「NHK上方漫才コンテスト」の版間の差分
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* 第50回(2020年) - 千原兄弟<ref>当初は[[松井玲奈]]も司会者の予定であったが、新型コロナウイルス感染症に伴い開催が延期となり、千原兄弟のみが司会を務めることになった。</ref> |
2021年1月7日 (木) 05:41時点における版
NHK上方漫才コンテスト | |
---|---|
受賞対象 | お笑い芸人 |
開催日 | 毎年2月最終、ないしは3月の第1・2金曜日 |
会場 | NHK大阪ホール[1] |
国 | 日本 |
主催 | NHK大阪放送局(NHK) |
司会 | 司会者の項を参照 |
報酬 | 優勝トロフィー、賞金50万円 |
初回 | 1971年 |
最新回 | 2020年 |
最新受賞者 | ネイビーズアフロ |
NHK上方漫才コンテスト(エヌエイチケイかみがたまんざいコンテスト)は、NHK大阪放送局主催で毎年春に開催される若手上方漫才家のための演芸コンクール。1971年に設立。現在は年度によるが、2月最終金曜日[2]、または3月の第1・2金曜日のいずれか(概ねNHKのど自慢チャンピオン大会の前日)にNHK大阪ホールで生放送している。
若手漫才家のコンクールには「M-1グランプリ(THE MANZAI)(吉本興業主催、前者は朝日放送テレビ、後者はフジテレビジョンが共催)」や「MBS漫才アワード」(毎日放送主催)、「ABCお笑い新人グランプリ」→「ABCお笑いグランプリ」(朝日放送テレビ主催)、そして「NHK新人演芸大賞」などが挙げられるが、この大会は特に上方の若手漫才家にとってはステータスといえるものであり、最優秀賞をとった漫才師としてはこれまでにも太平サブロー・シロー、トミーズ、ますだおかだ、フットボールアワー、笑い飯などで、最優秀賞を逃した漫才師の中にも、ダウンタウン、ハイヒール、チュートリアル、麒麟などがいる。
出場資格は、結成10年未満のプロの芸人である事。
審査
2009年の第39回までは、一般的なコンクールと同様に出場コンビがそれぞれ漫才ネタを1本ずつ披露し、全部の演目終了後に審査員の厳正な審査のうえ、最優秀賞(初期は優秀話術賞)1組、優秀賞2組(当初は優秀努力賞と優秀敢闘賞をそれぞれ1組ずつ)を決定していた。大会名は「上方漫才コンテスト」となっているがジャンルは制限されておらず、コントや漫談なども参加できるフリースタイルな大会である。2017年度の優勝(最優秀賞)に選ばれたゆりやんレトリィバァもピン芸人だった[3]。
2010年の第40回からはそれまでの方式を見直し、以下の方式となった。
- 全応募コンビの中からまず予選大会を行い、その中で上位6組(第48回は8組)が決勝大会に進出する。
- 出場6組は本番前に組み合わせ抽選会を行って、3組ずつ(第48回は4組ずつ)2つのブロックに分けて1次審査を行い、その1次審査を勝ち上がった各ブロック1組ずつ(2組)の対戦による決勝審査を行うトーナメント方式。
- ネタの披露時間は1次審査は4分/組、決勝審査は8分/組(第48回は4分/組)。近年の演芸コンテストにおいてはショートネタが多くなったことから、より出場者の実力を試すという点で決勝審査では寄席などで行う時間に近い長時間のネタを披露できるようになった。
- 演目終了後、審査員の投票(2010年から2013年は7人、2014年以降は6人)により、最多得票を得たコンビの勝ち抜けとなる。第44回以降は、審査員に加えて、前述の審査員1枠削減の代わりとして、各ブロックおよび決勝審査終了後に行われたデータ放送による視聴者の投票で最も多く得票数を集めたコンビに視聴者票として1票が加わった。
- 実質的に優勝者が「最優秀賞」、準優勝者が「優秀賞」で、優秀賞相当の入賞が1枠減である。優勝者(最優秀賞受賞者)にはトロフィーと賞金50万円が贈られる[4]。
- 第40回から第43回までの優勝(最優秀賞)コンビは、近畿2府4県で撮影された「関西、たっぷり(NHK関西のキャッチフレーズ)」のアイキャッチ(関西地区限定)にも出演していた。
受賞者
この節については、脚注の「ノミネート」などで、出典、その査読体制など不明確な部分があります。--2012年10月26日 (金) 02:31 (UTC) |
司会者
- 第31回(2001年) - 白鳥哲也アナウンサー、大桃美代子
- 第35回(2005年) - 伊藤雄彦アナウンサー、塚原愛アナウンサー
- 第36回(2006年) - RENA、小寺康雄アナウンサー
- 第37回(2007年) - U.K.、田代杏子アナウンサー
- 第38回(2008年) - U.K.、堀あかり
- 第39回(2009年) - 三倉茉奈・佳奈
- 第40回(2010年) - 陣内智則、大沢あかね
- 第41回(2011年) - 陣内智則、安田美沙子
- 第42回(2012年) - 陣内智則、岡本玲
- 第43回(2013年) - 陣内智則、吉木りさ
- 第44回(2014年) - 千原兄弟、荒木美和アナウンサー
- 第45回(2015年) - 千原兄弟、柳ゆり菜
- 第46回(2016年) - 千原兄弟、吉岡里帆
- 第47回(2017年) - 千原兄弟、朝比奈彩
- 第48回(2018年) - 千原兄弟、髙橋ひかる
- 第49回(2019年) - 千原兄弟、田中真琴
- 第50回(2020年) - 千原兄弟[51]
放送される時期
近畿地方では基本的には2月最終金曜日、または3月の第1か第2金曜(概ね「NHKのど自慢チャンピオン大会」の前日に開催されることが多い)19時30分から20時45分(2007年 - 2012年は「かんさい特集」の時間枠相当)に公開生放送され、その他の地方では4月中旬ごろにミッドナイトチャンネルの枠で再放送される。
関連番組
- 若者たちはいま「泣き笑い漫才コンテスト」(NHK総合テレビ/1975年7月29日放送)
- 東西若手漫才競演(NHK総合テレビ)
- NHK総合テレビにて1970年代~1980年代にかけて本牧亭にてNHK主催の「NHK漫才コンクール」、NHK大阪放送局主催の「NHK上方漫才コンテスト」の優秀成績者が一堂に会する演芸番組。漫才ブーム前夜の1978年度(1978年3月21日放送)にはツービートと島田紳助・松本竜介が初めて共演した[52]。
脚注
- ^ 第48回はNHK大阪放送局 T-2スタジオで開催。
- ^ 2016年の第46回は東日本大震災5周年、及びリオデジャネイロオリンピック女子サッカーアジア最終予選中継の都合により2月最終金曜(2月26日)に開催。2017年も、金曜日20時台が全国放送の定時番組『歴史秘話ヒストリア』を基本的に編成(最終週は地域別に差し替える場合、または左記番組のアンコールを放送する)しているため、その都合上2月最終金曜の2月25日開催予定。
- ^ “ゆりやんレトリィバァ『NHK上方漫才コンテスト』優勝 女性ピン芸人初の快挙”. ORICON NEWS (2017年2月24日). 2017年2月25日閲覧。
- ^ ORICON STYLE (2013年3月2日). “ウーマンラッシュアワー、東京進出に弾み『NHK上方漫才コンテスト』優勝”. 2013年3月14日閲覧。
- ^ ノミネート:コメディNo.1、若井小づえ・みどり、レツゴー三匹、横山たかし・ひろし、その他は不明。
- ^ ノミネート:中田カウス・ボタン、船仁のるか・喜和そるか、浮世亭三吾・十吾、海原はるか・かなた、その他は不明。
- ^ ノミネート:はな寛太・いま寛大、横山たかし・ひろし、海原千里・万里、海原はるか・かなた、北京一・京二、若井けいじ・えいじ、その他は不明。
- ^ ノミネート:チグハグコンビ、森啓二・喜多洋司、ザ・ぼんち、海原はるか・かなた、大木こだま・ひかり、酒井くにお・とおる、青芝幸之助・福之助、ガッツジョージ・アーボー、浮世亭ケンケン・てるてる(棄権)。
- ^ ノミネート:大木こだま・ひかり、ヤングにっぽんず、島田紳助・松本竜介、松みのる・杉ゆたか、青芝金太・紋太、太平サブロー・シロー。
- ^ ノミネート:中田伸江・伸児、中田ブラック・ホワイト、青芝金太・紋太、古都からん・ころん、海原さおり・しおり、青芝一世・八世、松みのる・杉ゆたか、団トリオ。
- ^ ノミネート:古都からん・ころん、宮川大助・花子、前田一球・写楽、松みのる・杉ゆたか、海原さおり・しおり、じゃんけんぽん、前田犬千代・竹千代、春やすこ・けいこ、立川センタ・ライン。
- ^ ノミネート:ミヤ蝶美・蝶子、大阪笑ルーム、大空テント・幸つくる、ミヤ鈴丸・花丸、うきうき・どきどき、その他は不明。
- ^ ノミネート:じゃんけんぽん、中田新作・優作、やすえ・やすよ、トミーズ、銀次・政二、まさと・ひとし、歌メリ・マリ、北乃笑斗・南乃勝斗。
- ^ ノミネート:トミーズ、ダウンタウン、ザ・バッテリー、まるむし商店、ハイヒール、その他は不明。
- ^ ノミネート:ちゃらんぽらん、ハイヒール、西田タカミ・キヨミ、まるむし商店、中田八作・草井毛平、ざっと31、ひろみ・ゆか、岡けん太・ゆう太。
- ^ ノミネート:非常階段、まるむし商店、立山センター・オーバー、ピンナップ、ブレイク、ザ・ポテト、和光亭幸助・福助、ソフィア。
- ^ ノミネート:どんきほ〜て、岡けん太・ゆう太、ポテトフライ、ピンクダック、和光亭幸助・福助、やっちゃん&ゆうちゃん、ソフィア、小川あたる・たまる。
- ^ ノミネート:オールディーズ、ビッグブラザーズ、和光亭幸助・福助、キャラメルランド、ベジタブル、ミモ・ファルス、やっちゃん&なお君、ライム・ライト。
- ^ ノミネート:ミモ・ファルス、中田はじめ・圭祐、シンデレラエキスプレス、大前銀平・なつ紀、高山・河本、パールピアス、130R、リットン調査団。
- ^ ノミネート:ティーアップ、平川タロージロー、ベイブルース、ぴのっきを、未来世紀01・02、トゥナイト、メキシコ台風、BANG BANG。
- ^ ノミネート:犬丸兄弟、未来世紀01・02、ぴのっきを、オミーズ、サムソンズ、新撰組、中田尚希・祐士、BANG BANG。
- ^ ノミネート:大阪キッズ、ラッキースター、ダックスープ、オミーズ、その他は不明。
- ^ ノミネート:水玉れっぷう隊、矢野・兵動、オミーズ、ダックスープ、ちゃいまんねんず、テイクオフ、ブラッシュ、-4℃。
- ^ ノミネート:ますだおかだ、トクトミトコナミ、横山まさみ・松島ひでお、WINNER'S(特別賞を受賞する)、AZAS、海原やすよ・ともこ、お笑い番長、ブラッシュ、電車道、まりみわ。
- ^ ノミネート:電車道、海原やすよ・ともこ、I少年D、楠野太田、SNOB、ちゃいまんねんず、ブラッシュ、技ありーず 。
- ^ ノミネート:シンクタンク、あさり・かつお、幹てつや、いつお・かずお、こん松・せんべい、シンドバット、T/D、-4℃、やぶからぼー、技ありーず。
- ^ ノミネート:ハリガネロック、Over Drive、2丁拳銃、騎兵隊、SNOB、T/D、技ありーず 。
- ^ ノミネート:アメリカザリガニ、ビリジアン、ストリーク、カチコチキューピー、デモしかし、南の風(風力3)、シンドバット、満。
- ^ ノミネート:スクラッチ、オーケイ、ライセンス、市川塾、やおじゃが、ルート33、カチコチキューピー、りあるキッズ。
- ^ ノミネート:キングコング、レギュラー、りあるキッズ、青空、ダブルコセガレ、ランディーズ、騎兵隊、ハイパント。
- ^ ノミネート:ランディーズ、フットボールアワー、ビッキーズ、オジンオズボーン、シャンプーハット、$10、君と僕、ストリーク。
- ^ ノミネート:フットボールアワー、オジンオズボーン、ビッキーズ、チュートリアル、ババリア、ロザン、チョップリン、りあるキッズ。
- ^ ノミネート:ビッキーズ、チュートリアル、友近、オーケイ、チョップリン、NON STYLE、$10、ジャンクション。
- ^ ノミネート:笑い飯、麒麟、ザ・プラン9、天津、NON STYLE、レギュラー、$10、安田大サーカス、ロザン。
- ^ ノミネート:レギュラー、千鳥、つばさ・きよし、イシバシハザマ、天津、なすなかにし、南海キャンディーズ、NON STYLE。
- ^ ノミネート:チョップリン、アジアン、なすなかにし、ダイアン、天津、とろサーモン、NON STYLE、プラスマイナス。
- ^ ノミネート:アジアン、スマイル、千鳥、天津、トライアングル、藤崎マーケット、プラスマイナス、ボールボーイ。
- ^ ノミネート:アジアン、女と男、スマイル、つるせんねん、天津、とろサーモン、のろし、モンスターエンジン。
- ^ ノミネート:ダイアン、さらば青春の光、span!、銀シャリ、スーパーマラドーナ、スマイル、ギャロップ。
- ^ 本選出場者:銀シャリ、ウーマンラッシュアワー、span!、ソーセージ、ダイアン、モンスターエンジン。
- ^ 本選出場者:かまいたち、スーパーマラドーナ、ソーセージ、GAG少年楽団、さらば青春の光、トット。
- ^ 本選出場者:ウーマンラッシュアワー、藤崎マーケット、かまいたち、学天即、天竺鼠、span!。
- ^ 本選出場者:ウーマンラッシュアワー、インディアンス、学天即、モンスターエンジン、和牛、タナからイケダ。
- ^ 本選出場者:インディアンス、藤崎マーケット、タナからイケダ、プリマ旦那、ビーフケーキ、和牛。
- ^ 本選出場者:インディアンス、タナからイケダ、プリマ旦那、ゆりやんレトリィバァ、バンビーノ、アキナ。
- ^ 本選出場者:プリマ旦那、ミキ、バンビーノ、トット、アインシュタイン、ゆりやんレトリィバァ。
- ^ 本選出場者:祇園、インディアンス、プリマ旦那、ZAZY、ゆりやんレトリィバァ、アインシュタイン。
- ^ 本選出場者:アインシュタイン、インディアンス、コマンダンテ、霜降り明星、なにわスワンキーズ、ヒガシ逢ウサカ、ラニーノーズ、ロングコートダディ。
- ^ 本選進出者:からし蓮根、さや香、たくろう、ラニーノーズ、ジュリエッタ、ネイビーズアフロ、丸亀じゃんご。
- ^ 本選進出者:からし蓮根、プードル、きんめ鯛、パーティーパーティー、隣人、ニッポンの社長、ネイビーズアフロ、たくろう。
- ^ 当初は松井玲奈も司会者の予定であったが、新型コロナウイルス感染症に伴い開催が延期となり、千原兄弟のみが司会を務めることになった。
- ^ 2008年6月23日放送『クイズ!紳助くん』(朝日放送)での島田紳助の発言に、ビートたけし著『浅草キッド』、206頁の記述を補足。