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* [[アトランタ・ブレーブス]] (2016)
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* [[デトロイト・タイガース]] (2016)
* [[デトロイト・タイガース]] (2016)
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== 経歴 ==
== 経歴 ==
=== プロ入りとエンゼルス時代 ===
=== プロ入りとエンゼルス時代 ===
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2021年9月11日 (土) 23:55時点における版

エリック・アイバー
Erick Aybar
モンクローバ・スティーラーズ #8
ロサンゼルス・エンゼルス時代
(2011年7月22日)
基本情報
国籍 ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国
出身地 ペラビア州バニ英語版
生年月日 (1984-01-14) 1984年1月14日(40歳)
身長
体重
5' 10" =約177.8 cm
180 lb =約81.6 kg
選手情報
投球・打席 右投両打
ポジション 遊撃手
プロ入り 2002年 アマチュアFA
初出場 2006年5月16日 トロント・ブルージェイズ
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国
WBC 2013年
獲得メダル
男子 野球
ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国
ワールド・ベースボール・クラシック
2013 野球

エリック・ヨハン・アイバーErick Johan Aybar, 1984年1月14日 - )は、ドミニカ共和国ペラビア州バニ英語版出身のプロ野球選手内野手)。右投両打。メキシカンリーグモンクローバ・スティーラーズ所属。

ウィリー・アイバーは兄である。

経歴

プロ入りとエンゼルス時代

2002年アナハイム・エンゼルスへドラフト外で入団。マイナー時代にタイ・バンバークレオ打撃コーチの指導により成長[1]

2006年5月16日のトロント・ブルージェイズ戦でメジャーデビュー。34試合に出場し打率.250。守備では二塁手遊撃手として出場し、遊撃手として39回の守備機会に対して4失策と守備率は9割を下回った。

2007年は開幕からメジャーロースター入りを果たすも2回故障者リスト入りを経験し、79試合の出場に終わった。

2008年は、98試合に出場。

2009年には遊撃手のレギュラーに定着し、ア・リーグ8位となる打率.312を記録してブレイクを果たした。レギュラーに定着した事で、走力を生かした安打が増加し、内野安打35本、バントヒットに至ってはメジャー最多となる18本を記録した[2]。守備でも高い守備力を発揮し、リーグの遊撃手としては最多の102併殺を記録した。ポストシーズン対ヤンキース戦で、ジーターが打った高いバウンドのゴロを素手で取り、素早く送球してアウトにしたり、打撃ではサバシアからセンターにヒットを放つなど活躍した。6月28日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦ではアイバーがセーフティバントを試みた際、相手の投手が一塁へ悪送球し、ボールがライト方向に転がった隙に、アイバーは三塁にヘッドスライディングするが、ライトの野手がまたも三塁に悪送球しアイバーはホームイン。記録上はシングルヒットとエラーであるが、バントしたのが結局ホームランになるという珍事が発生した[3]。日本でも1982年に巨人の篠塚和典が類似の経験をしている。

2010年は、打率が.253まで低下したが、自身初の20超えとなる22盗塁を決めたほか、38本の内野安打と2年連続メジャー最多となる16本のバントヒットを記録した[4]

2011年は、打率を.279まで引き上げ、ホームランでも自身初の二桁となる10本塁打を放った。走力面でのスタッツでは、自身初の30盗塁を決め、バントヒットは14本だった[5]。また、ファーストに守備力の高いトランボ[5]が入った事で、併殺獲得数が再増加して、2年ぶりにア・リーグ1位となる102併殺を取った。シーズン終了後にはゴールドグラブ賞も受賞した。

2012年はシーズン開始後に球団と4年3350万ドルで契約延長。シーズンでは、マイク・トラウトが台頭した事により、リードオフマンの座を失ったが、相変わらずのスピードを発揮[6]。盗塁は減少したとは言え、3年連続20盗塁以上をマーク。メジャー3位の内野安打40本、メジャー1位のバントヒット16本を決めた[6]。バントヒット数でメジャー最多を記録するのは、3度目の事である。また、この年は左投手をよく打った(対左打率.336)。バッティングでは、打率を.290まで上げて2年連続で打率上昇となった。

2013年は開幕前の3月に開催された第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)ドミニカ共和国代表に選出された[7]。レギュラーシーズンでは引き続き遊撃のレギュラーを務めたが、8月に脛を痛めた影響で走力に関する成績(盗塁、内野安打、バントヒット)が軒並み低下した [8]。それでも、3年連続で.270台の打率を維持した。

2014年は、レギュラー獲得後では最多の156試合に出場し、打率.278・7本塁打・68打点・16盗塁という成績を記録。盗塁は2年連続で20に届かなかったが、打点は自己ベストの数値である。遊撃守備では、前年と比較してエラーを15から10に、DRSを - 7から - 3に改善した。オフの日米野球2014のMLB選抜に選出されていたが、11月7日に怪我で辞退となった[9]

2015年は2年連続で156試合に出場し、打率.270・3本塁打・44打点という打撃成績をマーク。また、30二塁打を放って5年連続で30本以上の二塁打を放った。走塁面では15盗塁を決め、2009年から7年連続2ケタ盗塁を継続した。

ブレーブス時代

アトランタ・ブレーブス時代
(2016年2月26日)

2015年11月12日にアンドレルトン・シモンズホセ・ブリセーニョとのトレードで、ショーン・ニューカムクリス・エリス英語版+金銭と共にアトランタ・ブレーブスへ移籍した[10]

2016年は遊撃手のレギュラーで起用され、97試合で打率.242・2本塁打・26打点・3盗塁(5盗塁死)という成績を残した。守備面では、93試合で13失策・守備率.964・DRS - 5という数字を記録した。

タイガース時代

2016年8月16日にマイク・アビレスケイド・シビキーとのトレードで、デトロイト・タイガースへ移籍した[11]。タイガース加入後は三塁手及び遊撃手で起用され、29試合に出場。打率.250・1本塁打・8打点という打撃成績と、三塁手12試合でDRS - 2・遊撃手11試合でDRS0という守備成績を残した。また、6試合で二塁手の守りにも就いた。ブレーブス時代との合算では、126試合に出場して打率.243・3本塁打・34打点・3盗塁という成績で、2008年以来8シーズンぶりに規定打席相当数(リーグは別々である)に届かなかった。遊撃守備は、104試合で13失策・守備率.968・DRS - 5という内容だった。オフの11月3日にFAとなった[12]

パドレス時代

サンディエゴ・パドレス時代
(2017年6月25日)

2017年2月7日にサンディエゴ・パドレスとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[13]。3月28日にメジャー契約を結んで40人枠入りした[14]。この年は108試合に出場して打率.234・7本塁打・22打点・11盗塁の成績を残した。オフの11月2日にFAとなった[15]

メキシカンリーグ時代

2018年2月23日にミネソタ・ツインズとマイナー契約を結んでスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[16]が、3月23日にFAとなった[17]。その後、7月13日にメキシカンリーグモンクローバ・スティーラーズと契約を結んだ[12]

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
2006 LAA 34 40 40 5 10 1 1 0 13 2 1 0 0 0 0 0 0 8 1 .250 .250 .325 .575
2007 79 211 194 18 46 5 1 1 56 19 4 4 3 2 10 0 2 32 8 .237 .279 .289 .568
2008 98 375 346 53 96 18 5 3 133 39 7 2 9 1 14 0 5 45 2 .277 .314 .384 .699
2009 137 556 504 70 157 23 9 5 213 58 14 7 12 5 30 1 5 54 9 .312 .353 .423 .776
2010 138 589 534 69 135 18 4 5 176 29 22 8 11 2 35 1 7 81 7 .253 .306 .330 .636
2011 143 605 556 71 155 33 8 10 234 59 30 6 9 3 31 1 6 68 13 .279 .322 .421 .743
2012 141 554 517 67 150 31 5 8 215 45 20 4 7 2 22 1 5 61 11 .290 .324 .416 .740
2013 138 589 550 68 149 33 5 6 210 54 12 7 8 5 23 1 3 59 14 .271 .301 .382 .683
2014 156 642 589 77 164 30 4 7 223 68 16 9 3 8 36 4 5 62 10 .278 .321 .379 .700
2015 156 638 597 74 161 30 1 3 202 44 15 6 7 5 25 1 4 73 12 .270 .301 .338 .639
2016 ATL 97 368 335 27 81 14 2 2 105 26 3 5 3 4 20 5 6 59 14 .242 .293 .313 .607
DET 29 91 80 7 20 5 0 1 28 8 0 0 0 0 11 1 0 11 1 .250 .341 .350 .691
'16計 126 459 415 34 101 19 2 3 133 34 3 5 3 4 31 6 6 70 15 .243 .303 .320 .623
2017 SD 108 370 333 37 78 15 1 7 116 22 11 4 3 2 28 2 4 57 5 .234 .300 .348 .648
MLB:12年 1454 5627 5175 643 1402 256 46 58 1924 473 155 62 75 39 285 18 52 670 107 .271 .313 .372 .685
  • 2020年度シーズン終了時

年度別投手成績





















































W
H
I
P
2017 SD 2 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 4 1.1 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0.00 0.75
MLB:1年 2 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 4 1.1 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0.00 0.75
  • 2020年度シーズン終了時

年度別守備成績



投手(P) 二塁(2B) 三塁(3B) 遊撃(SS) 左翼(LF) 右翼(RF)








































































2006 LAA - 3 1 3 0 0 1.000 - 19 13 22 4 6 .897 - -
2007 - 43 60 106 4 25 .976 1 0 2 0 0 1.000 20 14 24 3 2 .927 6 5 0 0 0 1.000 2 0 0 0 0 ----
2008 - 2 0 1 0 0 1.000 - 96 140 276 18 63 .959 - -
2009 - - - 136 240 378 11 102 .983 - -
2010 - - - 135 198 344 21 59 .963 - -
2011 - - - 142 240 406 13 102 .980 - -
2012 - - - 139 232 359 15 86 .975 - -
2013 - - - 138 217 328 15 78 .973 - -
2014 - - - 155 194 359 10 75 .982 - -
2015 - - - 154 244 359 17 71 .973 - -
2016 ATL - 1 1 6 0 2 1.000 - 93 109 241 13 46 .964 - -
DET - 6 1 2 0 0 1.000 12 4 9 0 1 1.000 11 17 24 0 5 1.000 - -
'16計 - 7 2 8 0 2 1.000 12 4 9 0 1 1.000 104 126 265 13 51 .968 - -
2017 SD 2 0 0 0 0 ---- - - 99 117 273 9 63 .977 - -
MLB 2 0 0 0 0 ---- 55 63 118 4 27 .978 13 4 11 0 1 1.000 1337 1975 3393 149 758 .973 6 5 0 0 0 1.000 2 0 0 0 0 ----
  • 2020年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高
  • 各年度の太字年ゴールドグラブ賞受賞

表彰

記録

背番号

  • 32(2006年 - 2007年)
  • 2(2008年 - 2015年)
  • 1(2016年 - 同年途中)
  • 15(2016年途中 - 同年終了)
  • 8(2017年 - 同年終了)

代表歴

脚注

  1. ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2008』廣済堂出版、2008年、201頁。ISBN 978-4-331-51300-2 
  2. ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2010』廣済堂出版、2010年、198頁。ISBN 978-4-331-51439-9 
  3. ^ 【トレビアン動画】「これはひどい」バントでランニングホームランを達成”. livdoor news (2009年7月3日). 2016年3月18日閲覧。
  4. ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2011』廣済堂出版、2011年、225頁。ISBN 978-4-331-51518-1 
  5. ^ a b 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2012』廣済堂出版、2011年、211頁。ISBN 978-4-331-51612-6 
  6. ^ a b 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2013』廣済堂出版、2013年、221頁。ISBN 978-4-331-51711-6 
  7. ^ 2013 Tournament Roster” (英語). The official site of World Baseball Classic. 2015年2月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年3月18日閲覧。
  8. ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2014』廣済堂出版、2014年、229頁。ISBN 978-4-331-51809-0 
  9. ^ 日米野球のMLB選手確定!今季16勝のシューメーカーら追加発表
  10. ^ Alden Gonzalez (2015年11月12日). “Baldoquin's path unclear after Simmons trade”. MLB.com. 2015年11月13日閲覧。
  11. ^ Anthony Fenech (2016年8月16日). “Tigers trade Aviles, Scivicque for IF Aybar” (英語). 2016年8月19日閲覧。
  12. ^ a b MLB公式プロフィール参照。2018年9月9日閲覧。
  13. ^ http://www.mlive.com/tigers/index.ssf/2017/02/erick_aybar_padres.html
  14. ^ AJ Cassavell (2017年3月28日). “Aybar wins Padres' shortstop job” (英語). MLB.com. http://m.mlb.com/news/article/221240396/erick-aybar-named-padres-opening-day-ss/ 2017年3月30日閲覧。 
  15. ^ Key free agents for all 30 MLB teams MLB.com (英語) (2017年11月5日) 2017年12月28日閲覧
  16. ^ Jeff Todd (2018年2月24日). “Twins Sign Erick Aybar” (英語). MLB Trade Rumors. 2018年3月21日閲覧。
  17. ^ Erick Aybar: Leaves Twins” (英語). CBS Sports (2018年3月23日). 2018年9月9日閲覧。

関連項目

外部リンク