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2022年6月11日 (土) 01:16時点における版

ハル・シティAFC
原語表記 Hull City Association Football Club
愛称 The Tigers(タイガーズ)
クラブカラー     オレンジ・    黒(ブラック)
創設年 1904年
所属リーグ フットボールリーグ
所属ディビジョン EFLチャンピオンシップ
ホームタウン キングストン・アポン・ハル
ホームスタジアム KCOMスタジアム
収容人数 25,586[1]
代表者 エジプトの旗 アッセム・アラム
監督 ジョージア (国)の旗 ショタ・アルベラーゼ
公式サイト 公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
サードカラー
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

ハル・シティ・アソシエーション・フットボール・クラブHull City Association Football Club[2])は、イングランドヨークシャーキングストン・アポン・ハルをホームタウンとするプロサッカークラブである。愛称は「タイガーズ(The Tigers)」。

概要

1904年に創立した。現在のホームスタジアムはヨークシャーキングストン・アポン・ハルKCOMスタジアム(収容人員は25,450人)。クラブカラーはオレンジと黒。黄色地に黒の縦縞が特徴的なユニフォームを使用しており愛称は「タイガーズ(The Tigers)」。チームロゴにも虎が描かれている。

歴史

1904年に創設された100年以上の歴史を持つサッカークラブ。当時ハルの本拠地であるキングストン・アポン・ハルのあるヨークシャー州ハルFCハル・キングストン・ローヴァーズといったラグビーリーグチームの人気が支配的で、FAはそこにサッカーを導入しようとする計画を立てていて、その一環として1904年7月創設された。1905年にFAに加盟。1930年代はカップ戦でのアウトサイダーとして鳴らしたがそれもチームの3部降格で消えた。その後5、60年は大きなタイトルは全くと言っていいほど獲得できず、長く下部リーグ(主に3部)を主戦場にしてきたが、近年では、2003-04、2004-05シーズンに2シーズン続けて昇格する躍進も見せている。

2005-06シーズンから参戦しているチャンピオンシップでは、2シーズン連続でリーグ残留を果たし、3シーズン目となった2007-08シーズンでは強豪を押しのけ、クラブ創設以来最高位となる3位でシーズンを終え、プレミアリーグへの昇格プレーオフ進出の権利を獲得した。ホーム・アンド・アウェー方式で行われた昇格プレーオフでは、初戦でワトフォードに、2試合合計6-1と快勝し、続くプレーオフ決勝ではプレミアリーグ創設後初昇格を狙うブリストル・シティと対戦、試合は地元出身の大ベテラン、ディーン・ウィンダスのゴールでブリストル・シティを1-0で破り、ついにクラブ創設以来初となるトップリーグ昇格が決定した。チーム創設からトップリーグ初昇格までの期間としてはレディングに次いで2番目に遅い記録である。

初のトップリーグとなった2008-09シーズンの序盤は、アウェイでニューカッスルアーセナルトッテナムを破った他、これまたアウェイで敗れはしたもののマンチェスターU相手に3-4と好勝負を演じるなど旋風を巻き起こし、一時は3位まで上り詰めた。しかし、選手層の薄さや対戦相手に研究され始めたことから、シーズン中盤から後半戦はほとんど勝つことができず、残り2試合の時点で降格圏内の18位にまで順位を落とした。更に、勝てば残留となるホームでの最終節でも敗れた。しかし、序盤に獲得した勝ち点と残留を争っていたニューカッスルとミドルスブラが共に敗戦という状況にも助けられ、辛うじて残留を果たすことができた。ところが、翌2009-10シーズンは19位となり、2部に降格した。

2010年末よりエジプト人アッセム・アラムがオーナーに就任。徐々にチーム力を高め、2013-14シーズンには4季ぶりにプレミアリーグへ復帰した。2013年にオーナーのアラムが独断に基づき「ビジネス的に響きがいい」という理由でクラブ名を「ハル・タイガーズ」に改名する申請を行ったが[3]、伝統を重んじるサポーターから猛反発を受けた。2014年4月9日、FAは名称変更を求めたハル・シティの申請を棄却したことを発表した[4]。同年5月17日には110年のクラブ史における初の主要タイトル獲得をかけ、アーセナルFAカップ決勝を戦ったが、2点のリードを守りきれず2-3で敗れ準優勝に終わった[5]

2014-15シーズンは18位となり、チャンピオンシップ降格が決まった。2015-16シーズンはチャンピオンシップを4位で終えたが、昇格プレーオフで5位ダービー、6位シェフィールド・ウェンズデーを相次いで破り、1年でプレミアリーグ復帰を果たした。2016-17シーズンは18位となり、プレミアリーグからの降格が決定した後の2017年5月25日、マルコ・シウバ監督が辞任した。[6]2017-18シーズンは6月9日、レオニード・スルツキーが就任したが、低迷が続き、12月3日、双方の合意により、アシスタントコーチのオレグ・ヤロヴィンスキーと共にクラブを退団した。[7]12月7日、ナイジェル・アドキンスがアシスタントコーチのアンディ・クロスビーと共に1年半契約で監督に就任し、[8][9]最終的に18位でシーズンを終えた。

タイトル

国内タイトル

  • フットボールリーグ・サードディヴィジョン1:1回
    • 1965-66
  • フットボールリーグ・サードディヴィジョン・ノース:2回
    • 1932-33, 1948-49

国際タイトル

  • なし

過去の成績

シーズン ディビジョン FAカップ リーグカップ 欧州カップ / その他 最多得点者
リーグ 順位
1993-94 ディビジョン2 46 18 14 14 62 54 68 9位 2回戦敗退 1回戦敗退 フットボールリーグトロフィー 北セクショングループステージ敗退 ディーン・ウィンダス 24
1994-95 ディビジョン2 46 21 11 14 70 57 74 8位 1回戦敗退 1回戦敗退 フットボールリーグトロフィー 北セクショングループステージ敗退 ディーン・ウィンダス 17
1995-96 ディビジョン2 46 5 16 25 36 78 31 24位 1回戦敗退 2回戦敗退 フットボールリーグトロフィー 北セクション2回戦敗退 ディーン・ウィンダス 8
1996-97 ディビジョン3 46 13 18 15 44 50 57 17位 2回戦敗退 1回戦敗退 フットボールリーグトロフィー 北セクション2回戦敗退 デュアン・ダービー 20
1997-98 ディビジョン3 46 11 8 27 56 83 41 22位 1回戦敗退 3回戦敗退 フットボールリーグトロフィー 北セクション2回戦敗退 デュアン・ダービー 15
1998-99 ディビジョン3 46 14 11 21 44 62 53 21位 3回戦敗退 2回戦敗退 フットボールリーグトロフィー 北セクション2回戦敗退 デイビッド・ブラウン 14
1999-00 ディビジョン3 46 15 14 17 43 43 59 14位 3回戦敗退 2回戦敗退 フットボールリーグトロフィー 北セクション準々決勝敗退 ジョン・エア 12
2000-01 ディビジョン3 46 19 17 10 47 39 74 6位 1回戦敗退 1回戦敗退 フットボールリーグトロフィー 北セクション1回戦敗退 ジョン・エア 7
2001-02 ディビジョン3 46 16 13 17 57 51 61 11位 2回戦敗退 2回戦敗退 フットボールリーグトロフィー 北セクション準決勝敗退 ガリー・アレクサンダー 23
2002-03 ディビジョン3 46 14 17 15 58 53 59 13位 1回戦敗退 1回戦敗退 フットボールリーグトロフィー 北セクション1回戦敗退 スチュアート・エリオット 12
2003-04 ディビジョン3 46 25 13 8 82 44 88 2位 1回戦敗退 1回戦敗退 フットボールリーグトロフィー 北セクション2回戦敗退 ベン・バージェス 18
2004-05 リーグ1 46 26 8 12 80 53 86 2位 3回戦敗退 1回戦敗退 フットボールリーグトロフィー 北セクション1回戦敗退 スチュアート・エリオット 29
2005-06 チャンピオン 46 12 16 18 49 55 52 18位 3回戦敗退 1回戦敗退 スチュアート・エリオット 7
2006-07 チャンピオン 46 13 10 23 51 67 49 21位 3回戦敗退 3回戦敗退 ディーン・ウィンダス 8
2007-08 チャンピオン 46 21 12 13 65 47 75 3位 3回戦敗退 3回戦敗退 フレイザー・キャンベル
ディーン・ウィンダス
15
2008-09 プレミア 38 8 11 19 39 64 35 17位 6回戦敗退 2回戦敗退 ジェオヴァンニ 8
2009-10 プレミア 38 6 12 20 34 75 30 19位 3回戦敗退 3回戦敗退 スティーヴン・ハント 6
2010-11 チャンピオン 46 16 17 13 52 50 65 11位 3回戦敗退 2回戦敗退 マッティ・フライアット 9
2011-12 チャンピオン 46 19 11 16 47 44 68 8位 4回戦敗退 1回戦敗退 マッティ・フライアット 16
2012-13 チャンピオン 46 24 7 15 61 52 79 2位 4回戦敗退 2回戦敗退 ロベルト・コレン 9
2013-14 プレミア 38 10 7 21 38 53 37 16位 準優勝 4回戦敗退 マッティ・フライアット 6
2014-15 プレミア 38 8 11 19 33 51 35 18位 3回戦敗退 3回戦敗退 UEFAヨーロッパリーグ プレーオフ敗退 ニキツァ・イェラヴィッチ 8
2015-16 チャンピオン 46 24 11 11 69 35 83 4位 5回戦敗退 5回戦敗退 アベル・エルナンデス 22
2016-17 プレミア 38 9 7 22 37 80 34 18位 4回戦敗退 準決勝敗退 ロバート・スノッドグラス 9
2017-18 チャンピオン 46 11 16 19 70 70 49 18位 5回戦敗退 2回戦敗退 ジャロッド・ボーウェン 15
2018-19 チャンピオン 46 17 11 18 66 68 62 13位 3回戦敗退 2回戦敗退 ジャロッド・ボーウェン 22
2019-20 チャンピオン 46 12 9 25 57 87 45 24位 4回戦敗退 2回戦敗退 ジャロッド・ボーウェン 17
2020-21 リーグ1 46 27 8 11 80 38 89 1位 2回戦敗退 3回戦敗退 EFLトロフィー 準々決勝敗退 マリク・ウィルクス 22
2021-22 チャンピオン 46 14 9 23 41 54 51 19位 3回戦敗退 1回戦敗退 キーン・ルイス=ポッター 13
2022-23 チャンピオン 46

欧州の成績

現所属メンバー

2018-19シーズン 基本フォーメーション


2022年2月14日現在[10]

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
1 GK イングランド マット・イングラム
2 DF イングランド レウィー・コイル
3 DF オーストラリア カラム・エルダー
4 DF イングランド ジェイコブ・グレイヴス
5 DF イングランド アルフィー・ジョーンズ
6 MF イングランド リチャード・スモールウッド ()
7 FW イングランド マリク・ウィルクス
8 MF スコットランド グレッグ・ドチャーティ
9 FW イングランド トム・イーブス
10 MF イングランド ジョージ・ハニーマン
11 FW イングランド キーン・ルイス=ポッター
12 DF イングランド ジョシュア・エマニュエル
13 GK イングランド ネイサン・バクスター
14 MF イングランド アンドリュー・キャノン
No. Pos. 選手名
16 FW イングランド ライアン・ロングマン
17 DF アイルランド シーン・マクローリン
18 MF イングランド ジョージ・モンカー
19 MF イングランド ランデル・ウィリアムズ
20 FW イラン アラーヤル・サヤードマネシュ
21 DF イングランド ブランドン・フレミング
22 FW イングランド タイラー・スミス
23 MF イングランド トム・ハドルストーン
24 DF イングランド ディション・バーナード
25 DF ガーナ フェスタス・アーサー
27 MF イングランド リーガン・スレイター
44 FW フィンランド マルクス・フォルス
45 MF イングランド リアム・ウォルシュ

※括弧内の国旗はその他の保有国籍を、星印はEU圏外選手を示す。

監督

ローン移籍選手

in

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
13 GK イングランド ネイサン・バクスター (チェルシーFC)
20 FW イラン アラーヤル・サヤードマネシュ (フェネルバフチェSK)
24 DF イングランド ディション・バーナード (マンチェスター・ユナイテッドFC)
No. Pos. 選手名
44 FW フィンランド マルクス・フォルス (ブレントフォードFC)
45 MF イングランド リアム・ウォルシュ (スウォンジー・シティAFC)
out

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
15 FW スコットランド ジェームズ・スコット (ハイバーニアンFC)
30 MF イングランド アーメド・サラム (リンフィールドFC)
32 GK イングランド ハーヴェイ・カートライト (ゲインズバラ・トリニティFC)
No. Pos. 選手名
36 FW イングランド ウィル・ジャーヴィス (ヨーク・シティFC)
41 DF アイルランド ジェヴォン・ミルズ (フォルカークFC)

歴代監督

歴代所属選手

脚注

外部リンク