「21世紀のスキッツォイド・マン」の版間の差分
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2021年9月6日 (月) 10:03時点における版
「21世紀のスキッツォイド・マン」 | ||||||||
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キング・クリムゾンの楽曲 | ||||||||
収録アルバム | 『クリムゾン・キングの宮殿』 | |||||||
英語名 | 21st Century Schizoid Man | |||||||
リリース | 1969年10月12日 | |||||||
録音 | 1969年 | |||||||
ジャンル | ||||||||
時間 | 7分20秒 | |||||||
レーベル | アトランティック・レコード | |||||||
作詞者 | ピート・シンフィールド | |||||||
作曲者 | ||||||||
プロデュース | キング・クリムゾン | |||||||
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「21世紀のスキッツォイド・マン」(にじゅういっせいきのスキッツォイド・マン、英語: 21st Century Schizoid Man)は、キング・クリムゾンのデビューアルバム『クリムゾン・キングの宮殿』に収録されている楽曲で、彼らの代表曲でもある。改題前の邦題は「21世紀の精神異常者」(にじゅういっせいきのせいしんいじょうしゃ)だが、レコード制作基準倫理委員会(レコ倫)基準の変化によって現在の表記に改められた。
概要
ロックとジャズを融合させた曲である。プログレッシヴ・ロック・アーティストだけではなく、様々なアーティストに影響を与えた。1996年には2種類のスタジオ録音バージョンと3種類のライブ・バージョンを組み合わせたミニアルバムも発売され、日本では2001年にトヨタ・ヴェロッサのCMに起用されたのをきっかけに日本盤も発売された。
ピート・シンフィールドによる詞は、ベトナム戦争など当時の不安な世相を背景に、21世紀のディストピア的な未来像を暗示したものであるとされている。ただしその他のピートの詩作とは対照的に、「無垢な人々がナパーム弾の炎でレイプされる」「子供たちは血を流す」「本当に必要としているものは何も手に入らない」などのやや直接的な表現が用いられているのも特徴である。
リズムは4分の4拍子、または8分の6拍子で構成されており、アウトロの部分はフリーテンポとなっている。
デビュー当時(1969年エイドリアン・ブリューが加入した1980年代には一度封印された("The King Crimson Barber Shop"という楽曲でも"(We don't do 21st Century Schizoid Man)/But we're the King Crimson band~"とやや皮肉めかして歌われている)。しかし、1994年 - 1996年 の「ダブル・トリオ」期に再びライヴのレパートリーに加えられた。
)から1974年 頃まではライヴのレパートリーに欠かせない曲だったが、パーソネル
- Greg Lake - Vocals, bass
- Ian McDonald - saxophone
- Robert Fripp - Guitars
- Michael Giles - drums
- Peter Sinfield - lyrics
カバー
この曲をカバーしているバンド・ユニット・歌手
- オジー・オズボーン
- ヴォイヴォド
- エイプリル・ワイン
- エントゥームド
- カニエ・ウェスト
- 自身の楽曲「en:Power (Kanye West song)」にて当楽曲をサンプリング。
- cocobat
- フラワー・トラベリン・バンド
- 「21世紀の狂った男」という邦題で。
- フォビドゥン
- エマーソン・レイク・アンド・パーマー
- 1993年にリリースされたCDボックス・セット「The Return of the Manticore」の特典音源として演奏/収録された。ボーカルとベースがグレッグ・レイクであり、セルフカバーという意味あいが含まれている。また、1974年のカリフォルニア・ジャムと1997年のツアーでの未発表ライブ音源集「Then & Now」のDisc2にレナード・バーンスタイン作曲の「アメリカ」(「ウエスト・サイド物語」内の楽曲)と組み合わせたメドレー形式でカバーされている。
- トルヴェール・クヮルテット
- プレミアータ・フォルネリア・マルコーニ
- アフター・クライング
- カリフォルニア・ギター・トリオ
- 民謡の「ズンドコ節」を織り交ぜたアレンジの「21世紀のズンドコ節(原題Zundoko-Bushi)」。ちなみにこの曲にはキング・クリムゾンのメンバーであるトニー・レヴィン(B)とパット・マステロット(Dr)が参加している。
- 聖飢魔II
- TENSAW
- hide
- 爆風スランプ
- 人間椅子
- 西村雅彦
- 8Bit Project(日本のテクノポップユニット)
- THE ALFEE
- FoZZtone
- 村田陽一
- モルゴーア・クァルテット
また、同曲のカバーとは異なるがPOLYSICSはスピッツのカバーアルバム「一期一会 Sweets for my SPITZ」に於いてスピッツの楽曲「チェリー」を21世紀のスキッツォイド・マン風にアレンジしてカバーしている。
その他
- 東宝配給映画『脳男』において、主題歌として使用されている[1]。
- パロディー的要素としてユニコーンが新甘えん坊将軍の楽曲内で、この曲のパート部分を引用している。
- 2020年5月12日よりサントリー食品インターナショナルのPEPSIブランドの主力商品「ペプシ ジャパンコーラ」のTV-CM「try me!」篇で使用されている[2]。
- 宝塚歌劇団の雪組公演『バロック千一夜』において、間奏部分のフレーズが使われている。
脚注
- ^ “生田斗真主演『脳男』主題歌は43年前のキング・クリムゾン名曲”. ORICON NEWS. 2020年7月9日閲覧。
- ^ “ペプシ史上最高レベルの爽快感(※)を実現!「ペプシ ジャパンコーラ」が“うまさ”に磨きをかけて大刷新!”. suntory. (2020年5月8日) 2020年5月13日閲覧。ペプシ ジャパンコーラ『try me!』篇 30秒 サントリー CM - YouTube