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「2010年のJリーグ ディビジョン2」の版間の差分

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2021年9月6日 (月) 08:53時点における版

Jリーグ ディビジョン2
シーズン 2010
優勝 柏レイソル
昇格 柏レイソル
ヴァンフォーレ甲府
アビスパ福岡
試合数 342
ゴール数 835 (1試合平均2.44)
得点王 ハーフナー・マイク (20)
最大差勝利ホーム試合
柏 6-0 徳島(第13節・5月16日)
甲府 6-0 北九州(第33節・11月7日)
最大差勝利アウェー試合
水戸 0-4 東京V(第9節・4月29日)
岡山 0-4 甲府(第28節・9月26日)
草津 0-4 柏(第38節・12月4日)
最多得点試合
徳島 4-4 北九州(第23節・8月22日)
鳥栖 4-4 横浜FC(第30節・10月17日)
最多連勝記録
6 - 柏(第12節-第17節)
最多連続負け無し記録
19 - 柏(第1節-第20節)[注釈 1]
最多連続勝ち無し記録
33 - 北九州(第30節-第37節)
最多連敗記録
8 - 北九州(第4節-第37節)[注釈 2]
最多観客動員
26,875人 - 札幌 vs 横浜FC(第19節・7月25日)
最少観客動員
1,456人 - 水戸 vs 岡山(第27節・9月23日)
平均観客動員 6,696人
2009
2011

この項目では、2010年シーズンのJリーグ ディビジョン2(J2)について述べる。

2010年シーズンのJ2のクラブ

2010年シーズンのJ2のクラブ数は19。このうちジェフユナイテッド千葉柏レイソル大分トリニータが前シーズンのJ1からの降格クラブである。JFLからはギラヴァンツ北九州ニューウェーブ北九州から改称)が加盟した。北九州の昇格に伴い、チーム数が奇数となった為2年ぶりに各節1クラブに休養節が与えられた。

※前年度成績=特記なきものは2009年J2のもの
チーム名 監督 所在
都道府県
ホームスタジアム 前年成績
コンサドーレ札幌 日本の旗 石崎信弘 北海道 札幌ドーム
札幌厚別公園競技場
J2 6位
水戸ホーリーホック 日本の旗 木山隆之 茨城県 ケーズデンキスタジアム水戸 J2 8位
栃木SC 日本の旗 松田浩 栃木県 栃木県グリーンスタジアム J2 17位
ザスパ草津 日本の旗 副島博志 群馬県 正田醤油スタジアム群馬 J2 10位
ジェフユナイテッド千葉 日本の旗 江尻篤彦 千葉県 フクダ電子アリーナ J1 18位
柏レイソル ブラジルの旗 ネルシーニョ 日立柏サッカー場 J1 16位
東京ヴェルディ 日本の旗 川勝良一 東京都 味の素スタジアム J2 7位
横浜FC 日本の旗 岸野靖之 神奈川県 ニッパツ三ツ沢球技場 J2 16位
ヴァンフォーレ甲府 日本の旗 内田一夫 山梨県 山梨県小瀬スポーツ公園陸上競技場 J2 4位
カターレ富山 日本の旗 楚輪博 富山県 富山県総合運動公園陸上競技場 J2 13位
FC岐阜 日本の旗 倉田安治 岐阜県 岐阜メモリアルセンター長良川競技場 J2 12位
ファジアーノ岡山 日本の旗 影山雅永 岡山県 kankoスタジアム J2 18位
徳島ヴォルティス 日本の旗 美濃部直彦 徳島県 鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム J2 9位
愛媛FC クロアチアの旗 イヴィッツァ・バルバリッチ 愛媛県 ニンジニアスタジアム J2 15位
アビスパ福岡 日本の旗 篠田善之 福岡県 レベルファイブスタジアム J2 11位
ギラヴァンツ北九州 日本の旗 与那城ジョージ 北九州市立本城陸上競技場 jflJFL 4位
サガン鳥栖 日本の旗 松本育夫 佐賀県 ベストアメニティスタジアム J2 5位
ロアッソ熊本 日本の旗 高木琢也 熊本県 熊本県民総合運動公園陸上競技場(KKWING) J2 14位
大分トリニータ 大韓民国の旗 皇甫官 大分県 大分銀行ドーム J1 17位

監督交代

チーム名 前監督 退任日 新監督 就任日
カターレ富山 日本の旗 楚輪博 9月29日[1] 日本の旗 安間貴義 9月29日[1]

レギュレーションの変更点

この年は、J1・JFL同様の「ホーム・アンド・アウェー」2回戦総当たりに変更。各クラブの試合数が前年の51節51試合から38節36試合(クラブ数が奇数であるため、前・後半各1節試合を行わない節が発生する)と15試合減少する。また、ベンチ登録選手が5人から7人に変更。3位チームにも賞金(500万円)が贈られる。

スケジュール

3月6日に開幕し、第17節(6月12・13日)からFIFAワールドカップ開催のため1ヶ月の中断[注釈 3]。第18節(7月17・18・19日)より再開し、第38節(12月4日)まで342試合が行われた。

リーグ概要

2回戦制への移行により試合数が減少。JリーグカップがあるJ1勢よりも少ない年間36試合となった。

2度目のJ2降格となった柏が圧倒的な強さを見せた。ネルシーニョ体制の戦術が浸透し、Jリーグ新記録となる開幕19試合連続無敗(13勝6分)を記録。結局年間を通じて敗れたのはホームでの東京V戦(20節)とアウェーでの大分戦(30節)のみ[2] で、序盤こそ福岡や横浜FCに首位を明け渡したものの、第5節に首位に立ってからは、一度も首位を譲ることはなく、第33節の岐阜戦に勝利して、4試合を残してJ1昇格を決めた。

また、前年のJ2であと1歩のところで昇格を逃した甲府は、得点源となるハーフナー・マイクを中心に第9節で3位に浮上すると、そこから12節まで昇格圏となる3位をキープ。第13節に2位に浮上[3] してからは、そこから1度も落ちることはなく、3試合を残した第34節にJ1昇格を決めた。また、ハーフナーは、20得点を挙げてJ2得点王にもなった[4]

もう一枠は、前年低迷した福岡が、第10節の14位から徐々に盛り返し、第16節で4位、第25節の天王山となった千葉との対決を逆転で破り3位に浮上[3]。そこから千葉を引き離して2試合を残した第36節に昇格を決めた。一方の千葉は開幕から一桁順位をキープしつづけ、第6節から第12節まで(第7節を除く)2位になる[3] もののじわりじわりと失速、福岡との直接対決に敗れて4位に転落した後は、2連敗を一度、3連敗を一度喫するなどし、福岡に追いつくことはできず、第36節の草津戦に敗れて4位以下が確定し、1年でのJ1復帰を逃した。

中位以下では、前半戦は低迷しながらも後半戦に入って猛追した東京V・横浜FCが、それぞれ5位・6位の成績を収めたほか[3]、前年では、17位に低迷していた栃木が10位へ上昇するなどの躍進を見せた[3]

下位では、前年のJ1からJ2降格となった大分が後半戦の失速が響いて15位にとどまったほか、前年中位だった水戸や富山がそれぞれ16位・18位に沈んだ。J2参入1年目の北九州は、開幕から大苦戦し、第18節で最下位に転落した後は1度も脱出できず、リーグ終盤で8連敗を喫するなど年間わずか1勝と33試合連続未勝利となるJリーグワースト記録を更新した。

順位表

チーム 出場権または降格
1 柏レイソル (C) (P) 36 23 11 2 71 24 +47 80 J1 2011へ昇格 1
2 ヴァンフォーレ甲府 (P) 36 19 13 4 71 40 +31 70
3 アビスパ福岡 (P) 36 21 6 9 63 34 +29 69
4 ジェフユナイテッド千葉 36 18 7 11 58 37 +21 61
5 東京ヴェルディ 36 17 7 12 47 34 +13 58
6 横浜FC 36 16 6 14 54 47 +7 54
7 ロアッソ熊本 36 14 12 10 39 43 −4 54
8 徳島ヴォルティス 36 15 6 15 51 47 +4 51
9 サガン鳥栖 36 13 12 11 42 41 +1 51
10 栃木SC 36 14 8 14 46 42 +4 50
11 愛媛FC 36 12 12 12 34 34 0 48
12 ザスパ群馬 36 14 6 16 36 48 −12 48
13 コンサドーレ札幌 36 11 13 12 37 38 −1 46
14 FC岐阜 36 13 6 17 32 45 −13 45
15 大分トリニータ 36 10 11 15 39 49 −10 41
16 水戸ホーリーホック 36 8 14 14 29 45 −16 38
17 ファジアーノ岡山 36 8 8 20 27 51 −24 32
18 カターレ富山 36 8 4 24 39 71 −32 28
19 ギラヴァンツ北九州 36 1 12 23 20 65 −45 15

最終更新はDecember 4, 2010の試合終了時
出典: J.League Division 2
順位の決定基準: 1. 勝点; 2. 得失点差; 3. 得点数.

得点ランキング

順位 選手 所属 得点
得点王 日本の旗 ハーフナー・マイク ヴァンフォーレ甲府 20
T2 ブラジルの旗 リカルド・ロボ 栃木SC 16
日本の旗 津田知宏 徳島ヴォルティス
4 日本の旗 永里源気 アビスパ福岡 15
5 ブラジルの旗 パウリーニョ ヴァンフォーレ甲府 14
T6 ブラジルの旗 レアンドロ・ドミンゲス 柏レイソル 13
日本の旗 豊田陽平 サガン鳥栖
8 日本の旗 大黒将志 横浜FC[注釈 4] 12
T9 ブラジルの旗 ネット ジェフユナイテッド千葉 10
日本の旗 林陵平 柏レイソル
日本の旗 工藤壮人
日本の旗 平本一樹 東京ヴェルディ
日本の旗 大久保哲哉 アビスパ福岡

2010年12月4日
出典: J. League Data

観客動員

チーム 合計 最多 最小 平均 推移
1 ヴァンフォーレ甲府 223,309 16,431 10,316 12,406 0.12180124785243+12.1%
2 ジェフユナイテッド千葉 210,394 18,031 8,381 11,689 -0.79355057705363−20.6%
3 コンサドーレ札幌 193,280 26,875 5,429 10,738 0.052023121387283+5.2%
4 大分トリニータ 188,340 14,518 4,594 10,463 -0.56777729542001−43.2%
5 アビスパ福岡 158,777 14,713 5,012 8,821 0.13628751771222+13.6%
6 柏レイソル 145,766 10,768 6,844 8,098 -0.68989606406543−31.0%
7 ファジアーノ岡山 128,900 11,290 4,025 7,161 0.16212268743914+16.2%
8 ロアッソ熊本 124,317 16,098 2,803 6,907 0.15001665001665+15.0%
9 サガン鳥栖 119,392 12,301 3,658 6,633 0.11685468934164+11.6%
10 横浜FC 104,230 10,809 3,553 5,791 0.63818953323904+63.8%
11 東京ヴェルディ 100,297 25,110 2,512 5,639 0.012024407753051+1.2%
12 徳島ヴォルティス 83,057 11,115 2,117 4,614 0.13282592683526+13.2%
13 カターレ富山 80,327 10,726 2,542 4,463 0.19331550802139+19.3%
14 ザスパ群馬 79,638 9,382 2,232 4,424 0.021709006928406+2.1%
15 愛媛FC 78,945 10,630 2,787 4,386 0.18733080671359+18.7%
16 ギラヴァンツ北九州 75,393 7,470 2,389 4,189 0.22880610149604+22.8%
17 栃木SC 74,821 6,933 1,913 4,157 -0.88334041648959−11.6%
18 水戸ホーリーホック 64,949 10,181 1,456 3,608 0.34979423868313+34.9%
19 FC岐阜 55,950 5,133 2,006 3,108 -0.72245467224547−27.7%
リーグ合計 2,290,082 26,875 1,456 6,696 +5.8%

最終更新:2010年12月4日
出典: Jリーグデータ・入場者数 - Jリーグ公式サイト内
註記:
昨シーズンはJ1でプレー。
昨シーズンはJFLでプレー。

脚注

注記

  1. ^ 第9節は試合なし
  2. ^ 第19節は試合なし
  3. ^ J2に中断期間が設けられるのは、2002 FIFAワールドカップがあった2002年シーズン以来となる。
  4. ^ 第16節を最後にFC東京へ移籍した[5]

出典

  1. ^ a b http://www.jsgoal.jp/official/toyama/00107640.html
  2. ^ 日程・結果(2010年J2・柏全試合)”. J.League Data Site. 2017年1月7日閲覧。
  3. ^ a b c d e 2010Jリーグ ディビジョン1 順位推移グラフ【第38節】”. J.League Data Site. 2017年1月7日閲覧。
  4. ^ 2010Jリーグ ディビジョン1 得点順位表【第38節】”. J.League Data Site. 2017年1月7日閲覧。
  5. ^ "FW大黒将志選手期限付き移籍期間終了について". J's GOALアーカイブ (Press release). 横浜FC. 22 June 2010. 2020年2月28日閲覧