「Viber」の版間の差分
m Bot作業依頼: Apple関連記事の改名に伴うリンク修正依頼 (iOS (Apple)) - log |
m Bot作業依頼: Apple関連記事の改名に伴うリンク修正依頼(2) (iOS (Apple)) - log |
||
12行目: | 12行目: | ||
| 最新評価版発表日 = |
| 最新評価版発表日 = |
||
| プログラミング言語 = |
| プログラミング言語 = |
||
| 対応OS = [[ |
| 対応OS = [[iOS (Apple)|iOS]]<br>[[Android (オペレーティングシステム)|Android]]<br>[[Windows Phone 7]]<br>[[BlackBerry]]<br>{{仮リンク|Series 40|en|Series_40}}<br>[[Symbian OS|Symbian]]<br>[[bada]]<br>[[Microsoft Windows|Windows]]<br>[[Mac OS X Lion|Mac OS X v10.7]]以降<br />[[Linux]] |
||
| エンジン = |
| エンジン = |
||
| 対応プラットフォーム = |
| 対応プラットフォーム = |
||
22行目: | 22行目: | ||
| 公式サイト = {{url|https://www.viber.com/}} |
| 公式サイト = {{url|https://www.viber.com/}} |
||
}} |
}} |
||
'''Viber'''(バイバー<ref>[http://www.sophia-it.com/content/Viber Viberとは] - IT用語辞典バイナリ ([[Weblio]]辞書)</ref><ref>[[産経新聞]]などは「ヴァイバー」と表記する場合もある[http://www.sankeibiz.jp/business/news/140214/bsj1402141710005-n1.htm]。</ref>)は、バイバーメディア(Viber Media)が開発した[[スマートフォン]]([[ |
'''Viber'''(バイバー<ref>[http://www.sophia-it.com/content/Viber Viberとは] - IT用語辞典バイナリ ([[Weblio]]辞書)</ref><ref>[[産経新聞]]などは「ヴァイバー」と表記する場合もある[http://www.sankeibiz.jp/business/news/140214/bsj1402141710005-n1.htm]。</ref>)は、バイバーメディア(Viber Media)が開発した[[スマートフォン]]([[iOS (Apple)|iOS]]、[[Android (オペレーティングシステム)|Android]]、[[Windows Phone 7]]、[[BlackBerry]]など)及び[[パソコン]]([[Microsoft Windows|Windows]]、[[macOS]]、[[Linux]]など)向けの[[インターネット電話]]([[VoIP]])[[アプリケーション]]である<ref>[[App Store]]における 「カテゴリ」 では“[[ソーシャル・ネットワーキング・サービス|ソーシャルネットワーキング]]”となっている。</ref>。現在は、バイバーメディアは[[楽天]]の子会社となっており、'''Rakuten Viber'''の名称でサービスを展開している。 |
||
== 概要 == |
== 概要 == |
2021年5月23日 (日) 04:07時点における版
開発元 | Viber Media Inc. |
---|---|
初版 | 2010年10月2日 |
最新版 |
14.3.2
/ 2020年12月6日 |
対応OS |
iOS Android Windows Phone 7 BlackBerry Series 40 Symbian bada Windows Mac OS X v10.7以降 Linux |
対応言語 | 日本語、英語、その他 |
種別 | インターネット電話 |
ライセンス | プロプライエタリ |
公式サイト |
www |
Viber(バイバー[1][2])は、バイバーメディア(Viber Media)が開発したスマートフォン(iOS、Android、Windows Phone 7、BlackBerryなど)及びパソコン(Windows、macOS、Linuxなど)向けのインターネット電話(VoIP)アプリケーションである[3]。現在は、バイバーメディアは楽天の子会社となっており、Rakuten Viberの名称でサービスを展開している。
概要
iOSやAndroidなどでインターネット電話やテキストメッセージサービス(ショートメッセージサービス)を無料で利用でき、2010年12月2日にiPhone(iOS)用アプリ[4]、2011年7月20日にAndroid用アプリ[5]、2012年5月8日にWindows Phone 7版とBlackBerry版[6]、2012年9月11日にSeries 40とSymbian版及びbada版[7]、2013年5月7日にPC (Windows) とOS Xに対応したデスクトップ版[8]がそれぞれリリースされている。また、バージョン5.6.1よりApple Watchでのメッセージ受信・返信に対応したViber for Apple Watchが含まれるようになった[9]。
キャッチフレーズは"Connect. Freely."や"Free calls, text and picture sharing with anyone, anywhere!"、イメージキャラクターは紫のヘアカラーの女の子「バイオレット[10]」など。
利用状況
2017年8月にはユニークユーザー数は9億2000万人と発表している[11]。 また、2014年2月には月間利用ユーザー数は1億人で、ヨーロッパのユーザーを中心に、中東・アジア・中南米などに広く展開していると報じられる[12]。同年11月の発表によると、国別でインドのユーザー数が最大で3300万人、アメリカ合衆国の3000万人、ロシアの2800万人が続く[13]。
ジャストシステムが2014年2月13日に発表した「モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査」では、スマホユーザーの無料通話アプリ利用率で、Viberの利用率は3.4%であり、LINEの61.5%やSkypeの19.3%に比べ、大きな差が開いている[14]。2020年時点では、総ダウンロード数は約11億人ではあるが利用率が上昇せず、月間利用ユーザー数は2億6000万人となっており、Lineはアクティブユーザー数が86%、月間利用ユーザー数約2億300万人となっている(Statista調査)[15]。
バイバー・メディア
タルモン・マルコがイゴール・マガジニックと共に創業[16]。2012年時点の最高経営責任者をマルコ、テクニカルディレクターをマガジニックが務めていた[17]。イスラエルの会社[18]とされるが、本社はキプロス、開発拠点はベラルーシにある[16]。2014年2月14日、楽天が約9億ドルで買収すると発表[19]、楽天の子会社となった。
機能
インターネット電話
パケット通信を利用して3G回線やWiFiネットワークなどで利用できるインターネット電話(VoIP)で、パケット定額制といったサービスに加入していれば通話料金を課されることなく無制限に音声通話が可能である(注意点についてはパケ死を参照)。
電話番号がそのままユーザーIDとなるため、アカウントの登録やログインをすることなくViberユーザー同士で通話・メッセージ送受信が可能で、先行してリリースされていたSkypeより優れている[20]と評された。また、アプリを起動(常駐)していない状態からでもサーバーからのプッシュ通知を受けてアプリ起動させて通話開始が可能であり、競合サービスよりもバッテリーの消費を抑制できる効果も有している。
バージョン4.1からは、App StoreやGoogle Playを介してのアプリ内課金にてプリペイドすることで通話料金に充てる仕組み[21]の、固定電話と携帯電話向け有料通話機能「Viber Out」が追加された[22]。なお、換算の際はセントで行われることから日々の為替レートが影響し増減が生じるものの、円にして1分あたりの料金は固定電話通話が約2円、携帯電話通話が約15円でスタートしたことで、安価な通話アプリと評された[21][23]。楽天によるViber買収が発表された2014年2月14日からは、Viber Outによる固定電話への無料通話と携帯電話への1分あたり約10円とする日本市場向けの期間限定プロモーションが行われている[24]。
バージョン4.2からはブロックリスト(迷惑な電話番号や連絡先からの遮断)に対応した。
バージョン5.0からスマートフォン版からもビデオ通話ができるようになった。
メッセージング
Viberにおけるテキストチャットは「メッセージ」、使用するスタンプ・絵文字は「ステッカー」と呼称している。バージョン4.0より導入された「ステッカー・マーケット」を通じて、有料・無料のステッカーをダウンロードできる。また、同バージョンでは音声メッセージング機能「プッシュ・ツー・トーク」にも対応。ワンタップで、短い音声メッセージの送受信が可能である[19]。
デスクトップ版
2013年にリリースされたデスクトップ版では、連絡先・メッセージ・通話履歴の同期、モバイル・デスクトップ間で通話の継続(転送)などモバイル版とのシームレスな連携が可能で、デスクトップ版同士のテレビ電話機能など、今後より一層Skypeと競合し得ると予想されている[8]。
その他
楽天会員ID・楽天スーパーポイントとの連携が可能である[25]。
個人情報の取り扱い
端末(電話帳)に登録されている連絡先の名前や電話番号などをViberのサーバへ自動的に送信する仕様であり、かつ当初は暗号化をせずに送信[26]していたため個人情報の取り扱いという点で懸念されていた[27][28]が、バイバー・メディアは「売ったり貸したり第三者に提供はしない[29][30]」と表明している。
一方、Viber買収を発表した楽天代表取締役会長兼社長の三木谷浩史は、電話番号をViberのユーザーIDとしている点が買収のひとつのポイントだとしており、ViberユーザーのID(=携帯電話番号)を楽天会員IDに結びつけることで、Viberを楽天の流通チャネルに位置付けたいとしている[31]。
脚注
- ^ Viberとは - IT用語辞典バイナリ (Weblio辞書)
- ^ 産経新聞などは「ヴァイバー」と表記する場合もある[1]。
- ^ App Storeにおける 「カテゴリ」 では“ソーシャルネットワーキング”となっている。
- ^ iPhone同士で無料通話できるアプリ『Viber』が凄い! これを使えば通話料節約 - ガジェット通信
- ^ 無料通話アプリ『Viber』のAndroid版がついに正式リリース iPhoneユーザーとも通話やメッセージ送受信が可能に - ガジェット通信
- ^ “ブラックベリーおよびウィンドウズフォン7向けのViberが利用可能に”. ビジネスワイヤ (2012年5月8日). 2012年6月16日閲覧。
- ^ “Viberユーザーが1億人を突破し、何億人ものユーザーがいる新しいプラットフォームに照準”. ビジネスワイヤ (2012年9月11日). 2012年9月14日閲覧。
- ^ a b “英ViberがWindows/Macデスクトップ版公開~ユーザー数は2億人超”. INTERNET Watch (2013年5月8日). 2013年5月9日閲覧。
- ^ Apple ウォッチとの互換性 - Viber公式サイトFAQ
- ^ 「Meet Violet.」 viberapp(YouTube公式アカウント)、2013年11月19日
- ^ “楽天が17年2Qの決算発表――メッセアプリ「Viber」はショッピングプラットフォームに”. TechCrunch Japan (2017年8月7日). 2017年9月21日閲覧。
- ^ “楽天のバイバー買収 “ネット企業”の楽天が海外にこだわるワケ”. THE PAGE(ワードリーフ) (2014年2月18日). 2014年2月18日閲覧。
- ^ “[通信]無料メッセージングのViber、国別ユーザー数の世界トップはインド”. (2014年11月27日) 2014年11月29日閲覧。
- ^ “楽天が買収した「Viber」の利用率は3.4%。LINEの6割超に遠く及ばず”. iPhone Mania (2014年2月15日). 2020年2月3日閲覧。
- ^ Kohga, Ken (2020年1月14日). “世界のメッセージングアプリ事情 ~WhatsAppやメッセンジャー、WeChat、LINEの歴史と勢力図から今後の展望まで~ | Mobilus SupportTech Lab - モビルス サポートテックラボ”. mobilus.co.jp. 2021年1月15日閲覧。
- ^ a b スカイプ脅かす無料通話アプリ「バイバー」 - 日経ビジネスオンライン2012年9月25日
- ^ Viber Technical Director: "We Don't Listen to Calls, it's Technically Impossible" - part 1 - Belarus Hi Tech Park(2012年8月22日)
- ^ 3G/Wi-Fi経由でiOSユーザーと無料通話を可能にする「Viber for Android」 - マイナビニュース2011年7月21日
- ^ a b 「楽天、Viberを買収、日本では固定電話への通話を無料化するキャンペーンも」 - INTERNET Watch 2014年2月14日(インプレス)
- ^ Viberはスグレモノ―SkypeをしのぐiPhone向けVoIPアプリ登場 - TechCrunch Japan
- ^ a b 「050 plus」よりも通話料が安い!? 無料通話アプリ「Viber Out」とは - マイナビニュース 2013年12月30日(マイナビ)
- ^ 「バイバー、2億人以上のユーザーがあらゆる電話番号に低料金で電話できるよう「Viber Out」を全世界で提供 Business Wire」 Business Wire、2013年12月11日
- ^ 「音質がいいと評判の『Viber』から、Viber Out登場!どこにでも電話できるようになった♪」- iPhone女史 2013年12月13日(マッシュメディア)
- ^ 終了日時については未定と回答している。日本語版公式ウェブサイト 「よくあるご質問」、2014年9月22日閲覧。
- ^ “楽天グループのViber社、無料通話・メッセージアプリ「Viber」の最新版をリリース”. (2014年9月12日) 2014年10月2日閲覧。
- ^ Viber 2.1遂に連絡先平文送信を変更 - Linux/CGP作業メモ
- ^ 無料電話アプリ「Viber」はSkypeを超えているかもしれない…が - モバイル・トゥデイ
- ^ Viberが送信する情報のメモ - ガジェット通信
- ^ Viber 5つの誓い - Linux/CGP作業メモ
- ^ スマホ同士で無料通話できるアプリ「Viber」に待望のAndroid版が登場しそう。その信頼性をViber社に直撃インタビューしてみた - モバイル・トゥデイ
- ^ Viber買収の先にあるのは、世界のスマホ電話番号が楽天会員ID化する世界? -INTERNET Watch 2014年2月18日(インプレス)
関連項目
外部リンク
- ホーム | Viber(Viber公式サイト)
- Viber(バイバー):楽天グループの無料通話&メッセージアプリ(Viber日本語公式サイト)
- Viber - App Store
- Viber - Google Play