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土樽駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
土樽駅
駅舎(2021年7月)
つちたる
Tsuchitaru
*土合 (10.8 km)
(7.3 km) 越後中里
地図
所在地 新潟県南魚沼郡湯沢町大字土樽
北緯36度52分29.64秒 東経138度51分44.20秒 / 北緯36.8749000度 東経138.8622778度 / 36.8749000; 138.8622778 (土樽駅)座標: 北緯36度52分29.64秒 東経138度51分44.20秒 / 北緯36.8749000度 東経138.8622778度 / 36.8749000; 138.8622778 (土樽駅)
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 上越線
キロ程 80.1 km(高崎起点)
電報略号 タル
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1933年昭和8年)12月8日[1]
備考 無人駅
* この間に高崎支社新潟支社境界有(当駅から越後中里寄りは新潟支社管内)
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土樽駅(つちたるえき)は、新潟県南魚沼郡湯沢町大字土樽にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)上越線である。

東京側から望むと、清水トンネルを出てすぐの位置にある。また、上越線は当駅(正確には上り線の清水トンネル高崎側出口付近)から宮内駅信越本線と接続)までが新潟支社管轄である。

歴史

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かつて上越線建設工事が行われた際は、この付近の難所(清水トンネル、松川ループ線)に備え、土樽駅がある近くまで湯沢から延長約16kmの軽便鉄道線が敷設されていた。

年表

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1935年1月の例では、下りだけでも4本の定期列車が臨時停車していた他、3本の臨時スキー列車が停車していた[2]

駅構造

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相対式ホーム2面2線を有する地上駅駅舎は上り線側にあり、両ホームは跨線橋で連絡している。越後湯沢駅管理の無人駅

以前は、相対式ホーム(副本線)及び通過線(本線)を有する2面4線構造であったが、2008年(平成20年)6月3日から26日までホームの改築が行われた際に副本線が廃止となり、本線上にホームが設置された構造となった。工事期間中は全列車が通過し、越後中里駅 - 当駅間でバスタクシーによる代行輸送が行われた。

のりば

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番線 路線 方向 行先
1 上越線 上り 水上高崎方面
2 下り 越後湯沢長岡方面

(出典:JR東日本:駅構内図

駅周辺

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毛渡沢橋梁

土樽の名前を冠するが、旧土樽村中心部は越後中里駅付近に当たり、駅周辺に人家は無い。付近にある東京発電水力発電所・土樽発電所(7,000キロワット[6])は1974年(昭和49年)に無人化されている[7]。上り線ホーム横を関越自動車道が通っており、当駅東に土樽パーキングエリアが設けられているが、ウォークインゲートが無いため外部からのアクセスはできない。

また、当駅付近を流れる毛渡沢は渓流釣りや川遊びスポットとして知られ、上越線毛渡沢橋梁2017年度に土木遺産に選定されている[8]

なお当駅周辺は群馬県境に位置しているが、群馬県方面への道は蓬峠谷川岳を越える登山道のみで、自動車の通行可能な道路は存在しない。一度湯沢市街地まで迂回し国道17号を経由する必要があり、並走している関越自動車道に関しても湯沢市街地まで行き、湯沢インターチェンジに乗る必要がある。そのため、当駅から土合駅等への鉄道以外でのアクセスは非常に困難である。

以前あった施設

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登山口

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バス路線

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越後交通グループの南越後観光バスが運行する路線バスが、当駅近くと越後湯沢駅方面を結んでいる。バスで群馬県方面へ直接行くことは出来ない。

  • YT 湯沢 = 湯沢学園 = 中里 = 土樽線[9]
    当駅から湯沢方面に1 km程離れた「土樽」(YT24)バス停が最寄りとなる。2018年12月時点では当駅から徒歩数分の所に「蓬橋」(YT25)バス停があり、平日2往復のみ乗入れていた[10]が、2019年3月限りで廃止されている。

隣の駅

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東日本旅客鉄道(JR東日本)
上越線
土合駅 - 土樽駅 - 越後中里駅

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、452頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 「スキー列車増発」『東京朝日新聞』昭和10年1月11日2面
  3. ^ 奥利根増水、温泉旅館の流失相次ぐ『東京朝日新聞』昭和10年9月26日夕刊(『昭和ニュース事典第5巻 昭和10年-昭和11年』本編p212 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
  4. ^ 「長岡など11駅ホーム扛上」『交通新聞』交通協力会、1960年2月10日、1面。
  5. ^ 「通報 ●福知山線石生駅ほか147駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報号外』日本国有鉄道総裁室文書課、1985年3月12日、15-16面。
  6. ^ 水力発電所データベース 土樽」より 2015年10月20日閲覧。
  7. ^ 『東京発電(旧・姫川電力)社史』145ページ。
  8. ^ JR上越線清水トンネル関連施設群 - 土木学会関東支部.2019年6月24日閲覧。
  9. ^ 南越後観光バス 六日町・湯沢地区 - 2019年6月24日閲覧。
  10. ^ 南越後観光バス 六日町・湯沢地区 - 2018年12月27日時点でのアーカイブ

参考文献

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  • 社史編集委員会編集『東京発電(旧・姫川電力)社史』東京発電、1986年11月27日。

関連項目

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外部リンク

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当駅周辺の地図

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