「WebP」の版間の差分
m →対応環境: dab |
m Bot作業依頼: iOSの改名提案に伴う内部リンク修正依頼 (iOS) - log |
||
27行目: | 27行目: | ||
|frequently updated= |
|frequently updated= |
||
|programming language=[[C言語]] |
|programming language=[[C言語]] |
||
|operating_system=[[Unix系]], [[macOS]], [[ |
|operating_system=[[Unix系]], [[macOS]], [[iOS]], [[Microsoft Windows|Windows]], [[Android (オペレーティングシステム)|Android]] |
||
|operating_system_desc= |
|operating_system_desc= |
||
|size= |
|size= |
||
61行目: | 61行目: | ||
* [[Microsoft Windows 10]] Creators Update以降 |
* [[Microsoft Windows 10]] Creators Update以降 |
||
* [[macOS]] - [[macOS Big Sur|Big Sur]] 以降 |
* [[macOS]] - [[macOS Big Sur|Big Sur]] 以降 |
||
* [[ |
* [[iOS]] - 14 以降 |
||
=== ウェブブラウザ === |
=== ウェブブラウザ === |
2021年11月10日 (水) 03:33時点における版
拡張子 | .webp [1] |
---|---|
MIMEタイプ | image/webp [1][2] |
マジック ナンバー | WEBP |
開発者 | |
種別 | 画像ファイルフォーマット |
開発元 | |
---|---|
初版 | 2010年9月30日 |
最新版 |
1.1.0
/ 2020年1月6日[3] |
プログラミング 言語 | C言語 |
対応OS | Unix系, macOS, iOS, Windows, Android |
種別 | 画像圧縮コーデック |
ライセンス | BSDライセンス |
公式サイト | WebP Home |
WebPは、米Googleが開発しているオープンな静止画像フォーマット。ファイルの拡張子は「webp」。
概要
2010年9月30日に仕様が公表され、各種ツールと共に提供が開始された。
ウェブサイトのトラフィック量軽減と表示速度短縮を目的としており、インターネットのWebページで広く使われている非可逆圧縮のJPEGや可逆圧縮のGIF、PNGの置き換えを意図する規格である。JPEGとは異なり、非可逆圧縮でもアルファチャンネルを扱える。
画像圧縮については動画規格WebMのベースであるVP8ビデオコーデックの技術を利用しており[4]、コンテナ形式としてRIFFを採用している[5]。コンテナの部分を除くと、非可逆のWebPは1フレームのWebMである。
WebPの最大ピクセル数は16383x16383ピクセル。非可逆のサンプリングファクタはYCbCr 4:2:0のみ。
ICCプロファイル、XMPメタデータ、アニメーションには対応したが、CMYKカラーモデルには対応していない。3D画像には将来対応する予定[6]。
なお2011年頃まで、Googleは「WebP is pronounced "weppy"」(WebPは"weppy"と発音する)と説明していた[7]が、2020年現在その記述は削除されている[8]。
評価
Googleの示した事例では、ファイルサイズは非可逆圧縮モードで(同一画像、同等画質の)JPEGと比較して25-34%小さくなり、可逆圧縮モードでPNGと比較して28%小さくなるとしている。また22%のファイルサイズ増加でアルファチャネルを追加できるとしている。可逆圧縮は、エンコードはPNGよりも時間がかかるが、デコードはPNGよりも高速であると主張している[9]。一方、非可逆圧縮では、2013年10月に行われたMozillaの比較調査で、旧来のJPEGと大して変わらないという結果となった[10]。
対応環境
OS
- Android - 非可逆圧縮は 4.0 以降、可逆圧縮は 4.3 以降[11]
- Microsoft Windows 10 Creators Update以降
- macOS - Big Sur 以降
- iOS - 14 以降
ウェブブラウザ
- Google Chrome
- Mozilla Firefox 65以降
- Microsoft Edge
- Opera
- Safari 14以降
ビューアー
コンバーター
- Google Official WebP Tools
- ImageMagick
- XnConvert
- Romeolight WebPconv
- Advanced Batch Image Converter
- Bandisoft Honeyview
ライブラリおよびプラグイン等
- WebPJS - JavaScriptによるWebPライブラリ
- WebP QuickLook Plugin - macOSのQuickLook 用プラグイン
- Weppy - OS Xのウェブブラウザ向けのプラグイン
- ifwebp.spi - WebPファイルを表示するSusieプラグイン
- WebP Codec for Windows[リンク切れ] - Windows Imaging Component (WIC) に準拠したコーデック。導入することでWIC対応の各種ソフトウェアにてWebP画像の表示が可能になる。現在のところ[いつ?]デコードのみの対応でエンコードには今後対応する予定。
脚注
- ^ a b “MIME types (IANA media types) - HTTP” (英語). MDN. 2020年6月16日閲覧。
- ^ ただし2020年6月現在、IANAによって正式登録されてはいない。Media Types | IANA
- ^ Index of downloads.webmproject.org/releases/webp
- ^ “Google、Web高速化を目指し新画像フォーマット「WebP」を発表”. ITmedia (2010年10月1日). 2012年3月3日閲覧。
- ^ RIFF Container
- ^ “グーグル、「WebP」形式の画質改善--「JPEG」の代替を目指す”. CNET News (2011年5月26日). 2012年3月3日閲覧。
- ^ WebP Home - ウェイバックマシン(2011年11月14日アーカイブ分)
- ^ “A new image format for the Web”. 2020年8月28日閲覧。
- ^ “Lossless and Transparency Encoding in WebP”. Google. 2012年3月3日閲覧。
- ^ “Mozilla unimpressed with Google's Web photo standard”. 2014年3月25日閲覧。
- ^ WebP 画像の作成 | Android デベロッパー | Android Developers
関連項目
- WebPの元となったもの
- WebPと同様にJPEGの置き換えを目指している競合規格