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2023年1月27日 (金) 04:41時点における版
読売ジャイアンツ #059 | |
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京セラドーム大阪にて(2021年6月10日) | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 佐賀県伊万里市 |
生年月日 | 1993年12月1日(31歳) |
身長 体重 |
180 cm 98 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2015年 ドラフト5位 |
初出場 | 2016年5月8日 |
年俸 | 1500万円(2023年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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田中 豊樹(たなか とよき、1993年12月1日 - )は、佐賀県伊万里市出身のプロ野球選手(投手・育成選手)。右投右打。読売ジャイアンツ所属。
経歴
プロ入り前
小学校から軟式野球を始める。
佐賀商業高校では1年から控え投手としてベンチ入り。1、2年時の県大会準優勝が最高成績で、甲子園出場はなかった。
日本文理大学に進学し、1年秋からリーグ戦に出場。2年に日米大学野球の日本代表に選出され[2]、中継ぎ投手として2試合に登板した。
2015年10月22日に行われたドラフト会議で北海道日本ハムファイターズから5位指名を受け、11月8日に契約金3500万円、年俸800万円で契約した(金額は推定)[3]。
日本ハム時代
2016年、5月8日の埼玉西武ライオンズ戦の8回裏に4番手として一軍デビュー。エルネスト・メヒアから奪三振を奪うなど無失点だった[4]。1年目は中継ぎとして4試合に登板した。二軍でも中継ぎとして起用され、31試合に登板し、37回2/3を投げ、2勝2敗3セーブ、防御率4.06の成績だった[5]。
2017年は中継ぎとして19試合に登板し3ホールドを挙げたが、右前距腓靭帯損傷で8月20日に一軍登録を抹消され[6]、そのまま再昇格することなくシーズンを終えた。二軍では36試合に登板し、38回を投げ、3勝3敗、防御率4.26の成績で[7]、イースタン・リーグ2位の14セーブを記録している[8]。
2018年は自身初の開幕一軍入りを果たしたが、シーズン序盤から不安定な投球が続き、防御率11.74、わずか8試合の登板に終わった。二軍では自己最多の45試合に登板し、54回2/3を投げ、3勝6敗1セーブ、防御率3.79の成績だった[9]。オフには、西川遥輝と自主トレを共にした。
2019年は、二軍では31試合に登板し、31回1/3を投げ、4勝3敗2セーブ、防御率4.60の成績[10]を残したものの一軍登板なしに終わり、10月1日に戦力外通告を受けた。
巨人時代
2019年11月12日に舞洲ベースボールスタジアムで行われた12球団合同トライアウトを受験。その結果読売ジャイアンツが育成選手として獲得する方針を表明[11]し、12月4日に育成契約を結んだ[12]。推定年俸は420万円となり、背番号は018となった[13]。
2020年は二軍の開幕からクローザーを任され、7月25日までに10試合に登板し、9回1/3を投げ、1勝3セーブ、防御率1.93、17奪三振を記録。特に、奪三振については7月16日の西武戦から7月19日の千葉ロッテマリーンズ戦まで3試合をまたいで8者連続三振を記録した[14]。7月26日に支配下選手登録され、年俸は450万円となり、背番号は19となった[14][15]。即一軍選手登録され、同日の東京ヤクルトスワローズ戦の9回裏に移籍後初登板し1回を無失点で抑えた[15]。この試合の登板時は新しいユニフォームの到着が間に合わず、育成時代の背番号「018」のユニフォームで登板した[15]。8月19日の阪神タイガース戦では、先発したクリストファー・クリソストモ・メルセデスがアクシデントで2回で降板した後を受けて3回表からマウンドに上がり、2イニングを無失点に抑え、プロ初勝利を記録した[16]。一方で11月8日のヤクルト戦では2点リードの8回に4番手で登板するも一死も取れずに逆転満塁本塁打を打たれる[17]など不安定な場面も多かった。最終的に、31試合に登板し、1勝1敗1ホールド、防御率4.88を記録。オフには、950万増の推定年俸1400万円で契約を更改し、背番号が59に変更された[18]。
2021年、シーズン通算で39試合に登板し、0勝0敗2ホールド、防御率2.84を記録[19][20]。11月15日、手術を受けるため育成契約への移行を前提として自由契約とすることを通告された[21]。11月26日に右肘クリーニング手術を受けた[19]。12月16日、500万円増となる1900万円で育成選手として再契約した[20]。背番号は059に変更となった[20]。
選手としての特徴・人物
最速157km/hのストレート[14]、フォーク[22]を武器とする。
同僚から面倒見の良い兄貴分として慕われており、愛称は豊樹の「ト」と兄貴の「ニキ」を足した「トニキ」[23]。
日本ハム時代は球団の方針で自動車免許の取得年齢に達していない後輩を、自身の車で送迎することもあったという[23]。
詳細情報
年度別投手成績
年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2016 | 日本ハム | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | --- | 14 | 3.1 | 2 | 0 | 3 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.00 | 1.50 |
2017 | 19 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | --- | 86 | 19.0 | 19 | 2 | 8 | 0 | 2 | 23 | 2 | 0 | 8 | 7 | 3.32 | 1.42 | |
2018 | 8 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | --- | 38 | 7.2 | 11 | 1 | 5 | 0 | 0 | 8 | 0 | 0 | 10 | 10 | 11.74 | 2.09 | |
2020 | 巨人 | 31 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | .500 | 133 | 27.2 | 32 | 4 | 18 | 1 | 3 | 21 | 0 | 0 | 19 | 15 | 4.88 | 1.81 |
2021 | 39 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | --- | 152 | 38.0 | 22 | 5 | 20 | 2 | 1 | 37 | 3 | 0 | 13 | 12 | 2.84 | 1.11 | |
通算:5年 | 101 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 7 | .500 | 423 | 95.2 | 86 | 12 | 54 | 3 | 6 | 91 | 5 | 0 | 50 | 44 | 4.14 | 1.46 |
- 2021年度シーズン終了時
年度別守備成績
年 度 |
球 団 |
投手 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2016 | 日本ハム | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | --- |
2017 | 19 | 0 | 0 | 0 | 0 | --- | |
2018 | 8 | 0 | 0 | 0 | 0 | --- | |
2020 | 巨人 | 31 | 2 | 2 | 0 | 0 | 1.000 |
2021 | 39 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1.000 | |
通算 | 101 | 2 | 3 | 0 | 0 | 1.000 |
- 2021年度シーズン終了時
記録
- 初記録
- 投手記録
- 初登板:2016年5月8日、対埼玉西武ライオンズ8回戦(西武プリンスドーム)、8回裏に4番手で救援登板・完了、1/3回無失点
- 初奪三振:同上、8回裏にエルネスト・メヒアから空振り三振
- 初ホールド:2016年9月30日、対千葉ロッテマリーンズ25回戦(札幌ドーム)、9回表に6番手で救援登板、2/3回無失点
- 初勝利:2020年8月19日、対阪神タイガース9回戦(東京ドーム)、3回表に2番手で救援登板、2回無失点
- 打撃記録
背番号
- 47(2016年 - 2019年)
- 018(2020年 - 同年7月25日)
- 19(2020年7月26日 - 同年終了)
- 59(2021年)
- 059(2022年 - )
代表歴
脚注
- ^ “巨人 - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2022年12月2日閲覧。
- ^ “大学日本代表24選手を発表/一覧”. 日刊スポーツ (2013年6月23日). 2021年3月23日閲覧。
- ^ “日本ハム 4位指名・平沼、5位指名・田中と合意”. スポニチアネックス (2015年11月8日). 2021年3月23日閲覧。
- ^ “日本ハム田中豊、敗戦の中でもキラリ「いい緊張感」”. 日刊スポーツ (2016年5月8日). 2021年3月22日閲覧。
- ^ “2016年度 北海道日本ハムファイターズ 個人投手成績(イースタン・リーグ)”. 日本野球機構. 2020年6月25日閲覧。
- ^ “日本ハム田中豊、右前距腓靱帯損傷で復帰まで2週間”. 日刊スポーツ (2017年8月21日). 2021年3月22日閲覧。
- ^ “2017年度 北海道日本ハムファイターズ 個人投手成績(イースタン・リーグ)”. 日本野球機構. 2020年6月25日閲覧。
- ^ “2017年度 イースタン・リーグ リーダーズ(投手部門)”. 日本野球機構. 2020年6月25日閲覧。
- ^ “2018年度 北海道日本ハムファイターズ 個人投手成績(イースタン・リーグ)”. 日本野球機構. 2020年6月25日閲覧。
- ^ “2019年度 北海道日本ハムファイターズ 個人投手成績(イースタン・リーグ)”. 日本野球機構. 2020年6月25日閲覧。
- ^ “巨人が田中豊樹獲得へ 日本ハム戦力外、合同トライアウト参加”. サンケイスポーツ (2019年11月18日). 2020年2月2日閲覧。
- ^ “巨人、前日本ハムの田中豊樹、前楽天の八百板と育成契約締結”. デイリースポーツ (2019年12月4日). 2020年2月2日閲覧。
- ^ “巨人、元日本ハム・田中らと育成契約”. サンケイスポーツ (2019年12月5日). 2021年3月22日閲覧。
- ^ a b c “【巨人】田中豊樹の背番号は「19」 26日支配下登録即1軍昇格、中継ぎ強化に期待”. スポーツ報知 (2020年7月26日). 2021年3月22日閲覧。
- ^ a b c “【巨人】田中豊樹、1軍デビュー0封 背番「19」間に合わず「018」で堂々”. スポーツ報知 (2020年7月27日). 2021年3月22日閲覧。
- ^ “戦力外乗り越え…巨人・田中豊樹がプロ初勝利「これがスタートと思ってやってきた」”. デイリースポーツ online. (2020年8月19日) 2020年8月20日閲覧。
- ^ “【巨人】田中豊樹が痛恨の満塁アーチ被弾…横川凱のプロ初勝利消える”. スポーツ報知 (2020年11月8日). 2021年5月6日閲覧。
- ^ “巨人田中豊樹950万増「最低でも50試合目標」”. 日刊スポーツ (2020年12月26日). 2021年3月22日閲覧。
- ^ a b “【巨人】田中豊樹、右ひじクリーニング手術無事終了 育成選手で再契約へ”. スポーツ報知 (2021年11月27日). 2021年12月5日閲覧。
- ^ a b c “巨人田中豊樹500万円増、育成で再契約「支配下に戻って1年通して1軍」”. 日刊スポーツ (2021年12月16日). 2021年12月17日閲覧。
- ^ “巨人田中豊樹、鍬原拓也、ウレーニャら12選手が自由契約、育成で再契約方針”. 日刊スポーツ (2021年11月15日). 2021年12月5日閲覧。
- ^ “野村弘樹氏が『フォークは非常に良いものを持っている』と評価した巨人の投手は?”. BASEBALL KING (2020年9月1日). 2021年3月23日閲覧。
- ^ a b “【巨人】田中豊樹は面倒見いい「トニキ」…こんな人”. スポーツ報知 (2020年7月27日). 2021年9月25日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 個人年度別成績 田中豊樹 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube
- 選手プロフィール - 読売巨人軍公式WEBサイト
- 田中豊樹 (@TOYOKI47) - X(旧Twitter)
- 田中豊樹 (@tanatoyo) - Instagram