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[[清水トンネル]]を挟む石打 - 水上は全国に先駆けて開業時から電化されており、前後の非電化区間との接点として石打機関区が構内に置かれ、[[水上駅]]と共に機関車の付け替えが行われており、[[蒸気機関車]]用の[[転車台]]も設置されていた。上越線の全線電化化後も、石打 - 水上間の連続急勾配区間(清水越え)に備えて[[国鉄EF16形電気機関車|EF16形]]などの[[補助機関車|補機]]が配置されていた。また、スキー客輸送用として特急「[[とき (列車)|とき]]」が[[停車 (鉄道)#臨時停車・特別停車|臨時停車]]したほか、特急「新雪」を初めとする多くの臨時列車の終着駅となるなど、[[旅客輸送]]でも拠点駅の1つであり、かつては[[駅弁]]の販売もあった。
[[清水トンネル]]を挟む石打 - 水上は全国に先駆けて開業時から電化されており、前後の非電化区間との接点として石打機関区が構内に置かれ、[[水上駅]]と共に機関車の付け替えが行われており、[[蒸気機関車]]用の[[転車台]]も設置されていた。上越線の全線電化化後も、石打 - 水上間の連続急勾配区間(清水越え)に備えて[[国鉄EF16形電気機関車|EF16形]]などの[[補助機関車|補機]]が配置されていた。また、スキー客輸送用として特急「[[とき (列車)|とき]]」が[[停車 (鉄道)#臨時停車・特別停車|臨時停車]]したほか、特急「新雪」を初めとする多くの臨時列車の終着駅となるなど、[[旅客輸送]]でも拠点駅の1つであり、かつては[[駅弁]]の販売もあった。


しかし[[国鉄EF64形電気機関車#1000番台|EF64形1000番台]]の投入により当該区間の補機は不要となり、石打機関区への機関車の常駐は廃止され、その後は側線も長らく荒れた状態となり(上越新幹線開業により余剰となった[[国鉄181系電車|181系電車]]が[[休車|留置]]されていたこともある)、北越急行の開業まではこの状態が続いた。北越急行の開業後は、当駅の側線に、[[普通列車]]車両が夜間留置される。2015年の3月14日のダイヤ改正前までは[[特別急行列車|特急]]「[[はくたか (列車)|はくたか]]」の車両が夜間留置されていた。
しかし[[国鉄EF64形電気機関車#1000番台|EF64形1000番台]]の投入により当該区間の補機は不要となり、石打機関区への機関車の常駐は廃止され、その後は側線も長らく荒れた状態となり(上越新幹線開業により余剰となった[[国鉄181系電車|181系電車]]が[[休車|留置]]されていたこともある)、北越急行の開業まではこの状態が続いた。北越急行の開業後は、当駅の側線に、[[普通列車]]車両が夜間留置される。2015年の3月14日のダイヤ改正前までは[[特別急行列車|特急]]「[[はくたか]]」の車両が夜間留置されていた。


[[旅客列車]]においても、上越新幹線の[[上野駅]]開業後は[[在来線]][[優等列車]]が大部分廃止になり、スキー客も[[越後湯沢駅]]に移るか[[自家用自動車|自家用車]]利用が中心となり、拠点駅としての機能は失われた。「[[水上 (列車)|谷川]]」(当時)の延長運転による臨時乗り入れも近年はなく、ただ[[関東地区]]の[[特別急行券#B特急料金で利用可能な区間|B特急料金の適用区間]]が当駅までとなっていることに名残が見られる。
[[旅客列車]]においても、上越新幹線の[[上野駅]]開業後は[[在来線]][[優等列車]]が大部分廃止になり、スキー客も[[越後湯沢駅]]に移るか[[自家用自動車|自家用車]]利用が中心となり、拠点駅としての機能は失われた。「[[水上 (列車)|谷川]]」(当時)の延長運転による臨時乗り入れも近年はなく、ただ[[関東地区]]の[[特別急行券#B特急料金で利用可能な区間|B特急料金の適用区間]]が当駅までとなっていることに名残が見られる。

2021年4月20日 (火) 10:59時点における版

石打駅
駅舎(2005年10月)
いしうち
Ishiuchi
越後湯沢 (6.4 km)
(4.0 km) 大沢
地図
所在地 新潟県南魚沼市上野1
北緯36度59分21.98秒 東経138度48分15.57秒 / 北緯36.9894389度 東経138.8043250度 / 36.9894389; 138.8043250 (石打駅)座標: 北緯36度59分21.98秒 東経138度48分15.57秒 / 北緯36.9894389度 東経138.8043250度 / 36.9894389; 138.8043250 (石打駅)
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 上越線
キロ程 100.6 km(高崎起点)
電報略号 ウチ
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
107人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1925年大正14年)11月1日
備考 無人駅
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石打駅(いしうちえき)は、新潟県南魚沼市上野にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)上越線

概要

当駅は南魚沼市南部の石打地区にあり、かつてはスキー多客時(繁忙期)に優等列車が停車していた。

冬の駅舎(2006年1月)

清水トンネルを挟む石打 - 水上は全国に先駆けて開業時から電化されており、前後の非電化区間との接点として石打機関区が構内に置かれ、水上駅と共に機関車の付け替えが行われており、蒸気機関車用の転車台も設置されていた。上越線の全線電化化後も、石打 - 水上間の連続急勾配区間(清水越え)に備えてEF16形などの補機が配置されていた。また、スキー客輸送用として特急「とき」が臨時停車したほか、特急「新雪」を初めとする多くの臨時列車の終着駅となるなど、旅客輸送でも拠点駅の1つであり、かつては駅弁の販売もあった。

しかしEF64形1000番台の投入により当該区間の補機は不要となり、石打機関区への機関車の常駐は廃止され、その後は側線も長らく荒れた状態となり(上越新幹線開業により余剰となった181系電車留置されていたこともある)、北越急行の開業まではこの状態が続いた。北越急行の開業後は、当駅の側線に、普通列車車両が夜間留置される。2015年の3月14日のダイヤ改正前までは特急はくたか」の車両が夜間留置されていた。

旅客列車においても、上越新幹線の上野駅開業後は在来線優等列車が大部分廃止になり、スキー客も越後湯沢駅に移るか自家用車利用が中心となり、拠点駅としての機能は失われた。「谷川」(当時)の延長運転による臨時乗り入れも近年はなく、ただ関東地区B特急料金の適用区間が当駅までとなっていることに名残が見られる。

2016年まで運行されていた当駅を始終着とする優等列車は、季に運転される臨時快速「シーハイル上越」1往復のみ。

乗り入れ路線

上越線が乗り入れている。上越線には北越急行ほくほく線の列車が乗り入れているが、こちらは全列車が当駅を通過するため利用できない。

歴史

駅構造

丘陵地の東斜面に位置し、島式ホーム1面2線を有する地上駅越後湯沢駅管理の無人駅である。2019年までは業務委託駅で、みどりの窓口もあった。

現駅舎の完成時より単式ホーム1面1線の1番線が存在し、スキー列車発着用として使用されていたが、2000年以降は線路架線が撤去されている。

1968年昭和43年)に建築された駅舎は鉄筋コンクリート造り2階建てで、一階部分に駅機能がある。駅舎の2階とホームは同じ高さになり、駅舎に接して置かれた単式ホーム(1番線)に、この2階から橋が伸びているが、駅職員の専用通路となっている。

長岡発の最終電車は当駅止まりで夜間滞泊が設定されている。

のりば

番線 路線 方向 行先
2 上越線 上り 越後湯沢水上方面
3 下り 長岡新潟方面

(出典:JR東日本:駅構内図

※1番線は欠番

利用状況

JR東日本によると、2019年度(令和元年度)の1日平均乗車人員は107人である[利用客数 1]

近年の推移は以下のとおりである。

乗車人員推移
年度 1日平均
乗車人員
出典
2000年(平成12年) 191 [利用客数 2]
2001年(平成13年) 202 [利用客数 3]
2002年(平成14年) 193 [利用客数 4]
2003年(平成15年) 181 [利用客数 5]
2004年(平成16年) 150 [利用客数 6]
2005年(平成17年) 149 [利用客数 7]
2006年(平成18年) 149 [利用客数 8]
2007年(平成19年) 160 [利用客数 9]
2008年(平成20年) 154 [利用客数 10]
2009年(平成21年) 165 [利用客数 11]
2010年(平成22年) 157 [利用客数 12]
2011年(平成23年) 148 [利用客数 13]
2012年(平成24年) 144 [利用客数 14]
2013年(平成25年) 144 [利用客数 15]
2014年(平成26年) 129 [利用客数 16]
2015年(平成27年) 135 [利用客数 17]
2016年(平成28年) 135 [利用客数 18]
2017年(平成29年) 122 [利用客数 19]
2018年(平成30年) 121 [利用客数 20]
2019年(令和元年) 107 [利用客数 1]

駅周辺

駅前には、上越線の建設に尽力した岡村貢の銅像が建てられている。石打の街はこの駅よりかなり低い場所にあって、駅前から伸びる坂をしばらく下ることとなる。周囲にはスキー場が多数あり、上越新幹線開業前後までは多くのスキー客がこの駅を利用したが、現在では越後湯沢駅がアクセス機能を担っている。

  • 石打花岡スキー場 - 当駅より西に徒歩10分。
  • 石打丸山スキー場 - 「観光口」「中央口」までは当駅より南西に徒歩15分。「中央口」「ハツカ石口」へは隣の越後湯沢駅から無料シャトルバスの発着がある[2]
  • JAしおざわ 石打支所
  • 塩沢信用組合 石打支店
  • 丸山温泉 - 当駅より南西に徒歩10分
  • 上野鉱泉 - 当駅より西に徒歩30分

バス路線

当駅周辺を含むバス路線図

越後交通グループの南越後観光バスが運行する路線バス、および南魚沼市のコミュニティバス「市民バス」が当駅周辺を経由する。

  • MY 湯沢=塩沢=六日町 線[3]
    国道17号沿いの「石打駅角」(MY11)が最寄りバス停となる。
  • YS <急行> 湯沢=清津峡=津南=森宮野原駅 線[3]
    国道353号沿いの「石打郵便局前」(YS06)が最寄りバス停となる。
  • <市民バス> 石打・竹俣コース
    駅前の道沿いの「大丸屋隣」が最寄りバス停となる[4]

隣の駅

東日本旅客鉄道(JR東日本)
上越線
越後湯沢駅 - 石打駅 - 大沢駅
  • 北越急行ほくほく線の列車は全て当駅を通過する。

脚注

記事本文

  1. ^ 駅の情報(石打駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月15日閲覧。
  2. ^ アクセス - 石打丸山スキー場.2018年11月10日閲覧。
  3. ^ a b 湯沢・六日町地区 - 南越後観光バス.2018年11月10日閲覧。
  4. ^ 市民バス 石打・竹俣コース - 南魚沼市.2018年11月10日閲覧。

利用状況

  1. ^ a b 各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月12日閲覧。
  2. ^ 各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月12日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月12日閲覧。
  4. ^ 各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月12日閲覧。
  5. ^ 各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月12日閲覧。
  6. ^ 各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月12日閲覧。
  7. ^ 各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月12日閲覧。
  8. ^ 各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月12日閲覧。
  9. ^ 各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月12日閲覧。
  10. ^ 各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月12日閲覧。
  11. ^ 各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月12日閲覧。
  12. ^ 各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月12日閲覧。
  13. ^ 各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月12日閲覧。
  14. ^ 各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月12日閲覧。
  15. ^ 各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月12日閲覧。
  16. ^ 各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月12日閲覧。
  17. ^ 各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月12日閲覧。
  18. ^ 各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月12日閲覧。
  19. ^ 各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月12日閲覧。
  20. ^ 各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月16日閲覧。

関連項目

外部リンク