「愛と宿命の泉」の版間の差分
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2021年4月15日 (木) 23:27時点における版
『愛と宿命の泉』(あいとしゅくめいのいずみ)は、1986年制作のフランス映画。マルセル・パニョル原作の小説L'Eau des collinesの映画化。クロード・ベリ監督。2部構成。
PART1『フロレット家のジャン』
愛と宿命の泉 PART1/フロレット家のジャン | |
---|---|
Jean de Florette | |
監督 | クロード・ベリ |
脚本 |
クロード・ベリ ジェラール・ブラッシュ |
原作 | マルセル・パニョル |
製作 |
ピエール・グルンステイン アラン・ポワレ |
出演者 |
イヴ・モンタン ダニエル・オートゥイユ ジェラール・ドパルデュー |
音楽 |
ジャン=クロード・プティ (テーマ曲:ジュゼッペ・ヴェルディ「運命の力」) |
撮影 | ブリュノ・ニュイッテン |
編集 |
ノエル・ボワッソン エルヴェ・ド・リューズ アルレット・ラングマン |
製作会社 | A2フィルム=DD・プロ=RAIフィルム=TSR |
配給 |
AMLF 松竹富士 |
公開 |
1986年8月27日 1988年4月23日 |
上映時間 | 122分 |
製作国 |
フランス イタリア スイス |
言語 | フランス語 |
製作費 |
110,000,000₣ (2作計)[1] |
『愛と宿命の泉 PART1/フロレット家のジャン』(原題:Jean de Florette)
あらすじ
1920年代の南仏プロヴァンスのある小さな村。軍を除隊して帰郷したウゴランは、“パペ”と呼ばれ地元の権力者である叔父のセザールと協力してカーネーションの栽培を始めようとしていた。それには広大な土地と豊富な水が必要だったが、彼らはその両方を兼ね備えた土地をフロレット家が所有していることを知り、譲ってもらおうと交渉するが失敗に終わる。
そして、その土地を相続したフロレット家の息子ジャンが妻子と共に引っ越してくる。ジャン一家は農業を始めるのだが、セザールとウゴランは彼らを追い出すために、密かに土地の中にある豊富な水のある泉をセメントの蓋で覆って隠してしまい、さらに村人たちにジャンはフロレット家とは関係のない人間であるという偽りをふれ回って、ジャンを孤立させる。
そうした事情を知らないジャンは懸命に働き、1年目こそ豊作となったが、翌年は雨が降らず、苛酷な干魃に襲われた。ジャンは何とかして土地に井戸を掘ろうと、ダイナマイトで硬い岩盤を爆破しようとしたが、爆発の際に飛んできた岩盤の破片が当たって命を落としてしまう。
ジャンの葬儀の後、悲しみに沈む彼の娘マノンは偶然、セザールとウゴランが隠してあった泉のセメントの蓋を取って喜び合っているのを目撃するのだった。
キャスト
- セザール・スベラン“パペ”:イヴ・モンタン
- ウゴラン:ダニエル・オートゥイユ
- ジャン:ジェラール・ドパルデュー
- エメ:エリザベート・ドパルデュー
- マノン:エルネスティーヌ・マズローナ
PART2『泉のマノン』
愛と宿命の泉 PART2/泉のマノン | |
---|---|
Manon des Sources | |
監督 | クロード・ベリ |
脚本 |
クロード・ベリ ジェラール・ブラッシュ |
原作 | マルセル・パニョル |
製作 |
ピエール・グルンステイン アラン・ポワレ |
出演者 |
エマニュエル・ベアール ダニエル・オートゥイユ イヴ・モンタン イポリット・ジラルド |
音楽 | ジャン=クロード・プティ |
撮影 | ブリュノ・ニュイッテン |
編集 | エルヴェ・ド・リューズ |
製作会社 | A2フィルム=DD・プロ=RAIフィルム=TSR |
配給 |
AMLF 松竹富士 |
公開 |
1986年11月19日 1988年4月23日 |
上映時間 | 122分 |
製作国 |
フランス イタリア スイス |
言語 | フランス語 |
製作費 |
110,000,000₣ (2作計)[1] |
『愛と宿命の泉 PART2/泉のマノン』(原題:Manon des Sources)
あらすじ
前作からから10年後。セザールとウゴランはフロレット家の土地をまんまと手に入れ、カーネーション栽培を成功させ、豊かに暮らしていた。
そんなある日、彼は森の中で水浴びをしている美しい羊飼いの娘に一目惚れする。それは、かつて自分たちが策謀で虐げた挙げ句に死に追いやったジャンの娘マノンが成長した姿であった。ウゴランはマノンを我がものにしようとするが、彼女は学校の教師をしているベルナールと恋仲になっていた。ウゴランはマノンとベルナールの仲を嫉妬するようになる。
ある日、いつものように羊を追っていたマノンは、村人たちがジャンの泉にまつわる話の真相を話しているのを聞いてしまい、父がセザールとウゴランに騙されていたことを知り、ショックを受け、復讐を決意する。
マノンは村の水源である泉を塞ぎ、村の水を止めてしまう。たちまち村は水不足に陥り、人々は困り果てる。そんな中、10年前の事実を知る村人の1人が全てを村人たちの前で告白、ついにセザールとウゴランの過去の悪事が白日のもとに晒される。
2人は村人たちから非難を受け、ウゴランは自殺した。父の復讐を果たしたマノンはベルナールと晴れて結婚した。その同じ日、セザールはかつてのフロレットの親友から、ジャンが自分の実の息子であることを聞くのだった。それからまもなく、セザールは自分の財産を孫娘であるマノンに託す遺言を遺して、その生涯を閉じた。
キャスト
- マノン:エマニュエル・ベアール
- ウゴラン:ダニエル・オートゥイユ
- セザール・スベラン“パペ”:イヴ・モンタン
- ベルナール:イポリット・ジラルド
- デルフィーヌ:イヴォンヌ・ガミー
- エリアシン:ディディエ・パン
受賞
- 第12回セザール賞
- 最優秀男優賞(ダニエル・オートゥイユ)[2]
- 最優秀女優賞(エマニュエル・ベアール)[2]
- 第41回英国アカデミー賞
- 第59回ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞外国語映画賞[7]
- 第25回カンザスシティ映画批評家協会賞 外国語映画賞(1987年)[8]
脚注
- ^ a b "Secrets de tournage de Manon des Sources". Allociné (フランス語). 2017年8月25日閲覧。.
- ^ a b Jean de Florette - Académie des César
- ^ 1988 Film Film - BAFTA Awards
- ^ 1988 Film Actor in a Supporting Role - BAFTA Awards
- ^ 1988 Film Cinematography - BAFTA Awards
- ^ 1988 Film Adapted Screenplay - BAFTA Awards
- ^ National Board of Review of Motion Pictures 1987 Awards
- ^ KCFCC Award Winners – 1980-89 - Kansas City Film Critics Circle