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RippleAPI

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

RippleAPI(リップルエーピーアイ)とは、Ripple Consensus Ledger(以降、RCLと呼ぶ)の公式クライアントツールである。

オープンソースソフトウェアとしてGitHubソースコードが登録されている。

現在のRippleAPIはJavaScriptでのみ利用可能である。以前は、RippleのAPIは3種類が提供されていたが、現在はECMAScript6(JavaScriptの標準)で記述されたツール群に統合されている[1]。リップルデベロッパーセンターリファレンスによるとECMAScript5でも動作可能である[2]

RippleAPIは、非同期型のメソッドを実装しており、関数型プログラミングの様式が多く利用されている。

RippleAPIのメソッドは、処理結果等のデータの受け渡しにJSONスキーマを使用している。

主な用途

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RippleAPIを使うと、以下のようなことができる。

  • Rippleネットワーク上のサーバへデータの検索要求を出す
  • RCLで取引を実行する(送金、注文、設定変更、リップルネットワーク上で新規アドレスを作成)。
  • その他の機能(RCLへの接続/接続状態のチェック、サーバ情報の取得など)

RippleAPIの動作環境

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ユーザーがRippleAPIを動作させるためには、以下のシステム環境を用意する必要がある。

Node.js

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Node.js(ノードジェイエス)とは、「スケーラブルなネットワーク・プログラムを作成するための簡単な方法」を提供するために開発されたJavaScriptベースのWebサーバである[3]

RippleAPIはNode.jsをベースにしたアプリケーションである。

Node Package Managerの利用

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Node Package Manager(以降、npmと呼ぶ)は、Node.jsのモジュールを管理するためのツールである。

Node.jsはさまざまなバージョンのモジュールが公開されているが、npmを使用することでモジュールのインストールが簡易になる。

Node.jsベースのRippleAPIをユーザーの環境にインストールするために、npmは利用されている。

Babel

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Babel(バベル)はJavaScriptのコンパイラ(プログラム言語変換ツール)である[4]

ECMAScript6以降に導入された新機能や構文を、ECMAScript5相当の機能や構文に変換し、一般に普及しているウェブブラウザで実行可能にする。

ECMAScript6で記述されたRippleAPIの機能や構文をコンパイルするために使用する。

出典

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  1. ^ Ripple Introduces New, Unified API for Consensus Ledger with Improved Source Code」 CHAIN FINANCE
  2. ^ RippleAPI Introduction」 Ripple Developer Center References
  3. ^ Node.js とは一体何か?」 IBM developerWorks
  4. ^ Babelで学ぶECMAScript6(入門編)」 CodeZine

外部リンク

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その他のRippleシステム中核モジュール

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