disruptor Chris Larsen Returns with a Bitcoin-Like Payments System”. PaymentSource. 2016年2月25日閲覧。
  16. ^ a b Wallace, Benjamin (23 November 2011). “The Rise and Fall of Bitcoin”. Wired. オリジナルの2013年10月31日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20131031043919/http://www.wired.com:80/magazine/2011/11/mf_bitcoin 13 October 2012閲覧。 
  17. ^ Bitcoin P2P e-cash paper” (31 October 2008). 2016年5月21日閲覧。
  18. ^ Satoshi's posts to Cryptography mailing list”. Mail-archive.com. 26 March 2013閲覧。
  19. ^ Nakamoto, Satoshi (2009-5-24), Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System, http://www.bitcoin.org/bitcoin.pdf 2016年2月25日閲覧。 
  20. ^ Block 0 – Bitcoin Block Explorer”. 2013年10月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年5月21日閲覧。
  21. ^ Nakamoto, Satoshi (9 January 2009). “Bitcoin v0.1 released”. 2014年3月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年5月21日閲覧。
  22. ^ SourceForge.net: Bitcoin”. 2013年3月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年5月21日閲覧。
  23. ^ Introducing Ripple, a Bitcoin Copycat”. Bloomberg. 2016年2月25日閲覧。
  24. ^ Grant, Rebecca (2013年4月11日). “OpenCoin raises seed round so ‘anyone in the world can trade any amount of money in any currency’”. VentureBeat. http://venturebeat.com/2013/04/11/opencoin-raises-seed-round-so-anyone-in-the-world-can-trade-any-amount-of-money-in-any-currency/ 2016年2月25日閲覧。 
  25. ^ Alan Safahi LinkedIn”. LinkedIn. 2016年2月25日閲覧。
  26. ^ a b c d e CrunchBase”. CrunchBase. 2016年2月25日閲覧。
  27. ^ Board of Directors”. Ripple Labs Inc.. 2016年3月3日閲覧。
  28. ^ Southurst, John. “Ripple Creator Donates $500,000 XRP to Artificial Intelligence Research Charity”. CoinDesk. 2016年2月26日閲覧。
  29. ^ a b Ripple Labs Elected to Fed Steering Committee for Faster Payments”. Ripple Labs Inc.. 2016年2月26日閲覧。
  30. ^ a b Thomson Reuters (2015年8月5日). “Ripple Labs Awarded as Technology Pioneer by World Economic Forum”. Reuters. http://www.reuters.com/article/idUSnMKWhZcmma+1d0+MKW20150805 2016年2月26日閲覧。 
  31. ^ Company Overview of Ripple Labs Inc.”. BusinessWeek. 2016年2月25日閲覧。
  32. ^ Greg Kidd LinkedIn”. LinkedIn. 2016年2月25日閲覧。
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関連項目

外部リンク