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=== コマーシャル ===
=== コマーシャル ===
ワイティティは多作なコマーシャル監督でもある。[[ニュージーランド航空]]の機内安全ビデオ "The Most Epic Safety Video Ever Made" には、[[ピーター・ジャクソン]]や[[イライジャ・ウッド]]が出演し、[[ロード・オブ・ザ・リングシリーズ|『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ]]の物語を旅する設定で撮影された{{efn|ジャクソンは『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズならびにホビット3部作の監督で、ニュージーランド出身。またウッドは『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズで主役のホビット、[[フロド・バギンズ]]役を演じた。}}<ref>{{cite web|url=https://media.newzealand.com/en/news/the-most-epic-safety-video-ever-made-takes-flight/|title=The Most Epic Safety Video Ever Made takes flight |date=2014-10-23|accessdate=2018-08-09|publisher=media.newzealand.com}}</ref>。この作品は[[YouTube]]で1900万回以上も再生されている<ref>{{cite web|url=https://www.youtube.com/watch?v=qOw44VFNk8Y|title=The Most Epic Safety Video Ever Made #AirNZSafetyVideo|last=New Zealand|first=Air|work=[[Air New Zealand]]|date=22 October 2014|accessdate=31 July 2017|archiveurl=|archivedate=|deadurl=no}}</ref>。また[[テスコ (チェーンストア)|テスコ]]のCM "Borg" ではスーパーで買い物するコミカルな[[トール]]風の人物を登場させているが<ref>{{cite web|url=http://www.themill.com/portfolio/1680/dot-com|title=Tesco - Dot Com|accessdate=2018-08-09|work=themill.com}}</ref>、ワイティティはその後[[マーベル・スタジオ]]の『マイティ・ソー バトルロイヤル』を監督している。
ワイティティは多作なコマーシャル監督でもある。[[ニュージーランド航空]]の機内安全ビデオ "The Most Epic Safety Video Ever Made" には、[[ピーター・ジャクソン]]や[[イライジャ・ウッド]]が出演し、[[ロード・オブ・ザ・リング (映画シリーズ)|『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ]]の物語を旅する設定で撮影された{{efn|ジャクソンは『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズならびにホビット3部作の監督で、ニュージーランド出身。またウッドは『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズで主役のホビット、[[フロド・バギンズ]]役を演じた。}}<ref>{{cite web|url=https://media.newzealand.com/en/news/the-most-epic-safety-video-ever-made-takes-flight/|title=The Most Epic Safety Video Ever Made takes flight |date=2014-10-23|accessdate=2018-08-09|publisher=media.newzealand.com}}</ref>。この作品は[[YouTube]]で1900万回以上も再生されている<ref>{{cite web|url=https://www.youtube.com/watch?v=qOw44VFNk8Y|title=The Most Epic Safety Video Ever Made #AirNZSafetyVideo|last=New Zealand|first=Air|work=[[Air New Zealand]]|date=22 October 2014|accessdate=31 July 2017|archiveurl=|archivedate=|deadurl=no}}</ref>。また[[テスコ (チェーンストア)|テスコ]]のCM "Borg" ではスーパーで買い物するコミカルな[[トール]]風の人物を登場させているが<ref>{{cite web|url=http://www.themill.com/portfolio/1680/dot-com|title=Tesco - Dot Com|accessdate=2018-08-09|work=themill.com}}</ref>、ワイティティはその後[[マーベル・スタジオ]]の『マイティ・ソー バトルロイヤル』を監督している。


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2021年9月28日 (火) 08:57時点における版

タイカ・ワイティティ
Taika Waititi
Taika Waititi
本名 タイカ・デイヴィッド・コーエン
Taika David Cohen
生年月日 (1975-08-16) 1975年8月16日(49歳)
出生地 ニュージーランドの旗 ニュージーランド ウェリントン
職業 映画監督、脚本家、俳優、コメディアン
活動期間 1999年 –
配偶者 チェルシー・ウィンスタンリー(2012-2018)
主な作品
ボーイ英語版』(原題)
シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア英語版
ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル英語版
マイティ・ソー バトルロイヤル
ジョジョ・ラビット
受賞
アカデミー賞
脚色賞
2019年ジョジョ・ラビット
AFI賞
作品賞TOP10
2019年『ジョジョ・ラビット』
英国アカデミー賞
脚色賞
2019年『ジョジョ・ラビット』
グラミー賞
最優秀編集サウンドトラック・アルバム賞(映画・テレビ・その他映像部門)
2020年『ジョジョ・ラビット』
その他の賞
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タイカ・ワイティティ: Taika Waititi[ˈtkə wˈtti] ( 音声ファイル)[1])こと、タイカ・デイヴィッド・コーエン: Taika David Cohen ONZM1975年8月16日 - )は、ニュージーランド映画監督テレビディレクター脚本家俳優コメディアンアカデミー賞BAFTA賞グラミー賞を受賞し、プライムタイム・エミー賞にも2回ノミネートされている。長編映画『ボーイ英語版』(2010年)と『ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル英語版』(2016年)は、それぞれニュージーランド映画史上最も高い興行収入を更新した。

2004年の短編映画『トゥー・カーズ、ワン・ナイト英語版』で、アカデミー賞短編映画賞にノミネートされた。ホラー・コメディ映画『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア英語版』(2014年)では、ジェマイン・クレメントと共同で脚本・共同監督・主演を務め、テレビシリーズ化された。同シリーズは、プライムタイム・エミー賞卓越したコメディ・シリーズにノミネートされた。ブラックコメディ映画『ジョジョ・ラビット』(2019年)では、脚本と主演も担当した。『ジョジョ・ラビット』は、アカデミー賞に6つノミネートされ、脚色賞を受賞した。また、同作のサウンドトラックをプロデュースしてグラミー賞を受賞した。テレビシリーズ『マンダロリアン』(2019年 - )では、エピソードを監督しているほか、キャラクター「IG-11」の声を担当し、プライムタイム・エミー賞の卓越したキャラクター・ボイスオーバー・パフォーマンスにノミネートされました。

生い立ち期

タイカ・デイヴィッド・コーエン[2][3][4]は、ニュージーランド北島ベイ・オブ・プレンティ地域のラウココア英語版で生まれ[5]ウェリントンで育った[6][7]。父親はテ・ファーナウ=アー=アパヌイ英語版系のアーティストで、母親のロビン・コーエン[8]は学校の教師である[9]。ワイティティは、母方の家系はロシアユダヤ人で、「アイルランド人が少し混じっている」などヨーロッパの血が流れており、父方の家系は「マオリフランス系カナダ人が少し混じっている」と語っている[10]。ワイティティは自身を「ポリネシア系ユダヤ人」と表現しているが、「積極的にユダヤ教を信仰する家庭で育ったことはない」で育ったことはないと語っている[11][12][13]

ワイティティの両親は彼が5歳の頃に離婚し[14]、主に母親に育てられた[15]。 彼はオンズロー・カレッジに通い、その後ヴィクトリア大学ウェリントン校で演劇を学び、1997年に芸術学士を取得した[16]。 もともと、映画や執筆の仕事には母親の姓であるコーエンを使い[17][18]、視覚芸術の仕事には父親の姓であるワイティティを使っていた[19]

経歴キャリア

コメディと俳優業

ヴィクトリア大学ウェリントンの演劇学生だった頃、ワイティティはブレット・マッケンジージェマイン・クレメントとともに5人組アンサンブルのコメディ劇団「ソー・ユーアー・ア・マン英語版」の一員として活動し、ニュージーランドやオーストラリアでツアーを行って成功を得た[20]。またジェマイン・クレメントとコメディ・デュオ「ザ・ユーモアビースツ」("The Humourbeasts") を結成し、ニュージーランド喜劇の最高峰であるビリー・T賞英語版1999年に獲得した[21]

ワイティティは俳優としても活動しており、ダニーデンを舞台にした低予算映画『スカーフィーズ英語版』(原題、1999年)では地元の映画賞を獲得した。また2001年のロードムービースネークスキン英語版』(原題)や、テレビ番組『ザ・ストリップ英語版』(原題、2002年 – 2003年)にも端役で出演している。2011年のスーパーヒーロー映画『グリーン・ランタン』ではトーマス・カルマク英語版を演じたほか[22]、自身の映画『ボーイ英語版』(原題、2010年)と『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア英語版』(2014年)では主役級を演じた。2017年の監督作・スーパーヒーロー映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』では、モーションキャプチャコーグ英語版の演技を担当した[23]

映画製作

様々なものに芸術的興味を示した中で、ワイティティは、ニュージーランドで毎年開かれている映画祭・48アワーズ英語版用の短編喜劇映画を製作するようになった[24]。2005年には、自身の短編映画『トゥー・カーズ、ワン・ナイト英語版』(原題)で第77回アカデミー賞短編映画賞にノミネートされた[25]。授賞式ではノミネート作品読み上げ時に、寝たふりをして会場を沸かせたことで有名になった[26][注釈 1]。ワイティティはこの一件について、ノミニー全員で寝たふりをしていれば面白いだろうと示し合わせていたのに、結局実行したのは自分だけだったと語っている[27]

最初の長編映画となった風変わりなロマンティック・コメディ映画『イーグル VS シャーク英語版』は、アメリカ合衆国で2007年に限定公開された[28]。リリー役は当時のパートナーだったローレン・ホースリー英語版が演じている[29]。同じ年には、ジェマイン・クレメントらが出演したテレビ番組『フライト・オブ・ザ・コンコルズ英語版』で脚本・監督を務めた[30]

2本目の長編映画『ボーイ英語版』(原題)は2010年1月にサンダンス映画祭でプレミア上映を迎えたが[31]、同時に映画祭のグランプリ部門にもノミネートされた。ワイティティは監督だけでなく、家族の元へ帰る前科者の父親役も演じた。ニュージーランドでの封切り後、作品には熱狂的な批評がいくつも寄せられ[32]、国内最高の興行収入をあげるなど、いくつもの記録を打ち立てた[33][34][35][36]。この作品の成功後、ワイティティは作中で重要な意味を持った曲『ポイ・エ英語版』が、国内チャートで1位に返り咲くのではないかと述べ、新たなミュージックビデオも制作した[37][注釈 2]。曲はチャート3位まで上昇したほか、iTunesのランキングでは1位を獲得した[40]

2015年サンダンス映画祭にて

2011年には、ニュージーランドのテレビ番組『スーパー・シティ英語版』(原題)で監督を務めたが、主役のマデレーン・サミ英語版は作中で1つの街に住む5人の人物を演じ分けた[41]

ワイティティは2016年のディズニー映画『モアナと伝説の海』の初期稿を執筆していたが[42]、その内容はジェンダーや家族に焦点を当てたものだった[43]。これらの要素は実際の最終稿では無視された[44]。初期稿離脱後の2013年には[43]、友人のコメディアン、ジェマイン・クレメントと共同監督・脚本で、吸血鬼が登場するコメディ・モキュメンタリー映画『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア英語版』を製作した[45]。作品は2014年1月にサンダンス映画祭でプレミアを迎えた[46]。ワイティティとクレメントは、現代のウェリントンに住む吸血鬼の役も演じた。

ワイティティにとって4作目となる長編映画『ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル英語版』(原題)も、2016年のサンダンス映画祭でプレミアを迎えた[47]。作品はニュージーランドで公開されると、ワイティティが『ボーイ』で打ち立てていた公開初週末の興行収入記録を塗り替えた[48]。この作品は、ニュージーランドの作家バリー・クランプ英語版の小説を元に、少年とサム・ニール演じる気難しい男が森の中で交流を深める様を主軸に置いている。

2017年にはニュージーランダー・オブ・ザ・イヤー英語版を受賞したが、仕事のため授賞式に出席することはできなかった[49]

ワイティティにとって初のハリウッド映画となったマーベル・スタジオの『マイティ・ソー バトルロイヤル』は、2017年10月に公開された[50][51]。予算200万ドル前後の比較的小規模な映画を手掛けてきた監督が、予算1億8000万ドルのハリウッド大作の監督に抜擢されたことでも話題となった。ワイティティはこの作品より前に、クリス・ヘムズワース演じるソーが、オーストラリアでルームメイトのダリル・ジェイコブソンと暮らす短編モキュメンタリー映画『チーム・ソー英語版』(原題)を撮影していた。

2019年には、クリスティン・ルーネンズ英語版の "Caging Skies" を原作とした長編映画『ジョジョ・ラビット』の監督を務め、役者としてもアドルフ・ヒトラーに扮して出演した[52]。作品はトロント国際映画祭観客賞受賞、第77回ゴールデングローブ賞 映画部門 作品賞 (ミュージカル・コメディ部門)ノミネートなど高く評価され[53]アカデミー脚色賞を受賞した。

ワイティティは、マーク・グスタフソン (Mark Gustafson) と共に、マイケル・ジャクソンの人生をペットのチンパンジーバブルスの視点から描いた、ストップモーション・アニメーション映画 "Bubbles" を監督すると報じられている[54][55]。また1988年の映画『AKIRA (enの実写化に取り組む予定であること[56]、加えて『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』の続編 "We're Wolves" の共同脚本を準備していることも分かっている[57]

私生活

2012年5月に、妻チェルシー・ウィンスタンリーとの間に長女が誕生した[58][59]。また2015年8月には次女が誕生している[60][61]。チェルシーとは2018年に別居した[62]

ワイティティは、「先住民族のアタッチメント」を入れたり、撮影開始時に「Welcome to Country」のセレモニーを行ったりするなど、マオリの伝統を自身のプロジェクトに取り入れている。彼は、マオリや先住民の映画製作者が監督したニュージーランド映画『ザ・ブレイカー・アッパラーズ』(2018年)、『Baby Done』(2020年)、『Night Raiders』(2021年)の製作総指揮を務めている[63]

フィルモグラフィ

映画

作品名 クレジット 備考
監督 製作 脚本 俳優
1999年 スカーフィーズ英語版(原題)
Scarfies
No No No Yes アレックス (Alex) 役
2001年 スネークスキン英語版(原題)
Snakeskin
No No No Yes ネルソン (Nelson) 役
2001年 A New Way Home No No No Yes 短編映画、マックス (Max) 役
2002年 John and Pogo Yes No Yes No 短編映画
2003年 トゥー・カーズ、ワン・ナイト英語版(原題)
Two Cars, One Night
Yes No Yes No 短編映画
第77回アカデミー賞短編映画賞ノミネート
2004年 Tama Tu Yes No Yes No 短編映画
2004年 フュータイル・アトラクション英語版(原題)
Futile Attraction
No No No Yes ウェイター役
2005年 What We Do in the Shadows: Interviews with Some Vampires Yes No Yes Yes 短編映画
ヴィアーゴ (Viago) 役
2007年 イーグル VS シャーク英語版[64]
Eagle vs Shark
Yes No Yes Yes ゴードン (Gordon)役
2010年 ボーイ英語版(原題)
Boy
Yes No Yes Yes アラメイン (Alamein) 役
2011年 グリーン・ランタン
Green Lantern
No No No Yes トーマス・カルマク英語版
(Thomas Kalmaku)
2013年 The Captain No No No Yes 短編映画[65]
キャプテン (The Captain) 役
2014年 シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア英語版
What We Do in the Shadows
Yes Yes Yes Yes ヴィアーゴ (Viago) 役
2016年 ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル英語版(原題)
Hunt for the Wilderpeople
Yes Yes Yes Yes 神父役
2016年 チーム・ソー英語版(原題)
Team Thor
Yes Yes Yes No 短編映画[66]
2016年 ドクター・ストレンジ
Doctor Strange
No No No No クレジット無し、削除されたミッド・クレジットシーン[67]
2016年 モアナと伝説の海
Moana
No No No No クレジット無し、初期脚本の執筆[68]
2017年 マイティ・ソー バトルロイヤル
Thor: Ragnarok
Yes No No Yes コーグ英語版[69]
2018年 ザ・ブレイカー・アッパラーズ英語版(原題)
The Breaker Upperers
No Yes No No 製作総指揮[70]
2019年 アベンジャーズ/エンドゲーム
Avengers: Endgame
No No No Yes
ジョジョ・ラビット
Jojo Rabbit
Yes Yes Yes Yes アドルフ・ヒトラー[71][72]
2020年 フリー・ガイ
Free Guy
No No No Yes アントワン役
2021年 ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結
The Suicide Squad
No No No Yes
マイティ・ソー ラブ&サンダー(原題)
Thor: Love and Thunder
Yes No

テレビ番組

作品名 登場話 クレジット
2002年 ザ・ストリップ英語版(原題)
The Strip
13話 モスティン (Mostin) 役
2003年 Revelations – The Initial Journey (en エピソード:"Mended Sole" アリ (Ali) 役
2003年 フリーキー英語版(原題)
Freaky
エピソード:"Fridge, Cleaner & Sister" 清掃員役
2007年 – 2009年 フライト・オブ・ザ・コンコルズ英語版
Flight of the Conchords
4話 監督・脚本
2009年 ザ・ジャッキー・ブラウン・ダイアリーズ英語版(原題)
The Jaquie Brown Diaries
エピソード:"Brownward Spiral" フレンドリーなジプシー役
2010年 Radiradirah (en 8話 複数役
2011年 スーパー・シティ英語版(原題)
Super City
6話 監督
2012年 ジ・インビトウィーナーズ英語版(原題)
The Inbetweeners
5話 監督
2015年 Brown Eye シーズン1 脚本、製作総指揮
2018年 ウェリントン・パラノーマル英語版(原題)
Wellington Paranormal
6話 コー・クリエーター、ヴィアーゴ (Viago) 役[73]
2019年 マンダロリアン
The Mandalorian
シーズン1第8話 監督、声の出演

共演・起用回数の多い人物

俳優 イーグル VS シャーク英語版
(2007年)
ボーイ英語版
(2010年)
シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア英語版
(2014年)
ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル英語版
(2016年)
マイティ・ソー バトルロイヤル
(2017年)
ジョジョ・ラビット
(2019)
備考
ジェマイン・クレメント Yes Yes フライト・オブ・ザ・コンコルズ英語版』、"Radiradirah"、『ウェリントン・パラノーマル英語版』でも共作
レイチェル・ハウス英語版 Yes Yes Yes Yes ハウスは『モアナと伝説の海』で声優を務めているが、ワイティティはこの作品の初期脚本を執筆していた。
ステュ・ラザフォード[注釈 3] Yes Yes Yes Yes 『マイティ・ソー バトルロイヤル』で使用された照明システムを共同開発[74]
コーエン・ホロウェイ[注釈 4] Yes Yes Yes Yes Yes
クレイグ・ホール英語版 Yes Yes
リス・ダービー Yes Yes 『フライト・オブ・ザ・コンコルズ』、"Radiradirah" でも共演
コリ・ゴンザレス=マキューアー[注釈 5] Yes Yes
オスカー・カイトリー英語版 Yes スーパー・シティ英語版』、"Radiradirah" でも共演
マイク・ミノーグ[注釈 6] Yes Yes
サム・ニール Yes Yes
スカーレット・ヨハンソン Yes Yes 『マイティ・ソー バトルロイヤル』では、ヨハンソンが出演する『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』のアーカイブ映像が用いられた。

ミュージック・ビデオ

コマーシャル

ワイティティは多作なコマーシャル監督でもある。ニュージーランド航空の機内安全ビデオ "The Most Epic Safety Video Ever Made" には、ピーター・ジャクソンイライジャ・ウッドが出演し、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの物語を旅する設定で撮影された[注釈 7][75]。この作品はYouTubeで1900万回以上も再生されている[76]。またテスコのCM "Borg" ではスーパーで買い物するコミカルなトール風の人物を登場させているが[77]、ワイティティはその後マーベル・スタジオの『マイティ・ソー バトルロイヤル』を監督している。

評価

批評家の反応

作品名 Rotten Tomatoes
(レビュー件数)
Metacritic
(レビュー件数)
イーグル VS シャーク英語版(2007年) 54%(107件)[78] 55(25件)[79]
ボーイ英語版(原題、2010年) 87%(70件)[80] 70(19件)[81]
シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア英語版(2014年) 96%(163件)[82] 76(33件)[83]
ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル英語版(2016年) 97%(178件)[84] 81(30件)[85]
マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年) 92%(335件)[86] 74(51件)[87]

興行収入

作品名 製作会社 公開日 興行収入 予算 出典
ニュージーランド 北アメリカ 世界総計
『イーグル VS シャーク』 ミラマックス 2007年6月15日 (2007-06-15) $733,972 $221,846 $1,298,037 [88]
『ボーイ』 トランスミッション・フィルムズ英語版 2010年3月25日 (2010-03-25) $6,750,042 $256,211 $8,621,535 [89]
『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』 マッドマン・エンターテインメント
トゥー・カヌーズ[注釈 9]
2014年1月19日 (2014-01-19) $2,001,400 $3,469,224 $6,263,224 160万ドル [90]
『ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル』 マッドマン・エンターテインメント
ピキ・フィルムズ[注釈 10]
2016年1月22日 (2016-01-22) $8,628,197 $5,205,468 $22,698,454 250万ドル [91]
『マイティ・ソー バトルロイヤル』 マーベル・スタジオ 2017年11月3日 (2017-11-03) $5,142,491 $315,058,289 $853,977,126 1.8億ドル [92]

脚注

注釈

  1. ^ 実際の様子はYouTubeのアカデミー賞公式チャンネルで視聴できる。Short Film Winners: 2005 Oscars - Oscars - YouTube
  2. ^ 『ポイ・エ』はパテア・マオリ・クラブ (Patea Māori Club) による1984年のヒット曲[38]。非公式の国歌と呼ばれるほどニュージーランド国民に親しまれており、2016年にはこの曲を追ったドキュメンタリー映画も公開された[39]
  3. ^ 英: Stu Rutherford
  4. ^ 英: Cohen Holloway
  5. ^ 英: Cori Gonzalez-Macuer
  6. ^ 英: Mike Minogue
  7. ^ ジャクソンは『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズならびにホビット3部作の監督で、ニュージーランド出身。またウッドは『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズで主役のホビット、フロド・バギンズ役を演じた。
  8. ^ 英: New Zealand Human Rights Commission
  9. ^ 英: Madman Entertainment Two Canoes
  10. ^ 英: Madman Entertainment Piki Films

出典

  1. ^ Taika Waititi Interview. Campus MovieFest Luminaries. 2 May 2012. YouTubeより2017年5月9日閲覧
  2. ^ Taika Waititi”. New Zealand Listener (23 January 2004). 12 February 2020閲覧。 “"Cohen" is the name on his birth certificate and "Waititi" is his father's surname, but his current choice of surname doesn't signal a shift in identity.”
  3. ^ The Film Programme: Taika Waititi”. BBC Online (2 January 2020). 12 February 2020閲覧。 “"[Cohen] is still my name. It's actually the name on my passport and driver's licence and everything."”
  4. ^ Te Ahi Kaa”. Radio New Zealand (22 May 2011). 13 February 2020閲覧。 “彼の父と私は、タイカが生まれる前に、もし彼がパーケハーの容姿で生まれてきたら、私の父とマオリの祖父にちなんだ名前にしようと決めていた。そして、もしマオリ人として生まれてきたら、それを逆にしようと決めていた。”
  5. ^ Sharf, Zack (15 March 2019). “Taika Waititi: 'My Heart Is Broken' Over New Zealand Mosque Shootings”. https://www.indiewire.com/2019/03/taika-waititi-new-zealand-shooting-mosque-terrorist-attack-1202051331/ 25 January 2020閲覧。 
  6. ^ Buchanan, Kyle (1 November 2019). “Taika Waititi Puts on a Tuxedo”. The New York Times. https://www.nytimes.com/2019/11/01/movies/taika-waititi.html 25 January 2020閲覧。 
  7. ^ Kois, Dan (19 October 2017). “The Superweirdo Behind 'Thor: Ragnarok'”. The New York Times. https://www.nytimes.com/2017/10/19/magazine/the-superweirdo-behind-thor-ragnarok.html 25 January 2020閲覧。 
  8. ^ Taika Waititi's Mom Explains Why She Told Her Son to Make 'Jojo Rabbit'”. Variety (31 January 2020). 23 August 2020閲覧。
  9. ^ Leon, Melissa (21 October 2019). “Taika Waititi Defends His Feel-Good Nazi Satire 'Jojo Rabbit': 'It's Not a History Lesson'”. The Daily Beast. https://www.thedailybeast.com/taiki-waititi-defends-his-feel-good-nazi-satire-jojo-rabbit-its-not-a-history-lesson 23 August 2020閲覧。 
  10. ^ The Last Skeptik (24 December 2018). "S2E10: Taika Waititi". Thanks for Trying Podcast (Podcast). Acast. 該当時間: 42:44–43:04. 2020年8月25日閲覧
  11. ^ Taika Waititi on How Portraying Hitler in 'Jojo Rabbit' Made Him Feel 'Uncomfortable'”. TheWrap (26 December 2019). 23 August 2020閲覧。
  12. ^ Crucchiola, Jordan (3 September 2019). “The Jojo Rabbit Trailer Stars Taika Waititi As a Dancing Hitler”. Vulture. 25 July 2019閲覧。
  13. ^ Applebaum, Stephen (27 December 2019). “Taika Waititi: mum inspired my Nazi comedy”. The Jewish Chronicle. 11 March 2021閲覧。
  14. ^ Brookes, Emily (4 June 2019). “Taika Waititi: My father was a gang member”. https://www.stuff.co.nz/entertainment/film/113204244/taika-waititi-my-father-was-a-gang-member 25 January 2020閲覧。 
  15. ^ Buchanan, Kyle (1 November 2019). “Taika Waititi Puts on a Tuxedo”. The New York Times. https://www.nytimes.com/2019/11/01/movies/taika-waititi.html 25 January 2020閲覧。 
  16. ^ Fisher, Amanda (14 April 2011). “Victoria University honour for Taika Waititi”. http://www.stuff.co.nz/dominion-post/news/4884800/Victoria-University-honour-for-Taika-Waititi 25 January 2020閲覧。 
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外部リンク