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『Ken Segall著「Think Simple」([[NHK出版]])を読みました。[[ |
『Ken Segall著「Think Simple」([[NHK出版]])を読みました。[[Apple]]や[[スティーブ・ジョブズ]]と長年一緒に仕事をした外部のクリエイティブ・ディレクターがジョブズのスタイルの特徴を10のキーワードでまとめたものですが、これを読んでいると、あまたの日本の大企業が駄目になっていく理由がクリアに説明されているようで非常に面白かったです。(中略) |
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その理由を一言で言うと、我々は何事も、物事を複雑にしていく傾向があり、企業も大きくなるにしたがって、シンプルさをどんどん失っていってしまうということです。一方で、ジョブズのスタイルはあくまでもシンプルさを追求することに一切妥協しなかった、ということをさまざまな具体事例を盛り込んで余すことなく説明しています。(中略) |
その理由を一言で言うと、我々は何事も、物事を複雑にしていく傾向があり、企業も大きくなるにしたがって、シンプルさをどんどん失っていってしまうということです。一方で、ジョブズのスタイルはあくまでもシンプルさを追求することに一切妥協しなかった、ということをさまざまな具体事例を盛り込んで余すことなく説明しています。(中略) |
2021年5月20日 (木) 12:14時点における版
つじの こういちろう 辻野 晃一郎 | |
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2009年、パシフィコ横浜で開催された 開発者向けイベントにて | |
生誕 |
1957年7月10日(67歳) 日本 福岡県北九州市 |
出身校 |
慶應義塾大学工学部卒業 カリフォルニア工科大学大学院電気工学科修了 |
辻野 晃一郎(つじの こういちろう、1957年7月10日 - )は日本の技術者、実業家。Google日本法人 元代表取締役社長。学位は工学士および工学修士。1984年に慶應義塾大学大学院工学研究科を修了し、ソニーに入社する。1988年にカリフォルニア工科大学大学院電気工学科を修了。エレクトロニクス関連事業の責任者やカンパニープレジデントを歴任した後、2006年3月にソニーを退社。翌年、グーグルに入社し、2009年1月からグーグル日本法人代表取締役社長を務める。2010年4月にグーグルを退社し、アレックス(株)を創業。現在、同社代表取締役社長兼CEOを務める。 また、2012年4月より早稲田大学商学学術院客員教授。
経歴
略歴
- 1957年7月10日 - 福岡県北九州市生まれ
- 1982年3月 - 慶應義塾大学工学部卒業
- 1984年3月 - 慶應義塾大学大学院工学研究科修了[1]
- 1984年4月 - ソニー株式会社入社
- 1988年6月 - カリフォルニア工科大学大学院電気工学科修了
- 1997年9月 - ソニー VAIOデスクトップコンピューター部 統括部長
- 2001年4月 - ソニー ネットワークターミナルソリューションズカンパニー プレジデント
- 2003年4月 - ソニー ホームストレージカンパニー プレジデント
- 2004年11月 ソニー コネクトカンパニー コ・プレジデント
- 2006年3月 - ソニー株式会社退社
- 2007年4月 - Google入社
- 2009年1月 - Google日本法人代表取締役社長
- 2010年4月 - Google退社
- 2010年10月 -アレックス株式会社を設立。同社代表取締役社長兼CEO
- 2011年6月 - 「ALEXCIOUS(アレクシャス)」オープン
- 2012年9月 - 「COUNTDOWN(カウントダウン)」オープン
主張
辻野氏は、自身のブログ[外部リンク]の中で、勝つためのセオリーはシンプルなものだと述べている。
『Ken Segall著「Think Simple」(NHK出版)を読みました。Appleやスティーブ・ジョブズと長年一緒に仕事をした外部のクリエイティブ・ディレクターがジョブズのスタイルの特徴を10のキーワードでまとめたものですが、これを読んでいると、あまたの日本の大企業が駄目になっていく理由がクリアに説明されているようで非常に面白かったです。(中略)
その理由を一言で言うと、我々は何事も、物事を複雑にしていく傾向があり、企業も大きくなるにしたがって、シンプルさをどんどん失っていってしまうということです。一方で、ジョブズのスタイルはあくまでもシンプルさを追求することに一切妥協しなかった、ということをさまざまな具体事例を盛り込んで余すことなく説明しています。(中略)
勝つためのセオリーなど、本来は実にシンプルなものだと思います。そのシンプルなセオリーを厳格に徹底して実行できるかどうか、ということにすべてがかかっているのです。今決めねばならないことを明日に伸ばす、すぐに返事をしなければならない案件を放置する、会議に余計な人を混ぜる、はっきり言えばいいことを婉曲的に言う、最初から一つだけ作ればいいものをバックアップも含めて複数作る、などなど、こういう行為が物事をどんどん複雑にしていってしまって、気が付いたら時間やお金や大事な経営資源をどんどん無駄にしていってしまうのです。シンプルさの追求とは当たり前のセオリーでありながら決して皆が出来ることではないのです。』(2012年7月1日日曜日)
また、「googleが掲げる10の事実」[外部リンク]について、グーグルでは「Wisdom of Crowds」が機能しており、トップの権力者がどう言おうが、良からぬことには現場の1人ひとりの倫理観や正義感が歯止めをかける体質があったと述べている。
著書
- グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた(2010年11月 新潮社) ISBN 978-4103288213
- グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた(2013年3月 新潮文庫) ISBN 978-4101384610
- 成功体験はいらない(2014年6月 PHPビジネス新書) ISBN 978-4569809137
- リーダーになる勇気(2016年1月 日本実業出版社) ISBN 978-4534053404
- 「出る杭」は伸ばせ!なぜ日本からグーグルは生まれないのか?(2016年12月 文藝春秋) ISBN 978-4163905754
- 日本再興のカギを握る「ソニーのDNA」(2018年4月 講談社) ISBN 978-4062915236